「TradingViewは楽天証券に対応してるの?」「楽天証券はTradingViewと連携できるの?」といった疑問に答えるべく、当記事では、楽天証券のTradingView対応状況を解説しています。
先にお伝えしてしまうと、残念ながら現時点では、楽天証券はTradingViewとの連携には対応していません。
ですが、TradingViewでの分析を活かしつつ、楽天証券で米国株式や日本株式を取引することは可能です。
また、楽天証券に絞らなければ、TradingView上で米国株式やFX通貨ペアを取引できる国内業者は存在します。
以下ではこれらの内容を解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
楽天証券はTradingViewに対応してる?
楽天証券はTradingViewに対応していません
冒頭でもお伝えした通り、楽天証券はTradingView(トレーディングビュー)に対応していません。同社の株式やFXなどいずれも非対応です。
TradingViewでの口座連携に対応していないため、TradingView上で取引することはできません。
また、楽天証券の自社ツール内にTradingViewのチャート機能が内蔵されている、といった対応も現段階ではありません。
とはいえ、TradingView(トレーディングビュー)は世界中で利用者数を増やし続けており、同ツールへの需要は拡大し続けている現状なので、今後は楽天証券での連携対応などが実現する…かもしれません。その際は当記事ですぐにお知らせします。
ちなみに、同じ楽天グループの楽天ウォレット(暗号資産取引サービス)では、取引ツール内にTradingViewチャートが内蔵されていますが、あくまで別会社となります。
TradingViewで分析しつつ、楽天証券で取引するのは可能
口座連携には対応していないのでTradingView上での取引はできませんが、当然、TradingViewでチャート分析をしつつ、楽天証券のツールで取引を実行する、ということは可能です。
上記画像のように取引したい銘柄のチャートをTradingViewに表示させて、その横に楽天証券の取引画面を並べるだけです。
ただし、TradingView(トレーディングビュー)で使える機能は同サービスの契約プランに準じますのでその点はご留意ください。
楽天証券は米国株・日本株リアルタイム株価が無料、TradingViewは有料
楽天証券では、米国株式のリアルタイム株価を無料で提供しています。ナスダックグループ3市場(ナスダック、ナスダックBX、ナスダックPSX)および場外取引を含む最良気配と直近約定値段を提供。利用条件はなく、楽天証券の口座を持っているすべてのお客様が利用可能となっています。
また、日本株式のリアルタイム株価も無料で提供されています。日本株式のリアルタイム株価の無料利用に関しては、一定期間内に国内株式や外国株式の取引を行っている、口座開設から6ヶ月以内である、といった条件があるのですが、これらの条件を満たしたいない場合でも申込を行うだけで利用可能。
このように、楽天証券では米国株式と日本株式のリアルタイム株価を、無料で手軽にチェックできるのが大きなメリットです。
一方で、TradingView(トレーディングビュー)の米国株式や日本株式などのリアルタイムデータは、いずれも有料(月額)となっています。また、リアルタイムデータの利用には有料プランの契約が必須。
リアルタイムデータを購読していなくても、TradingViewチャートにて各種株式のチャートを表示できるのですが、15分〜20分遅れの遅延データ(ディレイデータ)となってしまいます。
そのため、TradingViewチャートで分析しつつ楽天証券で取引する際に、より最新のデータを活用したいのであれば、TradingViewにて有料のリアルタイム株価を活用するのがおすすめ。
TradingViewのリアルタイムデータ表示の解説はこちら!
「ウィブル証券」なら日本株・米国株の現物取引が可能!
「ウィブル証券(Webull証券)」はTradingViewとの口座連携に対応。かつ、TradingViewでの日本株・米国株の現物取引が利用できます。日本株の現物取引に関しては、国内唯一の対応となります。
ウィブル証券は世界4,000万ダウンロードを誇る高品質なスマホアプリを提供していたり、米国株取引手数料が業界最低水準であったりと多くのメリットを持ちます。
日本株に関しては、東京証券取引所の上場銘柄(ETF・ETN・REITを含む)を取り扱っており、取引手数料は最低55円(税込)からとなっていますので、コストを抑えたい方におすすめ。
TradingViewの日本株取引ができる証券会社の解説は下記リンク先の記事も参考にしてみてくださいね。また、ウィブル証券については特集記事または公式サイトもぜひご参照ください。
TradingViewで日本株取引ができる証券会社を徹底解説!
TradingViewにて、連携対応業者の一覧に「moomoo」のアイコンが並んでいると気づいた方、いるのではないでしょうか。
ただし、口座連携を試みてみると上記のような画面が表示されます。「Moomoo USの口座をお持ちでないため、ご利用いただけません」とのこと。残念ながら、国内で提供されている「moomoo証券」のサービスは非対応のようです。
ですが、海外のmoomooがTradingViewに対応しているということは、今後は国内でも連携が可能になるかもしれません。
moomoo証券は米国株価・日本株価のリアルタイムデータを提供していたり、大口投資家の動向を可視化してくれたり、AI予測機能が使えたりと多くのメリットを兼ね備えます。プロ級の投資情報を得られる証券会社をお探しであれば、moomoo証券もおすすめ。
TradingView上で「FX」を取引できる国内業者は?
次に、TradingView上でFX取引ができる国内業者を紹介します。「OANDA証券」「FOREX.com」が連携に対応。
「OANDA証券」「FOREX.com」が連携対応
TradingView上にて、連携可能な業者一覧の中にOANDA証券とFOREX.comのアイコンが表示されています。こちらをクリックして開設済みの口座と連携できます。
ちなみに、連携可能な業者一覧には数多くのアイコンが並んでいますが、ほとんどが海外の業者となっていて、国内の証券会社・FX会社は僅少。
OANDA証券またはFOREX.comで口座連携を行うと、上記画像のようにTradingView内で取引が可能となります。
FX通貨ペアに関してはデータ提供元が複数あるのですが、OANDA証券で取引する場合はOANDA提供のデータを、FOREX.comで取引する場合はFOREX.com提供のデータを表示させましょう。
TradingViewとの連携には非対応なのですが、国内FX会社の「JFX」はTradingViewでのレート配信を実施。TradingViewにて配信元がJFXの通貨ペアを選択すると、上記画像のようにJFXのチャートを表示できます。
TradingView上で取引はできないものの、TradingViewでチャート分析を行いつつ、JFXの自社ツールで発注といった使い方は可能。
TradingViewでレート配信を行っている国内業者は貴重です。気になる方は解説記事も参考にしてみてくださいね。
無料で使える「内蔵版TradingView」もおすすめ
TradingView(トレーディングビュー)と連携できる国内業者も気になりますが、TradingViewのチャート機能を内蔵しているツールもおすすめ。
例えば「みんなのFX」では、PCツール・スマホアプリにTradingViewチャート機能を内蔵しています。完全無料で利用可能。
「みんなのFX」の内蔵版TradingViewは、85種類以上のインジケーターや80種類以上の描画ツールを使えるほか、最大6枚のチャート表示、比較チャート機能、インジケーター同時表示数が無制限、広告表示無しなど多くの特徴を持ちます。
ただし、内蔵版トレーディングビューでは、該当業者で取り扱っている銘柄しか分析できない、オリジナルスクリプトが使えないなど、通常のTradingViewとは大きく仕様が異なる部分もあるのでご注意ください。
内蔵版トレーディングビューが使える国内業者一覧表
内蔵版のトレーディングビューを使えるおすすめの国内業者をまとめてみました。対応している銘柄や、内蔵版TradingViewの特徴などを併記しています。
TradingViewが使える国内業者についてもっと知りたい方は、下記の特集記事も参考にしてみてくださいね。
業者 | FX | CFD | 特徴 | 公式サイト |
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みんなのFX | 34通貨ペア | × | 6分割チャート対応 インジ表示数が無制限 | |
LIGHT FX | 46通貨ペア | × | 6分割チャート対応 スワップ狙いに「LIGHTペア」 | |
ゴールデンウェイ・ジャパン | 30通貨ペア | 4銘柄 (商品) | 6分割チャート対応 ノックアウトオプションも対応 | |
GMO外貨 | × | 23銘柄 (株価指数、商品、米国VI) | 8分割チャート対応(独立ウィンドウ) CFD銘柄が多彩 | |
OANDA証券 | 68通貨ペア | × | 本家TradingViewとの口座連携も可能 | |
FOREX.com | 84通貨ペア | 17銘柄 (株価指数) | 本家TradingViewとの口座連携も可能 | |
インヴァスト証券 | 20通貨ペア | 7銘柄 (株価指数) | FX・CFDの自動売買に対応 ETF銘柄の分析も可能 |
※ GMO外貨はFXも取り扱っていますが、TradingView内蔵ツールはCFDのみ対応となります。
※ OANDA証券はCFDも取り扱っていますが、TradingView内蔵ツールはFXのみ対応となります。