検索エンジンの「Google」で有名なのがAlphabet(アルファベット)です。アルファベットはGoogleの親会社でスマホ用OSのAndoroid(アンドロイド)やYouTubeなど数々の事業を束ねている会社になります。
利用者が10億人以上のビリオンサービスをいくつも運営しているアルファベット。直近の決算でも非常に好調な業績を残しています。新型コロナウイルスの影響が追い風となっている同社に投資をお考えの方も多いかと思います。
この記事ではアルファベットの事業概要や業績を解説。アルファベットの現物株式やCFD取引に対応したネット証券会社や国内業者も合わせて紹介しています。
「アルファベットの株式の買い方を知りたい」「どの証券会社で取り扱いがあるのか知りたい」という方はぜひ参考にしてみてください。
米アルファベット(Google、グーグル)が発表した2020年第4四半期決算では市場予測を大幅に上回り2四半期連続となる過去最高益を更新しました。
年末商戦の時期で多くの企業が広告費を増やしたこと、新型コロナの巣籠り需要を受けてクラウド事業が顕著な成長を遂げています。
アルファベットを含めた注目の米国株式の決算情報、最新のマーケット情報は別記事でもまとめているので気になる方はチェックしてみてください。
アルファベット(Google)のCFD取引対応業者一覧表
比較項目 | ![]() | ![]() | ![]() |
---|---|---|---|
市場 | NASDAQ | NASDAQ | NASDAQ |
片道手数料率 | 2.2セント/株 | 約定代金の0.15% | 無料 |
オンライン 取引最低手数料額 | USD16.5 | USD5 | 無料 |
CFD銘柄 | 株式、株価指数、商品、ETF、債券 | 株式、株価指数、商品、ETF | 株式、株価指数、商品、ETF |
銘柄取扱数 | 約17,000種類 | 約9,000種類 | 約130種類 |
最大発注数量 | 原則、上限なし(※) | 2,700枚 | 5,000万円 |
最低注文数量 | 1株 | 50USD | 1株 |
取引時間 | 18:00-10:00 (夏時間17:00-9:00) | 23:30-6:00 (夏時間22:30-5:00) | 23:30-6:00 (夏時間22:30-5:00) |
初回最低入金額 | 制限なし | 10万円以上 | 制限なし |
公式サイト | ![]() | ![]() | ![]() |
※IG証券の最大取引数量はマーケットのボラティリティ、流動性によって注文が通らない場合もあるのでご留意ください。また、一部の米国株式で取引時間が延長されています。
※サクソバンク証券の最低注文数量は最低注文可能金額を記載。
※GMOクリック証券の最大注文数量は建玉金額を記載。
アルファベット(Google)について
アルファベットは2015年にGoogleやその他のグループ企業の持分会社として設立された会社です。事業の核となる検索エンジン「Google」は1998年にラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンがインターネットの検索結果をより見やすく整理するために生み出したサービスです。
スタンフォード大学の学生だった2人が博士課程の研究として始めたグーグルは今や、全世界190カ国以上、150の言語で検索できる世界最大の検索エンジンにまで成長しました。
グーグルはアルファベットの設立当時、自社のことを「検索の企業ではなく、AIの企業である」と語っています。その言葉通り、グーグルは検索サービス以外にも多岐に渡って事業を展開しています。
Alphabet(グーグル)が手掛ける事業分野
Google (グーグル) | Waymo (ウェイモ) | Wing (ウィング) | Verily (ベリリー) |
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検索エンジン、広告 | 自動運転技術 | ドローン物流 | 健康、医療関連 |
Calico (キャリコ) | X (エックス) | CapitalG (キャピタルジー) | Nest Labs (ネストラボ) |
分子生物学 | 先端技術 | 投資 | ホームオートメーション |
グーグルは検索エンジンサービスで集めた膨大なビックデータを最先端の事業に生かすことに注力しています。検索エンジンの「Google」や地図検索の「Google Map」、メールサービスの「Gmail」などグーグルのサービスは基本的に無料で利用できます。
これは広告として収益を上げるための集客方法ですが、その背景には世界中のありとあらゆるデータを収集、蓄積し先端技術に生かすという目的があります。その具体例の1つが自動運転技術です。
グーグルの自動運転車開発を担っている「Waymo(ウェイモ)」は2020年10月に完全無人の自動運転タクシー配車サービスを開始。利用者はスマホアプリで目的地を指定、料金をモバイル決済すれば指定地点まで24時間365日、いつでも無人タクシーが配車されるサービスです。
その他にも、スマホカメラで見るだけで検索ができる「Google Lends(グーグルレンズ)」やドローンによる市販医薬品の家庭向け配達サービスも開始しています。
現状では売上の大部分が広告による収益となっています。しかし、これから5年先、10年先といったスパンでみれば新たなイノベーションを起こしてくれる可能性を大いに秘めています。完全無人タクシーが誰でも利用できる未来もそう遠くないかもしれません。
アルファベット(Google)の会社概要
企業名 | Alphabet Inc |
---|---|
本社所在地 | 1600 Amphitheatre Parkway Mountain View, CA 94043 USA |
設立年月日 | 1998年9月 |
代表者 | Mr. Lawrence (Larry) Page |
業種 | IT・通信 (IT & Communications) |
市場 | NASDAQ National Market System |
従業員数 | 98,771人 |
アルファベット(GOOGL)の業績、株価
Alphabet(グーグル)が発表した2020年度第4四半期決算は非常に好調な業績となりました。事業全体の売上高は568億9800万ドル(前年同期比+23%)、純利益は152億2700万ドル(前年同期比+43%)と2四半期連続で過去最高益を更新。
1株あたりの利益は22.30ドルと市場予測の15.90ドルを大きく上回る結果に。グーグルはクラウド事業に注力しておりプラットフォームやインフラサービス、Google Workspaceなどのサービスで市場シェア拡大を狙っています。
クラウド事業の売上高は順調に推移しており第4四半期では38億3100万ドル(約4000億円)と前年同期比で46%増の成長を記録しています。もっとも、現時点ではまだ赤字を計上しており、今後、アマゾンのAWSやマイクロソフトのAzureといった競合とどう差別化していくのかに注目が集まります。
アルファベット(GOOGL)の株の買い方、その他の投資方法
アルファベットはアメリカのNASDAQ(ナスダック)に上場している米国企業です。アルファベットの株式には議決権の有無に応じて3つの種類があります。
項目 | ティッカー | 概要 |
---|---|---|
アルファベット クラスA | GOOGL | 議決権ありの通常株式 |
アルファベット クラスB | 未上場 | 議決権が通常の10倍ある株式。創業者が保有 |
アルファベット クラスC | GOOG | 議決権なしの通常株式 |
アルファベットに投資する場合、議決権ありのクラスAか議決権なしのクラスCを選択することになります。ティッカー名がそれぞれ「GOOGL(クラスA)」、「GOOG(クラスC)」と異なっているのでご注意ください。
アルファベット株の買い方としては「現物取引」「CFD取引」「投資信託/ETF」などが主な取引方法となります。
現物株式を購入するには米国株式に対応したDMM 株やSBI証券、楽天証券といったネット証券会社を利用するのが便利です。いずれかの証券会社で口座開設を行い、購入したい銘柄をティッカーで検索、資金を入金すれば現物株式が購入可能です。
また、アルファベットは米国を代表するIT企業として多くの投資信託やETFに採用されています。DMM 株は米国株式の取引手数料が0円なので米国株式、ETFを現物で取引されたい方にはおすすめです。
短期~中期スパンで値動きを利用して売買差益を狙いたい方はCFD取引が最適です。株式CFDでは最大5倍のレバレッジをかけることが可能。売りから取引に入る(空売りができる)のもCFD取引の特徴です。
アルファベットの株価は1株あたり1919ドル(2021年2月3日時点、クラスA)なので、現物株式では1株約20万円程度の資金が必要です。この点、CFD取引であれば5倍のレバレッジをかけられるので1株あたり約4万円から取引がスタート可能。
積極的に売買差益を狙いたい方はCFD取引にもぜひご注目を。CFD取引の基礎知識やメリット・デメリットは別記事でも詳しく解説しています。
以下ではアルファベットのCFD取引および現物株式に対応したネット証券会社、国内業者を比較表にまとめています。業者選びにぜひご活用ください。
アルファベット(Google)のCFD取引対応業者一覧表
比較項目 | ![]() | ![]() | ![]() |
---|---|---|---|
市場 | NASDAQ | NASDAQ | NASDAQ |
片道手数料率 | 2.2セント/株 | 約定代金の0.15% | 無料 |
オンライン 取引最低手数料額 | USD16.5 | USD5 | 無料 |
CFD銘柄 | 株式、株価指数、商品、ETF、債券 | 株式、株価指数、商品、ETF | 株式、株価指数、商品、ETF |
銘柄取扱数 | 約17,000種類 | 約9,000種類 | 約130種類 |
最大発注数量 | 原則、上限なし(※) | 2,700枚 | 5,000万円 |
最低注文数量 | 1株 | 50USD | 1株 |
取引時間 | 18:00-10:00 (夏時間17:00-9:00) | 23:30-6:00 (夏時間22:30-5:00) | 23:30-6:00 (夏時間22:30-5:00) |
初回最低入金額 | 制限なし | 10万円以上 | 制限なし |
公式サイト | ![]() | ![]() | ![]() |
※IG証券の最大取引数量はマーケットのボラティリティ、流動性によって注文が通らない場合もあるのでご留意ください。また、一部の米国株式で取引時間が延長されています。
※サクソバンク証券の最低注文数量は最低注文可能金額を記載。
※GMOクリック証券の最大注文数量は建玉金額を記載。
アルファベット(Google)の現物株式対応!大手ネット証券会社を比較!
比較項目 | ![]() | ![]() | ![]() |
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取扱銘柄 | NYSE・NYSE Arca・NASDAQ上場銘柄のうちDMM 株選定銘柄 | NYSE・NYSE Arca・NYSE American・NASDAQ上場のSBI証券選定銘柄 | NYSE・NYSE Arca・NASDAQ上場の個別株、ETF、ADRのうち、楽天証券選定銘柄 |
取引手数料 | 無料 | 約定代金の0.45%(税込0.495%) | 約定代金の0.495%(税込) |
注文の種類 | 指値、成行、IFDONE | 指値、成行、逆指値 | 指値、成行 |
最大発注数量 | – | 1注文当り250,000株 | 1注文当り250,000株 |
上限発注金額 | ー | 1注文当り2,000万ドル | 1注文当り989万9,999.99ドル |
最小取引単位 | 1株 | 1株 | 1株 |
呼値 | 1セント単位 | 1セント単位 | 1セント単位 |
取引時間 | 23:30-6:00(夏時間22:30-5:00) | 23:30-6:00(夏時間22:30-5:00) | 23:30-6:00(夏時間22:30-5:00) |
公式サイト | ![]() | ![]() | ![]() |
※DMM 株では円のみでの取引となります。米ドルの預け入れ、払い出しは行っていません。為替手数料として1ドルあたり25銭が発生します。
※楽天証券の米国株式取引手数料は約定代金に応じて手数料がかかります。インターネット・電話・成行指値といった取引方法による手数料の違いはありません。また、2.22米ドル以下は手数料0円、2.22米ドル超~4,444.45米ドル未満は約定代金の0.495%(税込)、4,444.45米ドル以上は22米ドル(税込)となります。
※SBI証券の取引手数料(インターネットコース)は約定代金が2.02米ドル以下で最低手数料0米ドル、上限手数料が20ドル(税込22ドル)となります。コースによって手数料が変わるため詳しくは公式サイトをご確認ください。