IG証券は17,000銘柄以上のCFD/FX取引に対応している人気の国内業者。株式や株価指数、商品、債券、FXなど多彩な銘柄を取り扱っています。
それほど数多くの銘柄を取り扱っているIG証券ですので、「IG証券はビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)も取引できる?」と気になる方もいると思います。
残念ながら、IG証券はビットコイン含む暗号資産の取引には対応していません。
ただ、IG証券では米国の大手取引所である「コインベース」の株式CFDに対応。コインベースの株価はビットコインと相関性がある上に、課税の面でメリットがあるのもポイントです。
また、IG証券はビットコインの取引に対応していませんが、日本暗号資産取引業協会の会員になっていたり、IGグループの海外業者はビットコインCFDに対応していたりします。
当記事ではこのような情報をまとめていますので、気になる方は参考にしてみてくださいね。
IG証券でビットコイン(暗号資産)を取引できる?
IG証券はビットコインの取引に非対応
冒頭でお伝えしたとおり、IG証券はビットコイン含む暗号資産(仮想通貨)の取引には対応していません。
IG証券の公式サイトでビットコインなどと検索するといくつか情報が出てきますが、注文は不可となっています。
日本暗号資産取引業協会の第二種会員には入会している
(※:出所 一般社団法人日本暗号資産取引業協会 会員紹介)
ただ、IG証券は一般社団法人日本暗号資産取引業協会に「第二種会員」として入会はしています。上記画像は同協会の公式サイトより抜粋したもの。
第二種会員の欄にIG証券株式会社と明記されていますね。OANDA証券なども入っています。
(※:出所 一般社団法人日本暗号資産取引業協会 協会概要)
ちなみに、第二種会員とは暗号資産の取引を扱う業者になるため、「登録申請中又は登録申請を予定する業者」とされています。
ですので、この情報を見ると今後はIG証券でビットコインなどの暗号資産を取引できるようになるかも?と期待が持てます。
ただ、IG証券が第二種会員として入会したのは2021年3月8日のこと。だいぶ間が空いてしまっていますが…。いずれにせよ、今後の展開に期待です。
日本のIG証券は非対応ですが、実は、IGグループの海外業者はビットコインなど暗号資産(仮想通貨)の取引に対応しています。
IGの海外サイトを見ると、取り扱い商品の中に「Cryptocurrency trading」が含まれており、暗号資産のCFD取引が紹介されています。
銘柄のランナップを見てみると、ビットコインはもちろんイーサリアムやライトコインなども対応。「Crypto 10 index」まであります。
あくまで海外の対応状況ではありますが、グループ会社が暗号資産CFDを扱っているということは、その流れでいずれ日本でも取り扱いが始まるかも?
コインベース(Coinbase)のCFD取引は対応
IG証券はビットコイン取引には非対応ですが、株式CFDにて関連銘柄である「コインベース(Coinbase)」の取引は可能です。コインベースは米国の大手暗号資産取引所。
コインベースは暗号資産関連の事業を行っているため、同社の株価はビットコインとの相関性があります。ですので、ビットコインの代わりにコインベース株を取引する、というのも手です。
IG証券の株式CFDでは5倍のレバレッジを使えるため、現物取引よりも少ない証拠金額で取引が可能。2023年11月8日時点であれば約2,700円から取引を始められます。
また、暗号資産(仮想通貨)の取引に対しては総合課税が課せられるのですが、株式CFDの場合は申告分離課税となるので税金対策にもなる、というメリットも。
コインベースのCFD取引でビットコインの税金対策!株式/ETFの買い方も解説!
ちなみに、IG証券では一部の米株銘柄にて取引時間の拡張を実施しており、コインベース株も時間外取引が可能です。
標準時で23:30〜翌6:00(金曜は7:00)までが通常の取引時間ですが、IG証券なら18:00〜23:30、6:00〜10:00の時間帯もできます(夏時間は1時間ずつズレます)。
しかも、時間外取引をした場合も通常の取引時間と同じ取引手数料でOK。
ただし、時間外取引は通常の取引時間に比べて流動性が低かったり、ボラティリティが高くなったりする可能性があるのでご注意を。
ビットコインを取引できるおすすめ業者は?
コインベースも良いけど、やっぱり普通に暗号資産の取引がしたい!という方は多いと思うので、最後にビットコインなどを取引できる、おすすめの国内業者を紹介します。気になる業者があれば公式サイトもチェックしてみてくださいね。
みんなのコイン
みんなのコインはトレイダーズ証券が提供している暗号資産CFDサービスです。みんなのコインは「みんなのFX」のFX口座を開設してから申込可能。
みんなのFXではFXの裁量取引に加え、シストレとバイナリーオプションも取り扱っています。取り扱いサービスの種類で選ぶなら同社がおすすめ。
みんなのコインでは高機能なスマホアプリを無料で利用可能です。移動平均線やMACD、RSIを用いたチャート分析、スピード注文にも対応。ポジション照会なども快適に使えます。
GMOコイン
GMOコインはGMOインターネットグループ(東証プライム上場)に所属する人気業者。
ビットコインを含む20種類以上の暗号資産を取り扱っており、その上で、販売所と取引所、暗号資産FX、つみたて暗号資産など複数のサービスを扱っているのが魅力です。
また、TradingViewチャート内蔵の高機能ツールに対応しているのもポイント。TradingViewチャート内蔵ツールは無料で利用できます。
スマホアプリはシンプルで扱いやすい設計となっており、多数の銘柄をサクサク取引可能。スマホアプリはチャート分析や資産管理に対応しているのはもちろん、各種アラートやウィジェット機能対応などのメリットも兼ね備えます。