「IG証券とオアンダ、どっちにしようか迷っている」
「それぞれの特徴やメリットを知りたい」
この記事では、IG証券とOANDAで迷われている方向けに、両社の違いを詳しく解説。一覧表にて比較しているので、違いが一目でお分かりいただけると思います。
また、表下ではIG証券とOANDAの特徴をピックアップで解説。自分が求めているサービスを提供している方のFX会社を選んでみてくださいね。
IG証券とOANDA(オアンダ)の基本スペック比較
比較項目 | IG証券 | OANDA |
---|---|---|
スプレッド | 原則固定(例外あり) | 原則固定(例外あり) |
通貨ペア | 約100種類 | 約70通貨ペア |
CFD銘柄 | 株価指数、株式、商品、債券先物、ETF | 株価指数 |
バイナリーオプション | 対応:約20銘柄 | 非対応 |
取引手数料 | 無料 | 無料 |
最大発注数量 | 原則、上限無し | 300万通貨 |
最小取引単位 | 1万通貨 | 1通貨 |
両建て | 可能 | 可能 |
初回最低入金額 | 制限無し | 10万円以上 |
MT4対応 | × | 〇 |
※IG証券の最大取引数量は相場状況により注文が通らない場合もあるのでご留意ください。
※OANDAの通貨ペア、最大発注数量はMT4プロコースを記載。最小取引単位はMT4コースは1,000通貨単位、fxTradeは1通貨単位です。
※OANDAの初回最低入金額はベーシックコースが10万円、プロコースが20万円です。
透明性の高いレートでトレードできるOANDA!
オアンダは企業理念として「1pipsのスプレッド競争より、公平・公正な取引環境を提供すること」を掲げています。この理念通り、透明性・信憑性の高いレート配信と抜群の約定力を誇るサーバーを用意しています。
成行注文を出してから約定が返ってくるスピードも速いのが特徴。「約定拒否・再クオート無し」と公言しているのも注目ポイントです。
透明性の高いレート配信がオアンダの魅力ですね。
約定力が自慢のFX会社特集!サーバーが強いFX業者を徹底比較!
FX会社の中には、なかなか指定レートで約定してくれない業者もありますよね。特に、損切りの逆指値注文が滑ってしまうのは避けたいところ。そこで、注目したいのがIG証券のノースリッページ注文です。
ノースリッページ注文とは、IG証券が提供しているポジション決済専用のストップ注文のことで指定レートで確実に決済してくれる注文方法です。一定の保証料を支払うことで、どれだけ相場が急変したときでも指定レートでの約定を保障してくれるサービスになります。
保証料も米ドル円1万通貨で200円程度なので低コストでスリッページのリスクを無くすことが可能。大きなロットを持つときや指標発表、要人発言に備えて設定しておけば安心です。
銘柄の豊富さならIG証券!バイナリーオプションにも対応!
1974年創業、全世界に23万人以上のユーザーを抱えるIGグループの日本法人がIG証券です。グローバルな金融サービスを提供しているだけあって、取扱い銘柄は非常に充実しています。
FXの通貨ペアは約100種類、主要通貨ペアはもちろんマイナー通貨も豊富な品揃えです。FX以外にも国内外の株式、株価指数、CFD取引も取扱い。CFD取引にいたっては17,000種類もの銘柄が取引可能です。
オプション取引にも対応しており、バイナリーオプションも取扱いしています。IG証券のバイナリーではFX通貨ペアに株価指数や原油などの商品銘柄を含めた22銘柄が取引可能。国内バイナリー業者の中でも株価指数や原油、金、銀などに対応しているFX会社はかなり貴重です。
また、IG証券の大きな特徴は大口トレーダー向けに1回当り、1日当りの取引数量が無制限という点。1ポジションで数百万~数千万通貨を持つ大口の方でもしっかりと注文が通ります。
IG証券の大口・最大取引数量を徹底特集!上限からスプレッドまで解説!
豊富な銘柄を取り揃えているIG証券ですが、中でも注目なのが「ノックアウト・オプション」です。ノックアウト・オプションは同じロット数でもリスク許容度に応じてオプション料を設定できるオプション取引です。
ノックアウト価格という損切りラインを決め最大損失額を限定しつつ、設定されたオプション料の中から投資額を選択できる仕組みになります。ポイントは「損切りラインが明確」「ノックアウト価格の設定次第でオプション料を抑えつつ利益を伸ばせる」という点です。
ノックアウト・オプションでは、同じロット数でもノックアウト価格が現行レートに近いほどオプション料は小さくなります。レートの値幅を正確に予測して、ノックアウト価格を適切な位置に設定すればリスクを抑えながら大きく利益を狙うことが可能。
「損切りの逆指値は滑らせたくない」「少ない資金で利益拡大を狙いたい」という方は要チェックです!
1通貨単位に対応!少額取引ならオアンダ!
大口トレーダー向けのIG証券と対照的なのがオアンダです。オアンダでは1通貨からトレードが可能。最小取引単位が1,000通貨のFX会社は多いですが1通貨からトレードできる業者は非常に少ないです。
オアンダは複数のコースに分かれており、1通貨単位のトレードが可能なのは取引ツールに「fxTrade」を使うコースになります。fxTradeはオアンダオリジナルの取引ツールで、洗練されたデザインと機能性を兼ね備えた高品質な取引ツール。
特に、スマホツールが使いやすくテクニカル指標を表示させたり、トレンドラインもスムーズに引くことが可能。オアンダであれば、少額取引にも対応しているので実際にポジションを持ちながら使い勝手を試すこともできます。
ただし、オアンダは初回入金額が10万円以上なのでその点はご注意を。ちなみに、IG証券は初回入金額に制限はありませんが最低取引単位が1万通貨になります。
MT4業者(国内)で1,000通貨単位の少額取引ができるFX業者は?
FX中上級者にはIG証券が最適!
FX会社にも初心者向けの会社と中上級者向けの業者がありますが、IG証券はFXをある程度経験している、もしくはプロトレーダーや専業の方向けのFX会社になります。
大口注文に対応しているのもポイントですが、IG証券は取引ツールが非常に本格的。IG証券では、大きく分けて3つの取引ツールが用意されています。デバイスを選ばない「Webブラウザ版取引システム」、スマホ版の「トレーディング・アプリ」、そしてプロトレーダー向けの「ProRealtimeチャート」の3つです。
Webブラウザ版取引システムはFXから株式、バイナリー、CFD銘柄までこれ1つで取引できる高機能取引ツール。スマホアプリはブラウザ版の機能性そのままにiPhoneやAndroidのスマホに最適化された仕様になっています。
そして、注目なのがチャートツールの「ProRealtimeチャート」です。プロ向けにテクニカル指標は88種類、描画オブジェクトは33種類を標準搭載。トレンドラインの自動描画や通貨ペアの自動検出、シストレができる自動売買機能まで搭載しています。
足種は26種類に対応、ティックも表示できる優れモノです。もちろん、取引画面のカスタマイズも可能なので自分のスタイルに合わせたトレード環境が構築できます。IG証券では取り扱っている銘柄のプライスデータ、企業財務データ、市場センチメント、最新ニュースなども配信。
FX中上級者向けにはなりますが、IG証券の取引ツールとマーケットデータがあればより幅広い相場分析が可能になります。ただし、1点注意したいのはProRealtimeチャートは月4回以上の取引がない場合、月額4,000円の費用がかかるという点です。月4回以上の取引があれば無料で使えるのでご留意ください。
MT4(メタトレーダー4)を使う人はOANDA!
本格的な取引ツールが魅力的なIG証券ですが、オアンダは世界中のトレーダーが愛用しているMT4(メタトレーダー4)に対応しているFX会社です。鉄板チャートツールとしてFXトレーダーから人気の高いMT4が使えるのはオアンダの大きなメリット。
特に、オアンダはMT4専用のオリジナルインジケーターやサポートツールに力を入れており、40種類以上のコンテンツが無料で利用できます。中でも、世界中でオアンダを利用するトレーダーのポジション動向が分かるオープンブックは非常に有用なツールです。
オアンダもIG証券と同様、グローバルにサービスを提供しているFX会社。ロンドンやニューヨーク、日本など世界各国のある拠点から提供されるマーケットデータとトレーダーの売買比率やポジション比率は非常に参考になります。
また、日本でも人気急上昇中のチャートツール「TradingView」にも対応。取引ツールの幅でいえばオアンダが有利ですね。「チャートツールはMT4を使っている」「オリジナルコンテンツが気になる」という方はOANDAが要チェックです!
MT4(メタトレーダー4)が使える国内FX業者・国内証券会社を一覧比較
ポジション比率や売買比率、価格分布を公開しているFX会社特集!
IG証券、OANDA(オアンダ)ともに魅力的なサービスを提供!
ここまでIG証券とオアンダを比較してきましたが、いかがでしょうか。FX中上級者向けのIG証券、初心者から上級者まで幅広く対応しているオアンダ、ともに魅力的なサービスを提供しているFX会社です。
FXのトレードスタイルは千差万別なのでそれぞれに「このポイントは外せない」という点があるかと思います。IG証券とオアンダを比較して自分のスタイルに一番合うと思う方のFX会社を選んでいただければ幸いです。