この記事ではAMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)の株の買い方、購入方法を徹底解説。NVIDAやIntelと並ぶ米国半導体大手のAMD。「Ryzen(ライゼン)」や「Radeon(ラデオン)」という製品名を知っている方も多いかと思います。
ここではそんなAMDの株式が買えるネット証券会社や株式CFDに対応した国内業者を一覧表でまとめています。AMDの事業内容や業績も合わせて解説しているのでAMD株に投資したい!という方はぜひご活用ください。
AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)のCFD取引対応の業者一覧表
※「取引手数料」=米国株CFDの取引手数料
※「取引時間」=米国株CFDの標準時の取引時間
業者 | 株式対応銘柄 | 取引手数料 | 取引時間 | 特徴 | 公式サイト |
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IG証券 | 約12,000銘柄 (米国、日本、他多数) | 2.2セント(※1) | 18:00〜 翌10:00 | 米国株の一部銘柄は時間外取引対応 | |
GMOクリック証券 | 74銘柄 (米国) | 無料 | 23:30〜 翌6:00 | 10年連続で国内店頭CFD取引高No.1(※2) | |
サクソバンク証券 | 約8,800銘柄 (米国、日本、他多数) | 無料(※3) | 21:00〜 翌7:00(※4) | TradingViewとの口座連携に対応 | |
楽天証券(楽天CFD) | 29銘柄 (米国) | 無料 | 23:30〜 翌5:55 | TSMCやリヴィアンなども取引可能 |
(※:個別株CFDの取引に際しては別途スプレッドが発生します)
(※1:IG証券の米国株式CFDでは1株あたり片道2.2セントの取引手数料が発生、最低手数料は16.5ドル。手数料は国によって異なります)
(※2:GMOクリック証券の実績は日本証券業協会及び日本商品先物取引協会の統計情報より同社調べ、2014年1月~2023年12月)
(※3:サクソバンク証券の取引手数料は無料ですが、建玉を持ち越した際のオーバーナイト金利などその他費用が発生する場合があります)
(※4:サクソバンク証券は21:00〜23:30(夏時間は20:00〜22:30)、6:00〜7:00(夏時間は5:00〜6:00)での時間外取引に対応していますが、時間外取引では指値注文のみ利用可能となります)
楽天CFDにて米国株式とETFのCFD銘柄が追加されました。これで楽天証券は米国株式を現物・信用・CFD取引の3種類で取引できる貴重な証券会社となりました。
米国株式のCFD取引ではレバレッジ5倍(ETFは10倍)で取引可能。現物取引と比べて約5分の1の資金でポジションを持つことが可能です。追加された銘柄は以下の通り。
項目 | 概要 |
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取引時間 | サマータイム:22:30~04:55/標準時間:23:30~05:55 |
証拠金率 | 株式銘柄:20%(5倍)/ETF銘柄:10%(10倍) |
株式CFD | アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)、アルベマール、アリババ・グループ・ホールディング、アルファベット クラスA、アマゾン・ドット・コム、アップル、ASMLホールディング、バイドゥ、ビリビリ、シースリー・エーアイ、コインベース 、クーパン、JD.COM(京東商城)、JPモルガン・チェース、メタ・プラットフォームズ、マイクロソフト、ネットフリックス、ニオ、エヌビディア、パランティア・テクノロジーズ、PDDホールディングス、リヴィアン・オートモーティブ、セールスフォース、スノーフレーク、シンボティック、タイワン・セミコンダクター・マニュファクチャリング、テスラ、ユーアイパス、アップスタート・ホールディングス |
ETF | iシェアーズ MSCI ブラジル ETF、iシェアーズ MSCI マレーシア ETF、iシェアーズ MSCI フィリピン ETF、iシェアーズ MSCI 韓国 ETF、iシェアーズ MSCI トルコ ETF、ヴァンエック・インドネシア・インデックスETF、ヴァンエック・ベトナムETF |
エヌビディア、テスラ、アップル、アマゾン、メタ、アルファベット、ネットフリックスなどの世界的企業の他、半導体・EV・AI関連など幅広い銘柄が取引できます。
大手ネット証券の楽天証券で米国株のCFD取引まで可能となったのは非常に便利ですね。資金効率を高めつつ、現物株のリスクヘッジにも活用できる楽天CFDにご注目を!
AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)の現物取引対応の証券会社一覧表
証券会社 | 取扱銘柄 | 取引手数料 | 特徴 | 公式サイト |
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SBI証券 | 約6,000銘柄 | 0.45% | 大手ネット証券 証券口座開設数1,300万以上 | |
楽天証券 | 約4,950銘柄 | 0.45% | 新規口座開設数1位(※1) 豊富なキャンペーン開催 | |
マネックス証券 | 約5,000銘柄 | 0.45% | 時間外取引(プレ、アフター)可能 米株買付時の為替手数料0円 | |
松井証券 | 約4,400銘柄 | 0.45% | 100年以上の歴史を誇る老舗 「リアルタイム株価」無料 | |
moomoo証券 | 約7,000銘柄 | 0.088%(※2) | 業界屈指の格安手数料 大手ネット証券の約1/6の取引手数料 | |
Webull証券 | 約7,000銘柄 | 0.20% | 本格的な板情報や気配値をスマホで確認 米国株オプション対応 |
※取引手数料はすべて税抜の金額を掲載しています(moomoo証券を除く)
※1:口座数上位5社(auカブコム証券、SBI証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券)で2018年〜2022年の5年間の新規口座合計数で比較、楽天証券調べ。
※2:moomoo証券はベーシックコースの数値を掲載。12.5米ドル以下は取引手数料が0円、12.5米ドル超~25,000米ドル未満は約定代金の0.088%(税込)、25,000米ドル以上は22米ドル(税込)が上限となります。
AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)について
AMDはアメリカのカルフォルニア州サンタ・クララに本社を構える米大手の半導体メーカーです。
家庭用PCのマイクロプロセッサ、ワークステーションやサーバーに使用されるチップセットなどを開発、販売しています。
グラフィック関係の仕事やPCゲームをされる方であればAMDのGPUを搭載したPCを利用されている方も多いかと思いのではないでしょうか。
AMDの創業は1969年、半世紀以上に渡って半導体開発に携わっている老舗の企業でもあります。
AMDはコスパに優れたGPUが特徴
AMDはもともとIntelのセカンドソースメーカーとして製品を提供していましたが、1985年以降は独自開発を行い1999年に最初の商標登録を行った「Athlon」を発売。
AMDの特徴はコストパフォーマンスに優れたCPUやGPUを開発している点です。競合となるIntelやNVIDIAと比べると同水準の性能でリーズナブルな価格を実現。
特に、「Ryzen(ライゼン)」シリーズは高いスレッド処理能力と消費電力の少なさ、リーズナブルな価格が評価され多くのPCメーカーが採用しています。
最新の家庭用ゲーム機にも採用されている
また、SONYの家庭用ゲーム機「Play Station5」にもAMDのCPU「x86-64-AMD Ryzen“Zen 2”」、GPUには「AMD Radeon RDNA 2-based graphics engine」が搭載されています。
PC、ゲーム機、サーバー用など多くの用途にAMDのチップセットが活用されています。
創業当時は数十人しかいなかった従業員は今や1万人以上。今後もAI技術の発展、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)が進むにつれて高性能CPU、GPUの需要は高まる見込みです。
市場規模も拡大している半導体業界でより存在感を高めているAMDは要チェックの銘柄の1つです。
AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)の会社概要
企業名 | Advanced Micro Devices Inc |
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本社所在地 | 2485 Augustine Drive Santa Clara, CA 95054 USA |
設立年月日 | 1969年5月 |
代表者 | Dr. Lisa T. Su |
業種 | IT・通信 (IT & Communications) |
市場 | NASDAQ National Market System |
従業員数 | 11,400人 |
AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)の業績、株価
上記はAMDの月足チャートです。上場から徐々に株価を上げ、長期スパンで右肩上がりのチャートを描いています。
半導体セクターは景気動向に敏感に反応するため株式市場全体の影響を大きく受けます。もっとも、今後も最先端半導体チップの需要は長期スパンで継続的に高まる見通しです。
年単位での業績を見てもしっかりと売上高を伸ばしてきています。2023年の第2四半期まで赤字続きでしたが、第3四半期および2024年に入ってからはしっかりと利益を残しています。
今後もエヌビディアやAMDといった半導体関連の米国企業は要注目です!
AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)株式の買い方、購入方法
AMDは米国のNASDAQに上場している米国企業です。AMDの現物株式は米国株式に対応したネット証券を利用すれば購入可能。
国内ではDMM 株、SBI証券、楽天証券、マネックス証券などでAMDの取り扱いがあります。
AMD株の買い方:【CFD取引】
現物株式以外にもCFD取引(差金決済取引)を利用するのも投資方法の1つです。CFD取引とは現物株式をやり取りせず売買の差益のみをやり取りする取引方法です。
現物は買いからしか取引に入れない(空売りができない)ので株価が上昇して初めて利益がでます。この点、CFD取引は売りからも取引に入れるので株価の下落局面でも積極的に利益が狙えます。
また、最大5倍のレバレッジをかけられるため現物株式より資金効率を高めることが可能。配当に関しても配当相当額という調整金で受け取りができます。
もっとも、配当に関してはAMDもそうですが米国のIT企業の多くは配当を行わず自社の成長に資本を回す傾向にあります。AMDも配当を行っておらず、現物株式で配当狙いの投資には向いていない銘柄になります。
CFD取引に関しては別記事でも基礎知識から他の取引方法との違い、メリット・デメリットを分かりやすく解説しているので気になる方はご一読ください。
国内でAMDの株式CFDが可能なのはIG証券、GMOクリック証券、サクソバンク証券、楽天証券(楽天CFD)などです。
国内CFD業者の中でも創業50年以上の歴史と実績を持つのがIGグループです。IG証券はその日本拠点。日本でも10年以上に渡ってFX/CFDサービスを提供しています。
17,000種類以上のCFD銘柄を取り扱いしている他、日本で初めてリリースした「ノックアウト・オプション」にも対応。CFD業者を選ぶなら自信を持っておすすめできるのがIG証券です。
IG証券はFX通貨ペア約100銘柄、株式CFD12,000銘柄、株価指数約30銘柄、さらにゴールドや原油などの商品CFD、米国債券・日本国債券などの債券先物CFDにも対応。
CFDでこれだけのラインナップがある国内業者は他にはありません。IG証券の口座が1つあれば世界中の銘柄にCFDで投資可能です。
相場の資金は循環しています。その時々で資金が流れ込むマーケットに投資できるのがIG証券の強みです!