トレーディングビューで同じ銘柄が複数あるのはなぜ?違いを解説します!

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トレーディングビューで同じ銘柄が複数あるのはなぜ?違いを解説します!

この記事ではトレーディングビューで「同じ銘柄が複数あるとき、どの銘柄を選べばいいのか」について解説しています。

トレーディングビューは世界中の金融商品のチャートが見れるので非常に便利なツールですが、銘柄の違いが分からないと見たいチャートを見ることができません。

外国為替、株価指数、先物などアセットクラスに分けて解説しているので参考にしてみてくださいね。

トレーディングビューで同じ銘柄が複数ある理由

トレーディングビューで同じ銘柄が複数ある理由

トレーディングビューは全世界で9,000万人以上のトレーダー・投資家が利用するグローバルなチャートツールです。

世界中の金融商品を表示するために各国の証券会社および取引所と連携しています。日本国内であれば東京証券取引所、東京商品取引所、名古屋証券取引所、大阪取引所などの取引データが表示できます。

アメリカであればニューヨーク証券取引所、ナスダック証券取引所、CMEグループなどそれぞれの国で主要な取引所および証券会社と連携しているため同じ銘柄でも複数のチャートが表示できます。

トレーディングビューで同じ銘柄が複数ある理由

上記はTradingViewが連携している国内外の証券会社(一部抜粋)です。

どの取引所や証券会社のレートを表示するのかは個人の判断によりますが、これがトレーディングビューで同じ銘柄が複数ある理由です。

特に、CFD取引のように証券会社との相対取引になる銘柄の場合、証券会社ごとに若干のレート差があります。どの証券会社のレートを見るのかも重要なポイントです。

次はより具体的にアセットクラスごとの違いを解説します。

外国為替の場合

トレーディングビューで同じ銘柄が複数ある理由

まず、外国為替(FX)の場合です。

基本的な操作方法の確認ですが、銘柄はチャート画面左上から変更できます。

トレーディングビューで同じ銘柄が複数ある理由

FXの通貨ペア(ここではUSDJPY:米ドル円)を入力すると同じ銘柄が複数表示されます。

これだけでもどれを選べばいいか分からないですよね。

トレーディングビューで同じ銘柄が複数ある理由

この違いは右側を見ればわかります。

右側に表示されているのが、そのレートを配信している証券会社です。

例えば、FXCMは2010年に一般投資家向けのリテール専業FX会社としてニューヨーク証券取引所に上場した米国企業です。

その他、日本の金融庁に登録しFXサービスを提供している「OANDA証券(オアンダ証券)」や「サクソバンク証券」がトレーディングビューでレート配信をしています。

JFXでトレーディングビューへのレート配信が開始

トレーディングビューで同じ銘柄が複数ある理由

FXであれば注目なのが「JFX」です。JFXは日系企業としてトレーディングビューでレート配信をスタートしました。

外資系の証券会社がほとんどの中、純粋な日本企業でFXのレート配信をしているJFXは貴重です。

トレーディングビューで同じ銘柄が複数ある理由

JFXのチャートは検索窓に「JFX:」で入力すると一覧が表示されます。

トレーディングビューで同じ銘柄が複数ある理由

OANDA証券のレートを表示しても特に問題はありませんが、各社のドル円レートを見比べてみると若干の違いがあります。

相場分析にトレーディングビューを使う場合、発注に利用する会社が別になると分析時と発注時のレートがズレる場合もあるのでご注意ください。

トレーディングビューでFXの相場分析をするなら、発注する会社もJFXにするのがおすすめです。JFXはヒロセ通商のグループ会社なのでヒロセ通商もレートはほぼ同じです。

別記事にてより詳しくJFXのトレーディングビュー対応について解説しているので気になる方はご一読ください。

→詳しくはJFX公式サイトへJFX

株価指数の場合

トレーディングビューで同じ銘柄が複数ある理由

次は株価指数の場合です。

株価指数はオリジナルと指数CFDの2種類があります。オリジナルは営業日が終了した後にチャートが更新されるため、リアルタイムの値動きを見ることができません。

リアルタイムの株価指数チャートを見る場合は「TVC」というマークが付いている銘柄を選びます。

TVCは「TradingView Charts(トレーディングビュー・チャート)」という意味

トレーディングビューで同じ銘柄が複数ある理由

TVCはTradingViewが算出したデータに基づくチャートです。TradingViewは各取引所から取得した計算データを処理し、株価指数のリアルタイムデータとして配信しています。

TVCはオリジナルのレートとほぼ同じです。無料プランの方でも見れるので株価指数を見たい場合は検索に「TVC:」と入力してトレーディングビュー提供のチャートを見るのがおすすめです。

トレーディングビューで同じ銘柄が複数ある理由

「TVC:」と入力して検索しメニューから「指数」を選択します。

一覧に日経225やNYダウなど主要な株価指数が表示されます。

トレーディングビューで同じ銘柄が複数ある理由

トレーディングビューは各国の債券利回りもリアルタイムデータで提供しています。

以下は主要な銘柄のティッカーシンボルです。以下のティッカーを直接入力することでもチャートが表示できるのでご活用ください。

主要な銘柄のティッカーシンボル

ティッカー株価指数/債券ティッカー商品
NI225日経225CL1!WTI原油先物
TOPIXTOPIXUSOILWTI原油CFD
DJINYダウ工業平均株価NG1!天然ガス先物
NDXナスダック100指数GC1!金先物
SPXS&P500指数XAUUSD金CFD
VIX恐怖指数(VIX)HG1!銅先物
UKXイギリス100PA1!パラジウム先物
DAXドイツ40PL1!プラチナ先物
DXYドルインデックスZW1!小麦先物
US10Y米国10年債利回りZS1!大豆先物
JP10Y日本10年債利回りZC1!とうもろこし先物

→詳しくはTradingView公式サイトへTradingView

先物の場合

トレーディングビューで同じ銘柄が複数ある理由

次は、先物の場合です。日経225の先物を例に解説します。

先物は「〇〇 FUTURES」という名称で表示されます。検索に「NIKKEI」と入力してメニューから「先物」を選択。

右矢印のアイコンをクリックすると日経225先物の各銘柄が表示されます。

トレーディングビューで同じ銘柄が複数ある理由

「NIKKEI 225 FUTURES」と表示されているのが先物のつなぎ足です。連続したチャートを見たい場合はこちらを選びます。

その下の「1!」や「M2024」「U2024」と記載されているのは限月の違いによって区別された銘柄です。

これは原油や金など商品先物でも同じです。「〇〇(シンボル)」+「1!」で先物のティッカーが表示されます。

自分が見たい銘柄のティッカーシンボルが分からない場合は、以下のTradingView公式サイトをご確認ください。先物市場の各アセットクラスの銘柄が一覧になっています。

メニューから「農産物」「エネルギー「通貨」「金属」「世界の指数」「金利」を選べるのでティッカーシンボルを探す際にご活用いただければと思います。

TradingView 公式サイト

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ご協力よろしくお願いいたします。

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