アヴァトレード・ジャパンやOANDA、フィリップ証券など「MT5(メタトレーダー5)」対応の国内FX業者が少しずつ増えてきました。MT5対応業者の口座開設を検討されている方、各社のスペックや特徴が気になる方、各社のサービスを比較したいという方は少なくないはず。
当ページでは、MT5(メタトレーダー5)を取り扱っている国内FX業者のスプレッドを一覧表にまとめて比較しています。原則固定スプレッドを採用している場合は基準スプレッドを、変動制スプレッドの場合は当サイトで調査した情報を掲載。
変動制スプレッドの情報はあくまで参考値となりますが、各社のスプレッドがどれくらいなのか?スプレッドの狭いMT5対応業者はどこか?気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
MT5取り扱い業者 スプレッド一覧比較表
以下では、3つの表に分けてMT5対応業者のスプレッドを比較しています。米ドル円やユーロ円、ユーロ米ドルなど15通貨ペアをピックアップ。
一部通貨ペアは原則固定スプレッドの基準値を記載していますが、それ以外の多くのスプレッドは変動制であり、当サイトで調査を行った時点における数値を掲載しています。ちなみに、原則固定スプレッドを採用している業者・通貨ペアは以下のとおり。
- OANDA Japan(米ドル円、ユーロ米ドル、豪ドル米ドル、南アフリカランド円)
- アヴァトレード・ジャパン(米ドル円、ユーロ円、豪ドル円、ユーロ米ドル)
比較表にスプレッドを掲載している通貨ペアは以下のとおり。見たい比較表の文字列をクリックしていただくと、該当する一覧表に移動します。
- スプレッド比較表-1(米ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、NZドル円)
- スプレッド比較表-2(南アランド円、トルコリラ円、メキシコペソ円、カナダドル円、スイスフラン円)
- スプレッド比較表-3(ユーロ米ドル、ポンド米ドル、豪ドル米ドル、米ドルカナダドル、ユーロポンド)
通貨ペアのスプレッド比較表-1
【最終更新日:2022年5月2日】
FX業者 | 米ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 | 豪ドル円 | NZドル円 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|---|
![]() | 0.8銭 | 1銭 | 2.6銭 | 1.2銭 | 2銭 | ![]() |
![]() | 0.3〜0.8銭 | 0.4〜1.0銭 | 0.9〜2.0銭 | 0.6〜1.1銭 | 1.5銭 | ![]() |
![]() | 0.8銭 | 1.7銭 | 2.4銭 | 2.1銭 | 3.4銭 | ![]() |
![]() | 0.4銭 | 0.5銭 | 1.2銭 | 0.9銭 | 1.3銭 | ![]() |
通貨ペアのスプレッド比較表-2
【最終更新日:2022年5月2日】
FX業者 | 南アランド円 | トルコリラ円 | メキシコペソ円 | カナダドル円 | スイスフラン円 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|---|
![]() | ー | ー | ー | 1.7銭 | 2銭 | ![]() |
![]() | 1.0銭 | ※ | 0.3銭 | 1.3銭 | 1.6銭 | ![]() |
![]() | 2.8銭 | 9.5銭 | 2.2銭 | 3.2銭 | 3.8銭 | ![]() |
![]() | ー | ー | ー | 1.9銭 | 2.4銭 | ![]() |
通貨ペアのスプレッド比較表-3
【最終更新日:2022年5月2日】
FX業者 | ユーロ米ドル | ポンド米ドル | 豪ドル米ドル | 米ドルカナダドル | ユーロポンド | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|---|
![]() | 0.6pips | 0.7pips | 0.5pips | 1.2pips | 1pips | ![]() |
![]() | 0.5〜0.6pips | 0.8〜1.3pips | 0.9pips | 1.5pips | 0.9pips | ![]() |
![]() | 0.5pips | 2.4pips | 2.5pips | 3pips | 2.5pips | ![]() |
![]() | 0.5pips | 1.1pips | 1.1pips | 2pips | 1.2pips | ![]() |
(※:アヴァトレード・ジャパンの米ドル円、ユーロ円、豪ドル円、ユーロ米ドルのスプレッドは原則固定・例外あり。それ以外のスプレッドは変動制、上記表では2022年5月2日時点に取引ツール上で確認した数値を掲載)
(※:OANDAの一部銘柄は原則固定・例外あり、米ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、南アフリカランド円、ユーロ米ドル、ポンド米ドル、豪ドル米ドルのスプレッドは2022年4月26日同社調べ。それ以外のスプレッドは2022年5月2日時点に取引ツール上で確認した数値。トルコリラ円は現在新規注文受付を停止中)
(※:フィリップ証券と外為ファイネストのスプレッドはすべて変動制。上記表のスプレッドは2022年5月2日時点に取引ツール上で確認した数値)
(※:通貨ペアの取り扱いがない場合は「ー」と記載しています)
MT5(メタトレーダー5)対応各社の特徴は?
外為ファイネスト
外為ファイネストでもついにライブ版MT5がリリース。外為ファイネストはMT4を中心にFXサービスを展開していた業者です。MT5でも「スキャルピングOK」「低水準スプレッドの提供」「1,000通貨単位の取引」「EA利用可・指値制限なし」といった多くのメリットを兼ね備えた取引環境を提供。
また、外為ファイネストはWindows版MT5だけでなくMacOS版MT5にも対応しているのがポイント。公式サイトにてMacOS版MT5のダウンロードが可能であり、Mac環境でもWindows版と同じように快適にMT5を利用できます。デモ利用もできますので、Macユーザーの方はぜひお試しください。
Mac対応のMT5が登場!国内FX業者の対応状況、ダウンロード方法を紹介
外為ファイネスト「MT5」基本スペック
口座開設手数料 | 取引手数料 | 通貨ペア | 取引単位 |
---|---|---|---|
無料 | 無料 | 25通貨ペア | 1,000通貨単位 |
スプレッド方式 | 発注上限 | 建玉上限 | スキャルピング |
変動制 | 300万通貨 | 2,000万通貨 | 公認 |
外為ファイネストのキャンペーン
OANDA Japan(オアンダ・ジャパン)
OANDA Japan(オアンダ・ジャパン)は世界各地でサービスを展開しているOANDAグループの日本法人。高品質なサービスを展開しており、MT5だけでなくMT4にも対応しており、TradingView搭載の取引ツールを提供しているのも魅力です。
スプレッドの狭さで選ぶならOANDAがおすすめ。比較表を見ていただければ一目瞭然なのですが、米ドル円やユーロ円、ユーロ米ドルなど多くの通貨ペアにて、他社と比較しても低水準のスプレッドを実現しています。
また、OANDAは米ドル円など一部銘柄において原則固定スプレッドを採用。取り扱っている多くの通貨ペアでは変動制スプレッドになりますが、主要銘柄は原則固定スプレッドがいいという方、かつ低水準スプレッドの環境でMT5を使いたいという方にはOANDAがおすすめです。
OANDA Japan「MT5」基本スペック
口座開設手数料 | 取引手数料 | 通貨ペア | 取引単位 |
---|---|---|---|
無料 | 無料 | 40通貨ペア | 1,000通貨単位(※) |
スプレッド方式 | 発注上限 | オリジナルインジ提供 | 株価指数CFD |
一部原則固定、それ以外は変動制 | 100万通貨 | 40種類以上 | 16銘柄 |
(※:OANDAのMT5における最小取引数量は1万通貨ですが、1万通貨以上は1,000通貨単位で取引数量を選択できます)
フィリップ証券
フィリップ証券はシンガポールに本拠地を置き、世界各国で金融サービスを展開しているフィリップキャピタルグループの一員。アヴァトレード・ジャパンやOANDAはMT4もMT5も取り扱っているのですが、フィリップ証券はFX取引にてMT5のみ取り扱っているという珍しい業者です。
他社と比べてスプレッドが特に狭いというわけではないのですが、米ドル円やユーロ米ドルといった主要銘柄はもちろん、トルコリラ円やメキシコペソ円など高金利通貨ペアにも対応しているのが特徴的。
また、フィリップ証券は「MacOS版MT5」に公式対応しているという特徴も持ちます。これまで、インストール型のMT4はWindowsのみ正式対応だったのですが、MacOS版MT5はMac上でもMT5を問題なく利用することが可能。オリジナルインジケーターの利用やEAによる自動売買もお使いいただけます。MacOS版MT5について詳しくは下記の特殊ページをご覧ください。
Mac対応のMT5が登場!国内FX業者の対応状況、ダウンロード方法を紹介
フィリップ証券「MT5」基本スペック
口座開設手数料 | 取引手数料 | 通貨ペア | 取引単位 |
---|---|---|---|
無料 | 無料 | 24通貨ペア | 1,000通貨単位 |
スプレッド方式 | Mac版MT5 | 証券CFD | 商品CFD |
変動制 | 対応 | 4銘柄 | 4銘柄 |
アヴァトレード・ジャパン(AVATRADE)
アヴァトレード・ジャパンは国内で初めてMT5(メタトレーダー5)の取り扱いを開始したFX業者。以前からMT4も取り扱っており、そちらではDupliTrade、AMMAといった独特な自動売買サービスも提供してきました。
MT5では自動売買よりも、どちらかというと裁量取引に注力。米ドル円0.4銭やユーロ米ドル0.5pipsなど、MT5取り扱い業者としては業界最狭水準のスプレッドを実現しています(いずれも原則固定・例外あり)。
原則固定スプレッドを採用しているのは米ドル円、ユーロ円、豪ドル円、ユーロ米ドルの4通貨ペアのみ。4通貨ペアだけと聞くと少ない印象ですが、MT5対応の業者は変動制スプレッドを採用している業者が多いですので、原則固定制を重視される方は要チェック。原則固定制を適用している4通貨ペア以外のスプレッドは変動制となります。
アヴァトレード・ジャパン「MT5」基本スペック
口座開設手数料 | 取引手数料 | 通貨ペア | 取引単位 |
---|---|---|---|
無料 | 無料 | 55通貨ペア | 1,000通貨単位 |
スプレッド方式 | 発注上限 | 建玉上限 | その他特徴 |
一部原則固定、それ以外は変動制 | 2,000万通貨 | 1,000ロット | 最短即日で口座開設 |
当ページのスプレッド情報は随時更新!
MT5(メタトレーダー5)を取り扱っている国内FX業者のスプレッドを比較してきましたが、いかがでしたでしょうか。MT5対応の業者はまだ少ないですが、今後はじわじわと対応業者が増えてくると思われます。そうなると、MT5対応各社のスプレッド競争も激しくなってくるかもしれません。
当ページの情報は随時更新していきますので、ぜひ今後も参考にしてみてくださいね。また、スプレッドを含めて総合的なスペックでMT5対応業者を比較し、各社の特徴を紹介しているページも用意しています。興味のある方はそちらもチェックしてみてください。