この記事では、OANDA証券(オアンダ)のトレーディングビューについて徹底解説!
オアンダはトレーディングビューを内蔵したPC版ツールと口座連携に対応した貴重な国内FX業者です。
さらに、トレーディングビューのスマホアプリとの口座連携も対応しておりスマホから直接トレードすることも可能。そんなオアンダのトレーディングビューについて色々な角度から解説していきます!
オアンダは内蔵ツールと口座連携に両対応!
国内のFX/CFD業者ではトレーディングビューを内蔵した取引ツールを提供している業者と、本家TradingViewとの口座連携に対応している業者の2種類があります。
この点、オアンダは内蔵ツールと口座連携の両方に対応しています。内蔵ツールでは有料プラン相当の機能が無料で利用可能。
口座連携であれば本家TradingViewのPC版やスマホアプリをそのまま使いながら、オアンダを通して直接トレードができます。
オアンダのPC版TradingView内蔵ツール
オアンダは取引プラットフォームとして「fxTrade(エフエックストレード)」と「MT4/MT5(メタトレード4/5)」を提供しています。
このうち「fxTrade」にトレーディングビューが内蔵されています。
上記はfxTrade(ブラウザ版)の取引画面です。fxTradeには本家TradingViewのチャートがほぼ同じUIで搭載されています。
スケールの拡大縮小、搭載インジケーター、描画ツールなどの使い勝手はそのままで本格的な相場分析が可能です。
インジケーターは80種類以上を標準内蔵。本家TradingViewのコミュニティ・スクリプトは利用できませんが、それでも十分すぎる数のテクニカル指標が表示可能です。
移動平均線やボリンジャーバンド、MACD、一目均衡表などの人気インジケーターはもちろん、かなりマニアックなテクニカル指標も搭載しています。
トレーディングビューの無料プランではインジケーターの同時表示が最大2つまでですが、オアンダであれば25個以上を同時に表示できるのもメリットです。
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描画ツールは50種類以上を自由に使うことが可能。フィボナッチ・リトレースメント、エリオット波動、ハーモニックパターン分析もスムーズです。
その他、本家TradingViewに搭載されている「ものさし機能」や「マグネット機能」、「オブジェクトツリー」などの分析補助ツールも使えます。
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画面分割は8画面分割に対応。分割レイアウトも1画面から8画面まで用意されているのでマルチチャートの表示も1クリックです。
インジケーターの同時表示と合わせて8画面分割ができるのは有料のPremiumプラン(月額約9,100円)相当の機能です。
チャート画面の保存にも対応しており、これだけの機能がオアンダで口座開設するだけ(口座開設費、維持費、利用料も無料)で誰でも利用できるのはかなり魅力的。
TradingViewの特徴である細かいカスタマイズ性もそのままです。スタイルの変更やスケール設定、背景変更などの各種設定も可能なので、自分好みのトレード環境が構築できます。
fxTradeの搭載機能
TradingViewだけでも十分魅力的ではありますがfxTradeはその他の機能も充実しています。
オアンダは日本を含む世界の主要9都市に拠点を構えるグローバルプロバイダーですが、各国のトレーダーが保有している注文比率やポジション比率を公開しています。
各通貨ペアでの注文比率、ポジション比率の偏りをみれば「ドル円はこの水準を超えると損切りでレートが動く」「このサポートラインは厚い」といった相場分析が可能です。
この注文比率、ポジション比率がfxTradeにもデフォルトで搭載されています。国内FX業者でも公開している業者はありますが、グローバルにサービスを提供しているオアンダの注文情報は要チェックです!
また、各通貨別の通貨強弱ヒートマップもツール上で確認できます。対米ドルで今、どの通貨が買われているか、売られているかを色で確認することが可能。
トレーディングビューの機能性だけでなくオアンダ独自のマーケット情報を織り交ぜた高機能ツールが「fxTrade」です。
上記ではオアンダの「fxTrade」のブラウザ版について解説しましたが、fxTradeはアプリ版も提供しています。
アプリ版はTradingViewを内蔵していませんが、こちらも随所に工夫を凝らしたツールに仕上がっています。
まだまだオアンダの魅力はたくさんありますが、TradingViewを普段から使われている方、これから使ってみようと思われている方はオアンダをぜひチェックしてみてください!
fxTradeに内蔵されたポジション比率も便利ですが、より詳細に分析する場合はオープンオーダーとオープンポジションが便利です。
オープンオーダーは未決済指値・逆指値注文の比率を価格帯毎に表示します。
レート毎に買いと売りの指値/逆指値のポジション数量が分かるため、「含み益のポジションが利確で解消される」「ここまで下がると損切りの逆指値にかかる」といった判断が可能になります。
さらに、オープンポジションでは過去に売買したポジション比率まで分かります。オアンダは公式でも使い方を解説しているのでぜひ一度、チェックしてみてください。
オアンダはPC・スマホアプリの口座連携にも対応!
OANDA証券は内蔵ツールだけでなく、本家TradingViewとの口座連携にも対応しています。
トレーディングビューのチャート画面下の「トレードパネル」からブローカーを選択し口座連携を行うとオアンダのFX口座が紐づけされます。
上記がオアンダと口座連携を行ったトレーディングビューのチャート画面です。口座連携であれば、本家TradingViewをそのまま使うことができます。
FX以外のアセットクラス(個別株、株価指数、商品、債券、暗号資産など)のチャートを確認しながらFXが可能。
ただし、1つ注意点としては「利用できる機能は購読しているプランによって変わる」という点です。インジケーター同時表示や画面分割をするには別途、有料プランに加入する必要があります。
別記事ではオアンダを含めたトレーディングビュー対応の国内業者を詳しく比較しています。
オアンダのもう一つの注目ポイントは「本家スマホアプリでも口座連携ができる」という点です。
TradingViewのスマホアプリはこれまでデモトレードのみの対応でしたが、新しくオアンダとの口座連携に対応。スマホアプリからでもオアンダを通して直接発注が可能となっています。
このアップグレードによって、PC版で搭載されている機能のほとんどがスマホアプリでも可能となりました。
進化し続けているトレーディングビューのPC版ツールやアプリをそのまま使いたいという方は口座連携がおすすめです!
以下では、TradingViewのプラン別機能と対応ブローカー一覧表を掲載しているのでプラン選び、業者選びの参考にご活用ください。
TradingViewのプラン別機能と比較
機能 | Basic | Essential | Plus | Premium |
---|---|---|---|---|
広告表示 | あり | なし | なし | なし |
画面分割 | 1 | 2 | 4 | 8 |
インジケーターの同時表示 | 2 | 5 | 10 | 25 |
アラート | 5 | 20 | 100 | 400 |
表示できるローソク足 | 5,000個 | 1万本 | 1万本 | 2万本 |
チャート同時接続 | 2個 | 10個 | 20個 | 50個 |
ウォッチリスト登録数 | 30個 | 1,000個 | 1,000個 | 1,000個 |
レイアウトテンプレート保存可能数 | 1 | 5 | 10 | 無制限 |
インジケーターテンプレート保存可能数 | 1 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
秒足 | × | × | × | 〇 |
バーのリプレイ | × | 分足42日分 | 分足180日分 | すべて |
出来高プロファイル | × | 〇 | 〇 | 〇 |
カスタム時間足 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
自動チャートパターン | × | × | × | 〇 |
サポート | × | 通常 | 優先 | 優先 |
TradingViewが無料のFX会社、ブローカー一覧表
FX会社 | 形式 | スマホ | 特徴 | 公式 |
---|---|---|---|---|
みんなのFX | 内蔵 | 〇 | 有料相当の機能が無料で使える 6画面分割、インジ複数表示 テンプレート複数保存 | |
LIGHT FX | 内蔵 | 〇 | 業界最高水準スワップ LIGHTペアはスプレッドも狭い | |
ゴールデンウェイ・ジャパン | 内蔵 | × | 業界最狭水準スプレッド TradingView内蔵PCツール | |
GMO外貨 | 内蔵 | × | 株価指数・商品CFD対応 最大8画面の独立チャート | |
JFX | TradingViewでのレート配信に対応 (詳細はこちら) | |||
Webull証券 | 口座連携で日本株・米国株の現物取引可能 | |||
サクソバンク証券 | 口座連携でFX、外国株、個別株CFD、商品CFD取引可能 | |||
OANDA証券 | 内蔵 連携 | 〇 | 内蔵と口座連携の両対応 最大8画面分割・5秒足チャート | |
FOREX.com | 内蔵 連携 | 〇 | 内蔵と口座連携の両対応 MT4・TradingViewが利用可能 | |
インヴァスト証券 | 内蔵 | △ | 独自のリピート系自動売買 FX、指数、商品CFD対応 |
※TradingViewの利用形式は取引ツールに内蔵しているFX業者と口座連携ができるFX業者があります。
※取引ツールに内蔵されているTradingViewはFX業者ごとに一部、搭載されていない機能があります。
※口座連携ができるFX業者のTradingViewの機能はTradingViewの契約プランによって異なります。
※内蔵ツールで提供している業者で表示できるのは、その業者の取扱銘柄に限られます。
※JFXはFX口座の連携およびTradingViewを内蔵した取引ツールは提供していません。
※サクソバンク証券は株価指数CFDの取り扱いはありますが、TradingViewで取引できるのはFX口座、個別株CFD口座、商品CFD口座、外国株式口座です。
各社のTradingView対応銘柄・取り扱い一覧はこちら!
オアンダってどんなFX業者?
オアンダは創業から25年以上、グローバルに金融サービスを提供している人気の国内FX/CFD業者です。
その特徴は「充実した取引ツール」「公平・公正な取引環境を追求する企業理念」「独自のマーケット情報」にあります。
特に、オアンダは「お客様との信頼関係」に重きを置いている企業です。もともと、為替のレート配信からスタートした企業なので「透明性の高い信頼できるレート配信」にこだわりを持って運営されています。
注文から約定までのスピード、スリッページ発生率を毎週公式サイトで公開しており情報開示に力を注いでいます。
上記でも簡単に解説しましたがオアンダ独自のマーケット情報も大きな魅力です。
オアンダを利用するトレーダーの取引状況が分かる「オープンオーダー」「オープンポジション」は価格帯別のトレーダーの損益状況が一目で分かります。
FXは典型的なゼロサムゲームの世界です。勝つ人の裏側には同じだけ負ける人がいます。負けが込んだポジションはさらに追い詰められ、買っているポジションは利を伸ばします。
その状況を客観的に把握できるのはかなり大きなアドバンテージになります。こうした独自のマーケット情報がオアンダの大きな魅力です。
【FX】ポジション比率や売買比率を公開しているFX会社特集!
OANDA証券の統計情報は要チェック!
OANDA証券は売買比率以外にも個人投資家がアクセスしにくい各種統計情報をグラフ化して提供しています。
その一つが「実効為替レート」です。実効為替レートとは特定の通貨価値を貿易比率などを加味して算出した通貨強弱を示す指標です。
通常の通貨強弱だけでは測定できない通貨の相対的な強さを把握することが可能です。日本円は米ドル円と比べてどれだけ強いのか、弱いのかを別の角度から確認できます。
その他にも米国の対日本貿易・サービス収支も公開しています。口座開設すると日本以外の国も選択可能、会員ステータスがゴールドの方は国別のグラフを重ねて貿易収支を比較可能です。
こういった情報は政府機関の公表データで確認できますが、より分かりやすくグラフ化して簡単に見れるようにしてくれているのはありがたいですね。
オアンダはFX以外にも株価指数と商品CFDに対応しています。日経225やナスダック100など厳選された各国の主要指数と原油や金といった商品銘柄がCFDで取引可能です。
残念ながら株価指数CFD口座はTradingViewとの口座連携には対応していませんが、FXと合わせて株価指数・商品も取引される方もオアンダは要チェック!