「トレーディングビューでチャート分析ができて、かつ、ゴールドや日経225などのCFD取引に対応している国内業者を探してる!」
という方のために、当記事ではTradingView(トレーディングビュー)が使えて、CFD取引を取り扱っている業者を紹介しています。
「TradingViewと口座連携してCFD取引する方法」と「内蔵版TradingViewを使う方法」の2パターンを解説。ぜひ参考にしてみてくださいね。
トレーディングビューでCFD取引ができる業者は?
冒頭でもお伝えしたように、TradingView(トレーディングビュー)でCFD取引をする方法として、当記事では2パターンの方法を解説しています。
1つは「TradingViewと口座連携してCFD取引をする方法」。TradingViewは基本的にチャート分析用ツールですが、一部の業者はTradingViewとの口座連携に対応しており、連携すればTradingView上で発注やポジション管理が可能となります。
利用できる分析機能は契約プランで異なりますが、本来のTradingViewを活用したい場合におすすめ。
もう1つは「内蔵版のTradingViewを使う方法」。CFD取引を扱っている国内業者の中には、自社ツール内にトレーディングビューを内蔵している業者がいくつか存在します。
内蔵版の場合、分析できる銘柄は各社の取り扱い銘柄に限定されたり、オリジナルスクリプトを使えなかったりしますが、TradingViewチャートを無料で使えるのがメリット。
それぞれの方法を利用できる、国内のCFD対応業者は以下の通り。
TradingView上でCFD取引ができる業者一覧
いずれも口座連携の利用料は無料ですが、TradingViewで使える機能は契約プランによって異なります(プランごとの違いはこちら)。また、いずれの業者もPCツール・スマホアプリ両方での口座連携に対応しています。
CFD対応業者 | TradingView上で取引できる銘柄 | 公式サイト |
---|---|---|
サクソバンク証券 | 日本株や米国株などの個別株CFD(約8,800銘柄) 外国株式の現物取引(11,000銘柄以上) FX(150通貨ペア以上) 商品CFD(ゴールド、シルバー、プラチナ) | |
FOREX.com | 株価指数CFD(17銘柄) FX(84通貨ペア) |
(※:「TradingView上で取引できる銘柄」の項目にはTradingView上で取引できる、CFD銘柄を含むすべての銘柄を記載)
内蔵版TradingViewでCFD銘柄を分析できる業者一覧
いずれの業者も内蔵版TradingViewの利用料は無料です。
CFD対応業者 | 分析できる銘柄 | 内蔵版TradingViewの特徴 | 公式サイト |
---|---|---|---|
ゴールデンウェイ・ジャパン(FXTF GX) | 商品CFD(4銘柄) 暗号資産CFD(4銘柄) FX(29通貨ペア) | ・PCツールにTradingView内蔵 ・6分割チャート表示対応 ・ノックアウトオプションも分析可能 | |
GMO外貨(外貨ex CFD) | 株価指数CFD、商品CFD、バラエティCFD(23銘柄) | ・PCツールにTradingView内蔵 ・8チャート同時表示可能(※1) ・インジのテンプレ保存対応 | |
FOREX.com | 株価指数CFD(17銘柄) FX(84通貨ペア) | ・PCツール、スマホアプリにTradingView内蔵 ・TradingViewとの口座連携も可能 |
(※:「分析できる銘柄」の項目には各社の内蔵版TradingViewで分析できる、CFD銘柄を含むすべての銘柄を記載)
(※1:GMO外貨のTradingViewチャートは最大8枚の独立ウィンドウを表示可能。同一ウィンドウ内での分割チャート表示は非対応)
トレーディングビューでCFD取引をする方法は?
次に、TradingView(トレーディングビュー)でCFD取引をする2パターンの方法について、それぞれの利用方法を解説していきます。興味のある項目をチェックしてみてくださいね。
TradingViewと口座連携してCFD取引をする方法
以下では「サクソバンク証券」を例にして、口座連携の方法を紹介。ここではPCブラウザ版のTradingViewを使っていますが、デスクトップアプリ版やスマホアプリ版でも連携は可能です。
また前提として、トレーディングビューで口座連携する場合は、トレーディングビューでのアカウント登録と、連携する業者の口座が必須です。
では実際に口座連携を進めていきます。
トレーディングビューにログインした状態で、取引ツール内の「トレードパネル」をクリックし、連携したい業者を選択。
上記のような画面が表示されるので、「このボックスをチェックすることで〜」と書かれている項目にチェックを入れて、「接続」をクリック。
次に上記のようなログイン画面が表示されます。サクソバンク証券の場合、同社の自社ツール(SaxoTraderGOなど)にログインする時と同じID・パスワードを入力します。次に「ログイン」をクリック。
口座連携が完了しました。トレードパネルでサクソバンク証券の口座管理を行えるようになり、注文パネルの表示も可能となります。
内蔵版のTradingViewを使う方法
内蔵版のTradingView(トレーディングビュー)は文字通り、対応各社の取引ツール内に搭載されています。
口座連携を利用する場合はTradingViewでのアカウント登録が必須ですが、内蔵版の場合はTradingViewでのアカウント登録は不要。
「ゴールデンウェイ・ジャパン」や「GMO外貨(外貨ex CFD)」の口座開設を行えば、無料で簡単に表示することができます。ちなみに、ゴールデンウェイ・ジャパンはデモ口座でもTradingViewチャートを使えます。
上記画像はゴールデンウェイ・ジャパンのPC取引ツールの画面。
同ツール内では特別な操作は不要で、デフォルト状態でTradingViewチャートが表示されています。
ゴールデンウェイ・ジャパンの取引ツールでは、最大6分割チャート表示が可能。スピード注文パネルの併用もできます。
トレーディングビューが使えるCFD対応業者の解説
サクソバンク証券
- 個別株CFD、商品CFDをTradingViewで取引するならココ!
- 外国株式CFDも日本株式CFDも豊富に対応!
- 外国株式(現物)とFX通貨ペアの分析も対応!
サクソバンク証券はTradingView(トレーディングビュー)での口座連携に対応。PCツール・スマホアプリの両方で連携できます。
同社のCFDは株式、商品、株価指数など多数あるのですが、TradingView上で取引できるCFD銘柄は株式(米国株や日本株など)と商品CFDです。
株式CFD、商品CFDをTradingView上で取引できる国内業者はサクソバンク証券だけなので、かなり大きなメリットと言えます。日本株CFDは約1,500銘柄も対応。
上記画像はTradingViewにてサクソバンク証券の口座連携を行った後の画面。試しにトヨタ自動車のチャートを表示させ、注文パネルを出しています。
通常のトレーディングビューを使うので、ツール内で利用できる機能は契約プランに依存。ただ、取引機能は無料プランでも使えます。
また、サクソバンク証券は商品CFD(ゴールド、シルバー、プラチナ)をTradingView上で取引することも可能。同社のTradingViewの詳細については、特集記事も参考にしてみてくださいね。
TradingView関連の基本情報
TradingViewの利用形式 | ・TradingViewとの口座連携に対応 |
---|---|
TradingView上で取引できる銘柄 | ・株式CFD(約8,800銘柄) ・外国株式の現物取引(11,000銘柄以上) ・FX(150通貨ペア以上) ・商品CFD(ゴールド、シルバー、プラチナ) |
(※:出所 サクソバンク証券 新着情報・重要なお知らせ)
(※:サクソバンク証券の取引手数料は無料ですが建玉を持ち越した際のオーバーナイト金利等、その他の費用が発生する場合があります)
取引手数料の見直しを進めてきたサクソバンク証券にて、2024年6月3日(月)より、個別株CFDおよびその他証券CFDの取引手数料の無料化が実施!
米国株や日本株はもちろん、香港株やドイツ株、フランス株、オーストラリア株など、取り扱っている全個別株CFDの取引手数料が廃止となります。
米国株CFDでは最低手数料だけで8.8米ドルが必要だったため、そこがネックという方は多かったのではないでしょうか。スプレッドは発生しますが、手数料改定後は少額取引でも大口取引でも取引手数料は無料。今後の進展にも注目です。
ゴールデンウェイ・ジャパン(FXTF GX)
- 内蔵版のTradingViewチャートを無料で使える!
- ゴールドや原油に加え、暗号資産CFDも対応!
- 有料プラン相当の6分割チャート表示に対応!
ゴールデンウェイ・ジャパンの「FXTF GX」はFX取引を中心としたサービスですが、同時に商品CFDと暗号資産CFDにも対応しています。商品CFDではゴールド(金)や原油などの取引が可能。
「FXTF GX」ではPCツールにトレーディングビューのチャート機能が内蔵されています。取引画面を表示するだけで、トレーディングビューの高度なチャート機能を活用できるのが魅力。
上記画像は、FXTF GXの取引ツールにて、TradingViewチャートの分割表示を行っている画面です。チャートの分割表示は有料プラン相当の機能ですが、ゴールデンウェイ・ジャパンでは無料で使えます。ただ、チャート間の同期は非対応。
ちなみにゴールデンウェイ・ジャパンでは、商品銘柄とFX通貨ペアのノックアウトオプションも取り扱っていて、それらの銘柄も内蔵版トレーディングビューで分析できます。
ゴールデンウェイ・ジャパンのトレーディングビュー徹底解説はこちら!
TradingView関連の基本情報
TradingViewの利用形式 | ・PCツールにTradingView内蔵 |
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内蔵版TradingViewで分析できる銘柄 | ・商品CFD(金、銀、原油、天然ガス) ・暗号資産CFD(BTC/JPY、ETH/JPY、BTC/USD、ETH/USD) ・FX(29通貨ペア) |
内蔵版TradingViewの特徴 | ・ツールの利用料は無料 ・最大6分割チャート表示対応 ・インジケーター100種類以上 ・描画ツール80種類以上 ・ノックアウトオプション(商品CFD、FX)の分析も対応 |
ゴールデンウェイ・ジャパンでは商品CFDを対象とした「取引大還元キャンペーン」も開催中です。対象サービスでの新規建て取引数量に応じて、最大で100万円をキャッシュバック。
キャンペーンは2024年9月30日までの期間限定となっています。FXTF GXに興味のある方、TradingViewチャートで金や原油の分析を行いたい方は要チェック!
GMO外貨(外貨ex CFD)
- 株価指数CFDや商品CFDなど豊富な銘柄に対応!
- 独立ウィンドウにて最大8枚のチャートを表示!
- インジケーターのテンプレート保存が可能!
GMO外貨のCFDサービス「外貨ex CFD」では、PC環境にてTradingViewチャートを利用可能。ちなみに、同社ではFXサービスも扱っていますが、そちらはTradingView非対応なのでご注意ください。
「外貨ex CFD」はCFD対応銘柄の多さが魅力。日本225や米国30などの株価指数CFD、ゴールド(金)や天然ガスなどの商品CFD、米国VI(VIX先物)まで取引できます。
「外貨ex CFD」のTradingViewチャートは、PC取引画面から起動可能。取引画面とは別のウィンドウにて起動し、最大8枚まで同時表示できます。
また、インジケーターのテンプレート保存とレイアウト保存に対応しているので、お気に入りのインジケーター設定あるいはチャート設定をすぐに反映できるのもメリット。
TradingView関連の基本情報
TradingViewの利用形式 | ・PC版の取引画面から別ウィンドウにてTradingViewチャートを起動 |
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内蔵版TradingViewで分析できる銘柄 | ・株価指数CFD(日本225、米国30、米国S500、米国NQ100、米国NQ100ミニ、米国RS2000、上海A50、ドイツ40、ユーロ50、香港H) ・商品CFD(金スポット、銀スポット、WTI原油、天然ガス、コーン、大豆、小麦、銅先物、ガソリン、ヒーティングオイル、牛肉、豚肉) ・バラエティCFD(米国VI) |
内蔵版TradingViewの特徴 | ・ツールの利用料は無料 ・独立ウィンドウにて最大8枚のチャートを同時表示可能 ・インジケーター100種類以上 ・描画ツール80種類以上 ・インジケーターのテンプレート保存対応 ・レイアウト保存対応 |
FOREX.com
- 口座連携と内蔵版TradingViewの両方に対応!
- 豊富な株価指数CFDの分析・取引に対応!
- ノックアウトオプションの分析も可能!
FOREX.comはトレーディングビューとの口座連携に加え、内蔵版のトレーディングビューにも対応している珍しい業者です。
いずれの場合も株価指数CFDと、FX通貨ペアの分析・取引が可能。株価指数CFDは日経225(Japan 225)やS&P500(US SP 500)など豊富に揃っています。
FOREX.comの内蔵版トレーディングビューでは、高度なチャート分析が使えるだけでなく、チャート上から直接発注・変更などができるのもメリット。
また、内蔵版トレーディングビューをPCツールはもちろん、スマホアプリでも活用できる貴重な業者でもあります。
TradingView関連の基本情報
TradingViewの利用形式 | ・TradingViewとの口座連携に対応 ・PCツール、スマホアプリにTradingView内蔵 |
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TradingView上で取引できる銘柄 | ・株価指数CFD(UK 100、US SP 500、US Tech 100、EU Stocks 50、Wall Street、Germany 40、France 40、Singapore Index、China 50、Hong Kong 50、Australia 200、Italy 40、Japan 225、Netherlands 25、Spain 35、Switzerland 20、US Small Cap 2000) ・FX(84通貨ペア) |
内蔵版TradingViewで分析できる銘柄 | ・株価指数CFD(UK 100、US SP 500、US Tech 100、EU Stocks 50、Wall Street、Germany 40、France 40、Singapore Index、China 50、Hong Kong 50、Australia 200、Italy 40、Japan 225、Netherlands 25、Spain 35、Switzerland 20、US Small Cap 2000) ・FX(84通貨ペア) |
みんなのFXやLIGHT FXはCFD対応?
「みんなのFXやLIGHT FXも内蔵版トレーディングビューが使えるけど、それらの業者もCFD取引に対応しているの?」と気になる方もいるかもしれません。
既にお伝えしている通り、内蔵版のトレーディングビューは各社で取り扱っている銘柄あるいは通貨ペアのみ分析できます。
残念ながら今のところ、「みんなのFX」「LIGHT FX」はFX通貨ペアのみ対応なので、商品CFDや株価指数CFDのチャート表示は非対応となっています。
利用者からの要望が多かったり、世の中の需要がさらに高まったりすれば、ゴールドや日経225のCFDに対応する日が来る…かもしれません。
トレーディングビュー対応“以外”のCFD対応業者はこちら!
当記事を読んだ方の中には、「TradingView対応かつCFD取引ができる国内業者って、なんて少ないんだ…」と思われた方もいるかもしれません。
現状、トレーディングビューと口座連携できる国内業者は僅少で、内蔵版トレーディングビューを使える国内のFX/CFD業者はまだ限られています。今後の各社の対応に期待したいところ。
ただ、トレーディングビュー対応に絞らなければ、CFD取引を取り扱っている国内業者は多いです。以下におすすめの国内業者をまとめましたので、参考にしてみてくださいね。
CFD対応業者 | CFD銘柄数 | 業者の特徴 | 公式サイト |
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IG証券 | 17,000銘柄以上 | 銘柄数で選ぶならココ 全銘柄が1つのツールで完結 | |
GMOクリック証券 | 172銘柄 | 高機能ツール対応 低水準スプレッドを実現 | |
楽天証券(楽天CFD) | 78銘柄 | 人気株アプリ「iSPEED」対応 株価指数、商品、米国VIに対応 | |
楽天証券(楽天MT4CFD) | 17銘柄 | 大手ネット証券 MT4でCFD取引ができる | |
外為どっとコム | 20銘柄 | 株価指数、商品、個別株に対応 低水準スプレッドを実現 | |
サクソバンク証券 | 約8,800銘柄 | 約8,800銘柄のCFDに対応 TradingView連携対応 | |
GMO外貨 | 23銘柄 | 内蔵版TradingView対応 株価指数、商品、米国VIに対応 |