トレーディングビューは全世界で9,000万人以上の利用者数を誇るチャートツールです。国内でも利用者は増え続けています。
世界中の取引所・金融機関と連携し多種多様な金融商品のチャートがアカウントを作成するだけで見れる利便性の高さが評価されています。
国内の証券会社やFX/CFD会社にもTradingViewを取引ツールに内蔵したり、口座連携に対応している会社があります。
この記事では、「マネックス証券はトレーディングビューに対応しているのか」について徹底解説。他の大手ネット証券での対応状況も合わせてご紹介していきます!
マネックス証券はトレーディングビューに対応していない
早速ですが、結論からいうと「マネックス証券はトレーディングビューには対応していません」。
マネックス証券は国内大手ネット証券会社の一角として株式取引を中心にサービスを提供。その他にも投資信託・積立、債券、FX、暗号資産、先物オプションなど多彩な金融商品を取り扱いしていますが、どのサービスのツールでもTradingViewには対応していないのが現状です。
マネックス証券はオリジナルの取引ツールを提供
マネックス証券は株式・先物対応の「マネックストレーダー」、FX対応の「MonexTraderFX」、その他に分析補助ツールや決算速報が確認できる「銘柄スカウター」などオリジナルツールを提供しています。
外部ツールとしてトレーディングビューには対応しておらず、TradingViewとの口座連携も非対応です。今後のアップデートや新サービスでTradingViewに対応するかどうかは未定ですが、もし対応した場合は当ページでも詳しく解説予定です。
マネックス証券のPC版ツール「マネックストレーダー」は株式・先物・オプション取引に対応したツールです。初心者からアクティブ・トレーダーまで幅広い層に利用しやすいスピード注文と2WAY注文、取引に必要な情報を一画面に表示できる機能などを搭載。
TradingViewとはまた違った使い心地のツールです。相場分析はトレーディングビューで行い、発注はマネックストレーダーで行うといった使い方も便利です。
マネックス証券の銘柄スカウターに注目
マネックス証券の注目ツールが「銘柄スカウター」です。2017年のサービス提供以来、多くのマネックスユーザーから支持を受けて現在もアップデートが実施されている人気ツールです。
銘柄スカウターは売上高や営業利益、事業計画、セグメントなど決算内容を詳しくまとめて速報してくれます。
過去10期以上の決算情報をグラフ化したり、前期比増減率の表示、指数化なども可能。累計の数値を発表している企業は3カ月ごとに区切った業績を表示させることもできます。
企業の決算情報はTradingViewでも表示できますが、より詳細に企業の決算情報を確認するなら銘柄スカウターをぜひチェックしてみてください。
TradingViewで日本株が取引できる証券会社は?
マネックス証券は残念ながらトレーディングビューに対応していませんが、国内の証券会社でトレーディングビューに対応している会社もごく少数ですがあります。
それが「ウィブル証券」です。ウィブル証券はTradingViewとの口座連携に対応しており、日本株と米国株の取引が可能です。
ウィブル証券ならTradingViewで日本株取引が可能
ウィブル証券は国内でサービスを開始し始めたばかりの証券会社ですが、業界最安水準の手数料が魅力の会社です。
TradingViewとの口座連携を行うと、トレーディングビューをそのまま使いながらウィブル証券を経由して米国株や日本株の発注が可能です。
特に、日本株の現物取引ができる証券会社でTradingViewとの口座連携に対応しているのは、現状でウィブル証券だけ。その他の大手ネット証券でもトレーディングビューには対応していません。
トレーディングビュー内で新規発注、決済、資金管理ができるので非常に便利です。
上記が実際にTradingViewで連携を行いトヨタ自動車の発注画面を表示させたものです。
口座連携は簡単です。ウィブル証券で口座開設を行い、「トレードパネル」からウィブル証券を選択し、ログインIDとパスワードを入力するだけ。口座連携に費用はかかりません。
日本株や米国株の現物取引をされる方はウィブル証券をぜひチェックしてみてください!
ウィブル証券ってどんな証券会社?
ウィブル証券は米国を中心にオンライン証券取引を提供し急成長中のフィンテック企業「ウィブルグループ」の日本法人。日本の金融庁にも登録を行い営業している金融商品取引業者です。
ウィブルグループは全世界でマーケットデータを配信しているナスダック社と公式パートナーシップを提携。ちなみに楽天証券、SBI証券などもナスダック社と提携しています。
豊富な米国株式と日本株に対応しており、業界最低水準の取引手数料が大きな魅力です。
特に、米国株式は「約定代金×0.20%(税込0.22%)」と国内大手ネット証券の約半分ほどの取引コストです。
上限手数料は20ドル(税込22ドル)、指定金額(5ドルから)や端株でも購入にも対応しているため少額から投資が可能です。
取引時間に関しても、ウィブル証券指定の取引数量が多い銘柄は夜間取引を含む24時間のリアルタイム取引に対応しています。
米国の株式市場は日本時間の深夜に開場しますが、取引時間を気にせず取引できるのもメリットです。大手ネット証券にはない魅力のある証券会社です。
楽天証券やSBI証券もトレーディングビューには非対応
上記でも簡単に触れましたが、楽天証券やSBI証券、松井証券、GMOクリック証券などの証券会社でも現状ではトレーディングビューには対応していません。
大手ネット証券はそれぞれにオリジナルのツールを提供しており、TradingViewなどの外部ツールと連携して利用できない状況です。
マネックス証券も同様ですが、TradingViewで相場分析を行いながら同時に楽天証券で発注・決済する使い方は可能です。
今後、対応状況が変わり次第、記事を更新していきます!
米国株を取引するならmoomoo証券に注目!
米国株を取引される方はmoomoo証券にぜひご注目ください。moomoo証券もTradingViewには対応していませんが、独自情報が詰まったスマホアプリは必見です。
米国流の最良気配・歩み値でプロレベルの流動性分析に対応。機関投資家の売買動向が一目で分かるグラフなど他社のツールにはない情報を無料で見ることができます。
上記が実際のスマホアプリ画面ですが、他社のアプリとはUIから全く異なります。「今、機関投資家はどの銘柄を買っているのか」「どれぐらいの数量を取引しているのか」「逆に、売っている銘柄はどれか」など個人が調査するにはハードルの高い一次情報を惜しげもなく公開しています。
「機関投資家に負けない取引環境を」という企業理念で運営されているmoomoo証券はその独自情報が大きな魅力です。別記事でもより詳しくmoomoo証券について解説しているので気になる方はぜひチェックしてみてください!
moomoo証券で大口・超大口の動向を分析!スマホ・PC版アプリの使い方解説!
FXならトレーディングビューが無料で使える会社も
株式取引ではありませんが、FXやCFDであればトレーディングビューを無料で利用できる会社もあります。
FXなら「みんなのFX」にご注目を。みんなのFXはPC版ツールとスマホアプリの両方にTradingViewを内蔵しており、有料プラン相当の一部機能が無料で利用できます。
最大6画面のチャート表示、85種類以上のインジケーター、テンプレートの複数保存など有料プランでしか使えないチャート機能が口座開設するだけで利用可能。
トレーディングビューの個人向け最上位プランであるプレミアムプランは月額で約9,400円もするサービスです。
特に、画面分割は使えると便利なのでこの機能を利用したくて有料プランにされている方も多いかと思います。
表示できるのはFX通貨ペアのみですが、FXもされている方はみんなのFXの内蔵トレーディングビューを利用すれば毎月の費用を抑えることができます。
みんなのFXの内蔵トレーディングビューも別記事で詳しく解説しているので、ぜひご一読を!
トレーディングビューが無料で使えるFX会社、ブローカー一覧表
FX会社 | 形式 | スマホ | 特徴 | 公式 |
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みんなのFX | 内蔵 | 〇 | 有料相当の機能が無料で使える 6画面分割、インジ複数表示 テンプレート複数保存 | |
LIGHT FX | 内蔵 | 〇 | 業界最高水準スワップ LIGHTペアはスプレッドも狭い | |
ゴールデンウェイ・ジャパン | 内蔵 | × | 業界最狭水準スプレッド TradingView内蔵PCツール | |
GMO外貨 | 内蔵 | × | 株価指数・商品CFD対応 最大8画面の独立チャート | |
JFX | TradingViewでのレート配信に対応 (詳細はこちら) | |||
サクソバンク証券 | 口座連携でFX、外国株、個別株CFD、商品CFD取引可能 | |||
OANDA証券 | 内蔵 連携 | 〇 | 内蔵と口座連携の両対応 最大8画面分割・5秒足チャート | |
Webull証券 | 口座連携で日本株・米国株の現物取引可能 | |||
FOREX.com | 内蔵 連携 | 〇 | 内蔵と口座連携の両対応 MT4・TradingViewが利用可能 | |
インヴァスト証券 | 内蔵 | △ | 独自のリピート系自動売買 FX、指数、商品CFD対応 |
※TradingViewの利用形式は取引ツールに内蔵しているFX業者と口座連携ができるFX業者があります。
※取引ツールに内蔵されているTradingViewはFX業者ごとに一部、搭載されていない機能があります。
※口座連携ができるFX業者のTradingViewの機能はTradingViewの契約プランによって異なります。
※内蔵ツールで提供している業者で表示できるのは、その業者の取扱銘柄に限られます。
※JFXはFX口座の連携およびTradingViewを内蔵した取引ツールは提供していません。
※サクソバンク証券は株価指数CFDの取り扱いはありますが、TradingViewで取引できるのはFX口座、個別株CFD口座、商品CFD口座、外国株式口座です。