この記事では「トレーディングビューで複数のアカウントを登録できないの?」という疑問にお答えしています。
結論からいうと「複数アカウントは登録できない」となるのですが、なぜ複数アカウントが禁止されるのか。規則に反した場合はどうなるのかについても解説していきます。
トレーディングビューで複数アカウントは禁止されている
トレーディングビューは全世界で9,000万もの利用者がいるグローバルスタンダードなチャートツールです。
これだけの利用者がいるため独自のハウスルール(利用規約)が定められており、厳格に運用されています。このハウスルールに「重複アカウントを作成しないでください」という項目があります。
以下は、ハウスルール10項と11項の抜粋です。
TradingViewのハウスルール
この規定によりトレーディングビューで複数アカウントの登録は禁止されています。サブスクリプションやデータを他のアカウントに移行することはできず、複数口座での同時発注(グループトレード)なども禁止行為となります。
複数アカウントの登録は「モデレーター」と呼ばれるスタッフによって常に監視されています。偽のアカウントやスパムアカウントも同様です。
モデレーターはハウスルールの維持や不適切なコンテンツについての報告を行う有志のスタッフです。モデレーターはTradingViewの公式担当者であり、コンテンツの問題やガイドラインに違反するユーザーへの対処を行います。
普通にTradingViewを利用しているだけであればモデレーターから連絡が来ることはありませんが、もし連絡が来た場合は指示に従う必要があります。
複数アカウントの登録が禁止される理由
SNSの自作自演を防ぐため
トレーディングビューには投資アイデアを投稿するSNS機能があります。この機能は誰でも利用でき、世界中のトレーダーたちの分析や投資アイデアを閲覧することができます。
クオリティーの高い投稿には高評価を付けたり、投稿主をフォローすることが可能です。この評価を人為的に高めるために複数アカウントでの自作自演が禁止されています。
公式では「TradingViewは素晴らしいアイデアを公開したり、コミュニティに参加したりすることで誰もが平等かつ公正な条件で評価ポイントを獲得できる場所」としており、この規律を守るための措置です。
1カ月無料お試しの複数利用を防ぐため
トレーディングビューは有料プランに加入する前に1カ月間の無料お試し期間があります。初回の契約であれば利用できるサービスですが、複数のアカウントを作成しこのサービスを複数回、利用するのは不正行為にあたります。
無料お試しは決済方法を登録する必要があるため、決済情報からユーザーが特定されます。また、アクセス元が同じ場合(同じPCで複数アカウントにログインするなど)に検知するシステムもあります。複数アカウントの作成は「すぐにばれる」のでやめておきましょう。
TradingViewの有料プランは通常時だとかなり高い金額です。もっとも、安く契約する方法がいくつかあります。
最大70%の割引が効くセール情報や特別な割引オファーを出す方法を別記事で詳しく解説しています。有料プランを検討中の方はこちらの記事もチェックしてみてくださいね!
複数アカウントを運用した場合の罰則
上記はTradingViewの公式サイトに記載されている規約です。
「重複アカウントを発見した場合、即座に永久BANとなります」「元のアカウントもかなりの期間禁止され、それぞれの評価スコアにも大きな修正が行われます」との記載があります。
アカウントがBANされたり、停止措置を受けるとそもそもTradingViewが使えなくなってしまいます。そうしたリスクがあることを事前に把握しておきましょう。
また、複数のアカウントがあると「アカウントを間違えて有料プランを契約してしまう」といった問題も起こります。元のアカウントで有料プランを契約していたのに、別のアカウントに間違えてログインしたままプランをアップグレードしたり、別のプランを契約すれば二重に請求がかかります。
こうしたトラブルの原因にもなってしまうので複数のアカウントの登録はやめておいた方が無難です。
みんなのFXなら複数アカウントの運用にはならない
国内FX会社の「みんなのFX」ではTradingViewを内蔵した取引ツール「FXトレーダー」が利用できます。
この内蔵トレーディングビューであれば複数カウントの対象となりません。といっても本家TradingViewがそのまま使えるわけではないのでご注意ください。
チャートやテクニカル指標の表示などチャート機能がそのまま利用できます。SNS機能や口座連携は利用できないので、その点もご留意ください。
みんなのFXのTradingViewは利用条件などはありません。口座開設された方であれば誰でも無料で使うことができます。
「最大6画面分割」「テンプレート複数保存最大5個」「インジケーターの同時表示25個」「比較チャート」など有料プラン相当の機能が利用可能です。
特に、6画面分割や最大25個のインジケーター同時表示はPremiumプランでしか使えない機能です。
内蔵テクニカル指標は87種類、描画ツールは81種類が利用できます。本家TradingViewの無料プランのように最大2個までの表示制限もありません。
25個以上の同時表示、描画ツールが自由に使うことができます。一部、搭載していない機能はありますが、それでも無料で利用できるのはかなり魅力的ではないでしょうか。PC版だけでなくスマホアプリにも内蔵されているのも注目ポイントです。
「有料プランにしたいけど、費用がかかるのは嫌」「TradingViewのチャートを複数利用したい」という方はみんなのFXもチェックしてみてください。
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※TradingViewの利用形式は取引ツールに内蔵しているFX業者と口座連携ができるFX業者があります。
※取引ツールに内蔵されているTradingViewはFX業者ごとに一部、搭載されていない機能があります。
※口座連携ができるFX業者のTradingViewの機能はTradingViewの契約プランによって異なります。
※内蔵ツールで提供している業者で表示できるのは、その業者の取扱銘柄に限られます。
※JFXはFX口座の連携およびTradingViewを内蔵した取引ツールは提供していません。
※サクソバンク証券は株価指数CFDの取り扱いはありますが、TradingViewで取引できるのはFX口座、個別株CFD口座、商品CFD口座、外国株式口座です。