新たな証券会社がスタートしました。ウィブル証券(Webull証券)です。
ウィブル証券はどんな証券会社なのか。会社概要からスペック、手数料、取引ツールまで徹底解説しています。ぜひご一読ください!
ウィブル証券が2023年10月16日より取引手数料の引き下げを敢行!米国株式・海外ETFの取引コストが削減されました。
【変更前】約定金額の0.25%(税抜)
【変更後】約定金額の0.20%(税抜)
手数料引き下げと合わせて上限手数料20ドルが設定されました。これまでは上限手数料がなかったのですが、この改定により大口取引もやりやすくなりました。
取引手数料を抑えて米国株式・ETFを取引したい方は、ウィブル証券をチェックしてみてくださいね。
ウィブル証券(Webull証券)ってどんな証券会社?
ウィブル証券はウィブルグループ(Webull Group)の日本法人です。ウィブルグループは米国を中心にオンライン証券取引を提供し急成長しているフィンテックのユニコーン企業。
創業は2016年とまだまだ若い企業ですが、すでに全世界で3,500万人以上の投資家に高品質な金融サービスを提供しています。
日本では、2023年4月に満を持して「Webullアプリ」を提供開始。「テクノロジーを楽しみ投資を楽しむ(Enjoy Technology. Enjoy Investment)」を理念として日本の投資家に向けて魅力的なサービスを展開するとしています。
Nasdaq社とのパートナーシップ提携
ウィブルグループは全世界でマーケットデータを配信しているNasdaq社と公式にパートナーシップを提供しています。
Nasdaq社は信頼性の高いリアルタイムデータとヒストリカルデータ、ファンドデータを配信し米国株式市場を中心にトップレベルのデータソースを保有している企業です。
日本企業ではSBI証券や楽天証券も公式パートナーシップを提携しています。
ブルックリン・ネッツの公式パートナー
また、ウィブルグループはプロバスケットボールチームの「ブルックリン・ネッツ」の公式パートナーでもあります。
ブルックリン・ネッツはアメリカのニューヨーク州ブルックリン区に本拠地を置き、全米プロバスケットボール協会(NBA)に所属する強豪チームです。
ウィブルグループと聞いても馴染みがない方も多いかと思いますが、グローバルに展開する最先端のフィンテック企業として実績のあるグループです。
ウィブル証券(Webull証券)の特徴
次は、ウィブル証券の特徴について解説してきます。
米国株、海外ETF7000銘柄を取り扱い
ウィブル証券の取り扱いは主に米国株式と海外ETFの現物取引です。総銘柄数は約7,000銘柄、ほぼすべての米国株式・ETFをカバーしています。
テスラやエヌビディアといった大型株はもちろん、小型株からマイナーな米国ETFまで多彩な取り扱いがあります。
約7,000銘柄のうち、約4,000銘柄以上の米国株・ETFに数百円から投資できるのも大きな特徴です。
単元未満株、端株の取引に対応しているため投資資金が少額の方、お試しで利用してみたい方でも簡単に米株投資がスタートできます。
取引口座は特定口座と一般口座に対応。特定口座が利用できるのはありがたいですね。確定申告が不要になるので、面倒な手間もかかりません。
24時間注文可能、最大16時間リアルタイム取引が可能
ウィブル証券は取引時間が長いのも特徴です。時間外取引を含む24時間いつでも注文が可能、リアルタイム取引は最大16時間可能です。
プレマーケット(日本時間18:00–23:30)およびアフターマーケット(日本時間翌6:00–10:00)での成行注文、指値/逆指値注文、ストップリミット注文にも対応しています。
※取引時間は標準時間を掲載。サマータイムは1時間前倒しとなります。
※通常取引時間以外の時間帯での成行注文、逆指値注文の発注は可能ですが、通常取引時間が始まって以降の約定となります
米国株の株価は無料でリアルタイム配信されており、板情報(Nasdaq Total View)もアプリ内でチェックすることが可能です。
先に解説したようにウィブルグループはNasdaq社とパートナーシップを提携しておりLevel2データが無料で利用できます。
板情報は売り・買いで合計50本と気配値を配信。買い気配、売り気配のオーダーフローがどの市場参加者・取引所から供給されているのかが確認可能です。
本格的に米国株をスマホでトレードされる方にもウィブル証券はおすすめ。
高機能なスマホアプリを提供
ウィブル証券のメインツールは高機能なスマホアプリです。
スマホアプリは日本語に対応済み。更新の早いリアルタイムデータを配信し、テクニカル指標や描画ツールも充実しています。
テクニカル指標は56種類、17種類のチャート編集機能が利用可能。最新のマーケットニュース、アナリティクス情報、企業情報もスマホでチェックできます。
特に、流動性に関する情報が非常に充実しているのが特徴です。注文サイズ分布では大口、中口、小口の3段階で流入と流出量をグラフ化。
直近5日間の大口注文や価格帯毎の分布、空売り残高までスマホで確認できます。
気になった銘柄はそのまま発注に進めば初心者でも簡単に株式を購入することが可能。
特定口座に対応しているので面倒な確定申告の必要もありません。
ウォッチリストも機能的です。ウォッチリストから直近の値動きを把握したり、現在レートと変動率も一目でチェックできます。
カスタマイズ性も高く並び替えやロゴの表示/非表示、価格表示の有無など細かく自分好みにアレンジが可能です。
さらに、米国株式のオプション取引も可能となりました。上記はアップルのオプション取引画面を表示させたものです。
スマホアプリでも本格的にオプション取引ができるのは注目ポイント。コール・プットの板画面や出来高統計、確率分析といった機能まで利用できます。
取引から入出金までスマホアプリ1つで完結するのでパソコンは必要ありません。スマホでトレードされる方はウィブル証券のスマホアプリをぜひチェックしてみてください!
デスクトップアプリ版もリリース!
ウィブル証券は高機能なスマホアプリがメインツールですが、新しくデスクトップアプリ版もリリースしました。
デザインはスマホアプリとよく似ており、視認性の良いマテリアルデザインを採用。多機能ながらも無駄を省いたスマートな作りになっています。
チャート画面や発注画面、出来高の表示はそれぞれタブで独立して表示が可能です。サイズ調整や表示項目もブラウザと同じ要領で切り替えることができます。
テクニカル指標は60種類以上を標準搭載。秒足が使えたり、テクニカル指標の売買シグナルを通知するアラートやオプションアラートも利用可能です。
さらに、米国株だけでなく日本株にも対応したことでトレードの幅がより広がりました。上記はデスクトップアプリ版で日本株のヒートマップを表示させたものですが、もちろんスマホアプリでも日本株の取引は可能です。
取扱銘柄の拡充や新取引ツールなど日に日にサービスが良くなっているウィブル証券は今、注目の証券会社です!
ウィブル証券の取引手数料、入出金手数料は?
取引手数料 | 概要 |
---|---|
米国現物株、海外ETF等 | 約定金額の0.20%(税抜) |
為替取引手数料 | 15銭 |
※株式会社QUICKが提供する為替レートに加減算(アスク+15銭、ビッド-15銭)される為替スプレッドとなります。
ウィブル証券の取引手数料は【約定金額×0.20%(税抜)】です。取引手数料の上限は20米ドルに設定されており、大口取引をされる方にもおすすめ。
決済方法は円貨決済と米ドル決済の両方に対応しています。
ただし、入出金は日本円のみとなっており米ドルで保有している資金は出金時に自動的に円転されます。その際に1米ドルあたり15銭の為替手数料が発生します。
入出金手数料 | 概要 |
---|---|
円入金(通常振込) | お客様負担(各金融機関にお尋ねください) |
円出金(通常振込) | お客様負担 三菱UFJ銀行へ3万円未満の振込:110円 三菱UFJ銀行へ3万円以上の振込:330円 それ以外の銀行へ3万円未満の振込:484円 それ以外の銀行へ3万円以上の振込:660円 |
その他費用:売却時は米国証券取引委員会(SEC)に支払う手数料(約定金額×0.000008ドル(最低0.01ドル))と米国金融業規制機構(FINRA)に支払う手数料(1株当たり0.000145米ドル(1取引当たり最低0.01米ドル、最大7.27米ドル)が別途かかります。
通常振込の入出金手数料はどちらもお客様負担です。手数料は金融機関によって異なるため詳しくは利用する金融機関の公式サイトをご確認ください。
手数料に関していえば、SBI証券や楽天証券など国内大手ネット証券の方が有利です。
少額資金で投資されたい方や大手ネット証券で取り扱いがない銘柄に投資されたい方はウィブル証券がおすすめです!
ウィブル証券(Webull証券)の口座開設について
ウィブル証券の口座開設はPC、スマホどちらからでも可能です。口座開設時に運転免許証やマイナンバーカードの提出があります。
スマホであればその場でスクリーンショットを撮影しアップロードできるので、口座開設はスマホがおすすめです。
申し込みは5分もあれば完了します。表示される画面に従って必要事項を入力し、本人確認書類のアップロードをすれば申し込みが完了します。
申し込み後、登録したメールアドレスに口座開設完了の通知が来ます。案内に従い、アプリを開きパスワードを設定すればライブ口座での取引が可能です。
ウィブル証券(Webull証券)に関するよくある質問
- 口座開設から取引可能までどれだけかかりますか?
通常1~3営業日で口座開設の審査が行われます。審査状況によっては通常より開設完了までに日数がかかる場合があります。審査完了次第、サービスが利用可能です。
- NISA口座は開設できますか?
現在は利用できません。現状では特定口座または一般口座のみの取引となります。
- 入出金の方法、かかる時間は?
入出金はスマホアプリから行います。入出金は指定口座への銀行振込となります。入金手続きから証券口座残高に反映されるまでは通常30分~1時間程度かかります。出金申請は翌営業日までに処理されます。着金までは最長3営業日ほどかかる場合もあるのでご注意ください。また、外貨の入出金は取り扱いがありません。
- 配当金の受け取りはどうなりますか?
米国株式の配当金は米ドルでの受け渡しとなります。日本円の受け渡しには対応していません。配当金は証券口座に自動的に振り込まれます。
米国株/ETFの取引ならウィブル証券が要チェック!
ここまでウィブル証券の特徴やスペックを解説してきましたが、いかがでしょうか。
現状では、細かいサービス面でいえば国内の大手ネット証券の方が充実しています。手数料に関しても、特別安いわけではありません。
しかし、米国株のリアルタイムデータ配信、板情報、気配値などが無料で見れたり国内証券会社には取り扱いがないような銘柄に投資できるのは大きなメリットです。
今後は、「日本株にも対応する」としているため取扱銘柄の拡充とアプリの機能追加に期待が持てます。
期間限定のキャンペーンも随時開催しているので、気になられた方はぜひ公式サイトもチェックしてみてくださいね!
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米国株のスマホアプリであれば、moomoo証券(ムームー証券)もおすすめ!
「米国株投資の常識を覆す」と銘打った同社のスマホアプリは非常にハイスペックです。
米国流の最良気配値、歩み値でプロレベルの流動性分析が可能。機関投資家の売買動向が一目で確認でき、直近の売買情報や保有株までスマホでチェックできます。
市場建玉から売買動向を分析する注文・約定分析、空売り動向をグラフ化する機能、機関投資家の持株比率など「ここまで見れるのか」という驚きがあります。
こちらも無料で利用できるスマホアプリです。スマホで米株投資をされる方はmoomoo証券のスマホアプリもぜひチェックしてみてください!