この記事ではGMO外貨が提供する「外貨ex」で国内株式は取引できるのかについて解説しています。
GMO外貨で取り扱いのあるサービスとFX・CFD会社の中で国内株式が取引できるサービスも合わせて解説していきます!
GMO外貨の取り扱いサービスについて
GMO外貨ではFXの「外貨ex」、CFDの「外貨ex CFD」、バイナリーオプションの「オプトレ!」という3つのサービスを提供しています。
FX:「外貨ex」
外貨exはGMO外貨のFXサービスです。取扱通貨ペアは全24種類。多くの銘柄で業界最狭水準のスプレッドを提供しています。
基本的なスペックとしては「1,000通貨取引に対応」「各種取引手数料が無料」「高機能なスマホアプリ」「高水準のスワップポイント」などが魅力です。
GMOクリック証券と同じ「GMOインターネットグループ」という大手の安心感も注目ポイントですね。
CFD:「外貨ex CFD」
外貨ex CFDはGMO外貨のCFDサービスです。取扱銘柄は日経225やNYダウといった株価指数およびゴールド・原油などの商品銘柄です。
米国VI(VIX指数のCFD銘柄)というGMOクリック証券で人気の銘柄も取り扱いがあります。対応銘柄は計23銘柄ですが、国内株式や米国株には対応していません。
注目ポイントとしては取引ツールに「TradingView(トレーディングビュー)」を採用している点です。
全世界で利用者1億人以上のTradingViewが外貨ex CFDのPC版ツールにも内蔵されており、口座開設された方は無料で利用できます。
GMO外貨(外貨ex CFD)トレーディングビューで使える機能は?
バイナリーオプション:「オプトレ!」
GMO外貨のもう一つのサービスがバイナリーオプションの「オプトレ!」です。オプトレ!の対応銘柄はFX8通貨ペアです。
IG証券など一部の国内FX会社では「株式ノックアウト・オプション」に対応していますが、GMO外貨ではFX通貨ペアのみの取り扱いとなります。
オプトレ!はラダーとレンジの2種類に対応。通常の目標レートよりも広いレンジが選択できる「ワイドレンジ」といったサービスも提供しています。
結論:「外貨exは国内株式の取引はできない」
GMO外貨では3つのサービスを主に提供していますが、どのサービスでも「国内株式の取引はできない」というのが結論です。
基本的にはFX会社なので国内株式(現物取引)は取り扱いがありません。今後の可能性としては、「CFDサービス(外貨ex CFD)にて株式銘柄の追加が実施されるかどうか」という点です。
銘柄追加が実施されるかは分かりませんが、当サイトでは常に最新情報をチェックして更新しているので都度確認していただければと思います!
FX・CFD対応会社で株式が取引できる会社は?
外貨ex以外であれば、株式(国内株・米国株)のCFD取引に対応している会社がいくつかあります。
各社の特徴を簡単に解説しているので会社選びの参考にしてみてください。
CFD業者 | 銘柄数 | 日本株 | 米国株 | 特徴 | 公式 |
---|---|---|---|---|---|
![]() | 約17,000銘柄 | 〇 | 〇 | 総銘柄数17,000種類以上! CFD営業収益で世界No.1(※) 全銘柄が1つのツールで完結! | ![]() |
![]() | 約8,500銘柄以上 | 〇 | 〇 | 8,500銘柄以上の銘柄に対応! 海外先物/ETFが充実! プロ仕様の本格取引ツール! | ![]() |
![]() | 150銘柄 | (※) | 〇 | CFD全銘柄で取引手数料無料! 人気銘柄を多彩に取り扱い! 幅広い銘柄で狭いスプレッド配信! | ![]() |
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![]() | 100銘柄 | (※) | 〇 | 人気の株アプリ「iSPEED」対応 指数、商品、株式、VIXの充実ラインナップ | ![]() |
※IGグループの財務情報より(2022年10月時点、FXを除いた収益ベース)
※GMOクリック証券および楽天CFÐ(楽天証券)はCFDサービスでは国内株式に対応していませんが、総合証券口座では国内株式の現物取引が可能です。
IG証券(国内株・米国株)
CFD取引で日本株を取引するならおすすめなのがIG証券です。IG証券では国内株式・外国株式12,000銘柄以上に対応。
IT、金融、自動車、ファッション、製薬、食品など各種セクターを代表する銘柄や掘出し銘柄まで幅広く取り扱いしています。
CFD取引なので現物取引と比べて約5分の1の資金でポジションが保有可能。空売りもしやすいため現物保有のポートフォリオに対してリスクヘッジのポジションを構築できます。
国内のCFD対応会社で日本株に対応しているのはかなり貴重です。また、IG証券が国内初となる「ノックアウト・オプション」でも日本株が取引できます。
ノックアウト・オプションはIG証券が国内で初めてリリースしたオプション取引です。「ノックアウト価格」という損切りラインをどこに設定するかに応じてオプション料(CFD取引の証拠金に相当)が変動する金融商品です。
特徴としては「ノックアウト価格の設定次第で必要なオプション料を調整できる」「最大損失額が固定されている」という点です。
ノックアウト価格での最大損失額が固定(スリッページなしで約定する)されているため、リスクコントロール性の高い取引方法でもあります。
このノックアウト・オプションを米国株や日本株で取引できるのが「株式ノックアウト・オプション」です。
株式をノックアウト・オプションで取引するメリットは「同じ株数の取引でも現物取引・信用取引・株式CFDよりも資金効率を飛躍的に高められる」という点です。
市場 | 銘柄(一部抜粋) |
---|---|
日本株 (約130銘柄) | ファーストリテイリング、トヨタ自動車、本田技研工業、川崎重工業、三菱重工業、IHI、三菱UFJフィナンシャルG、三井住友フィナンシャルG、東京電力ホールディングス、レーザーテック、任天堂、ゆうちょ銀行、NTT、ソニー、KDDI、富士通、日本たばこ、ソフトバンクグループ、富士フィルム、三井物産、住友商事、武田薬品、日立製作所、ダイキン工業など |
米国株 (約200銘柄) | エヌビディア、マイクロソフト、アップル、アマゾン、メタ、アルファベット、テスラ、ネットフリックス、バークシャーハサウェイ、スターバックス、マクドナルド、コカ・コーラ、JPモルガンチェース、ゴールドマンサックス、ジョンソン・エンド・ジョンソン、エクソンモービル、VISA、マスターカード、ウォルトディズニー、ボーイング、キャタピラー、フォードモーター、アメリカン・エアライン、ファイザー、Airbnb、ナイキなど |
取扱銘柄は国内株式約130銘柄と米国株約200銘柄に対応。現物取引と比べて資金効率を高めつつ、国内株式への投資が可能です。
別記事ではより分かりやすく解説しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください!
サクソバンク証券(国内株・米国株)
サクソバンク証券も国内株式のCFD取引に対応している会社です。日本株CFDの取扱銘柄は国内最多水準の約1,500銘柄(※)、CFD銘柄全体では8,500銘柄に対応。
※2024年06月11日時点
日本株の信用取引では取引期限(6カ月)がありますが、サクソバンク証券の日本株CFDは取引期限がありません。また、取引手数料も無料です。
取引に必要な最低金額も信用取引は30万円以上ですが、日本株CFDでは設定なしです。日本株で信用取引を行う方は日本株のCFD取引も選択肢の1つかと思います。
サクソバンク証券は日本の金融庁に登録し、10年以上に渡って営業を続けているFX・CFD会社です。国内の大手ネット証券とは違った魅力を持つサクソバンク証券もぜひチェックしてみてください。
GMO外貨の「外貨ex CFD」では取引ツールにTradingViewを採用しています。別記事では、TradingViewで日本株が取引できる証券会社・FX/CFD会社を一覧でまとめています。
普段からトレーディングビューをお使いの方は参考にしてみてくださいね!