- ビットコインについてきちんと知りたい人
- ブロックチェーンの本質について知りたい人
- 分かりやすい文章を望む人
今回読んだ本は、野口悠紀雄氏著書『入門 ビットコインとブロックチェーン』です。野口悠紀雄氏の専攻は日本経済論、ファイナンス理論です。経済なども含めて知り尽くした人物が書いたビジネス新書です。野口悠紀雄氏と言えば、「超」シリーズという本をたくさん出版されてまして、「パソコン「超」仕事法」がいちばん有名でしょうか。
イラストや図はほとんどなく、Q&A方式で問いに答えていく形です。端的にまとまっており、とにかく読みやすいです。なぜ野口悠紀雄氏が書く本は読みやすいのか、本の内容よりもそちらが気になってくるほどでした。
【本書の項目】
第1章 ビットコインとは何か?
第2章 ビットコインを実際に使うには
第3章 銀行が仮想通貨を発行する
第4章 ブロックチェーンとは何か?
第5章 ブロックチェーンの応用が広がる
第6章 シェアリング・エコノミーとブロックチェーン
第7章 IoTとブロックチェーン
第8章 分散自律型組織DAOが作る未来社会
書籍の見所をピックアップ
1. シェアリング・エコノミー
5章まではブロックチェーンに関することですが、6章からブロックチェーンを活用した内容になってきます。その一つが「シェアリング・エコノミー」に関することです。タクシーのシェアでもあります。ブロックチェーンがいろんなビジネスに繋がっていくのが分かります。今までにない新しいサービスを知ることができるでしょう。
2. IoT(モノのインターネット)
IoTは、Internet of Thingsの略です。IoTによって、工場の効率的なマネジメントができるようになります。要するに大規模な管理がしやすくなるようです。これは非常に便利なことになります。一方で問題もあります。セキュリティ対策などまだまだ問題もあるようです。この本ではしっかりと書かれてあり、勉強になりました。
3. DAO(分散自律型組織)について
経営者がいない事業、DAOです。新しいイノベーションと言えるでしょう。このDAOが今後も進んでいくこと間違いないです。もちろんメリット、デメリットがあります。その具体例をイメージすることができました。そして今後どういった世界になるのか、分かりやすく解説されてます。ぜひいろんな人に読んでほしいです。