- 着実な資産運用を行いたい人
- アセットアロケーションって何?って人
- 仮想通貨用語を手短に知りたい人
今回読んだ本は、内藤忍氏著書『絶対に損をしたくない人のための仮想通貨投資入門』です。
内藤忍氏の著作は30冊以上あり、「初めての人のための資産運用ガイド」はシリーズ19万部のベストセラー。毎週配信している無料のメールマガジン「資産デザイン研究所メール」は購読者3万8000人と最大規模です。ワインと投資をテーマにしたワインバー「SHINOBY’S BAR 銀座」もおしゃれですね。
目次
- 仮想通貨を購入する前に知っておきたいこと
- 仮想通貨の絶対に失敗しない買い方
- 必ずおさえておくべき4つの”リスク”と対策法
- 絶対に損をしない仮想通貨の資産運用法
- 話題の仮想通貨をおさえよう!
本はQ&Aのような形式になっています。疑問に対し、内藤氏が答えていく感じで非常に読みやすいです。題名にも「入門」となっているので、そんなに難しい内容は出てきません。
本書の特徴は、
仮想通貨を資産全体におけるアセットアロケーション(資産配分)という視点から捉えている
そして
将来の不安を解消するために確実な資産運用を行いたい人
となってます。さまざまな資産運用の中の一つとして捉えていくことを考慮した内容となっています。
書籍の見所をピックアップ
1. オススメの口座とは
交換会社を選ぶポイントとして3つあげてます。
- 破綻するリスクはないか?
- セキュリティ対策は万全か?
- 自分が購入したいビットコイン以外の仮想通貨(アルトコイン)の取り扱いがあるか?
破綻するリスクやセキュリティ対策といったものはなかなか公式サイトからでは分かりづらいと思います。今ではコインチェック事件以降セキュリティ対策もしっかりとしているはずです。そうなると取り扱い銘柄が多い口座がいいのでしょうか。国内大手交換会社にそれぞれ口座開設をし、分散して仮想通貨を購入することが安全な方法だそうです。一箇所に集中するのは安全とは言えません。
2. セルフゴックスとは
仮想通貨を自分の責任で喪失してしまうことを指すネットスラングだそうです。今まで聞いた事がありませんでした。投資は自己責任でもあるので、しっかりと自分でできる範囲のことはやらないといけないのかもしれません。本に書いてあるおすすめのハードウェアウォレットなど参考にしたいです。
3. アセットアロケーション
「どの程度の資産を仮想通貨に投入すべきか?」の考え方は勉強になりました。まず仮想通貨は他の金融商品と比較しても相関関係が低いということ。おそらく世界経済に左右される影響が少ないのかもと思いました。
仮想通貨は、資産運用の中での「スパイス」的な役割は、非常に分かりやすい表現です。メインにしてはいけないということですね。アセットアロケーションとして10%程度というのも現在のボラティリティの高さから妥当なのではないでしょうか。