この記事では米国株式や外国株式のCFD取引に対応した業者を特集しています。
国内の証券会社で米国株CFDに対応しているのは、GMOクリック証券、IG証券、サクソバンク証券です。
各社の取扱銘柄数や特徴、取引手数料などを詳しくまとめているので、米国株/外国株のCFD取引ができる証券会社をお探しの方はご活用ください。
米国株/外国株のCFD取引対応!証券会社一覧表
CFD業者 | 米国株式銘柄数 | 特徴 | 公式 |
---|---|---|---|
GMOクリック証券 | 162銘柄 | CFD銘柄はすべて取引手数料が無料 米国、中国株式、株価指数、商品、ETFのCFD対応 高機能なCFD専用PCツールとスマホアプリ | |
IG証券 | 約17,000銘柄 | 取引時間延長で時間外取引が可能 米国株式約4,000銘柄、CFD銘柄17,000種類以上 CFD、FX、バイナリー、ノックアウトオプション対応 | |
サクソバンク証券 | 約12,000銘柄 | 国内唯一!DRIP(配当金再投資)を提供 米国株式約3,900銘柄、現物取引にも対応 7種類の多彩な注文方法、24時間注文受け付け | |
SBIネオトレード証券 | 31銘柄 | SBIグループのCFD・株・信用取引特化型サービス 米株価指数/人気米個別株CFDに対応 取引手数料は全銘柄で無料 |
※SBIネオトレード証券の銘柄数は株価指数銘柄を含む。
米国株式を取引するならサクソバンク証券にご注目ください。サクソバンク証券は大型株から中型・小型株まで約3,900銘柄の米国株式CFDをラインナップ。
注文タイプは成行、指値/逆指値、逆指値(トレイリング追随型)、OCO、IFD-OCOなど7種類が可能で24時間の注文受け付けに対応しています。
さらに、取引ツールにはチャートパターンを自動分析する「オートチャーティスト」を搭載。高機能な銘柄スクリーナーと組み合わせて利用すれば、絶好のタイミングを逃さず取引が可能です。
また、約5,000銘柄の現物取引と国内で唯一、米国株のオプション取引にも対応。米国株の総合的なサービスを提供しているサクソバンク証券は要チェックです!
注目の米国株式・外国株式の個別特集ページ
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米国株式/ETFのおすすめ比較記事
米国株式対応のFX/CFD業者、証券会社解説!
GMOクリック証券
国内大手ネット証券会社の中でも知名度、実績ともにトップクラスなのがGMOクリック証券です。
同社でも米国株式のCFD取引に対応しています。GMOクリック証券の米国株式は約50種類を取り扱い。
サクソバンク証券やIG証券と比べれば銘柄数は少ないですが、GMOクリック証券の特徴は「取引手数料が無料」という点にあります。
GMOクリック証券のCFD銘柄はすべて取引手数料がかかりません。
銘柄ごとに最大取引数量、建玉上限はありますが、どれだけ取引しても手数料がかからないのは大きなメリット。
もっとも、株式CFDでは取引手数料以外に権利調整額・金利調整額という2つの調整額が発生する点はご注意ください。
GMOクリック証券の手数料に関しては別記事にて詳しく解説しています。
GMOクリック証券は多彩なCFD銘柄に対応
GMOクリック証券は米国株CFD以外にも、株価指数、商品、ETF/ETN、REITなど多彩なCFD銘柄に対応しています。
各ジャンルの銘柄数は少ないものの厳選された銘柄が取引可能。銘柄数が絞られているのでCFD初心者でも迷わず取引できます。
取引ツールも初心者向けから上級者向けまでレベルに応じたツールを配信しています。
「取引コストは少しでも抑えたい」「米国株式のCFDは初めて」という方はGMOクリック証券がおすすめです。
GMOクリック証券CFDの基本スペック
サービス名称 | GMOクリック証券CFD |
---|---|
口座開設手数料 | 無料 |
取引手数料 | 無料 |
調整額 | 価格調整額、金利調整額、権利調整額 |
対応銘柄 | 株式CFD、株価指数CFD、商品CFD、バラエティCFD |
レバレッジ | 株式CFD:5倍、株価指数CFD:10倍 商品CFD:20倍、バラエティCFD:5倍 |
取引時間 | 月曜〜金曜の午前8:00〜翌午前7:00(※) |
最大取引数量 | 銘柄毎に異なる |
最小取引単位 | 銘柄毎に異なる |
注文方法 | スピード注文、成行注文、指値注文、逆指値注文 IFD注文、OCO注文、IFD-OCO注文、トレール注文 |
両建て | 可能 |
初回最低入金額 | 制限無し |
※米国夏時間は月曜〜金曜の午前7:00〜翌午前6:00。取引時間は銘柄毎に異なります。
IG証券
CFD業者を取扱銘柄数で選ぶなら一番おすすめなのがIG証券です。
IG証券は約17,000種類以上のCFD銘柄を取り扱いしている業者。国内のCFD業者の中でも随一の品揃えを誇っています。
米国株式は約4,000種類、その他の日本株、中国株を合わせれば約12,000種類もの株式CFDに対応。
さらに、世界各国の株価指数40銘柄、WTI原油や金、大豆など商品約30銘柄、日本国債や米国国債などの債券CFDにも対応しています。
IG証券のCFD各銘柄一覧表(一部抜粋)
項目 | 取扱銘柄 |
---|---|
FX | 米ドル/円、ユーロ/円、ユーロ/米ドル、豪ドル/円、豪ドル/米ドル、ユーロ/ポンドポンド/円、ユーロ/スイスフラン、ユーロ/豪ドル、ポンド/スイスフラン、ポンド/米ドル、NZドル/米ドル、米ドル/カナダドル、米ドル/スイスフラン、NZドル/円、カナダドル/円、スイスフラン/円、トルコリラ/円、南アフリカランド/円、ブラジルレアル/円、メキシコペソ/円など約100通貨ペア |
株式CFD | アップル、アマゾン、AIG、シスコシステムズ、エクソンモービル、キャタピラー、シティグループ、グーグル、IBM、インテル、マクドナルド、マイクロソフト、ヒューレット・パッカード、オラクル、ヤフー、フェイスブック、テスラ、JPモルガン、バンクオブアメリカ、任天堂、ファーストリテイリング、トヨタなど約12,000銘柄 |
株価指数CFD | 日経225、NYダウ、S&P500、ナスダック、FTSE、DAX40、CAC40、IBEX35、ラッセル2000、FTSE MIB、SMI、OMXS30、AEX、OBX、FTSE/ATHEX Large Cap、OMX Copenhagen 25 Index、TAIEX、Singapore Free Indexなど約40銘柄 |
商品CFD | WTI原油、北海原油、スポット銀、スポット金、NY天然ガス、NYヒーティングオイル(灯油)、NY無鉛ガソリン、スポットプラチナ、NYHG銅、シカゴ大豆油、シカゴコーン、NYココア、NY綿花、パーム原油、アルミニウム、NYコーヒー、シカゴ材木、シカゴ生牛、ロンドンココア、ロンドンコーヒー、ロンドン砂糖、NYオレンジジュース、シカゴコメ、シカゴ大豆、NY砂糖、シカゴ大豆ミール、シカゴ小麦、銅、鉛、ニッケル、亜鉛など |
債券先物CFD | 日本国債先物、米国国債先物(2年、5年、10年、30年)、ウルトラ米国長期国債先物、ドイツ10年国債先物、英国10年国債、イタリア長期国債、OATーフランス国債先物など |
IG証券の株式CFDの取引コスト
片道手数料率(税込) | 片道手数料率(税込) | 最低手数料額(税込) |
---|---|---|
日本株 | 0.55% | JPY110 |
米国株 (NYSE) | 2.20セント/1株 | USD16.50 |
米国株 (NASDAQ) | 2.20セント/1株 | USD16.50 |
英国株 (LSE) | 0.110% | GBP11.0 |
※株式CFD(オンライン取引)の取引コストを掲載。電話取引の取引コストは公式サイトをご確認ください。
※上記以外にポジションの翌日持ち越し時にファンディングコスト(資金調達コスト)が発生します。ファンディングコストは【総取引金額(当日終値×ロット数)×(当該銘柄の該当国の基準金利±2.5%)÷360日】で計算されます。
取引手数料は2.2セント/1株、オンライン最低取引手数料(税込)16.5ドルです。
株式CFDではリアルタイムの市場価格で取引されるため、スプレッドは発生しません。その代わりに新規ポジション保有時とポジション清算時に若干の手数料が発生します。
また、ポジションを翌日に持ち越した場合、ファンディングコスト(資金調達コスト)の受け払いがある点にはご留意ください。
IG証券は主要70銘柄の米国株で時間外取引に対応
IG証券の注目ポイントは「取引量の多い主要の米国株式で取引時間を延長している」という点です。
米国株式市場は日本時間の深夜(23:00~翌6:00)に開きます。リアルタイムで取引するには深夜帯に起きていなければいけません。
さらに、米国株の決算発表はほとんどが市場が開いていない時間帯に行われます。したがって、市場が開く前後のセッションで大半の取引が行われます。
この点、IG証券であれば日本時間の18:00~翌10:00(標準時間)まで取引が可能。米国企業の決算発表時でも取引ができるのは大きなメリットです。
IG証券の取引ツール
取引ツールはマルチデバイス対応のWebブラウザ版取引ツールとスマホアプリの2種類を配信。IG証券で取扱のあるすべてのCFD銘柄と取引方法が1つのツールで完結します。
「トップクラスの取扱銘柄数」「主要米国株の時間外取引」「ハイスペックな取引ツール」の3拍子が揃った証券会社がIG証券です。
IG証券CFDの基本スペック
サービス名称 | IG証券CFD |
---|---|
口座開設手数料 | 無料 |
CFD対応銘柄 | FX、株式、株価指数、商品 ノックアウトオプション、債券先物、ETF |
レバレッジ | FX:25倍、株式:5倍、株価指数:10倍 商品:20倍、債券先物:50倍 |
取引時間 | FX:24時間(※)、株式CFD:各市場に準拠、株価指数CFD:24時間(※)、商品:各銘柄に準拠、債券先物:銘柄によって異なる |
最大注文数量(1取引当り) | 各銘柄とも原則、上限なし |
最大注文数量(1日当り) | 各銘柄とも原則、上限なし |
最大建玉数量 | 各銘柄とも原則、上限なし |
最小取引単位 | FX:1ロット1万通貨、株式CFD:1株 株価指数・商品・債券先物:原則、1ロットから |
初回最低入金額 | 設定なし |
入金方法 | 銀行振込(ベストレシーバー入金) クイック入金(Webブラウザ、iOS、Android) |
出金方法 | Web取引画面、電話(平日8:00~21:00、土日を除く祝日 8:00~20:00) |
リスク管理ツール | ノースリッページ注文、トレーリングストップ、各種アラート機能 |
※FX、株価指数の取引時間は土日、一部新興国通貨、一部銘柄を除く
サクソバンク証券
サクソバンク証券では大型株・中小株・小型株など約12,000銘柄のCFD銘柄に対応しています。
米国株の現物取引も可能で5,000以上の銘柄を取り扱い。米国株以外にもアジア・中国株式(香港・深センを含む)2,000銘柄、欧州株式4,000銘柄に対応しています。
さらに、海外ETF(上場投資信託)も豊富に取り扱いしており、バンガードやiシェアーズなど2,700銘柄以上の海外ETF/ETNがリーズナブルな手数料で取引できます。
米国株のCFD取引、現物取引、ETF/ETNなど多彩な取引方法で自分のトレードスタイルに合わせた投資が可能です。
サクソバンク証券は特定口座(確定申告不要の口座)に対応していない点がネックでしたが、現在では外国株式の特定口座にも対応しています。
サクソバンク証券の特定口座に関しては、別記事でも解説しているので気になる方はご一読ください。
サクソバンク証券が特定口座に対応!口座開設の方法、手順を解説!
サクソバンク証券の米国株式取引コスト
取引手数料 (1注文あたり) | 最低取引手数料 (1注文あたり) | 上限取引手数料 (1注文あたり) | オーバーナイト金利 |
---|---|---|---|
取引金額×0.165% | 無料 | 16.5米ドル | 買い:基準金利+3.5%(支払い) 売り:基準金利-3.0%(受取り) |
※取引手数料はサクソバンク証券の提示レートで円転されます。手数料(消費税対象のものに限る。外貨表示のものは円転後の価額)は全て税込表示。
※売り選好の強い個別株式およびETFの売り建玉を翌営業日に持ち越した場合は、貸株金利が発生することがあります。銘柄によって借入金利は異なり、流動性の高い銘柄では無料となる場合があります。
サクソバンク証券の米国株CFDでは1注文あたり【取引金額×0.165%】の取引手数料がかかります。
最低取引手数料は無料、上限取引手数料は16.5米ドルです。取引単位は1株からとなっています。
また、サクソバンク証券は国内で唯一米国株式の「DRIP(配当金再投資)」のサービスを提供しているCFD業者です。
DRIPは保有中の米国株式の配当金を自動的に再投資する仕組みで、配当金は税引き後、そのまま株式の買い増しに充てられます。
DRIPは節税効果、複利効果があるため長期的な米国株式投資を有利に進めることが可能。
短期取引だけでなく長期的な米国株式の保有も考えておられる方はサクソバンク証券が要チェックです。
サクソバンク証券CFDの基本スペック
サービス名称 | サクソバンク証券CFD |
---|---|
口座開設手数料 | 無料 |
取引手数料 | 無料(※) |
対応銘柄 | 株式、コモディティ、ETF/指数、ETN |
レバレッジ | 株式:5倍、コモディティ:20倍、ETF/指数:10倍 債券:5倍、その他証券CFD:5倍 |
取引時間 | 月曜〜金曜の午前8:00〜翌午前7:00(※) |
最大取引数量 | 銘柄毎に異なる |
最小取引単位 | 銘柄毎に異なる |
注文方法 | 成行注文、指値注文、逆指値注文、IOC注文 IFDONE注文、OCO注文、トレイリングストップ注文等(※) |
両建て | 可能 (FIFO方式も選択可能) |
初回最低入金額 | 10万円 |
※原資産をETFとしない株価指数CFDと商品CFDは取引手数料が無料。その他の銘柄は銘柄によって取引コストが異なります。
※米国夏時間は月曜〜金曜の午前7:00〜翌午前6:00。取引時間は銘柄毎に異なります。
※注文方法も銘柄によって異なります。
米国株式のCFD取引とは
CFDは「Contract For Difference」の略で日本語では「差金決済取引」という意味です。難しく聞こえますが簡単にいえばFXと同じ仕組みで株式が取引できるということです。
FXでは証拠金に対して25倍までの取引が可能ですが、株式CFDでは5倍までのレバレッジをかけることができます。現物株式と比べて5分の1の資金で取引できるのが米国株式のCFDです。
株式取引には大きくわけて現物株式と信用取引の2種類がありますが、信用取引では約3倍までのレバレッジしかかけることができません。
ちなみに、現物株式は取引金額の全額が必要になるためレバレッジ1倍です。
また、現物株式では買いからしか取引に入れないため売買益を得るには購入時よりも株価が上昇する必要があります。
一方、CFDでは売りから取引に入ることが可能です。株価が下がった場合でも利益を得るチャンスがあるため取引の幅が大きく広がります。
取引コストに関してもGMOクリック証券のように取引手数料が無料の業者もあり、コストを抑えて米国株式の取引がスタート可能です。
メリットの多いCFDですが、もちろんデメリットもあります。米国株式のCFD取引をする際にのメリット・デメリットは以下の通りです。
レバレッジを5倍までかけられる(現物株式の約5分の1)
買い・売りの両方から取引に入れる
米国株式市場の時間外でも取引が可能
権利日に買いポジションを保有していれば配当が受け取れる
資金管理、ポジション量の調整をしなければハイリスクハイリターン
海外マーケットの情報が取得しにくい
ポジションの持ち越しに金利調整額が発生する
上記のメリットとデメリットを踏まえたうえで自分の目的に応じたCFD業者を選ぶのがポイント。
特に、現物株式と比べてCFDではレバレッジがかかるため資金量に応じたポジション量に調整しなければハイリスクな取引になりがちです。
CFDに関して取引の仕組みから他の取引方法との違い、メリット・デメリットに関して解説した記事もあるので、より詳しく知りたい方はご一読ください。
大きな可能性を秘めた米国株式にCFDで投資!
アップルやアマゾン、フェイスブック、グーグルなど米国企業にはグローバルにサービスを展開し全世界に大きな影響を与えている会社がたくさんあります。
すでに大企業となっている会社から将来的に有望なスタートアップまで様々な分野、ジャンルで革新的なサービスを生み出し続けています。
世界をリードする米国株式に少額から投資をスタートできるのがCFDの大きな特徴。
ぜひこの機会にお気に入りのCFD業者をみつけて米国株式の取引を始めてみてはいかがでしょうか。
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