【アークETF】ARKF特集!構成銘柄から証券会社まで徹底解説!

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ARKF徹底特集

この記事では、ARKF(アーク フィンテックイノベーションETF)について構成銘柄やセクター別比率、取引ができる証券会社まで解説しています。

ARKFはARK社が運用しているETFの中でもフィンテック(金融技術)をテーマとしたETFです。ARKFに投資をお考えの方はぜひご一読ください!

ARKF(アーク フィンテックイノベーションETF)とは

ARKF(アーク フィンテックイノベーションETF)とは

「フィンテック」という言葉は知っていても意味がよく分からないという方も多いのではないでしょうか。

フィンテックとは、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語です。最近ではスマホを使ったモバイル決済サービスが数多くリリースされていますが、スマホで簡単に決済ができるのもフィンテックの1つです。

既存の金融サービスと情報技術を組み合わせることで新しいサービスを生み出す一連の技術革新のことをフィンテックといいます。このフィンテックに焦点を当てているのがARKFです。

ARKFの特徴

金融技術(フィンテック)の革新に取り組む企業を対象としたETF
トランザクション、ブロックチェーン、ファンディング・プラットフォーム、モバイル決済などが対象
北米企業を中心に国内外の株式に資本の80%以上を投資する
構成銘柄数は35~55銘柄、経費率は0.75%
情報技術セクターが約半数、金融セクターが4分の1を占める
時価総額は100億ドル~1,000億ドル規模の企業から半数以上を選定

一口にフィンテックといってもその裾野は広く、決済・送金・融資・ローン・会計・財務・保険・暗号資産・ソーシャルレンディング・クラウドファンディングなど多種多様なジャンルがあります。

ARKFはこれらのフィンテック関連企業に資産の80%以上を投資し市場平均を上回る運用成果を目指すアクティブETFです。

構成銘柄は以下で詳しく解説しますが、主に北米企業からある程度の時価総額を持った企業が35~55銘柄ほど選別されています。

ARKFは伝統的なバリュー投資やグロース投資とは異なる観点から銘柄が選ばれているのも特徴です。今後、5年~10年で起こる破壊的イノベーションの中心的な役割を担うであろう企業が組み込まれています。

また、指数連動型のETFとは構成銘柄が異なるため、ポートフォリオに組み込む際に分散投資の新しい切り口となるのも大きな特徴です。

ARK社が考えるフィンテック・イノベーションについて

ARK社は独自の調査手法から数年後の市場について予測を立てています。

同社が公開している情報では革新的なデジタルウォレットおよびモバイル決済サービスを提供している企業のアクティブユーザーは急速に増加しており、今後さらに増加していくとしています。

ARKF

J.P.モルガンとCash AppおよびVenmoの年間アクティブユーザーの推移(引用:ARKF Investment Case)

米国のフィンテック企業であるブロック(旧スクエア)とペイパルが提供しているモバイル決済サービスのアクティブユーザーは過去8年で7,400万人に、11年間では8,200万人に到達しました。

一方で伝統的な預金サービスを提供するJ.P.モルガンは30年以上かけて6,000万人の預金口座を達成(5回の買収を含む)しています。

この背景には「1ユーザーあたりにかける広告・マーケティング・営業活動の費用の差」があります。伝統的な銀行が1顧客の獲得に2,500ドル(約30万円)かけるのに対して、デジタルウォレットのユーザー獲得にかかるコストはたったの1ドル(約130円)です。

これはARK社が定義する破壊的イノベーションの「劇的な生産性の向上」「急激なコスト低下」に該当します。各ジャンルでこうしたイノベーションを起こす可能性を秘めた企業を早期発掘し、現時点で最も有力な企業に投資するのがARKFのテーマです。

ARKFのファンド詳細

ティッカーARKFファンドタイプアクティブETF
一次取引所NYSE Arca設定日2019年2月4日
構成銘柄数35~55経費率0.75%

ARKFの構成銘柄について

次は、ARKFの構成銘柄を見ていきましょう。

以下ではARKFの全構成銘柄一覧、カテゴリー別比率、セクター別比率、企業規模比率などをグラフで掲載しています。どのような銘柄が組み込まれているのか、確認する際にご活用ください。

ARKFの構成銘柄比率(2023年4月3日時点)

ティッカー企業名構成比率
SHOPショッピファイ10.67%
COINコインベース・グローバル10.37%
SQブロック9.63%
PATHユーアイパス6.05%
MELIメルカドリブレ5.81%
TWLOトゥイリオ5.81%
DKNG UWドラフト・キングズ5.66%
HOODロビンフッド4.72%
GLBEグローバル・イー・オンライン4.52%
ADYENアデェィン4.08%
DSYダッソー・システムズ3.83%
INTUイントゥイット3.81%
ROKUロク3.39%
TDOCテラドック2.77%
STNEストーン2.68%
BILLビルドットコム2.67%
TOSTトースト2.14%
RBLXロブロックス1.62%
KSPIジョイント・ストック・カンパニー1.62%
NU UNNUホールディングス1.60%
PINSピンタレスト1.47%
NVDAエヌビディア1.44%
4689Zホールディングス1.38%
ICEインターコンチネンタル・エクスチェンジ0.91%
JDJDドットコム0.76%
Zジロー0.52%
GOLDMAN FS TRSY OBLIG INST 4680.09%
TCS LITCSグループ・ホールディング0.00%
FTCHファーフェッチ0.00%

ARKFの注目銘柄はブロック(旧スクエア)です。ブロックはPOSシステムと呼ばれる顧客管理システムを搭載したソフトウェアとハードウェアを提供している企業です。

小売店は少額の手数料を払うことで手軽にブロックの決済システムを導入することが可能。従来のクレジットカード決済導入にかかる多額の費用を抑え、利用者に多彩な決済手段を提供することができます。

ARKF

また、ここ数年で利用者が急増している個人向け送金アプリの「Cash App」というアプリも配信しています。

Cash Appはいわば「スマホに銀行口座を持つ」といった感覚のアプリです。給料の受け取り、個人間での送金、店舗でのモバイル決済が1つのアプリで完結します。こうしたサービスを提供していることからブロックはARKFで筆頭銘柄として組み込まれています。

その他では、eコマース関連のショッピファイやメルカドリブレ、暗号資産関連のコインベースやロビンフッド、シルバーゲート・キャピタルといった銘柄が組み込まれています。

ARKFに投資する際の注意点は「現時点では売上高や営業利益が安定していない、もしくは赤字の企業も含まれる」という点です。ファンダメンタルを重視する伝統的な投資手法とは異なり、今後5年~10年で市場を牽引するであろう企業が選別されています。

銘柄は日々の売買によっても構成比率が変動するので、ARK社が「その企業の何に注目しているのか」を理解するのが重要なポイントです。個別株に投資される際にも銘柄選びの参考にしてみてくださいね。

ARKFの買い方、購入方法について

ARKFの買い方、購入方法について

ここまでARKFについて解説してきましたが、ARK社のETFは金融庁の規制により国内の大手ネット証券会社でも現物取引ができません。

一方で、CFD取引(差金決済取引)ではサクソバンク証券が対応しています。

「CFD取引って何?」という方は別記事で詳しく解説しているのでご一読ください。

以下ではARKFのCFD取引に対応しているサクソバンク証券の特徴を解説していきます。

サクソバンク証券

サクソバンク証券

サクソバンク証券はプロ投資家、上級者向けの証券会社です。

デンマークのコペンハーゲンに本社を構えているサクソバンクグループの日本法人であるサクソバンク証券はCFD銘柄約9,000種類に対応しているグローバルプロバイダーになります。

サクソバンク証券

世界23カ所の取引所と連携しているため、豊富な外国株式/ETFが取引可能。ARK社のETFもARKK、ARKG、ARKW、ARKF、ARKQの5銘柄に対応しています。

取引ツールは数々の受賞歴を誇るPCインストール版とブラウザ版ツールおよびスマホアプリを提供。日本語へのローカライズは行われていますが、ところどころ英語の部分もあるため初心者には扱いが難しいツールです。

もっとも、使いこなせれば機関投資家レベルの取引環境が構築できます。本格的な取引環境をお求めの方はサクソバンク証券がおすすめ。

サクソバンク証券 公式サイト

ARK社の各ETFを徹底解説!

ARK社のETFを徹底解説!

ARK社はARKF以外にも多彩なETFを運用しています。それぞれにテーマが決まっており、構成銘柄も異なります。

別記事でARK社の特徴や各ETFの構成銘柄を詳しく解説しているので、ぜひご一読ください。

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