「MT4(メタトレーダー4)」は世界中のトレーダーに利用されている高機能チャートツール。国内でも複数のFX業者にてMT4が取引ツールに採用されています。30種類のインジケーターを標準搭載しており、さらにオリジナルのインジケーター・ツールをダウンロードして利用が可能。自由度の高いカスタマイズ性能、EA(エキスパートアドバイザー)による自動売買もMT4の大きな魅力となっています。
そんなMT4ですが、国内FX業者のIG証券では利用できるのでしょうか?IG証券は、イギリスを拠点として世界15ヶ国でサービスを展開しているIGグループの日本拠点。初心者から上級者、プロトレーダーまで幅広いニーズに応じた高品質なサービスを提供しており、多くのトレーダーに支持されています。
…前置きはこのくらいにして、早速ですが先の疑問にお答えします。
IG証券はMT4に対応しているのか?
残念ながら、IG証券はMT4に対応していません。IG証券ではPC取引ツールとして「プロリアルタイムチャート」と「Webブラウザ版取引システム」、スマホ・タブレット対応アプリとして「トレーディング・アプリ」を提供していますが、MT4には対応していません。
ですので、国内のFX業者でMT4を利用したいということであれば、ゴールデンウェイ・ジャパンやOANDA Japanといった業者での口座開設する必要があります。MT4が使える国内FX業者の一覧表を見たい方は、下記のボタンをクリックしてみてくださいね。
日本でサービスを展開しているIG証券ではMT4を取り扱っていませんが、IGグループの本拠地であるイギリスのサービスであれば、取引ツールとしてMT4が採用されています。上記画像はイギリスのIG公式サイトにあるMT4紹介ページ。しかしながら、日本人は口座開設できません。
イギリスのIGでMT4が提供されているということは、日本のIG証券でも今後提供が開始される可能性があるかも…?ユーザーからの要望が多いとMT4への対応が検討されるかもしれませんね。もしIG証券でMT4やMT5がリリースされましたら、当サイトでもすぐにお伝えします。
IG証券で使えるチャートツールは?
今のところMT4は取り扱っていませんが、IG証券は高機能な取引ツールを提供しています。PCツールとして提供されているのは、初心者でも扱いやすい「Webブラウザ版取引システム」と、上級者あるいはプロトレーダー向けに提供されているハイスペックツール「プロリアルタイムチャート」の2つ。MT4ももちろん優秀な取引ツールですが、IG証券に興味のある方は同社の高機能ツールをチェックしてみてくださいね。
Webブラウザ版取引システム
IG証券のスタンダードな取引ツールとして「Webブラウザ版取引システム」が提供されています。ブラウザ仕様なのでインストールは不要。これ一つでFX銘柄の取引はもちろんのこと、株式CFDや株価指数CFD、バイナリーオプション、最近話題のノックアウト・オプションなど、IG証券で取り扱っているすべての銘柄を取引することができます。
豊富な銘柄の取引に対応しているだけではなく、その基本スペックと操作性も魅力。28種類のテクニカル分析機能、27種類の描画ツールに対応、注文パネルやチャートパネルなどの配置を自由にカスタマイズできる利便性もあります。さらにWebブラウザ版取引システムは操作性が抜群。スタイリッシュなデザインで見やすく、ストレスなく取引に臨める高性能ツールとなっています。
Webブラウザ版取引システムは本当に使いやすい取引ツールなので、当サイトの特集ページ「FXおすすめチャートツール5選&徹底比較!」でも取り上げています。気になる方はそちらもチェックしてみてくださいね。
FXおすすめチャートツール5選&徹底比較!個性的なチャートをタイプ別に紹介
ProRealTime(プロリアルタイム)チャート
今使っているチャートツールでは物足りない、もっとハイレベルなツールを使いたい!という方におすすめなのが「ProRealTime(プロリアルタイム)チャート」です。Webブラウザ版取引システムが基本プラットフォームとして提供されているのに対して、プロリアルタイムチャートはスペシャル・プラットフォームとして提供されています。
プロリアルタイムチャートは非常に高機能かつ多機能なプロ向けの取引ツール。80種類以上のインジケーターを標準搭載しており、さらに自身でインジケーターを設定することもできます。MT4ではEAによる自動売買が行えるように、プロリアルタイムでは自動取引システム「ProOrder」が利用可能。自分でオリジナルのストラテジーを作成することもできますし、第三者のストラテジーを利用することもできます。また、30年に及ぶ過去のデータを使った検証にも対応。他にもさまざまな機能が備わっています。
Webブラウザ版取引システムもプロリアルタイムチャートも無料で使えるのですが、プロリアルタイムのみ月間4回以上の取引をしなければ使用料(月額4,000円)が発生するという条件があります。とはいえ、月に4回以上の取引なのでハードルは高くありません。プロ向けのプラットフォームを求められている方におすすめ。
MT4が使える国内のFX業者は?
では次に、国内でMT4を取り扱っているFX業者10社をまとめてご紹介します。対応通貨ペアと米ドル円スプレッド、取引単位、各社の特徴も記載。IG証券は業者のサービス自体も取引ツールもおすすめなのですが、どうしてもMT4を採用している国内FX業者を使いたい、という方は参考にしてみてくださいね。MT4対応業者のさらに詳しい解説が見たい!という方は下記ページもご覧くださいませ。
MT4を取引ツールに採用しているFX業者一覧表
FX会社 | 通貨ペア | ドル円スプレッド | 取引単位 | 業者の特徴 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|
![]() | 30 種類 | 0.1銭 | 1,000 通貨単位 | オリジナルインジ40種類以上 ウェブ版MT4対応 CFD4銘柄を表示可能 | ![]() |
![]() | 22 種類 | 0.5銭 | 1,000 通貨単位 | 大手ネット証券会社 楽天FXと併用可能 | ![]() |
![]() | 70 種類 | 0.3銭(※1) | 1,000 通貨単位 | NDD方式 オリジナルインジ50種類以上 CFD16銘柄を取引可能 | ![]() |
![]() | 30 種類 | 0.4~0.8銭(※2) | 1,000 通貨単位 | NDD方式 スキャルピングOK EA利用制限なし | ![]() |
![]() | 158 種類(※3) | 0.2銭(※4) | 1,000 通貨単位 | スキャルピングOK(※5) 高い約定力 最低入金額100万円 | ![]() |
![]() | 84 種類 | 0.8〜0.9銭 | 1,000 通貨単位 | 通貨ペアが豊富 EAホスティング無料 | ![]() |
![]() | 29 種類 | 変動制 | 1,000 通貨単位 | CFD10銘柄を取引可能 NDD方式 スキャルピングOK | ![]() |
![]() | 25 種類 | 変動制 | 1,000 通貨単位 | DMA方式 有料EAを自由に利用可能 | ![]() |
![]() | 26 種類 | 0.2銭 | 1,000 通貨単位 | スキャルピングOK オリジナルインジ提供 | ![]() |
![]() | 24 種類 | 0.2銭 | 1,000 通貨単位 | ヤフーグループのFX オリジナルインジ提供 | ![]() |
(※:ゴールデンウェイ、楽天証券、OANDA、FOREX.com、JFX、YJFX!のスプレッドは原則固定・例外あり。それ以外は変動制)
(※1:OANDAのMT4には3つの取引コースがあり、上記スプレッドは東京サーバーコースのスペック。ベーシックコースでは0.4銭、プロコースでは0.8銭。いずれも原則固定・例外あり)
(※2:2020年9月 外為ファイネスト調べ)
(※3:初期状態では33通貨ペアの対応であり、その他の通貨ペアはサクソバンク証券へ問い合わせての対応となります)
(※4:サクソバンク証券には2種類のMT4プランがあり、上記スプレッドはMT4 Directプランでの2020年1月9日~1月15日グリニッジ標準時午前8時~午後4時における10万通貨での平均スプレッド)
(※5:2種類あるMT4プランのうちMT4 Primeプラン利用時)
(※6:JFXとYJFX!のMT4は発注機能に対応していません。上記スペックは発注可能なFXサービスの情報を記載)
IG証券はMT4を取り扱っていません。今後に期待…
IG証券では現時点ではMT4の取り扱いがありません。とはいえ、IG証券では当ページでお伝えしたような高機能ツールが提供されていますので、そちらも要チェック。国内FX業者でMT4を使いたいということであれば、IG証券以外の対応業者をお使いください。
本拠地イギリスのIGではMT4が取引ツールとして採用されていますので、日本でも提供が始まるかもしれません…。いずれにせよ、IG証券の今後に期待です。IG証券の情報をさらに知りたいという方は、公式サイトもチェックしてみてくださいね。