マネーパートナーズの高性能取引ツール「HyperSpeed NEXT」。大きな特徴としては、オリジナルのストラテジ(取引戦略)を構築できる点です。そして自ら構築したストラテジを検証する「バックテスト」が簡単にできます。プログラミングを知らなくてもクリックで選ぶだけで簡単にできます。その作ったものは売買シグナルとしても表示ができ、取引機会を逃しません。
このページでは、実際に簡単なオリジナルストラテジを作り、バックテストする手順を解説します。
2本の移動平均線を使ったドテンシステム
まずは簡単なドテンシステムを作りたいと思います。ドテンとは持っているポジションを決済し、反対のポジション建てにすることです。短期移動平均線と長期移動平均線のゴールデンクロス、デッドクロスでドテンします。短期SMAの期間を5、長期SMAの期間を25にします。
1. ルールの作成
まずは売買ルールからです。バックテストの「売買ルール一覧」をクリックします。
売買ルール一覧には既にたくさんの売買ルールがあります。今回はそれらは使いません。左上の「新規作成」をクリックします。
「売買ルール編集」が出てきます。
まずは買いルールを作ります。
ゴールデンクロスで買いエントリー&売りポジションクローズ
買いルールが分かりやすいように、「売買ルール名」「コメント」「作成者」を入力します。
売買区分は「買」にします。そして、「新規建てを行う」(ロングをエントリー)「決済を行う」(ショートポジションをクローズ)をオンにします。
そして条件を追加します。青色の「追加」を押します。
「条件一覧」が出てきます。
まずは条件から移動平均の「移動平均線とクロス」を選びます。
次に条件内容で期間をそれぞれ変更します。ロングなので必ず「上抜け」にします。そして最後にOKを押してください。
条件が追加されたのでOKを押してください。
デッドクロスで売りエントリー&買いポジションクローズ
同じように売りルールを作ります。
売買ルール一覧から新規作成をクリックし、売買ルール編集「売買ルール名」「コメント」「作成者」を入力します。
今度は売買区分を「売」にします。そして、「新規建てを行う」(ショートをエントリー)「決済を行う」(ロングポジションをクローズ)をオンにします。
そして条件を追加します。青色の「追加」を押します。
ショートなので必ず「下抜け」にします。そして最後にOKを押してください。
条件が追加されたのでOKを押してください。
売買ルール一覧に自作した「ゴールデンクロスで買い」と「デッドクロスで売り」が追加されました。
2. ストラテジの作成
次にストラテジを作成します。バックテストの「ストラテジ一覧」をクリックします。
ストラテジ一覧にも既にたくさんのストラテジがあります。ドテンのシステムを新規で作りたいので、左上の「新規作成」をクリックします。
「ストラテジ編集」が出てきます。「ストラテジ名」「コメント」「製作者」を入力してください。全ての売買ルールに適用は「新規建て」「決済」をオンにします。
青色の追加を押すと、先ほど作った売買ルール一覧が表示されます。
まずは買いルールとなる「ゴールデンクロスで買い」を選択し、「ストラテジに追加」を押します。
「買」に「ゴールデンクロスで買い」が追加されました。
「売」にも「デッドクロスで売り」を追加します。
今回のシステムに関しては強制決済の必要はありませんので、強制決済欄はなしです。最後に忘れずに保存を押します。
これで「MAのドテン」ストラテジができました。
3. バックテスト
作ったストラテジを使ってバックテストをしてみます。ストラテジ一覧から作った「MAのドテン」を選択し、「バックテスト実行」を押します。
「バックテスト実行」画面が出てきます。対象通貨ペア、対象期間を変更してください。対象期間は足種によって制限があります。
開始を押すと、計算が始まります。そして結果が出ます。
「損益グラフ」も出せます。
「チャート表示」を押すと実際の売買をチャートで見ることができます。
きちんとゴールデンクロスで買い、デッドクロスで売りとなっているのが分かります。
無限大にバックテストができる!?
今回は移動平均線だけでやりました。他にも26種類のテクニカル指標があります。
26種類
四本値, 移動平均, ストップ, リミット, HightLowチャネル, VariableVolatilityStops, エンベロープ, パラボリック, ピボット・ポイント, ボラティリティ・レシオ, ボリンジャー・バンド, 一目均衡表, 時系列練行足, 方向性指標(DMI), MACD(マックディ), 順位相関(RCI), ROC(変化率), RSI(相対力指数), アルティメット・オシレーター, サイコロジカル(ライン), ストキャスティクス, モメンタム, 乖離率, カギ足, スーパーボリンジャー, スパンモデル
テクニカル指標は随時追加予定
そして複数の条件を組み合わせたりできます。アイデア次第でどんどんできそうです。「HyperSpeed NEXT」で手法を確立してみてはいかがでしょうか。