「FXのプロが使うFX会社が使う業者が知りたい」
「プロトレーダーと同じトレード環境を構築したい」
FXにもある程度慣れてくると、FXのプロはどんな業者を使っているか、上級者と同じ環境でトレードしたいと思いますよね。初心者向けのFX会社は取引ツールがシンプルで分かりやすい反面、機能性で劣る部分もあります。
そこで、この記事ではFXプロトレーダー向けのサービスを提供しているFX会社を3社厳選して詳しく解説していきます。各社ともにプロ投資家や専業トレーダー向けにハイスペックなサービスを提供しているFX業者です。
各社の基本スペックから特徴、細かな機能まで詳しく紹介していくのでFX会社選びにご活用ください。
FXのプロが使うFX会社3社を徹底比較!
FX業者 | 特徴 | 公式サイト |
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IG証券 | ・世界19万人以上が利用する英国No.1プロバイダー(※) ・取引コスト優遇!専属担当者が付くプレミアムサービス有り ・FX通貨ペア100種類以上!CFD・バイナリーオプションにも対応 | |
サクソバンク証券 | ・約定力に自信あり。指標発表でも高い約定力を安定的に提供 ・FX通貨ペア150種類以上!外国株式約12,000銘柄にも対応 ・TradingViewとの口座連携対応で直接発注が可能 | |
OANDA証券 | ・全世界100万人以上が利用するグローバル金融プロバイダー ・透明性の高いのレート配信が魅力的 ・MT4、TradingViewに対応。取引ツールが充実している |
※リテールFX取引アクティブ口座数。Investment Trends UKレバレッジ取引レポート 2022年6月
IG証券
FX上級者向けの業者として最初に紹介するのはIG証券です。IG証券は為替取引の本場、イギリスに本拠地を構えるIGグループの日本法人。CFD取引(差金決済取引)の収益ベースで世界No.1の金融プロバイダーになります。(※)
FXの通貨ペアは100種類以上を取扱い、国内FX会社の多くは20~30種類の通貨ペアが一般的ですがIG証券ではメジャー通貨からマイナー通貨まで豊富なラインナップを取り揃えています。
FX以外にも個別株式、株価指数、債券先物、商品まで多種多様な銘柄がトレード可能です。CFD銘柄に関しては16,000種類以上の銘柄に対応。為替はNYダウや日経225といった株価指数、米国10年長期国債などの債券にも影響を受けます。
FX上級者の方で株価指数や債券周り、金・銀といった商品の値動きもチェックしている方は多く、幅広い視点で為替相場を分析するときにIG証券は最適。豊富な銘柄の最新マーケットデータや相場レポートも発信してくれています。
世界19万人以上のIG証券を利用しているユーザーのポジション動向が分かる市場センチメンタルも要チェック。全世界のトレーダーのポジション動向を見て相場の大局を判断することもできます。
※IGグループの財務情報より(2022年10月時点、FXを除いた収益ベース)
FXのプロは約定力で選ぶ!IG証券の約定力に注目!
FXを続けていると「指定したレートで約定しない」「注文価格と約定価格が違う」なんて経験をされた方も多いですよね。FX上級者の方が業者を選ぶときに注目するのは「指定レートできちんと約定する約定力」です。数pipsのズレでも回数が重なると見逃せない差になります。
この点、IG証券では「プライス最適化」という機能が実装されています。プライス最適化とは、必ず注文価格で約定する機能で、指定したレートから不利な方向に動いた場合は約定キャンセルとなります。
逆に注文価格から有利な方向に動いた場合、その有利な価格で約定してくれるのでIG証券では不利なスリッページは発生しません。この機能を実装しているのは国内FX会社の中でIG証券だけ。
プライス最適化は新規発注時の機能ですが、IG証券は決済時にも確実に指定レートで決済してくれる「ノースリッページ注文」という注文方法にも対応しています。
ポジション決済の逆指値注文にノースリッページ注文を設定しておけば、「逆指値が滑って損失が膨らんだ」なんてことも無くなります。こうしたサービスが提供できるのもIG証券の強力な約定力があればこそ。
約定力が自慢のFX会社特集!サーバーが強いFX業者を徹底比較!
全銘柄が取引可能!プロ仕様の取引プラットフォーム!
FX会社を選ぶときに外せないのが「取引ツール」です。IG証券のWebブラウザ版取引システムはFXから株式、株価指数、CFD銘柄までIG証券で取扱いのある銘柄が1つのツールですべて取引可能。
表示を切替えるだけで異なるアセットクラスがワンストップで取引できるのは非常に便利。また、IG証券のWebブラウザ版取引システムで便利なのがマイページ機能です。為替を分析するときに一緒にチェックしておきたいNYダウや日経225、米国債をマイページに登録しておくとタブを切替えるだけでチェックが可能。
画面分割は最大4画面に対応しているので、相関を見たい銘柄を並べて表示したり異なる時間軸でマルチタイムフレーム分析もスムーズです。さらに、主要金融メディアのTwitterフィードが内蔵されているため、マーケットの最新動向を1画面で確認しながらトレードが可能。
さらに、IG証券ではプロ投資家や専業トレーダー向けに「ProRealTimeチャート」という高機能チャート分析ツールも提供しています。テクニカル指標は88種類、描画ツールは30種類を標準搭載し足種も26種類に対応しているまさにプロ仕様のツールです。
ProRealTimeチャートは月4回以上の取引で無料利用できますが、条件を満たさない場合は月額4,000円がかかるのでその点はご留意を。取引銘柄の豊富さ、安定した約定力によるプライス最適化、幅広いアセットクラスを横断的に取引できる取引ツール、3拍子揃ったFX上級者向けの業者がIG証券です。
サクソバンク証券
次に紹介するのはサクソバンク証券です。サクソバンク証券はデンマーク・コペンハーゲンに本拠地があるサクソバンク投資銀行の日本法人で、2008年に日本で創業し10年以上に渡って世界基準の金融サービスを提供している業者になります。
サクソバンク証券はFXの通貨ペアが150種類以上を取扱いしており国内FX会社の中でも業界最多水準のラインナップです。主要通貨ペアは網羅、マイナー通貨やセミプロ通貨も豊富に対応しており、かなりマイナーな通貨ペアでもサクソバンク証券ならトレードが可能。
また、サクソバンク証券はFX以外にも海外株式、CFD取引、オプション、先物も取扱いしている業者です。海外株式は12,000銘柄、CFDで空売りから入ることも可能です。オプション取引では国内業者で唯一「バニラオプション」に対応。
銘柄の豊富さでいえばIG証券に軍配が上がりますが、サクソバンク証券も十分な品揃えです。国内FX会社はFX通貨ペアだけの取扱い業者も多いため、FX以外の銘柄が取引できるだけでも大きなメリットです。
指標発表に強い!急変時でも安定的なスプレッド配信!
サクソバンク証券の注目ポイントは「スプレッド」です。特に、17:00~25:00の指標発表が多く行われる時間帯で安定したスプレッドを提供しています。この時間帯はロンドン、ニューヨーク、日本の3大市場のトレーダーが活発に取引する時間帯。
21:00時台は米国の経済指標が発表されるため、相場が大きく動きやすいタイミングでもあります。こうしたタイミングを狙うFX上級者もいますが、ネックなのが「スプレッドが広がりやすい」という点。
原則固定を謳っているFX業者でも相場急変時には大きくスプレッドが広がることも珍しくありません。この点、サクソバンク証券は変動制のスプレッドを採用しており高い流動性が確保されています。
特に、指標発表時や要人発言等で相場が動きやすい17:00~25:00の主要通貨ペアでスプレッドが狭いため有利なトレードが可能です。
OANDA証券
最後に紹介するのはOANDA証券です。創業から20年以上、カナダに本社を構え世界各地でFXサービスを提供しているグローバルなFX会社です。世界で100万人以上のFXトレーダーが利用するOANDA証券も上級者向けのFX会社。
OANDA証券の特徴は「充実のMT4コンテンツ」「1通貨取引に対応」という点です。
OANDA証券はMT4コンテンツが充実!
MT4に対応している業者は国内にもありますが、OANDA証券では50種類以上のオリジナルコンテンツが口座開設者は無料で利用可能。
チャートパターンを自動表示してくれる「オートチャーティスト」や通貨強弱を表示してくれるインジケーターなど分析の幅を広げる各種コンテンツが魅力的です。MT4が世界中のFX上級者に利用されているのも豊富なインジケーターがあるからこそ。
それ以外にもOANDA証券は情報コンテンツにも注力しているFX会社です。最新のマーケット情報はもちろん、トレードの戦略を作るためのマーケットレポートや具体的な30の戦略なども公開。「FXのトレードスキルをもう一段上げたい」という方には最適なコンテンツが豊富に提供されています。
OANDA証券は1通貨取引からスタート可能!
OANDA証券は取引ツールによってコースが分かれており、大きく分けて「MT4コース」と「fxTradeコース」の2つです。このうちfxTradeコースでは、最小取引単位が1通貨からトレードが可能。
上記で紹介したIG証券は取引単位が1万通貨から、サクソバンク証券は1,000通貨からです。サクソバンク証券の1,000通貨でも十分、少額取引が可能ですがOANDA証券であれば1通貨からトレードができるので、本番口座で実際の取引ツールの使い勝手を確認することができます。
1通貨単位から取引できるFX会社は国内でもかなり貴重。FX会社は実際に口座開設をして使ってみないと分からないことも多いですよね。OANDA証券の約定スピードを体感してからまとまった資金を入れて本格的にトレードするのがおすすめ。
特に、FX上級者の方は複数口座を持っている方が多く、FX会社毎のメリットを上手く使い分けています。少額取引ができるFX業者をまとめた記事もあるので、気になる方はそちらもご一読ください。
MT4業者(国内)で1,000通貨単位の少額取引ができるFX業者は?
OANDA証券はMT4を提供しているメタクォーツ社の最新チャートツール「MT5(メタトレーダー5)」に対応しているFX業者です。国内でもMT5対応の業者はかなり貴重で、今後のMT4からMT5へと移行していく流れにいち早く乗っています。
従来のMT4よりも格段に処理能力と動作スピードが向上したMT5はよりハイスペックなチャートツールへと進化。OANDA証券の特徴であるオリジナルコンテンツもMT5対応なので最新ツールでトレード環境が構築できます。