AGG/BNDの株価、配当利回り比較、取り扱い証券会社を解説!

【米国債ETF】AGG/BNDの買い方、取引できる証券会社を解説!

この記事では、米国の債券ETFでも代表的なAGG、BNDの2銘柄を特集しています。AGG、BNDは米国の債券市場全体をカバーするETFです。

AGG、BNDの概要から株価、配当利回り、値動きなど様々な角度から比較。AGG、BNDの買い方、取り扱いのある証券会社も合わせて解説しています。

米国の債券に投資を検討されている方は銘柄選び、証券会社選びの参考としてご活用ください。

AGG/BNDの現物・CFD取引対応!証券会社一覧表

業者名対応取引取引手数料取引単位取引時間公式
[DMM株]DMM 株現物無料1枚23:30-6:00[DMM 株>詳細]
[SBI証券]SBI証券現物0.495%1枚23:30-6:00[SBI証券>詳細]
[楽天証券]楽天証券現物0.495%1枚23:30-6:00[楽天証券>詳細]
[マネックス証券]マネックス証券現物0.495%1枚22:00-10:00[マネックス証券>詳細]
[サクソバンク証券]サクソバンク証券現物
CFD(※)
0.25%1枚23:30-6:00[サクソバンク証券>詳細]
[IG証券]IG証券CFD2.2セント/1株1枚23:30-6:00[IG証券>詳細]

※取引時間は標準時間を掲載、夏時間は開始時刻/終了時刻ともに1時間早くなります。
※楽天証券の米国株式取引手数料は約定代金に応じて手数料がかかります。2.22米ドル以下は手数料0円、2.22米ドル超~4,444.45米ドル未満は約定代金の0.495%(税込)、4,444.45米ドル以上は22米ドル(税込)となります。
※SBI証券の取引手数料(インターネットコース)は約定代金が2.02米ドル以下で最低手数料0米ドル、上限手数料が20ドル(税込22ドル)となります。コースによって手数料が変わるため詳しくは公式サイトをご確認ください。

米国債券ETFの特徴とメリット

米国債券(国債、社債)の特徴

株式と相関が低いため、ポートフォリオのリスク分散に活用できる
安定した利回りで分配金がもらえる(毎月、半年など)
値上がり益よりもインカムゲイン狙いの銘柄
短期債券:値動きは安定するが利回り低め、長期国債:値動きは荒いが利回り高め
純資産規模が大きく流動性が高い=売買がしやすい(銘柄による)

債券は国や企業が発行する有価証券で、購入することで発行体に対して資金の貸し付けができます。債券は銘柄によって満期日、基準価額、利率が決まっており、購入した時点で満期日まで保有した際の利回りが決まります。

銘柄によって分配金(配当)の支払日が違い、毎月分配金を支払う債券もあれば、半年に1回の債券もあります。ひとくちに債券といっても多種多様な銘柄があり、それぞれ発行体の信用度に応じた格付けがあります。

債券ETFは各債券の信用格付け、流動性など一定の基準から選別した銘柄をまとめてパッケージ化した金融商品です。

債券は株式暴落時のリスクヘッジとインカムゲインが期待できる

一般的に債券は株式相場と逆相関の関係にあります。債券は株式と比較してリスクが低く、株式相場が暴落する局面では債券に資金が流れるためです。

ポートフォリオに債券を組み込むことによって、アセットの分散を効かせつつ資産全体の守りを固めることができます。

また、銘柄によって2~5%の分配金が毎月~半年のスパンで支払われるため、インカムゲインも期待できます。

値上がり益(キャピタルゲイン)は株式に軍配があがりますが、株式相場の暴落に備えつつ、定期的な分配金を受取れるのが債券投資のメリットです。

今回、解説するAGG、BNDは債券ETFのなかでも代表的な2銘柄になります。

AGG(iシェアーズ・コア 米国総合債券市場ETF)

AGG/BNDについて

運用会社BlackRock国籍米国
カテゴリETF市場NYSE ARCA
設定日2003年9月22日ベンチマークブルームバーグ・バークレイズ米国総合インデックス
配当月毎月経費率0.04%
基準価額116.55ドル(※)純資産額約893億ドル(※)

AGGは米国債券ETFのなかでもトップクラスの純資産額を誇る銘柄です。

運用会社はETFでお馴染みのBlackRock(ブラックロック社)で、純資産額は約893億ドル(日本円で約9兆7000億円)にも上ります。

巨額の純資産額から流動性が高く、日々の売買も活発に行われているため売買のしやすい米国債券ETFの代表格です。

1枚あたりの基準価額は116.57ドル(日本円で約1万2000円)、経費率は0.04%(100万円投資で年400円)と債券ETFらしく非常に低い取引コストです。

※基準価額、純資産額、構成銘柄数は2021年8月5日時点。

AGGは米国債券市場のほぼすべてをカバーするETF

AGGの保有銘柄数は約9,600銘柄と米国の債券市場をほぼすべてカバーしています。分散が非常に効いているため、米国の債券投資には最適な銘柄です。

また、特徴として「国債だけでなく社債(信用格付けBBB以上)も組み込んでいる」という点があります。

社債を組み込むことで、国債だけで構成されたVGIT(バンガード米国中期国債ETF)などのETFよりも、高い平均利回りを出しています。

分配金が毎月支払われるのも嬉しいポイント。平均的に安定した利回りを求めつつ、ポートフォリオの守りを固めるのにAGGはおすすめ。

BND(バンガード・トータル債券市場ETF)

AGG/BNDについて

運用会社Vanguard国籍米国
カテゴリETF市場NASDAQ
設定日2007年1月5日ベンチマークブルームバーグ・バークレイズ米国総合浮動調整インデックス
配当月毎月経費率0.04%
基準価額86.85ドル(※)純資産額約800億ドル(※)

※基準価額、純資産額は2021年8月4日時点の数値を掲載。

AGGと並ぶ米国債券ETFの代表格がBNDです。BNDもAGGと同じく米国債券市場全体をカバーする銘柄で、運用元はバンガード社になります。

AGGとBNDは運用している会社が違うだけで、純資産額、構成銘柄、経費率も有意な差はありません。

資産規模としてはAGGが少し大きいですが、1枚あたりの基準価額ではBNDが約86ドル(約9,400円)と取引しやすい金額です。

構成銘柄数はBNDが1万銘柄を超えていますが、AGGもそれに近い銘柄数なので大きな差にはなりません。

以下では、AGGの資産構成比率、残存年数、信用格付けを解説しますが、BNDもほぼ同じ構成となっています。1枚単位の取引のしやすさ選ぶならBNDがおすすめ。

資産構成、残存年数、信用格付けについて

AGGの資産構成比率

AGG

AGGの資産構成としては、約37%が米財務省(米国債)、約26%がモーゲージ・パススルー証券、資本財・サービスが約16%という構成です。

モーゲージ・パススルー証券とは

不動産担保融資の債券を裏付けとして発行された証券で、政府機関が元利支払の保証をすることで国債と並ぶ信用力をつけさせた有価証券。担保されている不動産の住宅ローン元利支払いが証券を購入した投資家に直接支払われるため、パススルー証券という名称がつけられている。

米国の債券市場には多種多様な債券が上場されており、AGGには純粋な国債以外の金融商品も組み込まれています。

もっとも、どの資産も高い信用格付けのある債券なので、株式と比較すれば値動きは非常に安定しています。

AGGの構成銘柄信用格付け比率

AGG

上記のグラフはAGGの信用格付け別の構成比率です。AAA(最高ランク)が約70%をしめています。

もっとも、信用度の高さと利回りの高さはトレードオフの関係にあるため、信用度が高い銘柄のみでは分配金利回りが低下します。

そこで、AGG(BNDもほぼ同じ)にはBBB~Aの社債も組み込まれています。資産構成で解説した資本財・サービス、金融機関、公共事業などの企業が発行している社債が2~3割程度の比率で組み込まれているのが特徴です。

AGGの残存年数比率

AGG

一般的に債券は償還日までの残存年数が短いほど値動きが安定し、利回りが低くなります。逆に、長期国債など残存年数が長いほど値動きが荒く、利回りが高くなります。

AGGでは3-5年の中期国債(償還期限1年超5年以下)が約30%と最も高い構成比率です。短期国債(償還期限1年以下)と中期国債を合わせれば、約50%以上が比較的値動きの安定した国債で構成されています。

AGGやBNDが世界中の投資家に選ばれる理由は「安定した値動き」「毎月の分配金支払い」「信用格付けの高い構成銘柄」にあります。

次は、気になるAGGとBNDの配当実績、配当利回りについて解説していきます。

AGG/BNDの配当実績、利回り

AGGの配当実績

AGG

権利落ち日支払日分配金単価
2021年8月2日2021年8月6日0.166643
2021年7月1日2021年7月8日0.155512
2021年6月1日2021年6月7日0.166882
2021年5月3日2021年5月7日0.172575
2021年4月1日2021年4月8日0.172203
2021年3月1日2021年3月5日0.189702
2021年2月1日2021年2月5日0.191959

上記は2003年から2020年までの年間分配金合計値の推移と2021年8月時点の分配金単価のグラフです。

2007年を境に分配金は下落傾向にありましたが、2013年から安定しており年平均では2.5%程度の利回りとなっています。

国債のみのVGITは平均利回りが1.2%前後なので、債券ETFとしては比較的高めの利回りです。

BNDの配当実績

BND

権利落ち日支払日分配金単価
2021年8月2日2021年8月5日0.13610
2021年7月1日2021年7月7日0.13210
2021年6月1日2021年6月4日0.13448
2021年5月3日2021年5月6日0.13057
2021年4月1日2021年4月7日0.13905
2021年4月1日2021年4月7日0.00340
2021年4月1日2021年4月7日0.05000
2021年3月1日2021年3月4日0.12875
2021年2月1日2021年2月4日0.13920

利回りに関しても、AGGとBNDに有意な差はありません。BNDも年平均2.5%前後で安定して推移しています。

BNDも毎月分配金のある銘柄です。権利落ち日は毎月の月初に、分配金支払い日は毎月第1週目になります。

利回りだけでいえば、高配当ETFやハイ・イールド債ETFなどは5%近い利回りがあります。もっとも、利回りの高いETFは値動きの荒さや減配・デフォルトリスクがあります。

利回りを追求するのか、安定した値動きで手堅い利回りを取るのか、自分の投資スタイルに応じて銘柄を選んでいただければと思います。

次は、AGGとBNDの値動き、リターンについて解説していきます。

AGG/BNDの値動きを比較

AGG/BNDの値動き

上記はAGGとBNDの単純な値動きを比較したチャートです。2銘柄とも構成銘柄が似ているため値動きとしては、ほぼ同じ動きをしています。

AGGの過去3年の標準偏差(中央値からの乖離率)は3.49%と株式と比べれば非常に安定した値動きです。

騰落率では、若干BNDの方がアウトパフォームしていますが、投資資金が大口でない限り有意な差にはなりません。

暴落時(2020年3月のコロナッショク)の値動き

AGG/BNDの値動き

上記はAGG、BNDの2銘柄とVOO(S&P500連動ETF)の3銘柄で、コロナショック時(2020年3月)の値動きを比較した画像です。

S&P500に連動するVOOが35%以上の下落となっているのに対して、AGG、BNDは5%ほどの下落で留まっています。

コロナショック後は、VOOが順調に回復していますが、AGG、BNDはほぼ標準偏差内での値動きです。これが債券ETFの特徴ですね。

リターンでは、株式ETFには敵いませんがポートフォリオに組み込むことで資産全体の値動きをマイルドにし、ドローダウンを低くすることができます。

AGG/BNDのトータルリターン

AGG/BNDのトータルリターン表

項目1年3年5年10年設定来
AGG-0.37%5.29%2.97%3.33%4.02%
BND-0.77%5.80%3.10%3.32%4.22%

※AGGは2021年6月30日時点。引用:BlackRock公式サイト
※BNDは2021年7月31日時点。引用:Vangaurd 公式サイト

トータルリターンでは、AGG、BNDともに設定年来から+4%ほどです。直近3年では5%を超えており、多少ながら値上がり益(キャピタルゲイン)も狙うことが可能。

米国株式市場はコロナショック以降、景気回復のためゼロ金利に近い低金利政策および債券購入による資金供給が行われてきました。

しかし、ワクチン接種が一巡し各経済指標でも景気回復が見えてきた今、金融緩和策の縮小が議論されています。今後、金融政策の引き締めが行われれば株式市場が冷え込むことが予想されます。

「ポートフォリオは株式だけ」という方は、攻めの姿勢だけでなく今のうちに守りを固めるのも投資戦略の1つ。その候補としてAGGやBNDなど債券ETFを検討してみてはいかがでしょうか。

以下では、AGGやBNDに関するよくある質問や証券会社について解説しています。証券会社選びの参考としてご活用ください。

AGG/BNDに関するよくある質問

SHVに関するよくある質問

AGG/BNDはいくらから購入できますか?

AGGの1枚あたりの基準価額は116.57ドル(2021年8月5日時点)です。AGGの現物は1単位(約12,000円)から取引できます。

BNDの1枚あたりの基準価額は86.85ドル(約9,400円)です。

AGG、BNDの買い方、購入方法は?

AGG、BNDはETF(上場投資信託)なので、米国ETFの取引に対応した各証券会社で現物取引およびCFD取引が可能です。

CFD取引とは、差金決済取引のことで現物をやり取りせず、売買差益のみをやり取りする取引方法です。AGG、BNDのCFD取引では最大5倍レバレッジをかけたり、空売りをすることもできます。CFD取引に関しては、別記事で詳しく解説しているので気になる方はチェックしてみてください。

買い方としては、以下で解説する証券会社で口座開設後、資金を入金、AGGかBNDで銘柄検索を行えば現物取引もしくはCFD取引が可能です。米国ETFは1単位ごとに取引ができるため、2銘柄とも1万円程度から投資がスタートできます。

AGG、BNDを取り扱いしている証券会社は?

AGG、BNDはDMM 株SBI証券楽天証券マネックス証券で現物の取り扱いがあります。

CFD取引であれば、IG証券サクソバンク証券が対応。サクソバンク証券はAGGとBNDの現物取引、CFD取引の両方に対応しています。

AGG/BNDの取り扱いがある国内業者を解説!

次は、AGG/BNDの現物取引、CFD取引に対応した国内業者を解説していきます。

DMM 株

DMM株

少額からAGGやBNDに現物投資するならおすすめなのがDMM 株です。

DMM 株の特徴は「米国株式、ETFの取引手数料が無料」という点。SBI証券や楽天証券では米国株式の現物取引をする場合、約定代金×0.495%(税込)の取引手数料がかかります。

DMM株

この点、DMM 株ではその手数料が完全に無料。取引数量や約定代金に関係なく取引手数料が発生しません。

1ドルあたり25銭の為替手数料(片道)が発生しますが、それはSBI証券や楽天証券も同じです。

もっとも、DMM 株は円貨決済のみなので分配金の受け取りにも為替手数料が発生します。大口取引では無視できない取引コストになるのでその点はご注意ください。

少額からAGG、BNDに投資するならDMM 株が要チェック。

DMM 株 公式サイト

SBI証券

SBI証券

ネット証券の中でも、トップクラスの口座開設数を誇るSBI証券。米国株式/ETFは4200銘柄もの銘柄を取り扱いしており、AGG、BNDも現物取引に対応しています。

決済方法も円貨決済、米ドル決済、外貨建MMF自動買付など大手ならではの充実したサービスが魅力。AGGやBNDの分配金を米ドルで受け取り、タイミングをみて決済すれば為替差益も狙うことができます。

「大手ネット証券会社で安心して債券投資をしたい」という方はSBI証券がおすすめ。

SBI証券 公式サイト

楽天証券

楽天証券

楽天証券もSBI証券と肩を並べる大手ネット証券会社です。ここ数年で口座開設数を伸ばしており、多くの日本人投資家に選ばれています。

楽天証券では、SBI証券と同様、約定代金×0.495%(税込)の取引手数料が発生しますが、そのうち1%(大口優遇なら2%)は楽天ポイントで返ってきます。

また、VOOやSPYなど楽天証券指定の米国ETFは買付手数料が無料。残念ながらAGGやBNDは対象ではありませんが、普段から楽天関連サービスを利用されている方は楽天証券もおすすめ。

楽天証券 公式サイト

マネックス証券

マネックス証券

マネックス証券もAGGやBNDなど各種米国ETFの現物取引ができる証券会社です。

マネックス証券の特徴は「最大12時間取引ができる時間外取引」に対応しているという点。

米国株式市場は日本時間の深夜23:30~翌6:00(標準時間)に開いているため、リアルタイムで取引するには深夜帯に起きている必要があります。

この点、マネックス証券ではプレマーケット(22:00~23:30)とアフターマーケット(翌6:00~10:00)までの最大12時間取引が可能。

AGGやBNDは米国ETFなので株式と同様にリアルタイムで取引ができます。取引時間が気になる方はマネックス証券をチェックしてみてください。

マネックス証券 公式サイト

サクソバンク証券

サクソバンク証券

サクソバンク証券は米国株式の現物取引とCFD取引の両方に対応した貴重な証券会社です。

外国株式は現物/CFD銘柄合わせて12,000種類以上に対応。

AGGやBNDなど長期保有を前提とした銘柄では、基本的にCFD取引はおすすめできませんが、レバレッジを効かせることで現物よりも少ない資金でポートフォリオのリスクヘッジに活用する方法もあります。

取引ツールは本格的なプロ仕様。中上級者向けの証券会社ではありますが、多彩な取引方法ができる注目の証券会社です。

サクソバンク証券 公式サイト

IG証券

IG証券

最後に解説するのはIG証券です。IGグループはCFD取引の営業利益ベースで世界No.1の実績を誇るグローバルプロバイダー。

IG証券の特徴は「17,000種類以上のCFD銘柄が取引できる」という点。AGGやBNDなどの債券はもちろん、米国株式、株価指数、商品、外国為替まで多種多様な銘柄を取り扱いしています。

取扱銘柄数では国内随一の品揃えを誇っており、IG証券の口座が1つあれば大抵の銘柄が取引できます。CFD取引の他にもバイナリーオプションやノックアウトオプションにも対応。

「債券ETF以外にも海外株式、ETFを取引したい」という方はIG証券が要チェックです。

IG証券 公式サイト

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