- 米国株投資をやりたいけど、どの株を買えばいいのか分からない人
- もみあげさんはどのETFをおすすめしているのか知りたい!
- ESG投資とは?
今回読んだ本は、もみあげ氏著書『もみあげ流 米国株投資講座』です。
著者のもみあげ氏はTwitterフォロワー10万人(@momiage0088)を超える米国株投資家、米国株投資ブロガー。アメリカに住み、日系サプライチェーン企業で働きながら、現地の情報収集し、ツイッター、ブログ、メルマガ等で配信しているとのこと。
私はこの本を読んで印象に残ったページがあります。それは「はじめに」に書かれてあることです。
あなたの米国株投資のイメージは何ですか?
私のイメージは、「右肩上がり」です。普段はダウ先物を見てますし、世界中に知られているGAFA、GAFAMを実際に使って急成長を見ているからでしょう。こんなに上がるなら買っときゃよかった。誰もが思うはずです。しかし、著者はこう書いてあります。
企業の成長性=株価の成長性
一見当たり前のことですが、非常に大事なことだと感じました。要するに成長し続ける会社であれば、今からでも遅くはないということです。
短期的ではなく、長期で見ていく。コロナのようなこともあり、短期的に大幅下落もあるでしょう。しかし成長し続けるのであれば、逆にチャンスと考えられます。人の成長と同じく、企業も成長する。だからこそ短期ではなく、長期目線で投資をするのも納得です。
アメリカの企業のことはよく知らないから買わない。情報も英語だからという理由も出てきます。しかし、今はグローバル化されアメリカ企業が日本で身近になってきました。アメリカ企業だけではなく、多くの企業が日本に進出してきてます。えっ、この企業って外国の企業なの?ということもありますよね。日本に進出するほど成長していると考えることもできます。もちろん日本人として日本の企業も頑張ってほしい思いがあります。しかしそこにこだわらず、成長する企業に投資する、イノベーションを生み出すアメリカの企業に投資する、この考えに納得しました。ごく自然の流れで、投資の本質だとも思います。
ただ、著者の米国株投資の実践期間が2年間というのは短期であり、長期的な実証済みがないのが残念なところ。しかし著者自身の考えたメソッドを一冊の本にして、初心者に分かりやすくしてくれたのは感謝です。米国株について全く知らない方にとって、まず買って損はないでしょう。
【目次】
- 米国株投資が資産形成・運用には必要不可欠な理由
- 米国株投資の始め方・投資方法・種類
- 投資の目標とテーマの設定
- 目的にあった投資方法の選択とインデックス投資
- GAFAMへの投資
- ナスダック指数と連動するETFQQQへの投資
- 成長株投資
- 高配当株投資
- 安定連続増配株投資
- ESG投資
- ハイブリッド投資の勧め
書籍の見所をピックアップ
1. おすすめのネット証券会社
本では、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、サクソバンク証券が紹介されてます。
業者名 | 取引手数料 | 注文種類 | 取引単位 | 取引時間 | 公式サイト |
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【SBI証券】 | 0.495% | 3種類 | 1株 | 23:30-6:00 | |
【楽天証券】 | 0.495% | 2種類 | 1株 | 23:30-6:00 | |
【マネックス証券】 | 0.495% | 8種類 | 1株 | 22:00-10:00 |
※SBI証券、楽天証券、マネックス証券の取引手数料は約定代金の0.495%になります。。
※取引時間は標準時間を掲載、夏時間は開始時刻/終了時刻ともに1時間早くなります。
※DMM 株では円のみでの取引となります。米ドルの預け入れ、払い出しは行っていません。為替手数料として1ドルあたり25銭が発生します。
※楽天証券の米国株式取引手数料は約定代金に応じて手数料がかかります。インターネット・電話・成行指値といった取引方法による手数料の違いはありません。また、2.22米ドル以下は手数料0円、2.22米ドル超~4,444.45米ドル未満は約定代金の0.495%(税込)、4,444.45米ドル以上は22米ドル(税込)となります。
※SBI証券の取引手数料(インターネットコース)は約定代金が2.02米ドル以下で最低手数料0米ドル、上限手数料が20ドル(税込22ドル)となります。コースによって手数料が変わるため詳しくは公式サイトをご確認ください。
「FX手とり」ではCFDをご紹介してます。なぜCFDか?それはレバレッジがあるからです。CFD取引のレバレッジによって実際に取引する金額よりも少ない資金で売買が可能です。
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2. 米国株投資方法、種類・属性
3つの投資方法、投資信託、ETF、個別銘柄があります。そして大まかに分けて5種類、S&P500インデックス投資、成長株投資、高配当株投資、安定連続増配投資、セクター投資があり、それぞれのメリットとデメリットが分かりやすく書かれてあります。特に気になるのが著者が注目する成長株ではないでしょうか。個別銘柄にチャレンジしたい方は必見です。
3. ハイブリッド投資
最終章で著者のまとめが書かれてあります。簡単にまとめると、個人個人、適した投資手法を採用してほしいということ。
長期投資では、何よりも自分自身が本当に納得できる投資を継続すること
この継続するが一番難しいのかもしれません。そんなときに大事なことも書いてあります。それは「自分自身の目標やテーマ」です。これがブレない限り長期投資も可能になると私も思います。ただ時代と共に自分自身の環境と共に考え方も変わってきます。変えていくというのが正しいのか、そこの土台となるところがプロと素人の差として出てくるのかと。そういったプロとか素人とか関係なく、結果として出てくるのかもしれません。それは未来のことなので分かりません。しかし、米国株投資を通じて自分自身が成長できるのではないか。たとえ失敗して多少損をしてもとは思います。