【本のレビュー】「2時間で丸わかり 仮想通貨の超入門書」の感想
- 仮想通貨について全くよく分からないという人
- 本を読むのが苦手だが、漫画ならOKという人
- 専門用語は極力なく、とにかくやさしく教えてほしい人
今回読んだ本は、高橋 諒哲氏監修の著書『超入門! マンガでよくわかる仮想通貨』です。
監修の高橋 諒哲氏は、著書に「ビットコインのすべてがわかる本」や「仮想通貨のすべてがわかる本」があります。そして元漫才コンビで「THE MANZAI 2013」にも出場したというすごい経歴をお持ちです。現在はサイト運営やFinTechに関連した活動をされているみたいです。
@spana_ryotetsu 高橋諒哲
@bgnerman とってもやさしいビットコイン運営者
本書は130ページぐらいで、ほぼ漫画で構成されてます。超入門となっている通り、入門のさらに入門という内容です。非常に簡単な内容であり、学生でも読めると思います。1日あれば十分に読めるでしょう。
目次
- 仮想通貨って何ですか?
- 仮想通貨って安全なんですか?
- 投資したら儲かるの?
- 具体的な投資方法は?
前半は大まかな仮想通貨に関することです。そして後半は投資の話となります。投資に関することも難しいことは出てきません。軽く紹介されている程度なので、この本をステップに詳しく学んでみるのもいいと思います。
書籍の見所をピックアップ
1. コラムが面白い
この本にも「高橋先生の特別講座」としてコラムページがあります。
- 仮想通貨の「発行量上限」がもたらすもの
- リカバリーフレーズについて知る
- ここが違う。仮想通貨投資と他の投資
「リカバリーフレーズ」または「復元パスフレーズ」とも言われている用語のことは今後自分でウォレットを持つのであれば、知っておかなければならないことです。簡単に言うとウォレットを復元するときに使うパスワードみたいなものです。これはぜひ覚えましょう。そして持っている方は書き留めてあるか確認しましょう。
2. 仮想通貨交換業者登録一覧
金融庁が認可をおこなった取引所、販売所のリストも紹介されてました。
仮想通貨交換業者登録一覧
https://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kasoutuka.pdf
このリストに掲載された業者の中から選ぶようにするのがよいでしょうということだったのですが、Zaifを運営するテックビューロもリストには入っています。一つの基準として考えるべきであって、絶対に安全というわけではないですね。
3. 1回目のバブルは弾けた
高橋諒哲氏のあくまでの考えですが、「少なくとも1回目のバブルは終わった」というフレーズが私にとって印象的でした。そう思うのも至極当然です。ただこのバブルのような動きは非常に重要な動きであって、悲観することではないと思ってます。将来また同じようなバブルの動きがあるかもしれません。ないかもしれません。しかし現時点でこのような動きがあったことは事実で、今後は安定して価値が上昇していくのではないかと思ってます。
口座開設ではビットフライヤーを例にあげていました。さらに仮想通貨を売買するには身分証明書の提出が必要となります。本では軽く紹介されているだけなので、実際のやり方はビットフライヤーの公式サイトで確認した方がいいでしょう。