この記事ではトレーディングビューの有料プランを契約する際に注意しておきたい事について詳しくまとめています。
大きく分けて、「セール時の注意点」「通常購入時の注意点」「返金について」の3つを解説。一通り確認してもらえれば、有料プランの購読について把握できる内容です。ぜひ参考にしてくださいね。
ブラックフライデー・フラッシュセールの注意点
+1カ月無料の特典はウェブサイトからの契約のみに適用
月次プランはセールの対象外、年次プランのみセールの対象
「月次料金×12カ月の総額」から割引になる
契約期間の終了後は通常価格での更新(次回、セールで追加契約は可能)
1カ月無料の特典はブラウザからの契約のみに適用
まず、ブラックフライデーやフラッシュセールで契約するときに一番重要なのが「ウェブサイトから契約する」という点です。
毎年11月下旬に開催されるトレビューのブラックフライデーセールは、「+1カ月無料」という特典が付きます。これがブラックフライデーセールが1年で1番お得になる理由です。
ただし、この特典はiOSやAndroidのアプリストアを経由した購入には適用されません。TradingViewのスマホアプリから購入するのはやめておきましょう。
パソコンウェブサイトを開き、購入するか、スマホでもブラウザ(SafariやChrome)から契約すれば特典がもらえます。
下記のリンクはPC・スマホどちらでも特典がもらえるのでご活用ください。
月次プランはセールの対象外、年次プランのみセールの対象
有料プランには、月払いの月次と年払いの年次という2パターンがあります。
このうち、セールの対象となるのは年次のみです。これまで数々のセールが実施されてきましたが、月次が割引された例はありません。
おそらく、今後も割引の対象となるのは年次のみとなるのでご注意ください。
割引は「月次料金×12カ月の総額」に適用される
項目 | 月次×12カ月 | 割引額 | 割引後 |
---|---|---|---|
Essential | 約26,600円 | -約8,000円 (30%割引) | 約18,600円 |
Plus | 約60,300円 | -約24,100円 (40%割引) | 約36,200円 |
Premium | 約120,700円 | -約84,500円 (70%割引) | 約36,200円 |
(※:料金は2025年10月1日時点の米ドル/円レートを元に税抜の金額を掲載しています。)
セールでは、有料プランが30%~最大80%割引されます。この割引は「月次料金×12カ月の総額」に対して適用されます。
通常時の年次プランに対して割引が効くわけではありません。通常時の年次は月次と比べると16%の割引が効きます。年次がさらに安くなるのではなく、月次料金の1年分が安くなります。
契約期間の終了後は通常価格での更新
セールでの契約期間が終了すると、次の更新時は通常料金での請求(セールで追加契約しない場合)となります。自動的にセール価格で更新されるわけではないのでご注意ください。
セール価格で継続して利用したい場合は、次のセールで追加契約する必要があります。ブラックフライデーセールやフラッシュセールを上手く活用しましょう。
【1年で一番お得!】トレーディングビューのブラックフライデー徹底解説!
ちなみに、通常時の料金は新規契約者と既存契約者で料金が多少異なります(既存向けの方が若干安い)。通常時の料金は以下の通りです。
トレーディングビューの有料プラン料金表(契約者向け)
項目 | 月額 | 年額 | ||
---|---|---|---|---|
プラン名 | 米ドル | 円換算 | 米ドル | 円換算 |
Basic | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
Essential | 14.95ドル | 約2,200円 | 155.4ドル | 約23,000円 |
Plus | 29.95ドル | 約4,400円 | 299.4ドル | 約44,300円 |
Premium | 59.95ドル | 約8,900円 | 599.4ドル | 約88,700円 |
(※:料金は2025年10月1日時点の米ドル/円レートを元に既存契約者向けの税抜きの料金を掲載しています。)
トレーディングビューの有料プラン購入時の注意点
料金表示は税抜き。10%の税金がかかる
決済は米ドルで行われるので決済時の米ドル円レートに注意
リアルタイムの市場データは別料金
支払い方法は基本的にクレジットカード
料金表示は税抜き。10%の税金がかかる
上記はトレーディングビューの公式ページですが、「TradingViewはいくつかの国で税務登録されています」「当社のポリシーに記載されている地域で税金を徴収する必要があります」と記載があります。
日本はこの対象となり、購入時には10%の消費税がかかります。また、料金はすべて税抜きで表示されているのでご注意ください。
米ドル決済なので決済時の米ドル円レートに注意
決済時の注意点としては「米ドルでの決済になる」という点です。クレジットカードやペイパル口座を経由して決済する際、決済時の米ドル円レートによって料金が変動します。
円安が進んでいると「昨年よりも料金が高い」といったことになるのでご注意ください。
リアルタイムの市場データは別料金
有料プランの初回購入時は上記の画面が表示されます。これは市場別の追加データ購入画面です。
東京証券取引所やニューヨーク証券取引所のリアルタイムデータは、通常料金とは別に月額で支払う必要があります。解約もプランとは別に可能です。
これは各取引所の取り決めであり、TradingViewはこの月額料金から利益を得ていません。
日本株や米国株式のリアルタイムデータを見たいという方は別料金がかかる点にご注意ください。より詳しい解説は別記事でまとめています。
支払い方法は基本的にクレジットカード
クレジットカード(VISA、マスターカード、アメリカンエキスプレス、JCBなど)
PayPalアカウントでの決済(デビットカード、銀行口座の振替)も可能
年次プランは暗号資産(BTC、ETH、USDC、USDT)の支払いも可能
モバイルアプリ(Google Play、App Store)での決済
支払い方法は基本的にクレジットカードです。対応ブランドは上記の通り。ペイパル口座を紐づければ、デビットカードや銀行振替も可能です。
一応、モバイルアプリからの決済も可能ですが、セールの特典が適用されないのでおすすめしません。また、スマホアプリからの決済は請求サイクルの変更(月次→年次への変更など)もできません。
したがって、決済は「ウェブサイトからクレジットカード決済」がおすすめです。
トレーディングビューの支払いエラーで購入できないときの対処法は?
有料プランのアップグレード・ダウングレードについて
新規もしくは現在プランを追加で契約する場合
契約日数に購入した分がそのまま追加される
昨年のブラックフライデーで契約した場合でも追加可能
プランのアップグレード、ダウングレードはいつでも可能
追加日数の期間が終了した時点で次回の料金請求が発生
有料プランを新規契約、もしくは既存のプランを追加で購入する場合について解説します。
この場合、月次であれば1カ月分、年次であれば12カ月分がそのまま契約日数に追加されます。プランのアップグレード・ダウングレードもいつでも可能です。
初期設定では自動更新がオンになっているので、契約日数が終了すると次回の請求がかかります。心配な方は自動更新をオフにしておくのがおすすめです。
自動更新は「設定と請求」→「サブスクリプション」→「次回更新を取消」からオフにできます。オフにしても契約日数が終了するまでは有料プランが利用できるのでご安心ください。
アップグレードする場合
上位プランを購入すると自動的にアップグレードされる
現在プランの残日数は価格比に応じて換算され、新しいプランの残日数に追加される
新しいプランは購入後、すぐに利用できる
追加日数の期間が終了した時点で次回の料金請求が発生
次は、プランをアップグレードする場合です。現在のプランより上位のプランを購入すると、購入後すぐに上位プランがスタートします。
このとき、前のプランの契約日数は上位プランとの価格比に応じて換算されるのでご注意ください。
たとえば、EssentialをPlusにアップグレードする場合は残日数が半分、EssentialをPremiumにする場合は約4分の1になります。
日数が換算された後、その日数を経過した時点でアップグレードしたプランの請求がかかります。
ダウングレードする場合
現在プランの残日数が終了すると下位プランに切り替わる
切り替わった時点でそのプランの料金が請求される
Android端末のスマホ決済はすぐに下位プランに切り替わる
ダウングレードの場合は請求サイクルの変更はできない
プランをダウングレードする場合は、「現在プランの残日数が終わった時点で下位プランに切り替わる」という仕様です。
「残日数が換算されて増える」ということはありません。料金に関しても、下位プランに切り替わった時点で請求がかかります(Android端末を除く)。
ちなみに、ダウングレードする場合は、月次を年次にするといった請求サイクルの変更ができないのでご注意ください。
トレーディングビューの返金について
初回の課金は返金されない
契約済みの一部払い戻しも不可
年払いの自動更新で課金された場合のみ14日以内で返金が可能
初回の課金は返金されない
返金に関してですが、まず初回の課金は返金されません。有料プランには無料お試し期間が1カ月あります。
この無料お試しが終了した後、解約しない場合は有料プランの請求がかかります。この初回の課金でも返金はされません。通常時も同じです。
契約済みの一部払い戻しも不可
「年次で契約したけど、もう利用しないので一部払い戻しをして欲しい」という場合も対応してもらえません。
セールは年次のみ対象となりますが、途中解約や一部返金はしてもらえないのでご注意ください。
年払いの自動更新で課金された場合のみ14日以内で返金が可能
TradingViewが返金対応するのは「年払いの自動更新で課金された場合のみ、14日以内に問い合わせする」というケースのみです。
これは、トレーディングビューの公式サイトで明記されています。基本的にこの場合のみ返金してもらえますが、実際に問い合わせたところ「出来る限り柔軟に対応します」との返答がありました。
有料プランを購読済みの方はチャート左上のアイコンからヘルプセンターをクリックします。
次に、チャットアシスタントを選びます。
ここから問い合わせが可能です。プランによって回答が返ってくるまでの優先度が変わります。
プランの購入や返金に関して問い合わせしたい場合は参考にしてみてくださいね。