TLTの配当利回り、証券会社を徹底解説!

【最新版】TLTの株価、配当利回り、証券会社を徹底解説!

この記事では、米国長期債券ETFであるTLT(iシェアーズ米国債20年超ETF)を徹底特集。TLTの概要から配当利回り、値動きまで詳しく解説しています。

また、TLTの取り扱いがある証券会社も解説しているので、銘柄選び、証券会社選びの参考としてご活用ください。

TLTの現物・CFD取引対応!証券会社一覧表

業者名対応取引取引手数料取引単位取引時間公式
[サクソバンク証券]サクソバンク証券現物
CFD(※)
0.25%1枚23:30-6:00[サクソバンク証券>詳細]
[マネックス証券]マネックス証券現物0.495%1枚22:00-10:00[マネックス証券>詳細]
[松井証券]松井証券現物0.495%1枚23:30-6:00[松井証券>詳細]
[DMM株]DMM 株現物無料1枚23:30-6:00[DMM 株>詳細]
[SBI証券]SBI証券現物0.495%1枚23:30-6:00[SBI証券>詳細]
[楽天証券]楽天証券現物0.495%1枚23:30-6:00[楽天証券>詳細]
[IG証券]IG証券CFD2.2セント/1株1枚23:30-6:00[IG証券>詳細]

※取引時間は標準時間を掲載、夏時間は開始時刻/終了時刻ともに1時間早くなります。
※楽天証券の米国株式取引手数料は約定代金に応じて手数料がかかります。2.22米ドル以下は手数料0円、2.22米ドル超~4,444.45米ドル未満は約定代金の0.495%(税込)、4,444.45米ドル以上は22米ドル(税込)となります。
※SBI証券の取引手数料(インターネットコース)は約定代金が2.02米ドル以下で最低手数料0米ドル、上限手数料が20ドル(税込22ドル)となります。コースによって手数料が変わるため詳しくは公式サイトをご確認ください。

TLT(iシェアーズ米国債20年超ETF)

TLTについて

運用会社BlackRock国籍米国
カテゴリETF市場NASDAQ
設定日2002年7月22日ベンチマークバークレイズ・キャピタル米国国債(20年超)インデックス
配当月毎月経費率0.15%

TLTは長期の米国債券20年超に投資するETF(上場投資信託)です。運用会社は米国ETFで有名なブラックロック社。同社の人気シリーズ「iシェアーズ」の長期債券ETFとして運用されています。

設定日は2002年、運用から20年ほど経過している米国ETFで純資産額は約3兆円以上にも上ります。米国長期国債ETFのなかでもトップクラスの純資産額がある銘柄です。

ベンチマークインデックスはバークレイズ・キャピタル米国国債(20年超)インデックス。残存期間20年以上の米ドル建て債券で99.99%が構成されています。

経費率は0.15%と短期国債ETF(AGG、BND)の0.04%と比べれば高めですが、100万円の運用でも年1,500円程度の経費です。

分配金(配当)は毎月支払われ、平均で年2.5~3%程度の利回りがあります。TLTは米国の長期国債ETFの代表的な銘柄の1つです。

TLTの特徴と注目ポイント

TLTの特徴

長期債券らしい値動きで、ポートフォリオのリスク分散に活用できる
純資産規模が大きく流動性が高い=売買がしやすい
安定した利回りで毎月分配金がもらえる
インカムゲインだけでなくキャピタルゲイン(値上がり益)も同時に狙える

TLTの値動きを比較

TLTの値動き

上記はTLTとVOO(S&P500連動ETF)の値動きを比較したものです。

TLTは米長期債のみで構成された銘柄ですが、見事にS&P500と逆相関を示しています。2020年3月のコロナッショク時はVOOがマイナス35%の下落を記録しました。

一方、TLTは25%近い上昇を記録。2008年のリーマンショック時も同じように株式相場の下落と逆相関の動きをしています。

TLTはポートフォリオのリスクヘッジに有用

一般的に、残存期間の短い国債は値動きが安定し利回りが低く、逆に長期国債は値動きが荒く利回りが高いという特徴があります。

短期国債を主な構成銘柄とするAGGの過去3年の標準偏差(中央値からの乖離率)が約6%なのに対して、TLTの標準偏差は約15%です。同じ債券ETFでもTLTは3倍近い値動きをすることになります。

株式市場が暴落するような局面ではTLTが大きく値上がりするため、株式ポートフォリオのリスク分散には最適な銘柄です。

逆に、株式市場と相関が低く、よりボラティリティの低い値動きをする銘柄であればAGGやBNDがおすすめ。別記事で解説しているので気になる方はご一読ください。

次は、TLTの資産構成、配当実績、リターンをみていきます。

TLTの資産構成

TLT

TLTはほぼすべてが米国財務省証券(米国債)で構成されています。残存期間は20年超となっており、信用格付けはAAA(最高ランク)です。

債券ETFの銘柄によっては、信用格付けの低い社債やその他債券を組み込んでいるものもありますが、TLTは純粋に米国長期国債に投資する銘柄になります。

TLTの配当実績、利回り

TLT

権利落ち日支払日分配金単価
2023年3月1日2023年3月7日0.249766ドル
2023年2月1日2023年2月7日0.275496ドル
2022年12月15日2022年12月21日0.261059ドル
2022年12月1日2022年12月7日0.244243ドル
2022年11月1日2022年11月7日0.216055ドル
2022年10月3日2022年10月7日0.244114ドル
2022年9月1日2022年9月8日0.236135ドル
2022年8月1日2022年8月5日0.213043ドル
2022年7月1日2022年7月8日0.226939ドル
2022年6月1日2022年6月7日0.207438ドル
2022年5月2日2022年5月6日0.203130ドル
2022年4月1日2022年4月7日0.201727ドル
2022年3月1日2022年3月7日0.184723ドル
2022年2月1日2022年2月7日0.198134ドル
2021年12月16日2021年12月22日0.167606ドル
2021年12月1日2021年12月7日0.184159ドル
2021年11月1日2021年11月5日0.188215ドル
2021年10月1日2021年10月7日0.183085ドル
2021年9月1日2021年9月8日0.189348ドル
2021年8月2日2021年8月6日0.181723ドル
2021年7月1日2021年7月8日0.187502ドル
2021年6月1日2021年6月7日0.199272ドル
2021年5月3日2021年5月7日0.203071ドル
2021年4月1日2021年4月8日0.185064ドル

上記は、2002年から2022年までの年間分配金合計値の推移と2023年3月までの分配金単価です。

年によって多少の上下はありますが、総合的な利回りとしては年平均2.5~3.0%前後です。

利回りは取得時の債券価格によって変動するため、債券価格が上昇すれば利回りは低く、逆に債券価格が下落すれば利回りは上昇します。

また、株式市場がリスクオンになれば株式が買われ、債券が売られるため利回りは上昇。リスクオフになれば、株式が売られ債券が買われるため利回りは低下となるのが一般的な傾向です。

地政学リスクが高まっているような局面ではTLTなどの債券ETFが強みを発揮するため、ポートフォリオに組み込むのも1つの戦略です。

TLTのトータルリターンは?

TLTは運用から20年ほど経過しているETFですが、設定年来からのリターンは数パーセント程度のプラスです。

債券ETFは安定した値動きが特徴ですが、TLTは比較的値動きの大きい銘柄です。

年間で2.5~3%前後の分配金をもらいつつ、値上がり益も若干ながらに狙えるのがTLTの特徴です。次は、TLTを取り扱いしている証券会社を解説してきます。証券会社選びの参考にしてみてください。

TLTの取り扱いがある国内業者を解説

サクソバンク証券

サクソバンク証券

サクソバンク証券は国内の証券会社では珍しい米国株式の現物取引とCFD取引の両方に対応した証券会社です。

CFD取引とは、現物をやり取りせず売買差益のみをやり取りする取引方法で日本株式でいう信用取引のことです。

株式CFDでは最大5倍のレバレッジをかけることができたり、売りから取引に入る(空売り)も可能。

サクソバンク証券

TLTのような株式と逆相関の動きをする銘柄では、株式相場の下落に合わせてTLTにレバレッジをかけることで少ない資金でポートフォリオのリスクヘッジに活用できます。

現物で保有したい場合でもサクソバンク証券なら両方で取引可能。その他、海外債券先物や個別株も多彩に取り揃えているのがサクソバンク証券の魅力です。

サクソバンク証券 公式サイト

マネックス証券

マネックス証券

マネックス証券も米国株式に力を入れている証券会社でTLTの現物取引に対応しています。

米国株式は5,000銘柄以上に対応。中国株式を合わせれば6000銘柄以上の海外株式が取引できます。

マネックス証券

また、米国株式はプレ・アフターマーケットの時間外取引に対応しており、最大12時間の取引時間に対応。買付時の為替手数料も無料です。

米国株やETFは定期買付サービスも利用可能です。あらかじめ購入金額や株数を設定しておくだけで、毎月自動的に買付をしてくれるサービスです。配当金が支払われた際に買付をする「配当金再投資」と所定日に買付を行う「毎月買付」の2種類が選択できます。

SBI証券や楽天証券と比べれば知名度は低いですが、TLTに投資するならマネックス証券も要チェック!

マネックス証券 公式サイト

松井証券

TLTに現物で投資するなら松井証券

TLTのような米国ETFや米国株に現物投資するなら松井証券にご注目を。創業から100年以上の歴史を持つ松井証券ではブランドイメージを刷新。

米国株の現物取引サービスの提供を開始し、TLTを始めとした米国ETFも多彩に取り扱いしています。取引手数料は業界最安水準、他社では有料で提供される米株のリアルタイムチャートも無料です。

これまで長年に渡ってサービスを提供してきた老舗証券会社としての実績と信頼は折り紙付きです。安心してTLTに長期投資されたい方は松井証券をぜひチェックしてみてください!

松井証券 公式サイト

DMM 株

DMM株

米国株式、ETFに投資するなら注目したいのがDMM 株です。DMM 株はネット証券会社のなかでも貴重な「米国株式の取引手数料が0円」の証券会社です。

TLTなどの債券ETFや米国個別株式はどれだけ取引しても取引手数料がかかりません。別途、為替手数料として1ドルあたり25銭が発生しますが、SBI証券や楽天証券でも為替手数料は発生します。

DMM株

取引コストを抑えるならDMM 株はおすすめの証券会社です。取扱銘柄の数はSBI証券や楽天証券に軍配が上がりますが、TLTを始めとした米国ETFも多彩に取り扱いしています。

もし、自分が取引したい銘柄がない場合でも直接リクエストを出すことが可能です。取扱銘柄は随時、増えているので取引したい銘柄があるか公式サイトをぜひチェックしてみてください!

DMM 株 公式サイト

SBI証券

SBI証券

大手ネット証券会社として長年に渡って金融サービスを提供してきたSBI証券でもTLTの現物取引に対応しています。

国内のネット証券会社といえばSBI証券といっても過言ではないほど、知名度・実績ともに折り紙つきの証券会社です。

SBI証券

SBI証券は大手ならではの充実したサービスが特徴。米国株式は6,000銘柄を取り揃え、円貨決済・外貨決済にも対応しています。

約定金額×0.495%(税込)の取引手数料はかかりますが、大手証券会社で安心して債券投資をしたいという方はSBI証券がおすすめ。

取引ツールにも注力しており高機能なPC版ツールとスマホアプリが利用できます。その他にも米国貸株サービスや外貨入出金サービスなど大手ならではのサービスが大きな魅力です。

SBI証券 公式サイト

楽天証券

楽天証券

ここ数年で急速に口座開設数を伸ばしてきているのが楽天証券です。

楽天証券もSBI証券と同様、多彩な金融商品を取り扱いしており、TLTやAGG、BNDなど各種債券ETFおよび米国株式の現物取引が可能。

楽天証券

楽天証券の特徴は「時期に応じて開催されるお得なキャンペーンがある」という点。米国株式の取引手数料がキャッシュバックされるものや、楽天ポイントのプレゼントなど多彩なキャンペーンが随時、開催されています。

また、楽天証券ならではの楽天経済圏が利用できるのも注目ポイントです。楽天銀行との連携で振込手数料が無料になるマネーブリッジや楽天カード決済で投資信託の積立投資など普段から楽天経済圏を利用されている方には最適です。

「どうせ開設するならお得なキャンペーンを適用させたい」「楽天カード、楽天銀行を使っている」という方は楽天証券をチェックしてみてください。

楽天証券 公式サイト

IG証券

IG証券

IG証券はTLTをはじめとした債券、米国株、商品、株価指数など多彩なCFD銘柄を取り扱っている証券会社です。

親会社のIGグループは全世界30万人以上の顧客を抱えるグローバルプロバイダー、その日本法人がIG証券です。

IG証券

IG証券では、約17,000種類以上のCFD銘柄に対応しており、債券からコモディティ、外国為替まで国内随一のラインナップを取り揃えています。

TLTの取引方法はCFD取引のみですが、「ポートフォリオのリスクヘッジにCFD取引を活用したい」という方にはIG証券もおすすめ。

IG証券 公式サイト

より良い情報を提供するために、アンケートを実施しております。
ご協力よろしくお願いいたします。

回答する

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です