ゴールデンウェイ・ジャパンのFXTF MT4では、独自のインジケーターを無料で使うことができます。
今回は通貨ごとの強弱が分かるインジケーター「FXTF – Symbol Kyojaku」を徹底解説します。
なぜこのインジがすごいのか。
FXはご存知の通り通貨「ペア」となっています。ドル円の場合、ドルと円、対象2つを同時に把握する必要があります。
例えば、このドル円のチャートを見てください。
上昇から若干下がってきています。これはドルよりも円が強い(ドル < 円)から下がってきていますが、ドルが最も弱くて、円が最も強いとは言えません。ドル円はあくまでもドルと円だけの強さ関係を表しています。
さらにユーロドルやポンドドル、その他多数の通貨ペアを見ていくのは至難の業と言えそうです。
個々の通貨の強弱を知る
そこで
ユーロ/ドル、ポンド/ドル、ドル/円、豪ドル/ドル、ドル/カナダドル、ドル/フラン、・・・
と呼ばれる「ドルストレート」を独自の計算で合わせた値と、
ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、カナダドル/円、フラン/円・・・
と呼ばれる「クロス円」だけを計算で合わせた値を比較した結果を出すのがこのインジケーターです。他の通貨についても同じ計算式を使って結果を出し、表示しています。
パラメーター設定の解説
現在表示させているチャートの通貨ペアだけの強弱を知りたいときは、「ShowOnlyPairChart」をtrueにします。そうすると対照の通貨のみ表示されます。
全てを表示させるのもよし、特定の通貨を限定するもよし。トレーダーそれぞれの思惑に合わせて表示することが可能です。チャートの背景色によっては色も変えた方が見やすいと思います。
さらに「レベル表示」で0を追加すると強弱が見やすくなります。
具体的な戦略例
複数の通貨から選ぶ場合
まずは全部の通貨がどうなっているのか見定めます。
そうするとドルがいちばん強く、円がいちばん弱いということが分かりました。
そこでドル円を見ます。
ドル円がきれいに上昇しているのでドル買いでトレードをしようということになります。最強と最弱のペアを見るとこのようにはっきりとしたトレンドが出ていることがよくあります。
今回はたまたまドル円でしたが、選んだ通貨がFX業者で扱っていないような組み合わせになったらトレードはできません。自分が得意とする通貨ペアになるまで待つのも戦略の一つでしょう。
特定の通貨ペアだけを見る場合
ユーロドルの日足です。ユーロとドルの2つの指標だけを表示させています。
上図で赤く囲った箇所はドル(緑ライン)がユーロ(青ライン)よりも上に来ていることで、ドルがユーロより強いと言えます。しかもドルは0以上、ユーロは0以下となっています。この赤枠でははっきりと下落していると見て、売りだけで勝負したいです。
ただしドルの緑ラインを見てください。0.025以上になるとドルが買われすぎと見られるからか、ドルの売りに向かっています。このようにいくらドルが強いといっても行き過ぎには注意が必要です。ドルの買われ過ぎなので一度ポジションを閉じてから戻り売りを狙おうという考え方もありだと思います。
MT4対応のおすすめFX業者一覧
FXTF以外にもMT4に対応した業者はたくさんあり、それぞれに特徴的なサービスを提供しています。各社の特徴を一覧表で比較しているので、ぜひ参考にしてみてください。
FX会社 | 通貨ペア | 取引単位 | 特徴 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
ゴールデンウェイ・ジャパン | 29種類 | 1,000 通貨単位 | オリジナルツールが豊富 ウェブ版MT4提供 | |
楽天証券 | 24種類 | 1,000 通貨単位 | 大手ネット証券会社 楽天FXと併用可能 | |
OANDA証券 | 69種類 | 1,000 通貨単位 | 約定拒否・再クオートなし オリジナルインジが50種類以上 | |
FOREX.com | 84種類 | 1,000 通貨単位 | 通貨ペアが豊富 EAホスティング無料 | |
JFX(※) | 41種類 | 1,000 通貨単位 | スキャルピングOK オリジナルインジ提供 |
(※:JFXではMT4は分析専用ツールとして提供されており、MT4からの発注には対応していません。上記スペックは発注可能なFXサービスの情報を記載)