この記事では米国を代表するエネルギー企業である「エクソンモービル(XOM)」を徹底解説!
エクソンモービルの特徴や強み、今後の見通しまで詳しく解説しています。エクソンモービル株の買い方や投資方法も紹介しているので、ぜひご一読ください。
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エクソンモービル(XOM)とは
エクソンモービルはテキサス州に本社を置く米国最大の総合エネルギー企業です。このセクターでスーパーメジャー6社と言われる内の1社です。
1860年代にロックフェラーが設立したスタンダード石油から分割した34社のうち、スタンダード石油ニュージャージー社がエクソン社に、スタンダード石油ニューヨーク社がモービル社に変遷していきます。1999年にこの2社が合併し、現在のエクソンモービル社になりました。
エクソンモービルはエネルギー資源の探鉱・生産、輸送、精製、販売までの流れを一括で行っています。事業収益は北米が中心ですが世界中に開発や探索中の油田を持っており、近年では南米やアフリカなどで新しい油田の開発などが進んでいます。
ガソリンスタンドは「エクソン」「エッソ」「モービル」のブランドで世界中に展開しており、日本でも非常に知名度が高い会社です。近年、世界的なクリーンエネルギー化の流れにのって低炭素化ビジネスにも本格的に力を入れ始めています。
またエクソンモービルは、配当金が毎年増配していく「連続増配銘柄」としても注目されています。
エクソンモービルは高配当ETFで人気の「HDV(iシェアーズ・コア米国高配当株ETF)」に高い構成比率で組み込まれています。
HDVは安定した高い配当利回りと低い運用コストが魅力のETFです。エネルギーとヘルスケア関連銘柄の中から優良銘柄が厳選されており、エクソンモービルはその筆頭銘柄です。
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エクソンモービル(XOM)の会社概要
企業名 | Exxon Mobil Corp |
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本社所在地 | 5959 Las Colinas Boulevard Irving, TX 75039-2298 USA |
設立年月日 | 1882年8月 |
代表者 | Mr. Darren W. Woods |
業種 | エネルギー (Energy) |
上場日 | 1969年6月 |
市場 | NYSE |
ティッカー | XOM |
従業員数 | 63,000人 |
エクソンモービル(XOM)の3つの強み
川上から川下まで
エクソンモービルは、エネルギー資源の探鉱・生産、輸送、精製、販売までの一連の流れを一括で行っています。
川上にあたる資源の探鉱・開発部門は「アップストリーム」と言われ、資源価格が上がって儲かるのはこの部門です。輸送部門は「ミドルストリーム」、ガソリンスタンドなどの精製・販売を行う部門は「ダウンストリーム」と言われます。
エクソンモービルの強みはアップストリーム部門のシェアが広いことです。近年特に注目されているものに南米ガイアナの油田開発があげられます。
米国メジャーであること
エクソンモービルは米国の石油メジャー企業です。
欧州のメジャー企業は、資源をロシアなど現在大きな地政学リスクを抱えている国に依存しているため先行きが不透明です。2018年から米国は石油産出量で世界1位ですので、現在世界の原油供給は米国が握っていることになります。
またエクソンモービルは、原油だけでなくシェールオイルや天然ガスの生産にも力を入れており、多様な資源からの収益が見込めます。
低炭素ビジネスへの取り組み
エクソンモービルは2027年までに合計150億ドルを低炭素ビジネスに投資すると発表しました。
ダレン・ウッズCEOは「高収益プロジェクトへの投資の加速や低炭素ビジネスの機会拡大に勤める」と述べています。世界のクリーンエネルギー化への転換は避けられない大きな課題であり、石油メジャーがどう対策を取ってくるか注目されています。
エネルギー・トランジション(※)への推進に繋がったことで、将来の収益の転換に見通しが立ち、企業としてのイメージアップにも繋がっています。
※従来の石炭や石油などの化石燃料を中心としたエネルギー構成から太陽光や風力などの再生可能エネルギーを中心としたものに転換していくこと。
エクソンモービル(XOM)の今後の見通し、展望
エクソンモービルは歴史ある石油メジャーとして一流の企業です。
足元の世界的な感染症パンデミックや地政学リスク、アフリカなど新興国の発展のことを考えると、今後10年20年間はまだ石油資源は必要とされることでしょう。
しかし、世界のクリーンエネルギーへの転換も避けて通れない事実です。今回、事業の組織編成で低炭素ビジネスへ大きく舵を切ったことは、もっと先の未来を見越した良い決断と言えるでしょう。
これからは、あらゆる状況において多様な資源の供給が可能な企業が生き残っていくことになります。その点で特に米国は資源を自給自足できるという大きなメリットがあります。
しばらくは地政学リスクなどによる原油価格に一喜一憂することになりそうですし、探鉱・生産には大きな事故も付きものです。
このようなリスクは否めませんが、経済の成長に資源は不可欠です。新しい方向へ大きく舵を切ったエクソンモービルの今後の更なる成長が楽しみです。
エクソンモービル(XOM)株の買い方、購入方法
エクソンモービルはニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場している米国企業です。国内の証券会社ではDMM 株、楽天証券、SBI証券、マネックス証券などがエクソンモービルの現物株式に対応。
米国株式は日本株とは異なり、1株単位から購入できるのが特徴です。エクソンモービルをはじめとして1万円程度でも投資できる銘柄は多数あります。
一方、買い方としては日本株とほぼ同じです。いずれかの証券会社でエクソンモービルのティッカー【XOM】を入力し銘柄検索、購入株数決め資金を入金すればエクソンモービルの現物株式が購入できます。
注意点としては、エクソンモービルのような米国株式は基本的に米ドルで取引を行います。日本円で資金を入金した場合、自動的に米ドルに為替取引(円転)が行われます。
この際に、1ドルあたり25銭の為替手数料(往復)が発生します。取引コストを抑えるなら米ドルで入金するか、事前に投資資金をまとめて米ドルに為替取引(両替)しておくと良いでしょう。
証券会社によって、買付時の為替手数料が無料だったり、キャンペーンで取引手数料が無料になっている証券会社もあります。
エクソンモービルに現物で投資するならDMM 株が要チェックです。
DMM 株は米国株式の取引手数料が0円の証券会社です。最低手数料や手数料上限もないため、取引手数料は一切かかりません。
米国の主要な人気銘柄は一通り取引することが可能です。DMM 株ではユーザーの要望に応じて銘柄が随時追加されており、新規IPO銘柄も数多く追加されています。
取引ツールも初心者向けから上級者向けまでレベルに応じたツールを配信。特に、スマホアプリは使い勝手が抜群で投資初心者でも簡単に操作できるように工夫されています。
また、最短即日で取引ができるのも注目ポイント。「取引コストはできるだけ抑えたい」という方はDMM 株にもご注目ください!
短期間で大きく利益を狙うならCFD取引
エクソンモービル株の買い方としては現物取引以外にもCFD取引があります。CFD取引とは差金決済取引のことで、日本株では信用取引と同じイメージの取引方法です。
米国株式のCFD取引では「最大5倍レバレッジ」「空売りが可能」「現物銘柄のリスクヘッジに利用できる」といったメリットがあります。
特に、現物取引ではエクソンモービルの株価が上昇しなければ利益が出ませんが、CFD取引では空売りができるため上昇・下落のどちらでも利益獲得のチャンスがあります。
国内では、IG証券、GMOクリック証券にてエクソンモービルのCFD取引が可能です。
レバレッジをかけるため現物取引よりはリスクが高くなりますが、投資資金も5分の1で済むため資金効率を飛躍的に高めることができます。少額資金で取引される方でも、資金管理を徹底すれば短期間で大きく利益を狙うことが可能。
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エクソンモービルのように今後、大きく株価の変動が予想される銘柄をより積極的にトレードされたい方はIG証券にご注目を!
エクソンモービル株のCFD取引対応業者一覧表
業者名 | 取引手数料 | 銘柄数 | 特徴 | 公式サイト |
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