- これまでの仮想通貨の経緯が知りたい人
- 今後どうなっていくのか知りたい人
- 特別インタビューを読みたい人
今回読んだ本は、小島寛明氏著書『知っている人だけが勝つ 仮想通貨の新ルール』です。新書になります。イラストは全くなく、文章のみの本です。
ルールと書いてあるのは主に2つになります。1つは価格を巡るルールということで、常に上昇する相場ではなくなったということです。上昇しているときは買って持ち続ければよかったのですが、今はそうもいかなくなってきました。どう判断するのかを問われる時期に入っています。
2番目は仮想通貨間の競争となってます。1,500種類以上の仮想通貨の中から生き残りをかけての戦いが始まっています。ビットコインの価格につられて上昇したり下落したりしてましたが、それも終わり、それぞれの仮想通貨の価値が問われるようになってくるということです。
この2つの項目を軸にこれまでに起こった事件など、分かりやすく端的に解説されてます。難しい用語は極力出ていないように思えます。興味があるとこから先に読むこともできます。
そしてgumi社長の國光宏尚氏の特別インタビューが掲載されています。「仮想通貨のこれからをわかりやすく語ろう」という内容です。株式会社gumiはゲームの会社のようなのですが、なぜそこの社長にインタビューしたのか。実は世界のブロックチェーン企業への投資も取り組んでいるようです。ぜひ本を読んでほしいと思います。
書籍の見所をピックアップ
1. 「仮想通貨とは?」広い意味で解説。
ブロックチェーンとか仮想通貨の具体的な解説というわけではなく、その周りの思惑であったり、歴史であったり、難しく考えなくても読んで知識を広げることができます。勉強という感覚ではなく、読んで楽しい気分にさせてくれます。
2. 若者は仮想通貨をどう思うのか
意外だったのが、コインチェックが人気だったということです。それが大事件が起こったとしてもです。当然コインチェックの解約も多かったはずですが、それでもまだやり続ける人もいるのでしょう。
3. 最後のインタビュー
ゲームとブロックチェーンを関連付けて考えるとまた新しいアイディが生まれそうです。将来の新しいサービスに期待が持てます。