当記事では、「スーパートレンド(Supertrend)」が無料で使えるFX会社を紹介しています。スーパートレンドはATRを基にしたトレンド系のテクニカル指標。
スーパートレンドが使えるFX会社は非常に少ないので、対応業者を探しているという方もいるのではないでしょうか。
以下では、「そもそもスーパートレンドを無料で使えるFX会社は存在するのか?」「どのFX会社で使えるのか?」「実際に表示したチャート画面の雰囲気は?」などの疑問にお答えしていきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
スーパートレンドを無料で使えるFX会社・ツールはある?
早速、「スーパートレンド(Supertrend)を無料で使えるFX会社・ツールはあるのか?」という疑問にお答えしていきます。3つのパターンに分けて解説。
「IG証券」なら自社ツールのチャートで使える
「IG証券」では自社ツール(PC版・スマホアプリ版)に搭載されているチャート内にて、スーパートレンドの利用が可能です。上記画像は同社ツール内にて実際に表示させた画面。ツールは無料で使えます。
自社ツールのオリジナルチャートでスーパートレンドが使える国内FX会社は、非常に貴重です。ちなみに、「IG証券」はFX通貨ペアだけでなく、株価指数や商品、株式などCFD銘柄のチャート分析にも対応しています。
「みんなのFX」「LIGHT FX」などは内蔵版TradingViewで使える
「みんなのFX」や「LIGHT FX」などでは、自社ツール内にTradingViewチャートが内蔵されており、その内蔵版TradingViewにてスーパートレンド(Supertrend)が利用可能となっています。無料で使えます。
上記画像は「みんなのFX」のPCツールで内蔵版TradingViewを表示させた上で、スーパートレンドを利用している画面。
内蔵版TradingViewでは、分析できる銘柄は各社の取り扱い銘柄に限定(例:みんなのFXではFX通貨ペアのみ分析可能)されますが、スーパートレンドを含む多彩なインジケーターを自由に使えるのはメリット。
また、「みんなのFX」「LIGHT FX」ではPCツール・スマホアプリの両方で内蔵版TradingViewの利用が可能であり、どちらもスーパートレンドに対応しています。
当然、通常の「TradingView」でもスーパートレンドが使える
FX会社ではありませんが、次世代チャートツール「TradingView」でもスーパートレンド(Supertrend)の利用が可能です。「TradingView」は無料でも使えますが、有料プランを利用する場合は利用料が必要となります(各種プランの詳細はこちら)。
また、通常の「TradingView」ではスーパートレンドをベースにした「Supertrend Strategy(スーパー・トレンドストラテジー)」や、有志の方が公開しているオリジナルスクリプトの利用も可能となっています。
スーパートレンドが無料で使えるおすすめFX会社一覧
スーパートレンド(Supertrend)が無料で使えるおすすめのFX会社を以下の表にまとめてみました。
スーパートレンドを含むテクニカル指標の搭載数、描画ツールの搭載数、スマホ対応
(スーパートレンドをスマホアプリで使えるか否か)といった点に加え、FX会社・ツールの特徴も併記しています。気になるFX会社があれば公式サイトもチェックしてみてくださいね。
FX会社 | テクニカル搭載数 | 描画ツール搭載数 | スマホ対応 | 特徴・ポイント | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|
みんなのFX | 85 種類以上 | 80 種類以上 | 〇 | ・内蔵版TradingView対応 ・チャート最大6分割表示 | |
LIGHT FX | 85 種類以上 | 80 種類以上 | 〇 | ・内蔵版TradingView対応 ・チャート最大6分割表示 | |
IG証券 | 33 種類 | 21 種類 | 〇 | ・自社ツールにスーパートレンド搭載 ・CFD17,000銘柄以上の分析も可能 | |
ゴールデンウェイ・ジャパン | 100 種類以上 | 80 種類以上 | × | ・内蔵版TradingView対応 ・FX、CFD、暗号資産の分析が可能 | |
OANDA証券 | 80 種類以上 | 75 種類以上 | (※1) | ・内蔵版TradingView対応 ・TradingView連携も可能 |
(※:「スマホ対応」=スマホアプリでのスーパートレンド表示の可否)
(※1:OANDA証券のスマホアプリはスーパートレンド非対応。ただし、同社はTradingViewとの口座連携に対応しているため、スマホアプリ版のTradingViewと連携した上で、TradingViewアプリ内でのスーパートレンドの表示は可能です)
スーパートレンドをスキャルピングに活用したい方は多いと思うのですが、そんな方におすすめなのが「JFX」です。同社はスキャルピング公認の貴重な国内FX会社。
自社ツール内でのスーパートレンド表示はできませんが、「JFX」はTradingViewでのレート配信を行っているため、上記画像のようにTradingViewにてJFXのチャートを表示させた上で、スーパートレンドの表示も可能です。
「JFX」はTradingViewとの口座連携には対応していませんので、TradingViewでそのまま発注することはできませんが、同社のツールと併用すれば、TradingViewで分析しながらスキャルピング取引が可能です。
JFXのTradingView対応に関しては別記事で詳しく解説していますので、気になる方はそちらも参考にしてみてくださいね。
スーパートレンドが使えるFX会社・ツールの解説
みんなのFX
既にお伝えしている通り、みんなのFXではPCツール・スマホアプリにて内蔵版のTradingViewが使えます。スーパートレンドを含む多彩なインジケーターを利用可能。
PCツールではTradingViewチャートを最大6枚まで同時表示できたり、インジケーターの表示数が無制限だったり、インジケーターのテンプレートを保存できたりします。
【PCツール】スーパートレンドを表示した画面
こちらはPCツールにてスーパートレンドを実際に表示させた画面になります。通常のTradingViewと同じような感覚で利用可能。
こちらはパラメーターの設定画面。
インジケーターの色やラインの形状など、スタイルも自由に調整できます。
【スマホアプリ】スーパートレンドを表示した画面
こちらは、スマホアプリで内蔵版TradingViewを表示させた画面になります。PC版のように複数のチャートを併記させたりはできませんが、チャートの操作性は快適。
スマホアプリ版でも各種パラメーターとスタイルの調整が可能です。
LIGHT FX
LIGHT FXでもPCツール・スマホアプリにて内蔵版TradingViewの利用が可能です。
LIGHT FXはみんなのFXと同じ「トレイダーズ証券」が提供しているサービスであり、TradingViewチャートの仕様は同等となっています。
【PCツール】スーパートレンドを表示した画面
PCツールにてスーパートレンドを実際に表示させた画面。LIGHT FXの通常通貨ペアはもちろん、スワップ・スプレッドが強化された「LIGHTペア」銘柄の分析も可能です。
みんなのFXと同様にパラメーター設定にも対応。
スタイルも細かく調整可能となっています。
【スマホアプリ】スーパートレンドを表示した画面
スマホアプリにも内蔵版TradingViewが搭載されており、スーパートレンドの表示が可能。横表示にすれば幅広いチャート画面で分析が行えます。
スマホアプリ版でもパラメーターとスタイルを自由に調整可能。
IG証券
みんなのFXやLIGHT FXは内蔵版TradingViewでの対応になりますが、IG証券は自社ツール内の自社のチャートでスーパートレンドの利用が可能。
PCツールはもちろんスマホアプリでもスーパートレンドを表示でき、パラメーターやスタイルの調整にも対応しています。
また、IG証券は約100種類のFX通貨ペアに加えて、17,000以上のCFD銘柄にも対応。株価指数、商品、株式などのチャート分析でもスーパートレンドを活用できます。
【PCツール】スーパートレンドを表示した画面
こちらはPCツールにてスーパートレンドを表示させた画面になります。チャートを見ながらスムーズに発注できるのはもちろん、IG証券の取引ツールはカスタマイズ性に優れているのも魅力。
各種パラメーターの調整に加え、上昇・下落の表示切替、色とラインの形状の調整にも対応しています。
【スマホアプリ】スーパートレンドを表示した画面
スマホアプリもPCツールと同等のテクニカル指標が搭載されており、スーパートレンドの表示も可能。
PC版と同様にパラメーター・スタイルの設定が可能です。
ゴールデンウェイ・ジャパン
ゴールデンウェイ・ジャパンの「FXTF GX」では内蔵版TradingViewの利用が可能。インジケーターは100種類以上が備わっており、スーパートレンド(Supertrend)の利用も可能となっています。
ゴールデンウェイ・ジャパンではFX通貨ペアだけでなく、商品CFD、暗号資産のチャート分析にも内蔵版TradingViewを利用可能。
ただし、ゴールデンウェイ・ジャパンの内蔵版TradingViewはPC版ツールのみ対応となっており、スマホアプリではスーパートレンドは使えないのでご注意ください。
ゴールデンウェイ・ジャパンのTradingViewを徹底解説!
【PCツール】スーパートレンドを表示した画面
こちらはゴールデンウェイ・ジャパン「FXTF GX」のPCツールを表示した画面になります。内蔵版TradingViewが埋め込まれるような形式。チャート画面を含め、各種パネルのサイズは調整が可能となっています。
また、チャート画面は最大6分割表示が可能。複数のチャートでスーパートレンドの表示ができます。
こちらはパラメーターの設定画面になります。みんなのFXやLIGHT FXと同様の項目を用意。
スタイルも細かく設定が可能となっています。
OANDA証券
OANDA証券も自社ツールにて内蔵版TradingViewの利用が可能。多数のインジケーターを利用でき、スーパートレンド(Supertrend)も表示できます。
OANDA証券の内蔵版TradingViewはPCツールのみ対応となっているので、スマホアプリには非対応となります。
ただ、OANDA証券は通常のTradingViewとの口座連携に対応しているため、連携すればスマホアプリ版のTradingViewにて、スーパートレンドを使ったチャート分析をしつつ取引も可能です。
【PCツール】スーパートレンドを表示した画面
こちらはOANDA証券のPCツールにて、スーパートレンドを表示させた画面になります。OANDA証券の内蔵版TradingViewではFX通貨ペアの分析が可能。
こちらはパラメーターの設定画面になります。項目名が「入力」となっていますが、他社のパラメーター設定と同じものです。
こちらはスタイルの設定画面。細かな部分まで調整が可能となっています。
GMO外貨(外貨ex CFD)でもスーパートレンドが使える
FXではないのですが、GMO外貨のCFDサービス「外貨ex CFD」では、PC対応の高機能チャートとしてTradingViewチャートを提供。スーパートレンドを含む多数のインジケーターでチャート分析が可能です。
上記画像は、外貨ex CFDの高機能チャートを実際に表示させた画面。ここでは金スポットのチャートにスーパートレンドを表示させています。
GMO外貨の外貨ex CFDは、内蔵版TradingViewを無料で使える貴重なCFDサービス。金スポットの他にも、原油や天然ガスなどの商品銘柄、日経225やNYダウなどの株価指数銘柄、米国VI(VIX)といった銘柄にも対応しています。
GMO外貨のTradingView対応に関しては別記事で詳しく解説していますので、興味のある方はそちらもチェックしてみてくださいね。