ここでは、SBIグループの暗号資産取引所「SBI VCトレード(SBI VC Trade)」を徹底特集しています。大手ネット証券の運営などで知られるSBIグループということで、それだけでも信頼感があり魅力的なのですが、サービス自体のメリットも要チェック。
SBI VCトレードには2種類の取引形態が用意されており、初心者にも分かりやすい「販売所(VCTRADE)」と、高品質な取引環境をもたらしてくれる「取引所(VCTRADE Pro)」、それぞれを自由に選んで暗号資産の取引ができます。
また、暗号資産(仮想通貨)の取引手数料が無料であることや、日本円の入金など複数の手続きにおける手数料が無料だという点にも注目です。
では、SBI VCトレードの基本的なスペックから、サービスのメリット、口座開設の方法までご紹介していきます。利用される暗号資産取引所をお探しの方や、SBI VCトレードがどんな業者かを知りたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
SBI VCトレード(SBI VC Trade)基本スペック
取引形態 | 販売所(「VCTRADE」) 取引所(「VCTRADE Pro」) |
---|---|
取り扱い暗号資産(販売所) | ビットコイン(BTC)、リップル(XRP)、イーサリアム(ETH) |
取り扱い暗号資産(取引所) | ビットコイン(BTC)、リップル(XRP)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC) |
レバレッジ取引 | 対応なし |
取引手数料 | 無料 |
日本円入金 | 入金方法:住信SBIネット銀行からの即時入金サービスのみ 手数料:無料 |
日本円出金 | 出金方法:指定金融機関への出金 手数料(住信SBIネット銀行):50円(税込) 手数料(住信SBIネット銀行以外):160円〜250円(税込) |
暗号資産受取 | 手数料:無料(※) |
暗号資産送付 | 手数料:無料(※) |
取引ツール | PC:ブラウザ対応ツール スマホ:スマホアプリ、ブラウザ対応ツール |
(※:SBI VCトレードでの暗号資産受取の際に、他取引所やウォレットから送付指示する際に必要な送付手数料はお客様負担)
SBI VCトレードのおすすめポイント!
暗号資産の取引や送付、日本円入金などの手数料が無料!
SBI VCトレード(SBI VC Trade)は暗号資産取引や日本円の入金など、複数の手続きにおける手数料が無料となっています。まず、同社では販売所と取引所の2つの取引形態がありますが、いずれも取引手数料が無料。
さらに、SBI VCトレードの口座に日本円を入金する手続きに関しても、手数料が無料。暗号資産取引所では、この日本円入金に以外と手数料が発生することもあるのですが、その点でSBI VCトレードには利点があると言えます。また、暗号資産の預入と送付にかかる手数料も無料(※)。
取引にかかるコストをなるべく抑えたい、という方にはSBI VCトレードがおすすめです。ただし、SBI VCトレード口座への日本円入金は、SBIグループが提供している住信SBIネット銀行からの即時入金サービスにしか対応していない点はご留意を。また、日本円出金は無料ではなく、住信SBIネット銀行の口座へ出金する場合は50円(税込)の手数料が、それ以外の金融機関口座へ出金する場合は160円〜250円(税込)が必要となります。
取引所の手数料を比較!FX取引や暗号資産の預入・送付手数料も紹介
(※:SBI VCトレードでの暗号資産受取の際に、他取引所やウォレットから送付指示する際に必要な送付手数料はお客様負担)
「販売所」と「取引所」、2つの取引環境を選べる!
冒頭でお伝えしたように、SBI VCトレードには販売所と取引所、2つの取引形態があり、ユーザーは利用する形態を自由に選択することができます。販売所は「VCTRADE」、取引所は「VCTRADE Pro」という名称で提供。
上記画像は販売所であるVCTRADEの取引画面です。販売所では業者とユーザーによる相対取引が行われます。ビットコイン、リップル、イーサリアムの現物取引に対応。取引画面は非常にシンプルな構造となっていて分かりやすく、初心者の方にもおすすめです。
また、SBI VCトレードはスマホからの取引にも対応。ちなみに、PCもスマホも取引ツールはブラウザ環境で利用する仕様となっています。
スマホ版の販売所画面もシンプルな構造。パソコン版の取引画面をコンパクトにした見やすい画面で、いつでもどこでも暗号資産の取引が可能です。シンプルな構造で操作感はとてもスムーズ。現在のレートやチャート、買付余力、リップルの保有数などを確認していただけます。
SBI VCトレードではブラウザ対応ツールに加えて、スマホ対応のアプリもリリースされています。操作性を重視したシンプルな構造となっており、注文やチャート画面の操作が非常にスムーズ。テクニカル指標を搭載した高機能チャートも搭載しています。取引所にも販売所にも対応。暗号資産取引に対応している、使いやすいスマホアプリをお探しの方におすすめです。
高性能なチャートツールが使える「VCTRADE Pro」
こちらは取引所形式のサービスを提供している「VCTRADE Pro」です。VCTRADE Proでは、株取引と同じ板表示で暗号資産の売買が可能。ダイナミックに流動する相場の流れを見ながら暗号資産のトレードができます。SBI VCトレードの口座を持っているユーザーは無料で利用可能。
VCTRADE Proは取引手数料も無料、Maker(メイカー)Taker(テイカー)ともに手数料がかかりません。さらに、VCTRADE Pro指定のマーケットメイカー(MM)が常時流動性を提供しているため、安定して取引が可能です。こうした対応はSBIグループだからこそできるサービスですね。
取引ツールもシンプルでクールなチャートツール(TradingView)を採用。チャート・板表示・歩み値などトレードに必要な情報がコンパクトにまとまった機能的な取引ツールです。
TradingView(トレーディングビュー)を詳しく知りたい方はこちら!
カード型コールドウォレット「Cool X Wallet」で安全管理
暗号資産(仮想通貨)を管理する際にウォレットは必要ですが、SBI VCトレードではカードタイプのコールドウォレットを開発。その名も「Cool X Wallet(クールエックスウォレット)」です。
Cool X WalletはPC不要、スマホ1台あれば暗号資産の送受金が行えるカード型コールドウォレット。Bluetoothで接続するため、スマホ端末と専用アプリがあればOK。サイズもクレジットカードと同じなので、財布に入れて保管可能。
Cool X Walletは高いセキュリティ対策(CC EAL 5+認定)が施されており、オフラインで暗号資産の送受金に必要な秘密鍵を管理できます。こちらもセキュリティ対策に徹底的に力をいれているSBI VCトレードならではのサービスですね。
SBIグループはリップルの技術を日本やアジア圏で普及させるため、「SBI Ripple Asia(SBIリップルアジア)」を設立。「価値のインターネット」を実現するために、アジア圏でリップルを普及させる中心基地としての役割を担っています。
SBI Ripple Asiaは日本国内47行もの金融機関が参加する内外為替一元化コンソーシアムの事務局長を務めており、「RCクラウド」と呼ばれる銀行間の垣根を越えた決済・送金システムの構築を目指しています。
XRPはBTCに比べ、決済までに要する時間が非常に短く、取引のコストも安い。この特徴を生かした国際送金のコスト削減などが期待されています。
SBI VCトレードの口座開設について
最後に、SBI VCトレードの口座開設についてご紹介します。まず、同社で口座開設を行う場合は最初に仮登録(メールアドレスの登録)を行います。仮登録を行うとメールが届きますので、記載されているURLにアクセス。パスワードの設定を実行し、ログインします。
ログイン後、本人情報の登録に進みます。最初に取引約款などの書類を確認し、よければ内容を承諾。いくつかの質問事項に回答し、本人情報の入力を行っていきます。
続いて、本人確認書類をアップロードします。本人確認書類として使用できるのは、「1.運転免許証、マイナンバーカード(写真つきのもの)、各種健康保険証から2種類」か、「2.運転免許証、マイナンバーカード(写真つきのもの)、各種健康保険証から1種類+補完書類(納税証明書、社会保険料領収書、公共料金領収書等)から1種類」のいずれかになります。
これらの登録が完了すると、SBI VCトレードでの口座開設審査に入ります。問題なく審査に通過すれば、パスワードが記載されたハガキが届き、この受取をもって口座開設手続きが完了となります。
オンライン本人確認に対応、最短翌営業日から取引開始!
上記の口座開設の流れでは、口座開設完了のために郵送物の受取が必要なのですが、「オンライン本人確認」を利用すればこの郵送物の受取が不要となります。通常の本人確認書類のアップロードでは書類の写真を送るだけですが、オンライン本人確認では本人確認書類の撮影と同時に、ユーザー本人の顔写真も撮影します。
従来の手続きでは口座開設完了まで1週間ほど必要だったのですが、このオンライン本人確認を利用すれば最短で翌営業日から取引を始められます。
オンライン本人確認はスマートフォンでのみ利用可能。よりスムーズに手続きを進められたい方は、オンライン本人確認を利用してみてくださいね。