先週の金曜日は大荒れの相場となりました。これだけ動くのは数年に1回あるかないかの動きでしょう。これをチャンスと思いトレードをして大勝した人もいれば、ストップを置かずに放置していて大損した人もいると思います。こういう相場ではスキャルピングがいいのでしょうか。トレードの難しさを考えさせられた先週末でした。
23日イギリスの投票日から現在の動きまでを中心に解説した動画を作りました。ほぼポンド絡みになります。
ポンド円
ポンド円の1時間足です。
投票開始のときには一度ポンドが売られました。しかしEU残留が多いという見方なのか一度はポンドが買われました。
そして24日ですが、離脱派が優勢となり、ストップを巻き込んでの大暴落です。2,687pipsというリーマン級の動きといっていいと思います。こんなポンドの動きは今後ないかもしれません。それだけすごい動きです。ビッグサプライズです。
協調介入を警戒してか、はたまた再度投票をやり直しか、ということで上昇はしました。この上昇も1084pipsあとあります。
月曜日早朝は下の窓開けから始まり、現在は最安値更新をするかしないかまで下がっている状況です。
いずれにせよ現時点ではEU離脱は決まったことであり、今後もポンド売りが続くのではないかと思っています。
ポンドドル
ポンドドルの月足です。
1.35を突破しました。こうなるとチャートレスです。このあとどこまでポンドドルが落ちるのかに注目していきたいです。
ドル円
ドル円の1時間足です。
一度100円も割りました。この100円割りもインパクトがありました。そして介入警戒感が漂っています。個人的には介入はないものと思っていますが、こればかりは分かりません。黒田さんがこの為替の動きからどう発言するのか早く知りたいです。
ダウ先物
日足です。
ダウの下落も大きなものとなりました。注目していた17,000を割り込んできました。ここから買われて上昇するのか、さらに下落していくのかに注目したいです。たとえ上昇してもそんなに大きな上昇はせず、上では売られるはずです。下落の場合はリスクオフのトレンドとなり続く可能性も否定できません。
ユーロポンド
最後にユーロポンドのチャートも見ておきます。月足になります。
ポンドの下落に注目してきましたが、EUにとっても大打撃のはず。というこはユーロ売りでもあります。
どちらが売り圧力が強いのかは、チャートをみるかぎり売りが強いとなりました。
今週の記事をまとめると・・・
今後はイギリスの動向に注目され、それによって大きく動く相場となっていきそうです。突然の大きな動きには注意したいです。
次回の動画記事は7月5日の3時頃になります。最後まで見てくださり、ありがとうございました。
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解説を担当しているのはFXトレード歴8年のスタッフ、Masaです。
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