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世界にIT革命をもたらした米国を代表する企業がMicrosoft(マイクロソフト)です。創業者は大富豪の代名詞とも言える創業者ビル・ゲイツ氏。
米アップルや韓サムスンなど目まぐるしいイノベーションと淘汰が進むIT業界で重鎮的な存在のマイクロソフト。時代を経ても革新的な価値提供を続ける同社に投資したいという方は多いかと思います。
この記事ではそんなマイクロソフトの株式の買い方、購入方法を徹底解説。マイクロソフトに投資する方法は現物株式、投資信託/ETF、CFD取引など様々な方法があります。自分の投資スタイルに最適な方法を選ぶ際にご活用いただければと思います。
Microsoft(マイクロソフト)について
マイクロソフトは言わずと知れた米国のソフトウェア大手企業。時価総額は全世界でAppleに次ぐ2位、主にソフトウェアの開発、製造、ライセンス供与、サポート事業を行っています。
1995年8月に「Microsoft Windows 95」を発売、これが後のIT革命のきっかけとなりました。その後、「Word」「Excel」「PowerPoint」などの「Windows Office」や家庭用ゲーム機「Xbox」、検索サービス「Bing」などを展開。
2012年にはサーバーサービスの「Windows Server 2012」、PCデバイスでは「Surfaceシリーズ」を展開しています。近年ではビジネスチャットの「Microsoft Teams」やクラウドサービスの「Azure(アジュール)」といった事業も行っており順調に売上を増加させています。
クラウドサービス「Azure」が事業を牽引する成長を見せている
IT業界の一時代を築いたマイクロソフトですが、iPhoneに代表されるモバイルデバイスの普及とFacebookやTwitterなどのSNSの流行には完全に乗り遅れていました。
そこで、活路を見出したのがクラウドサービスです。現在のマイクロソフトの成長を牽引しているのはクラウドサービスの「Azure(アジュール)」です。
AzureはlaaS(ネットワーク、ストレージ、サーバーなどのリソース提供)やPaaS(アプリケーション開発環境の提供)など包括的に企業のIT化を推進するクラウドサービスです。
クラウドサービス市場ではAmazonのAWSやGoogle Cloudなどが競合となりますが、マイクロソフトは着実にシェアを伸ばしており今後の動向に注目が集まります。
Microsoft(マイクロソフト)の会社概要
企業名 | Microsoft Corporation |
---|---|
本社所在地 | One Microsoft Way Redmond, WA 98052-6399 USA |
設立年月日 | 1975年 |
代表者 | Mr. Satya Nadella |
業種 | IT・通信 (IT & Communications) |
市場 | NASDAQ National Market System |
従業員数 | 163,000人 |
Microsoft(マイクロソフト)の株の買い方、投資方法
マイクロソフトはアメリカのNASDAQ(ナスダック)市場に上場している米国株式です。マイクロソフトの株式を取引する主な方法は「CFD取引」「現物株式」「投資信託/ETF」などです。
各取引方法は以下で詳しく解説しますが、簡単に特徴を説明すると短期~中期スパンで値動きによる売買差益を狙うなら「CFD取引」、長期スパンで値上がり(キャピタルゲイン)を狙うならば「現物株式」「投資信託/ETF」がおすすめ。
それぞれの取引方法にメリット・デメリットがあるのでご自身の投資スタイルと照らし合わせて最適な取引方法を選んでいただければと思います。
マイクロソフトへの投資方法:【CFD取引】
CFD取引とは差金決済取引のことで、現物をやり取りせず売買の差益のみをやり取りする取引方法です。CFD取引の特徴は「最大5倍のレバレッジで投資効率を飛躍的に高められる」「空売りが可能」「個別株式CFDでは配当相当額の受け払いがある」という点です。
まず、現物株式と違いCFD取引ではレバレッジをかけて取引を行います。例えば、マイクロソフトの株式に100万円を投資する場合、現物株式では取引額面100万円の全額が必要です。一方、CFD取引では5分の1の約20万円から取引がスタート可能。
また、CFD取引では売りから取引に入る(空売り)ことができます。上昇、下降どちらの局面でも売買差益を狙えるのがCFD取引の大きなメリット。現物のやり取りはありませんが、原資産銘柄に配当が出た場合、配当相当額の受け払いもあります。
もっとも、ポジション量の調整と資金管理を徹底しなければハイリスクハイリターンの取引となる点には注意ください。CFD取引の基礎知識は別記事で詳しく解説しています。
マイクロソフトへの投資方法:【現物株式、投資信託/ETF】
次に、長期スパンでマイクロソフトに投資したい場合に最適なのが現物株式や投資信託/ETFです。ETFとは上場投資信託のことで東京証券取引所やニューヨーク証券取引所に上場されている投資信託をさします。
現物株式や投資信託は値下がりした場合でも再び株価が上昇するのを待てるのが特徴。マイクロソフトのように健全な財務体質で安定成長を続けている米国株式は長期スパンでじっくりと値上がりを待つのも1つの投資戦略です。
マイクロソフトは世界トップクラスのIT企業として数多くの投資信託やETFに組み込まれています。CFD取引と比べれば投資効率は劣りますが、「ある程度まとまった資金がある」「5年10年といったスパンで投資したい」という方には現物株式や投資信託/ETFがおすすめ。
以下では、マイクロソフトのCFD取引および現物株式に対応した国内ネット証券会社、CFD業者を解説していきます。気になる業者があればチェックしてみてください。
Microsoft(マイクロソフト)のCFD取引対応業者一覧表
業者名 | 取引手数料 | 銘柄数 | 特徴 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
IG証券 | 2.2セント/株 | 約17,000種類 | 収益ベースでCFD世界No.1(※) 取扱銘柄数でも国内トップクラス | |
GMOクリック証券 | 無料 | 150種類 | 全CFD銘柄で取引手数料無料 初心者でも使いやすいツールが充実 | |
SBIネオトレード証券 | 無料 | 31銘柄 | 米国株・株価指数のCFD取引対応 ほぼ24時間、祝日も取引可能 | |
外為どっとコム | 無料 | 20銘柄 | CFD銘柄のスプレッドが全体的に狭い 老舗FX会社の高品質CFDサービス | |
楽天CFD | 無料 | 78銘柄 | 人気の株アプリ「iSPEED」対応 株価指数、商品、株式、VIXの充実ラインナップ |
※IGグループの財務情報より(2022年10月時点、FXを除いた収益ベース)
IG証券
マイクロソフトのCFD取引なら最もおすすめなのがIG証券です。IG証券はロンドンに本社を構えCFD営業収益世界No.1(※)のIGグループの日本法人。
国内外株式、世界各国の株価指数、多彩な商品銘柄などCFD銘柄は17,000種類以上を取り扱い。これだけの銘柄数が取引できるのは国内でIG証券だけ。IG証券の口座が1つあれば世界中の金融商品が取引できます。
米国株式はマイクロソフトを含めアップル、グーグル、テスラなど主要銘柄からマイナー銘柄まで豊富なラインナップ。取引ツールも非常に秀逸でマルチデバイス対応のWebブラウザ版ツールとスマホアプリの2種類を配信しています。
時価総額やEPS、配当利回り、売上高利益率、ROI、調整後株価収益率などのソート機能を搭載した銘柄ファインダーも非常に便利です。「マイクロソフトのCFD取引がしたい」「株価指数、外国為替、商品銘柄も取引したい」という方はIG証券が要チェック。
※IGグループの財務情報より(2022年10月時点、FXを除いた収益ベース)
GMOクリック証券
国内大手ネット証券の1つGMOクリック証券でもマイクロソフトのCFD取引に対応しています。GMOクリック証券の特徴は「CFD全銘柄の取引手数料が無料」「多彩な銘柄に対応」「取引ツールが充実している」という点。
主要株価指数、金や原油などの商品、各種ETFなど多彩な銘柄に対応しており全銘柄で取引手数料が無料です。銘柄によって別途、調整額が発生しますが取引コストが抑えられるのは大きなメリットですね。
また、GMOクリック証券は取引ツールが非常に充実しています。CFD専用のPCツールやスマホアプリを配信、チャート分析に特化したツールやブラウザインストール型のツールバーまで提供しています。
初心者から上級者までレベルに応じて取引ツールが用意されているのが特徴。「初めてCFD取引にチャレンジする」という方はGMOクリック証券がおすすめです。
GMOクリック証券CFD特集!スプレッドからアプリまで徹底解説!
Microsoftの現物株式対応!ネット証券会社を比較!
証券会社 | 取扱銘柄 | 取引手数料 | 特徴 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
SBI証券 | 約6,000銘柄 | 0.45% | 大手ネット証券 証券口座開設数1,300万以上 | |
楽天証券 | 約4,950銘柄 | 0.45% | 新規口座開設数1位(※1) 豊富なキャンペーン開催 | |
マネックス証券 | 約5,000銘柄 | 0.45% | 時間外取引(プレ、アフター)可能 米株買付時の為替手数料0円 | |
松井証券 | 約4,600銘柄 | 0.45% | 100年以上の歴史を誇る老舗 「リアルタイム株価」無料 | |
moomoo証券 | 約7,000銘柄 | 0.132%(※2) | 業界屈指の格安手数料 米国株の信用取引スタート | |
Webull証券 | 約7,000銘柄 | 0.20% | 本格的な板情報や気配値をスマホで確認 米国株オプション対応 |
※取引手数料はすべて税抜の金額を掲載しています(moomoo証券を除く)
※1:口座数上位5社(auカブコム証券、SBI証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券)で2018年〜2022年の5年間の新規口座合計数で比較、楽天証券調べ。
※2:moomoo証券はベーシックコースの数値を掲載。約定代金8.3米ドル以下は取引手数料が0円となります。
DMM 株
マイクロソフトの現物株式に投資するのにおすすめなのはDMM 株です。DMM 株の特徴は何といっても手数料の安さ。国内株式は取引手数料50円から、アカウント開設と登録が完了すると取引金額や取引回数に制限なく取引手数料が1カ月間無料になります。
米国株式にいたっては期間制限なく取引手数料が0円です。別途、為替手数料が発生しますが取引手数料が無料なのはDMM 株の大きなメリット。
また、米国株式を信用取引の担保にするサービスも提供しています。マイクロソフトの現物株式を長期スパンで保有しつつ、短期スパンで値動きを狙う際の信用取引の保証金として算入することができます。
米国株式は日本株式と違い1株単位から購入が可能。マイクソフトであれば数千円から現物投資ができるので少額資金の方でも資金量に応じて米株投資がスタートできます。
「マイクロソフトに現物株式で投資したい」という方はDMM 株が要チェック。
SBI証券
国内ネット証券の中でも老舗の証券会社がSBI証券です。長年に渡って国内の金融市場でサービスを提供してきた実績と信頼のある大手ネット証券会社になります。口座開設数は500万口座以上、大手ネット証券会社の中でもトップクラスの口座開設数を誇っています。
そんなSBI証券でもマイクロソフトを含めた米国株式の現物取引に対応。業界最安水準の取引手数料や米国貸株サービス、注文方法に逆指値注文が利用できるなど大手ならではの充実のサービスが魅力ですね。
また、SBI証券では米株投資に役立つ情報発信も積極的に行っています。専属アナリストによるマーケットレポート、時事ネタのコラムや決算情報など多彩な投資情報がチェックできます。
「老舗の企業で安心して米国株式に投資したい」という方はSBI証券がおすすめ。
楽天証券
楽天証券もマイクロソフトの現物株式に対応したネット証券会社です。楽天証券の特徴は「取引手数料の一部がポイントバックされる」「キャンペーンが豊富」「指定ETF銘柄は買付手数料が無料」という点。
楽天証券では取引手数料の1%(大口優待なら2%)がポイントで返ってきます。大口で取引される方であれば取引手数料は見逃せない取引コストになりますが、その一部が返ってくるのは楽天証券の魅力ですね。
また、時期に応じて各種キャンペーンが開催されておりキャッシュバックやお得な得点が受け取れます。タイミングによって開催されているキャンペーンは異なるので詳しくは公式サイトをご確認ください。
そして、楽天証券が指定するETF銘柄は買付手数料が無料なのも注目ポイント。マイクロソフトを構成銘柄に含む「バンガード S&P500」や「SPDR S&P500」といった人気の米国ETFが対象銘柄となっています。
「楽天グループは普段から利用している」「米国ETFにも興味がある」という方は楽天証券もぜひチェックしてみてください。