この記事では国内レンタルサーバー業者として長年に渡ってサービスを提供してきたWinserverについて徹底解説しています。
Winserverは複数のVPSサービスを提供しており、FXをされている方であればMT4のEAを使った自動売買やMicrosoftのofficeを使ったテレワークまでシーンに応じて利用することができます。
ここではFX向けの仮想デスクトップVPSについて掘り下げていくので、「WinserverはMT4が使える?」「料金やスペックは?」と気になられている方はぜひご一読ください!
Winserver(ウィンサーバー)ってどんなVPS業者?
WinserverはWindows専門のレンタルサーバー業者として14年間に渡ってサービスを提供してきた企業です。
Microsoftの公式パートナー制度である「シルバーコンピテシー」を取得しており、その実績と技術力は折り紙付き。
シルバーコンピテシーとはMicrosoftが提供するクラウドサービス「Microsoft Azure」を活用したサーバーサービスの設定・構築について専門的な知見と実績を有しているパートナーとして公式に認定する制度です。
Winserverは多種多様な業界でWindowsサーバーの導入実績があり、個人向けにはVPSを始めとした仮想デスクトップや専用サーバーサービスを提供しています。
FXのMT4で自動売買のプログラムを動かす場合、24時間365日安定して動かせるかどうかは重要なポイントです。これまでの実績とノウハウから安定したサービスを提供してくれる国内VPS業者がWinserverです。
Winserverの主なサービスは4種類
Winserverが個人向けに提供しているサービスは主に「VPS(仮想専用サーバー)」「仮想デスクトップ」「レンタルサーバー」「専用サーバー」の4種類です。
このうち、FXでMT4を使うなら「仮想デスクトップ」がおすすめです。
仮想デスクトップと通常のVPSの違いは?
仮想デスクトップとは、Winserverのサーバー上に自分専用のデスクトップを作成してくれるサービスです。
イメージとしては、自分のPCからもう一つ別のパソコンのデスクトップを表示させるような感覚です。仮想デスクトップではリモートデスクトップ接続のアプリを使用します。
インターネットの環境さえあれば接続でき、デバイス(PC/スマートフォン/タブレット)やOS(Windows/Mac、iOS/Android)を問わず、簡単にWinserverのデスクトップへ接続することが可能です。
仮想デスクトップでは最初からOSをインストールしデスクトップが使える状態で渡してもらえます。難しいサーバー設定をする必要はありません。
一方、Winserverの「Windows VPS(仮想専用サーバー)」はサーバー機能やデータベースの運用も可能なプランです。サーバー運用に関する知識のある方はこちらのプランでも問題ありませんが、MT4・MT5でEAを動かすだけなら仮想デスクトップがおすすめです。
MT4・MT5で自動売買をするなら仮想デスクトップは必須
MT4・MT5でFXの自動売買をする場合、自宅のパソコンを使用するとスペックが足りなかったり、メモリやSSDの容量を使うため他の作業がしにくくなります。
この点、仮想デスクトップのスペックは契約したプランに基づきます。つまり、自宅のパソコンのスペックは関係ありません。
また、自宅では停電やブレーカーが落ちた場合などPCがシャットダウンすればMT4に接続できなくなります。ポジションを保有中に非常事態が起こった場合、意図しない損失が発生する場合も。
この点、VPSを利用すればそんな心配をする必要はありません。24時間安定稼働し、災害時の対策も万全です。電気代がかからないので、浮いた電気代分を月額費用に充てることもできます。
長期的に自動売買に取り組まれる方であれば、Winserverの仮想デスクトップのようなVPSサービスは必須といえます。
Winserverの特徴、注目ポイント
次は、Winserverの仮想デスクトップについて、その特徴や注目ポイントについて解説していきます。
国内VPS業者の中でもトップクラスのコスパの良さ
FX用MT4・MT5のVPSおすすめ業者スペック一覧比較表
VPS業者 | 基本月額 | プラン | メモリ /SSD | 初期費用 | ライセンス | 合計 | 公式 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | 2,530円 | WS23-2G | 2GB /150GB | 無料 | 月額込み | 2,530円 | ![]() |
![]() | 2,530円 | 短期お試し プラン | 1.5GB /60GB | 無料 | 月額込み | 2,530円 | ![]() |
![]() | 1,210円 | WIN1GB | 1GB /100GB | 無料 | 770円 | 1,980円 | ![]() |
![]() | 2,379円 | win1 | 2GB /60GB | 無料 | 1,250円 | 3,647円 | ![]() |
![]() | 7,689円 | ゴールド | 4GB /100GB | 2,200円 | 月額込み | 9,889円 | ![]() |
※2023年5月1日時点の各社公式サイト上で確認した料金を掲載。
※各社の1カ月契約、最低スペックプランで比較。表示金額はすべて税込価格の定価(キャンペーン適用なしの通常価格)で掲載。
※ライセンスはMicrosoft社のリモートデスクトップサービス(RDS)SALのライセンスを指しています。
※お名前.comデスクトップクラウドは2023年2月1日以降の新規契約・契約更新で発生する請求に対し、10~20%程度のサービス維持調整費が加算されます。
※ABLENETのWin1プランのメモリはキャンペーンで2GBに増量中です。
上記は国内でFX対応のVPS(仮想デスクトップ)業者の最安プランを比較したものです。
Winserverの特徴は2GBプランが競合他社と比べても最安クラスという点。2GBプラン(WS23-2G)は初期費用無料、ライセンス費用込みで月額2,530円です。
この料金でメモリ2GB、SSD150GB、CPU4コア、OSは最新のWindows Server 2022というスペックです。他社と比較してもこの料金で高スペックのVPSを使えるのはかなりお得です。
VPSを使わず自宅で自動売買プログラムを24時間稼働させたときの電気代を考えれば、コストを抑えつつ安定稼働させることができます。別記事ではさらに詳しく比較しているので、料金が気になる方はぜひご一読を。
メモリ完全保証が付いている
Winserverの特徴として全プランで「メモリ完全保証」が付いています。
メモリ完全保証とは、契約したプランごとのメモリ容量を最大限まで使用した場合でもきちんと動作することをいいます。
Winserverでは顧客ごとに割り当てるサーバーを制限し、人数管理と調整を行うことで余裕のある動作環境を提供しています。すべての顧客が最大限に利用したとしても快適な動作環境が保証されているので2GBプランでも安心して利用可能です。
プランは柔軟なスケールアップが可能
「最初は2GBプランで使って、良ければアップグレードをしたい」という場合でもすぐに対応してもらえます。
メモリ、コアCPU、ストレージの個別追加も可能なので自分の利用状況に合わせたプランのカスタマイズが可能です。
費用はメモリ1GB:月額990円、コアCPU1コア:月額990円、SSD10GB:月額550円です。メモリやコアCPUの個別追加に対応しているのはWinserverの大きな特徴ですね。
稼働率99.99%、万全の災害対策
Winserverの仮想デスクトップでは、データがサーバー上に保存されます。自宅で使っているPCには保存されないため、PCが壊れた場合でもスマホやタブレットで接続が可能です。
データセンターは大阪府内に設置されており、24時間の有人監視が行われています。地震などの災害で停電が起こった場合でも、大型ディーゼル発電が作動し電力供給が可能な体制を整えています。
こうした万全の対策からサーバーの稼働率は99.99%以上を保っているため、24時間365日安心して利用することができます。
安心・安全の無料サポートが充実
VPSを初めて利用される方であれば「リモート接続ってどうするの?」「使い方が分からないとき、どうしよう」と悩んでいる方も多いかと思います。
この点、Winserverでは月曜~金曜の平日営業時間内は電話での問い合わせに対応。メールでは24時間365日受付しています。
メールでの問い合わせでも、回答は最短で当日中、遅くても1営業日以内に返ってくるため「問い合わせしたのに返信がない」といったことはありません。
専門のスタッフが丁寧に対応してくれるのも老舗VPS業者だからこそ。サポート面も充実しています。
2週間の無料期間で実際にお試しができる
多くの注目ポイントがあるWinserverですが、良いかどうかは実際に使ってみないと分からないですよね。Winserverでは、本契約前に2週間の無料お試し期間があります。
利用できるプランはタイミングによって異なりますが、実際にWinserverを使ってMT4やMT5で自動売買をすることも可能です。使いやすさ、動作環境、サポート面などを確かめた上で契約することができます。
Winserverを検討されている方はまず2週間のお試しから利用するのがおすすめです。
Winserverの仮想デスクトップ料金プラン
次は、料金プランについて解説していきます。
Winserverの仮想デスクトップはメモリ容量ごとに分かれており、2GB~64GBまで9種類のプランがあります。
上記でも簡単に解説しましたが、最もコスパがいいのは2GBの「WS23-2G」プランです。メモリ2GB、SSD150GB、CPU4コア、OSは最新のWindows Server2022で月額2,530円は業界最安水準。
2GBプランは初期費用が無料、1人分のライセンスも追加済みでこの価格です。他社ではライセンス費用が別途かかる場合が多いですが、Winserverでは全プラン共通で1人分が月額料金に含まれています。
Winserverの仮想デスクトップ基本スペック
項目 | スペック |
---|---|
ゲストOS | Windows Server2022 |
ライセンス | RDS SAL1ユーザー追加済み |
データ転送量 | 無制限 |
固定IP(IPv4) | 1個 |
バックボーン | 960Gbps |
接続可能端末 | Windows、Mac OS X、iPhone/iPad、Android端末 |
追加スペック | メモリ1GB:990円/月、1コア:990円/月、ストレージ10GB:550円/月 |
追加ユーザー | 1ユーザー追加につき:ライセンス料金770円/月 |
※Macの場合、Microsoft Remote Desktopを利用することでVPS接続が可能です。
※iPhone/Android端末はRDPに対応したアプリが必要となります。
Microsoft365でテレワークにも最適
WinserverではオプションとしてMicrosoft365も利用することができます。ネット会議、ファイル共有、エクセルやワードといったOfficeアプリをVPSで利用できるため、テレワークにも最適です。
常に最新のOfficeアプリにアップデートされるため買いなおす必要もありません。「自宅のPCを仕事用には使いたくない」「データを保存するときのセキュリティが気になる」といった方にもおすすめ。
費用としては、OfficeアプリとOneDrive(ファイル共有アプリ)の利用プラン「Apps for business」で月額946円となっています。
Winserverの初期費用、申込方法について
Winserverの料金は「月額料金」+「初期費用」が初回費用の基本です。ここにドメインを新規取得する場合は「ドメイン費用」とメモリなどのオプション追加にかかる費用が足されます。
ドメインは自前のものがある、オプション追加も不要であれば月額費用+初期費用のみで利用が可能です。
支払い方法はクレジットカード、銀行振込、口座振替に対応しています。注意点としては、口座振替の場合で1か月契約で申し込むと初回のみ月額料金×3か月分を支払う必要があるのでご留意ください。
Winserverの申込方法について
申込からサービス開始までの流れとしては、会員登録⇒プランの選択(無料お試しの有無)⇒オプション・支払い方法の選択で申込が完了します。
登録したメールアドレスに申込内容が届くので確認しておきましょう。支払い方法がクレジットカードであれば、そのままサービス開始手続きが行われます。
口座振替の場合は指定口座に入金し、入金確認が取れ次第、サービス開始手続きが行われます。無料のお試しを選択した場合は引き落としはサービス開始から2週間後です。
利用料の入金確認から1営業日以内にサービスが利用可能となります。開始時には登録アドレスにパスワードが記載されたメールが届きます。申込方法や決済に関して、疑問があればサポートセンターに問い合わせしてみましょう。
Winserverに関するよくある質問
- スマホから仮想デスクトップのVPSに接続は可能ですか?
可能です。ネットワーク環境があれば、スマホやタブレットなど端末に関係なくVPSに接続することができます。OSはWindows/Mac、iOS/Androidに対応しています。
- プランのアップグレード、ダウングレードは可能ですか?
アップグレードのみ可能です。問い合わせフォームから「契約IPアドレス」「変更希望のプラン名」を記載し連絡するとプランのアップグレードに対応してもらえます。登録メールアドレスからの連絡のみ受付しているのでご注意ください。当月の月額料金は変更前後のプラン月額料金の日割合算となります。
一方、プランのダウングレードは対応していません。現在利用中のプランより下位プランを希望する場合、現在のプランを解約し希望のプランを新たに契約する必要があるのでご注意ください。
- 1つの仮想デスクトップの契約で複数人は利用可能ですか?
可能です。仮想デスクトップには、「Remote Desktop Services Lisence」が1ライセンス標準付与されています。追加で同時接続を行いたい人数分のライセンスをオプションとして契約する形となります。
- 仮想デスクトップのOSは選べますか?
可能です。Winserverでは、「Windows Server 2022」「Windows Server 2019/2012R2」に対応しています。