- 仮想通貨の投資で儲かる、儲ける手法を開示して解説する本を読みたい人
- その中でチャート分析を知りたい人
- さらに「板」を読むノウハウが知りたい人
今回読んだ本は、菅下 清廣氏著書『仮想通貨 爆速で「億り人」になる最強投資戦略』です。菅下氏は「富のスペシャリスト」としても名を馳せ、「経済の千里眼」との異名も持つ方です。株の本を多数出版されています。最近では「絶対大金持ちになる 死ぬまで働かされる人生からの脱出法」という本も出されてます。そんな株や金融にお詳しい方が書かれた仮想通貨の本です。
第1章から第3章まではよくある仮想通貨の基礎知識であり、私にとっては既に知っているという内容が多かったです。特に惹き付けるものもなかったです。ただ本の1ページから始まる「はじめに」から菅下氏の相場の見解が書いてあります。
結論からいえば、2018年は、
アベノミクス相場総仕上げの1年になるかもしれない
というのが、私の大局観です。
今現在は総裁選の話題がニュースや新聞で出ています。安倍首相と石破氏の戦いになっていますが、どういう結果になろうと日本経済にとってこの2018年は大きな山場となりそうな予感がします。2018年そして2019年という年の菅下氏の予測を知ることができる本であり、仮想通貨がどう動くのかを知ることができる唯一の本です。それを知ることができたのが大きいです。
そして第4章からの「スガシタ流仮想通貨・最強の投資術」は価値がある内容です。多くの方がいちばん読みたい所なのかもしれません。チャート分析の基本ではありますが、参考になります。チャートも載ってあり、理解しやすいです。第4章は十分に読む価値あるでしょう。
目次
- 世界を席巻するビットコイン
- 仮想通貨革命に備えよ
- 世界情勢の激変とビットコインの未来
- スガシタ流仮想通貨・最強の投資術
書籍の見所をピックアップ
1. チャート分析
いちばんこの本で言いたいことは、
チャートに精通していれば、ビットコインで儲かる確率は高い
です。チャートを使って分析するだけでそこそこいい投資ができるということです。あのビットコイン界の神であるロジャー・バーもチャート分析なんだそう。何も分析せずに買うということはさすがにないだろうとは思います。
株のチャート分析に熟練した人ならば、ビットコインで勝てるという考えです。株と仮想通貨は同じものではないにしろチャート分析という見方であれば、全然やれそうな気がします。本書に書いてある、株式投資を運用している人ならば、株で運用している資金の2~3割をビットコインに振り分ける、そういう考え方はありだと思いました。リスク分散は投資の基本ですね。
2. 板を読むスキル
ビットコインをはじめとした仮想通貨の投資には、「板を読むスキル」が不可欠と書いてあります。仮想通貨はFXと違い、板を見ることができます。これも大事なことだと思います。注文が多ければ多いほど人気があるということであり、これは株と同じ考え方です。
では板をどうみればいいのか。これは残念ながら具体例がありません。普段から「チャート」プラス「板」も見ておくということで、普段から見ていると極端な動きに気づくそうです。なかなか最初は難しいとは思いますが、次第に分かってくることなのかもしれません。今後は板情報に注目します。
主なビットコイン取引所&販売所にGMOコイン、QUOINEX(コインエクスチェンジ)、DMM Bitcoin、ビットフライヤー、Zaif(ザイフ)の5つが掲載されてました。それぞれの特徴は同じようにFX手とりでもまとめてます。特徴や取り扱っている通貨など比べたい場合は、ぜひチェックしてみてください。