ビットコインをはじめとした暗号資産(仮想通貨)は、売買したり利用する機会が国内でも着実に増加。2017年4月の改正法により仮想通貨が「財産的価値」として定義され、2017年は仮想通貨元年と称されました。2018年にはDMMグループやSBIホールディングスも本格的に仮想通貨交換業界に参入。2019年以降もさらなる発展が期待されます。
ですが、暗号資産(仮想通貨)の不正流出といったネガティブなニュースも話題になっており、不安感を持たれている方もいらっしゃると思います。また、ビットコインなど暗号資産に関して名前は知っているけれど、具体的にどんなものかは掴みきれていない…。という方は多いのではないでしょうか。
暗号資産交換業者のセキュリティ・補償はどうなってる?
ビットコインなど暗号資産(仮想通貨)の取引をする際には、大切な資産を預け入れる必要がありますので、売買できる業者のセキュリティ、資産の管理、安全面はどうしても気になります。
さらには、もしも不正で被害を被った場合は補償があるのか?盗難の被害に遭ったときどうなのか? そういった点も非常に気になります。
そこでこのページでは、ビットコイン取引所のセキュリティ面と、不正ログイン・不正出金があった場合の補償に注目して、各社の対応をまとめて紹介しています。
暗号資産交換業者のセキュリティ・補償を比較
取引所・販売所 | コールドウォレット | マルチ・シグネチャ | 補足 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
GMOコイン | ◯ | ◯ | 三井住友海上火災保険株式会社と連携 | |
ビットバンク | ◯ | ◯ | 公式にてセキュリティ体制を公表 |
金融庁での暗号資産交換業者の登録が完了している業者
2018年9月3日現在、暗号資産交換業者として金融庁での登録が完了している国内の業者は16社。当サイトに掲載している中では以下の業者が該当します。
- マネーパートナーズ(サービス開始前)
- コインエクスチェンジ
- ビットバンク
- SBIバーチャル・カレンシーズ
- GMOコイン
- ビットトレード
- BTCボックス
- ビットポイント
- DMM Bitcoin
- フィスコ仮想通貨取引所
- Zaif(テックビューロ株式会社)
「コールドウォレット(あるいはコールドストレージ)」は、非常にセキュリティレベルの高いビットコインの保管方法です。コールドウォレットは、インターネットから物理的に隔離されたオフラインの状態にあります。coincheckでは資産の97%をこの方法で保管しているなど、ほとんどの取引所がコールドウォレットを採用しています。
マルチ・シグネチャ(マルチシグ)とは?
「マルチ・シグネチャ(略称はマルチシグ)」は、ビットコインの出金に複数の署名が必要となるもの。単独の管理者では暗号資産の出金ができませんので、内部犯行による不正の防止対策ができます。これも多くの取引所で採用されている方式。
ビットコイン取引所 各社セキュリティ・補償の特長
GMOコイン
GMOインターネットグループより展開されているGMOコイン。グループに親しみのある方も多くいらっしゃると思いますし、確かな実績には信頼感もあります。
GMOコインはセキュリティ面に注力しており、ハッキング対策としてコールドストレージ、内部不正対策としてマルチシグネチャによる防止体制を設けています。本人確認の徹底もしており、24時間365日の監視体制、定期的な脆弱性診断も実施。さらに、三井住友海上火災保険株式会社との連携も行っています。
DMMビットコイン(DMM Bitcoin)
DMMビットコイン(DMM Bitcoin)は認知度も実績もあるDMMグループによる暗号資産交換業者。コールドストレージ、2段階認証、お客様の資産の分別管理、SSL暗号化通信と複数の面でセキュリティ体制を整えています。
また問い合わせフォームがあるのはもちろん、LINEでのメッセージのやりとりによるサポートも行っています。土日祝を含めて365日サポート対応してくれるので、困ったときに質問できる安心感もメリットです。