2018年8月31日に楽天株式会社が楽天カード株式会社を通じて、みんなのビットコイン株式会社の全株式(5,100株)を取得したと発表しました。契約締結日は2018年8月31日、株式譲渡実行予定日は2018年10月1日。
2017年から2018年にかけて、GMOインターネットグループのGMOコインや、DMMグループのDMM Bitcoin、SBIホールディングスのSBIバーチャル・カレンシーズなど国内の大手業者が仮想通貨交換業に参入する中、楽天グループも新たな動きを見せています。
今後、国内の仮想通貨交換業界はさらに盛り上がっていくものと予想されます。楽天グループの参入により、仮想通貨に関心を寄せられる方や、利用者もますます増えていくでしょう。
楽天グループの仮想通貨交換業の動向については、新たな情報が入り次第当サイトでもお伝えしていきます。
楽天グループがみんなのビットコインを買収した理由
今回の買収により楽天グループはみんなのビットコインの全株式である5,100株を取得しました。
楽天グループでは70以上ものサービスを展開しており、ユーザーの回遊性を高めるための「楽天エコシステム(経済圏)」というものを独自に形成しています。そして2016年には英国・ベルファストに「楽天ブロックチェーン・ラボ」を設けてブロックチェーン技術の研究を実施。
仮想通貨での決済機能の発展を視野に入れており、その一環として仮想通貨交換業への参入を決定したと発表しています。
楽天証券と楽天銀行ではFXサービスを提供しており、FXユーザーから仮想通貨の運用機会を期待されていたことも背景にある模様。
楽天独自のサービスの仮想通貨による利便性が結びつけられれば、さらなる可能性が広がりますね。仮想通貨が国内でもより認められるようになることにも期待です。
みんなのビットコインについて
みんなのビットコインは2017年3月にサービスを開始。トレイダーズインベストメントの子会社で、トレイダーズ証券はみんなのFXなどのサービスで知られています。
高性能な取引エンジンと取引ツールを採用しており、取引や入出金の手数料が比較的安めといったメリットのある業者。
仮想通貨交換業者としての登録は申請中であり、現在はみなし仮想通貨交換業者でありサービスの改善に努めている状態です。
楽天グループの参加に入ることで、みんなのビットコインと楽天のノウハウが活かされた新たなサービスが展開されることでしょう。