この記事ではMT4(メタトレーダー4)、MT5(メタトレーダー5)でCFD取引ができる国内業者を徹底特集!MT4、MT5は世界中で愛用されている人気のチャートツールです。本格的なチャート分析はもちろん、EA(エキスパートアドバイザー)を使った自動売買も可能。
世界中のプログラマーがインジケーターを開発しており機能拡張が簡単にできるのも大きな魅力です。ここでは、そんなMT4・MT5で多彩な金融商品がCFDで取引できる業者を一覧表にまとめています。
「MT4・MT5でCFD取引できる業者を探している」という方はぜひ業者選びにご活用ください!
MT4・MT5でCFD取引対応の国内業者比較表
CFD業者 | ツール | 対応銘柄 | 特徴 | 公式サイト |
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楽天MT4CFD | MT4 | 株価指数 商品 (17銘柄) | 大手ネット証券でCFD取引! MT4で多彩なCFD銘柄に対応! ブラウザ版MT4でMacでも利用できる | |
OANDA CFD | MT4 MT5 | 株価指数 商品 (24銘柄) | MT4・MT5の両方でCFD取引対応! 充実の株価指数・商品銘柄を取り扱い! | |
ゴールデンウェイ・ジャパン | MT4 | 株価指数 商品 (5銘柄) | CFD5銘柄がMT4で表示可能! FXは業界最狭水準スプレッド! (※CFD取引は不可、銘柄表示のみ) | |
JFX | MT4 | 株価指数 (4銘柄) | CFD4銘柄がMT4で表示可能! FXはスキャルピング公認! (※CFD取引は不可、銘柄表示のみ) |
楽天証券ではインストール型のMT4だけでなく、ウェブブラウザ対応の「MT4 Web」も利用可能です!
MT4 Webはインストールすることなくブラウザ環境で利用することができ、30種類のテクニカル・インジケーターを使ったチャート分析や発注に対応。
MT4 Webならパソコンとネット環境が整えばどこでも利用でき、Mac環境でも快適に使えるのもメリットです。
「PCにMT4をインストールしたくない」「タブレットや自宅以外のPCでも使いたい」という方におすすめ。ますます便利になった楽天証券にぜひご注目ください!
MT4とMT5は何が違う?
項目 | MT4 | MT5 |
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システム | 32bit(動作:重い) 64bit仕様のPCスペックを生かせない | 64bit(動作:軽い) ハイスペックPCを最大限に生かせる |
メモリ上限 | 4GB | 2TB |
インジケーター | 非常に豊富 | 豊富 |
時間軸 | 9種類 | 21種類 |
言語 | MQL4 | MQL5 |
気配値表示 | 銘柄、プライスボード | 銘柄、プライスボード、ティックチャート、詳細表示 |
経済指標 | 外部インジケーター | 発表時刻表示内蔵 |
MT4は言わずとした鉄板チャートツールですが、開発元のメタクオーツ社ではMT4の上位互換版となるMT5をリリースしています。MT5は従来のMT4よりも動作速度、機能性が大幅向上。
MT4とMT5の違いを簡単に紹介すると「32bitから64bitに仕様変更されPCスペックを最大限に生かせる」「メモリ上限が増えて自動売買システムをより安定的に動かせる」「時間軸やバックテスト、気配値表示など機能性が向上している」などです。
動作スピード、バックテストの処理機能、EAの安定稼働といった点でMT5はスペックが大きく向上しています。もっとも、インジケーターに関しては既存のMT4の方が多く利便性も高い点にはご留意ください。
まだまだMT4を利用しているトレーダーが多いのが現状ですが、メタクォーツ社はMT5への移行を推奨しています。今後はMT5が主流になることも十分考えられるのでどちらのツールを利用するのか、ご自身のトレードスタイルに応じて選んでいただければと思います。
次は、MT4・MT5でCFD取引に対応した国内業者を解説していきます。
【楽天証券】Windows/Macユーザー両対応のMT4
まず、最初に解説するのは大手ネット証券会社の楽天証券です。楽天証券ではMT4を使って株価指数および商品銘柄にてCFD取引が可能です。
楽天証券といえば、多彩な金融商品と独自の経済圏を生かしたサービスが人気の証券会社です。楽天証券ような大手でCFD取引ができるのは嬉しいですね。
取扱銘柄は証券CFD(日経225/ミニ、NYダウ、S&P500、ナスダック100/ミニなど)と商品CFD(金、銀、WTI原油、天然ガスなど)の計17銘柄です。
主要な株価指数と商品銘柄は一通り取引ができます。特に金(ゴールド)のCFD取引がMT4で出来る証券会社は少ないので貴重ですね。
楽天MT4CFDの特徴は「全銘柄で取引手数料0円」「平日ほぼ24時間取引可能」「MT4で株価指数・商品CFDができる」という点です。
取引手数料は全銘柄でかかりません。主な取引コストはスプレッドになります。別記事では国内のCFD対応会社の最新スプレッドを一覧でまとめて比較しています。
取引時間は銘柄にもよりますが平日ほぼ24時間可能、少額取引にも対応しており数千円からポジションを持つことができます。
上記は楽天証券MT4CFDの実際のチャート画面です。
基本的な使い方は通常のMT4と変わりません。左側のウォッチリストから株価指数と商品のCFD銘柄が選択できるようになっています。もちろん、自動売買も可能です。
MT4を使う最大のメリットが自動売買ですが、楽天証券であれば安心してプログラムを動かすことができます。
楽天証券はマーケット情報の発信にも力を入れています。トムソン・ロイター、FISCO、グローバルインフォなど大手情報ベンダーの最新マーケット情報がチェック可能。
「トウシル」という独自の投資情報サイトも運営しており、ここでしか読めない特集記事が無料で閲覧できます。
サポート体制に関しても万全です。大手ネット証券ならではの手厚いカスタマーサービスが提供され、電話で丁寧に対応してもらえます。
また、「MT4のインストール方法が分からない」「使い方を知りたい」という初心者の方でも動画で分かりやすく手順が解説されています。
楽天グループの各種サービスをすでに利用されている方であれば楽天証券は非常におすすめ。
お得なキャンペーンやキャッシュバックも随時行っているので「楽天は普段からよく利用する」という方は楽天CFDをぜひチェックしてみてください!
楽天MT4CFD特集!スプレッドから取引時間、手数料まで徹底解説!
楽天証券は別のCFDサービス「楽天CFD」もある!
楽天証券にはもう一つ別のCFDサービスがあります。それが「楽天CFD」です。
名称が似ているのでややこしいですが、楽天CFDは取引ツールに人気の株アプリ「iSPEED」を採用。MT4は使えないのでご注意くださいね。
国内株のトレードをされる方には御用達の方も多いかと思いますが、その同じアプリでCFD銘柄も取引が可能です。
ちなみに、PCツールには「マーケットスピードⅡ」が提供されています。楽天CFDは楽天MT4CFDと比べて取扱銘柄も豊富なのが注目ポイントです。
MT4で自動売買はできませんが、取扱銘柄の豊富さで選ぶなら楽天CFDもおすすめです。
楽天証券でMT5は利用できるの?
「楽天証券でMT5を使いたい」という方も多いかと思います。しかし、残念ながら楽天証券はMT5に対応していません。
現状、国内でMT5に対応しているFX・CFD会社はかなり限られている状況です。
楽天証券でもMT4をツールに採用したFXサービス(楽天MT4)はありますが、MT5は対象外となっています。
SBI証券、GMOクリック証券、マネックス証券、松井証券といった他の大手ネット証券でもMT5の取り扱いはありません。
MT5が利用できる国内業者に関しては別記事にてまとめているので会社選びにご活用ください。
楽天証券では日経新聞(日経テレコン)の電子版が無料で閲覧できます。本来であれば月額5,000円ほどする日経新聞ですが楽天証券で口座開設をするだけで閲覧可能。
朝刊・夕刊の両方を閲覧でき、デバイスはPC・スマホの両方に対応。普段から日経新聞を購読されている方であればこれだけでも口座開設する価値があります。
また、楽天Koboとトウシルのコラボ企画として「おすすめマネー本を無料で提供」というサービスも提供しています。
ベストセラー書籍など有料書籍が無料でダウンロード可能。その他の書籍も20%オフで購入できるなど非常にお得なサービスです。スマートフォン、パソコン、電子書籍リーダー、タブレットなど様々な端末で無料購読ができるので要チェックです!
【OANDA】MT4・MT5の両方でCFD取引が可能
MT4・MT5の両方で株価指数CFDを提供しているのがOANDA(オアンダ)です。
オアンダは世界7都市に拠点を構え設立から20年以上、金融サービスを提供しているグローバルプロバイダー。「OANDAレート」と呼ばれる為替のレート配信を世界で初めて開始した企業でもあります。
オアンダは「公平・公正な取引環境を提供する」という企業理念でサービスを提供しており、指定レートできちんと約定する約定力の高さが魅力です。そんなオアンダではMT4・MT5の両ツールで株価指数CFD取引に対応しています。
取扱銘柄は24種類と非常に豊富。日経225やNYダウ、S&P500など主要株価指数はもちろん、ドイツ・フランス・オランダ・イギリスなどの欧州各国もカバーしています。また、中国・香港・インド・シンガポールなどアジア各国の指数にも対応。
取引数量は最小単位1(日経225であれば1ロット約2,000円:レバレッジ10倍)と少額から取引をスタートできます。MT4とMT5の両方で株価指数CFDに対応しているのがOANDAの最大の特徴。
「MT4・MT5で株価指数CFDがしたい」という方はOANDAがおすすめ!
オアンダはMT4・MT5以外にもTradingView(トレーディングビュー)が利用できるFX業者です。
TradingViewといえば全世界のありとあらゆる金融商品のチャートが誰でも簡単に確認できるグローバルスタンダードのチャートツール。
このチャートツールをオアンダではPC版ブラウザツールの「fxTrade(エフエックストレード)」に内蔵しています。
80種類以上のテクニカル指標や描画ツールが無料で利用可能。本来、TradingViewの有料プランでしか使えない機能まで誰でも使うことができます。
MT4やMT5と合わせてTradingViewも使われている方はオアンダが要チェックです!
【ゴールデンウェイ・ジャパン】MT4でCFDが表示可能
CFD取引に対応した業者ではありませんが、ゴールデンウェイ・ジャパンではMT4でCFD銘柄を表示することが可能です。対応銘柄は日経225先物、ダウ先物、WTI原油先物、金、銀の5銘柄です。
ゴールデンウェイ・ジャパンは国内FX業者の中でも狭いスプレッドが魅力的な業者。米ドル円やユーロ米ドルを始めとした主要通貨ペアにて業界最狭水準スプレッド実現しています。
CFD取引に対応していないのは残念ですが「FXも取引する」「MT4で日経225やダウを表示させたい」という方にはゴールデンウェイ・ジャパンもおすすめです!
ゴールデンウェイ・ジャパン「FXTF MT4」のスプレッドを徹底解説!
「FXTF GX(ライブ口座)」に商品CFD銘柄が新規追加されました。金や原油など4銘柄に対応。TradingViewチャートでの高度な分析はもちろん、快適な操作で商品CFDの取引も可能となっています。
同社では商品CFDを対象とした「商品銘柄大感謝祭キャンペーン」も開催中です。対象サービスでの入出金差額と新規建て取引数量に応じて、最大で100万円をキャッシュバック。
キャンペーンは2025年1月31日までの期間限定となっています。FXTF GXに興味のある方、TradingViewチャートで金や原油の分析を行いたい方は要チェック!
TradingViewでCFD取引ができる業者は?
次世代ツール「TradingView(トレーディングビュー)」を使って分析しつつ、CFD取引もできる国内業者を探している、という方もいると思います。
「サクソバンク証券」と「FOREX.com」はCFD取引に対応しており、かつ、TradingViewとの口座連携に対応しているので、TradingView上で取引が可能。サクソバンク証券は株式CFD、FOREX.comは株価指数CFDをTradingViewで取引できます。
また、「ゴールデンウェイ・ジャパン(FXTF GX)」や「GMO外貨(外貨ex CFD)」は自社ツールにTradingViewチャートを内蔵しており、取り扱っているCFD銘柄の分析に活用可能。
TradingView対応かつCFD対応の国内業者に関しては、別記事にて詳しい解説を行っています。
該当する国内業者の紹介はもちろん、TradingViewとの口座連携のやり方、内蔵版TradingViewの利用形式なども解説。ぜひ参考にしてみてくださいね。