クリエイター、デザイナー、アーティストから学生、マーケティング担当者までありとあらゆるクリエイティブな活動を総合的にサポートしているAdobe(アドビ)。「Photoshop」といえばクリエイター御用達のツールですよね。
この記事ではそんなAdobe(アドビ)について株式の買い方・購入方法を詳しく解説しています。アドビの取り扱いがあるネット証券会社やCFD取引に対応した国内業者を一覧表にて掲載。
事業内容や業績も合わせて解説しているので「Adobe(アドビ)に投資したい」という方はご活用ください。
Adobe(アドビ)について
アドビはアメリカのカルフォルニア州サンノゼに本社を置くIT/ソフトウェア企業です。
「Adobe Photoshop」や「Adobe Illustrator」などを提供するデジタルメディア事業、「Adobe Experience Cloud」を通したデジタルマーケティング事業などを行っています。
創業は1982年、プログラマーのジョン・ワーノックと実業家のチャールズ・ゲシキによって設立されました。
創業からすでに40年近く経っている同社ですが、長年に渡って全世界のクリエイター、デザイナーから高い評価を受けて続けています。
サブスクリプションにビジネスモデルを切り替えて成功
アドビの各種製品、アプリケーションは非常に多彩な業種、職種の人々に利用されておりプロクリエイター、マーケティング担当、アプリ開発者、学生に至るまで多種多様です。
もともとは「PhotoShop」に代表される画像編集ソフトの売り切り型ビジネスモデルでしたが、2011年にサブスクリプション型の「Creative Cloud」を発表。年間契約のライセンス形態にビジネスモデルを大きく切り替えました。
アドビはこの方針転換に関して「最新のイノベーションをいち早くユーザーに届けるため」と発表していましたが、結果は大成功。ユーザー数は数百万から数千万規模へと急拡大、売上も順調に伸ばし続けています。
「世界を動かすデジタル体験を」というミッションを掲げているAdobe。常にイノベーションを起こし続けている同社のサービスは世界のありとあらゆるクリエイティブ活動を強力にサポートしています。そんなアドビの現在の主力事業は以下の3つです。
Adobe(アドビ)の3つのクラウドサービス
名称 | 事業内容 |
---|---|
Creative Cloud | 写真、デザイン、ビデオ、web、UXなどのための20以上のデスクトップアプリ、モバイルアプリ、各種サービスを提供。コミュニティをクラウド上でシームレスに連携した総合クリエイティブプラットフォーム |
Experience Cloud | デジタルマーケティングを中心とした顧客体験を提供するためのあらゆる要素を備えた包括的なクラウドサービス |
Document Cloud | Adobe Acrobat DCと電子サインサービス Adobe Signを中心に構成されるドキュメントの共有とワークフローの効率化を実現するクラウドサービス |
「Creative Cloud」ではアドビが何十年にも渡って洗練させてきた各種クリエイティブ製品やサービスがサブスクリプションで利用できます。
Photoshop、Illustrator、Premiere Pro、Lightroom、InDesign、Adobe XDなど各種クリエイティブ製品の最新バージョンをダウンロードしてアクセスが可能。
さらに、メンバーは、アドビのユーザーコミュニティによって作成されたテンプレートとプリセットが利用できるためデザインをすばやく開始したり、インタラクティブなチュートリアルを進めることでデザインスキルを高め習得することができます。
多彩なアプリケーションで総合的にサポート
「Experience Cloud」は企業やブランドが広告から商取引に至る顧客のエクスペリエンスを作成、管理、実行、測定、収益化、最適化させるクラウドサービスです。
顧客プロファイルをリアルタイムで企業に送ることでマーケティングに関する深い考察とパーソナライズされたサービス提供を可能にします。
Experience Cloudのユーザーは広告主、代理店、パブリッシャー、データサイエンティスト、開発者など多岐に渡ります。
アドビはこれらのクラウドサービスで世界中の多種多様なクリエイティブ活動を総合的にサポートしている企業です。
革新的なイノベーションを起こす原動力となるアプリケーションやサービスが支持され続けており、現在もメンバー数を順調に伸ばし続けています。
Adobe(アドビ)の会社概要
企業名 | Adobe Incc |
---|---|
本社所在地 | 345 Park Avenue San Jose, CA 95110-2704 USA |
設立年月日 | 1982年 |
代表者 | Mr. Shantanu Narayen |
業種 | IT・通信 (IT & Communications) |
市場 | NASDAQ National Market System |
従業員数 | 22,634人 |
Adobe(アドビ、ADBE)の業績
新型コロナウイルスの影響で世界的にテレワークが推奨される中、アドビは過去最高の売上高を記録。
リモートワークでの文章処理、重要書類のデジタル化、対外的な文章のやり取りに対する需要を上手く取り込んだ形です。
今後、アフターコロナで新しいビジネススタイルが定着するようになれば、ますますアドビの各種サービスは需要が高まる見通しです。
サブスクリプション事業が好調
特に、サブスクリプション事業の売上が大幅に増加しており「Creative Cloud」「Document Cloud」「Experience Cloud」の3つの事業領域すべてで売上高が増加しています。
アドビは米国が主なサービス提供地域ですが、欧州・中東・アフリカ地域およびアジア地域でも順調に売上を伸ばしています。
株価に関しても、好調な決算を背景に右肩上がりで上昇中。アドビは今後も成長が期待できる米国の注目企業です。
「アドビに投資してみたい」という方は以下でアドビ株の買い方、購入方法、その他の投資方法を解説しているので参考にしてみてくださいね。
Adobe(アドビ)株式の買い方、購入方法
アドビはNASDAQ(ナスダック)に上場している米国企業です。アドビの現物株式を購入するには米国株式に対応したネット証券会社を利用するのが便利です。
国内であればDMM 株、SBI証券、楽天証券、マネックス証券がアドビを取り扱いしています。
日本株と違い米国株式は1株単位から取引が可能です。ティッカーは【ADBE】なので上記のネット証券会社で口座開設を行い、銘柄検索で【ADBE】と検索、購入枚数を決定し資金を入金すればアドビの現物株式が購入できます。
買い方としては非常にシンプルなので初心者でも簡単に購入できます。
アドビ株の買い方:【CFD取引】
現物株式以外の購入方法としては「CFD取引」があります。CFDとは「差金決済取引」のことでレバレッジをかけることで現物株式よりも少額の資金から投資ができる取引方法です。
イメージとしては株式の信用取引と同じ感覚です。株式の信用取引ではレバレッジが最大約3倍までしかかけられませんが、株式CFDでは最大5倍のレバレッジをかけることが可能。
国内でアドビの株式CFDに対応しているのはGMOクリック証券、IG証券、サクソバンク証券の3社です。
「CFD取引がよく分からない」という方は別記事にて基礎知識から他の取引方法との違い、メリット・デメリットを分かりやすく解説しているのでぜひご一読ください。
アドビ株の買い方:【ETF】
3つ目のアドビに投資する方法は「アドビが組み込まれたETF(上場投資信託)を購入する」という方法です。
アドビは米国企業の中でも注目のIT企業として多くのETFに組み込まれています。iシェアーズやバンガードなどの人気ETFにアドビが組み込まれた銘柄があるので、そちらを購入することでも間接的にアドビに投資することが可能です。
サクソバンク証券ではアドビを含む各種ETFを豊富に取り扱いしています。中上級者向けのFX/CFD業者ですが「アドビを含めて分散投資がしたい」という方にはおすすめ。
以下ではアドビの現物株式に対応したネット証券会社及び株式CFDに対応した国内業者を比較表にて掲載しています。業者選びにご活用ください。
Adobe(アドビ)のCFD取引対応業者一覧表
業者名 | 取引手数料 | 銘柄数 | 特徴 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
![]() | 2.2セント/株 | 約17,000種類 | 収益ベースでCFD世界No.1(※) 取扱銘柄数でも国内トップクラス | ![]() |
![]() | 無料 | 162種類 | 全CFD銘柄で取引手数料無料 初心者でも使いやすいツールが充実 | ![]() |
![]() | 約定代金の0.165% | 約9,000種類 | 多彩な銘柄とプロ仕様の本格ツール TradingViewとの口座連携も可能 | ![]() |
※IGグループの財務情報より(2022年10月時点、FXを除いた収益ベース)