当記事では、GMOクリック証券(FXネオ)の「トルコリラ円の各種上限」に焦点を当てた解説を行っています。
GMOクリック証券(FXネオ)における、トルコリラ円の建玉上限・発注上限のスペックを紹介。「GMOクリック証券の建玉上限は低いの?」「最大まで建玉を保有するといくらスワップを得られるの?」という点も解説。
「GMOクリック証券の建玉上限は他社と比べてどうなの?」と気になる方のために、建玉上限をFX会社10社以上と比較した表も掲載しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
(※:当記事では、GMOクリック証券の店頭FXサービス「FXネオ」を対象とした解説を行っています。くりっく365(取引所FX)の解説は行っていませんのでご注意ください)
GMOクリック証券のトルコリラ円の各種上限は?
GMOクリック証券(FXネオ)トルコリラ円の各種上限スペック表
早速、GMOクリック証券(FXネオ)におけるトルコリラ円の建玉上限・発注上限を確認していきましょう。トルコリラ円の各種上限スペックを、以下の表にまとめましたのでご参照ください。スワップおよびスプレッドも併記しています。
1取引の最大発注数量 | 建玉上限 | 証拠金率 |
---|---|---|
100万通貨 | 100万通貨 | 4% |
買いスワップ (1ヶ月分) | 売りスワップ (1ヶ月分) | スプレッド |
1,160円 | -1,160円 | 1.4銭 |
(※:GMOクリック証券の公式サイトで収集した2025年6月の1ヶ月分の累計スワップポイントを掲載。いずれも1万通貨単位のスワップ。実際に付与されるスワップとは差が生じる場合があります)
(※:上記スプレッドはAM9:00〜翌AM3:00の時間帯で原則固定・例外あり)
GMOクリック証券のトルコリラ円の上限は低い?
GMOクリック証券(FXネオ)における、トルコリラ円の発注上限は一般的な水準ですが、建玉上限に関しては低めとなっています。
こちらの比較表を見れば分かる通り、GMOクリック証券のトルコリラ円の建玉上限は、他社と比べても低め。
とはいえ、建玉上限数量が100万通貨というスペックは、大口取引をするには物足りないかもしれませんが、初心者の方などであれば十分な取引上限と言えます。
GMOクリック証券でトルコリラ円を、建玉上限まで保有した場合のスワップ益は…
GMOクリック証券(FXネオ)のトルコリラ円にて、買いポジションを100万通貨(=最大建玉数量)保有した場合、2025年6月の実績で言えば約11.6万円のスワップ益を得られる計算になります。
これだけのスワップを得られるなら十分、という方は少なくないでしょう。また、GMOクリック証券(FXネオ)で上限まで保有しつつ、他のFX会社を併用する、という手段も考えられます。
(※:出所 GMOクリック証券公式 お知らせより抜粋)
GMOクリック証券(FXネオ)では、2024年6月22日より、トルコリラ円を含む一部通貨ペアの建玉上限引下げを実施しています。
元々、トルコリラ円の建玉上限は300万通貨だったのですが、この対応により、現在の最大100万通貨になりました。
引下げが実施されてから、1年以上の期間が経っていますが…ユーザーからの要望が多かったり相場状況が変わったりすれば、引下げが解除されるかもしれません。今後の対応に期待したいと思います。
GMOクリック証券のトルコリラ円上限以外の特徴
次に、GMOクリック証券(FXネオ)における、トルコリラ円の上限以外の特徴も解説していきます。GMOクリック証券のスワップポイントは他社と比べてどう?スプレッドは?課税タイミングはいつ?などの疑問にお答えします。
GMOクリック証券(FXネオ)のトルコリラ円のスワップは?
GMOクリック証券(FXネオ)のスワップポイントが他社と比べてどうか?という点に関しては、具体的なデータを見るのが早いので、以下をご覧ください。これは、トルコリラ円の月間スワップポイント実績を比較したグラフになります。
スワップポイントは常に変動しますが、GMOクリック証券(FXネオ)では高水準のスワップ付与実績が、長いスパンで見ても安定的かつ高水準。建玉上限は抑えられていますが、スワップを重視される方におすすめです。
(※:2025年6月の1ヶ月間、1万通貨の買いポジションを保有した場合の実績をグラフ化しています)
GMOクリック証券(FXネオ)のトルコリラ円のスプレッドは?
GMOクリック証券(FXネオ)では、トルコリラ円にて「1.4銭」の原則固定(例外あり)の基準スプレッドが適用されています。この基準スプレッドが適用されるのは、AM9:00〜翌AM3:00の時間帯。
トルコリラ円のような急変動が起きやすい通貨ペアでは、原則固定スプレッドを採用していなかったり、採用していても、適用時間帯が短かったりするFX会社がチラホラ存在します。
GMOクリック証券では、低水準の原則固定スプレッドが、比較的長い時間帯で適用されるので、その点を重視される方におすすめ。
GMOクリック証券のマイナススワップは?
マイナススワップが低いFX会社をお探しの方にも、GMOクリック証券(FXネオ)がおすすめ。というのも、同社は全通貨ペアで「一本値」を採用しているからです。
一般的なFX会社では、マイナススワップがプラススワップを上回るのが普通なのですが、「一本値」を採用しているGMOクリック証券では、マイナススワップとプラススワップが同額となります。
そのため、GMOクリック証券ではマイナススワップも他社と比べて低水準となっています。トルコリラ円や米ドル円などで、売りポジションを保有したい方にもおすすめです。
スワップポイントの受取、課税タイミングは?
(※:出所 GMOクリック証券公式 よくあるご質問より抜粋)
トルコリラ円だけの特徴ではないのですが、GMOクリック証券(FXネオ)における、スワップポイントの途中受取、および課税タイミングについてもお伝えします。
公式サイトのよくある質問にも記載されいている通り、GMOクリック証券(FXネオ)では、建玉を決済せずにスワップだけ引き出すことが可能です。
GMOクリック証券では、発生したスワップポイントが、その都度、随時口座に反映される仕様となっています。そのため、任意のタイミングでスワップのみ引き出しが可能。
ただし、GMOクリック証券ではスワップが発生するたびに、その利益が随時課税対象になるという点には注意が必要です。
未決済建玉のスワップ引き出し、およびスワップの課税タイミングに関しては、FX会社によってルールが異なります。詳しくは下記リンク先で解説していますので、興味のある方はそちらも参考にしてみてくださいね。
スワップとは別になりますが、スマホアプリの利便性を重視される方にも、GMOクリック証券(FXネオ)がおすすめです。同社のスマホアプリは使いやすさ、機能性、デザイン性のいずれも優れたツールとなっています。
チャートを見ながらの素早い発注、4分割チャートを利用した多角的な分析、豊富なテクニカル指標と使いやすい描画ツール、各種マーケット情報などが充実。
さらに、GMOクリック証券はスマホアプリだけでなく、Apple Watch専用アプリまで対応しています。
GMOクリック証券のApple Watch専用アプリでは、為替レートとチャートを確認できる上に、Apple Watch上で「スピード注文」も利用可能です。Apple Watch専用アプリに関しては別記事で詳しく解説しているので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。
GMOクリック証券のトルコリラ円の上限を、他社と比較
以下の表では、GMOクリック証券(FXネオ)を含めた人気FX会社における、トルコリラ円の建玉上限の比較を行っています。トルコリラ円の月間スワップ、トルコリラ円の証拠金率も併記。
この表を見ると、GMOクリック証券(FXネオ)の建玉上限は、他社と比べて低いのがよく分かります。が、一方で、月間スワップ付与実績の高さも分かります。スワップデータは毎月更新していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
トルコリラ円 建玉上限スペック比較表
FX会社 | 建玉上限 | 月間スワップ | 証拠金率 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
![]() | 100万通貨 | 1160円 | 4% | ![]() |
![]() | 100万通貨 | 1237円 | 4% | ![]() |
![]() | 1,000万通貨 | 1078円 | 4% | ![]() |
![]() | 700万通貨 | 1092円 | 4% | ![]() |
![]() | 1,000万通貨 | 1078円 | 4% | ![]() |
![]() | 原則上限なし | 804円 | 20% | ![]() |
![]() | 3億通貨 | 1044円 | 4% | ![]() |
![]() | 3,000万通貨 | 1072円 | 4% | ![]() |
![]() | 上限なし(※1) | 1020円 | 4% | ![]() |
![]() | 取引画面で確認 | 1073円 | 25% | ![]() |
![]() | 3,000万通貨 | 1087円 | 4% | ![]() |
![]() | 4,000万通貨(※2) | 1103円 | 4% | ![]() |
![]() | 3億通貨(※2) | 1070円 | 4% | ![]() |
![]() | 1億通貨 | 1070円 | 4% | ![]() |
![]() | 5,000万通貨(※2) | 1039円 | 8% | ![]() |
![]() | 3,000万通貨 | 290円 | 4% | ![]() |
![]() | 3,000万通貨 | 290円 | 4% | ![]() |
(※:「月間スワップ」の項目には、2025年6月の1ヶ月間、1万通貨分のTRYJPYの買いポジションを保有し続けた場合の累計スワップポイントを記載しています。小数点以下は四捨五入)
(※1:SBI FXトレードの建玉上限はありませんが、全通貨ペア合計の最大建玉件数は2,000件となります)
(※2:GMO外貨、松井証券、マネックス証券は通貨ペア単体の建玉上限の設定がありません。表内には全通貨ペアの総建玉上限を記載)
「みんなのFX(LIGHTペア)のスワップも高水準だけど、GMOクリック証券と比べてどっちがいいの?」と気になる方も多いのでは。
というわけで、GMOクリック証券・みんなのFX(LIGHTペア)の比較表を用意してみました。ぜひご参照ください。
GMOクリック証券・みんなのFX(LIGHTペア)比較表
※トルコリラ円の各種スペックを比較しています。
項目 | ![]() | ![]() |
---|---|---|
1取引の最大発注数量 | 100万通貨 | 20万通貨 |
トルコリラ円の建玉上限 | 100万通貨 | 100万通貨 |
買いスワップ (1ヶ月分) | 1160円 | 1237円 |
売りスワップ (1ヶ月分) | -1160円 | -1237円 |
スプレッド | 1.4銭 | 1.38銭 |
証拠金率 | 4% | 4% |
(※:各社公式サイトで収集した2025年6月の1ヶ月分の累計スワップポイントを掲載。いずれも1万通貨単位のスワップ。小数点以下は四捨五入。実際に付与されるスワップとは差が生じる場合があります)
(※:GMOクリック証券の上記スプレッドはAM9:00〜翌AM3:00の時間帯で原則固定・例外あり。みんなのFX(LIGHTペア)の上記スプレッドは2025年7月1日時点に公式サイトで確認した数値)
1取引の最大発注数量はGMOクリック証券が有利ですが、トルコリラ円単体の建玉上限に関しては同等となっています。スワップはどちらも高水準です。
どちらもトルコリラ円の建玉上限が低めであり、一方でスワップポイントが高水準であるため、両サービスを併用するのもおすすめ。
みんなのFXのトルコリラ円上限に関しては、別記事にて詳しい解説を行っています。そちらも参考にしてみてくださいね。
GMO外貨のトルコリラ円の建玉上限は?
「GMO外貨」のトルコリラ円の建玉上限も気になる、という方もいると思いますので、以下に表を用意しました。GMOクリック証券(FXネオ)と、GMO外貨(外貨ex)のトルコリラ円のスペックをまとめて掲載しています。
GMOクリック証券・GMO外貨 トルコリラ円上限スペック比較表
項目 | ![]() | ![]() |
---|---|---|
1取引の最大発注数量 | 100万通貨 | 200万通貨 |
トルコリラ円単体の建玉上限 | 100万通貨 | 設定なし |
全通貨ペアの総建玉上限 | 4,000万通貨 | 4,000万通貨 |
買いスワップ (1ヶ月分) | 1160円 | 1102.5円 |
売りスワップ (1ヶ月分) | -1160円 | -1102.5円 |
スプレッド | 1.4銭 | 1.5銭 |
証拠金率 | 4% | 4% |
(※:各社公式サイトで収集した2025年6月の1ヶ月分の累計スワップポイントを掲載。いずれも1万通貨単位のスワップ。実際に付与されるスワップとは差が生じる場合があります)
(※:GMOクリック証券の上記スプレッドはAM9:00〜翌AM3:00の時間帯に適用。GMO外貨の上記スプレッドはAM8:00〜翌AM3:00の時間帯に適用。いずれも原則固定・例外あり)
GMOクリック証券・GMO外貨の併用がおすすめ
GMO外貨では、通貨ペアごとの建玉上限が設定されていません。取引ルールとして設定されているのは、全通貨ペアの総建玉上限のみ。
そのため、GMO外貨ではトルコリラ円を最大4,000万通貨まで保有できます。建玉上限の多さで選ぶならGMO外貨がおすすめ。
一方で、トルコリラ円のスワップポイントに関しては、GMOクリック証券の方が有利な場合もあります。ですので、GMOクリック証券で建玉上限まで保有しつつ、足りない分はGMO外貨で補填する、という手段もおすすめ。
トルコリラ円の建玉上限以外にも、GMOクリック証券・GMO外貨には様々な違いがあります。対応通貨ペアの種類、スプレッド、取引ツールなど。
GMOクリック証券とGMO外貨の違いに関しては、別記事にて徹底的な解説を行っています。興味のある方はそちらもぜひご参照ください。
スワップで選ぶならGMOクリック証券がおすすめ
GMOクリック証券(FXネオ)はトルコリラ円の建玉上限が少なめですが、スワップポイントが高水準なのは大きな魅力。上限よりもスワップを優先したい方、あるいは、制限された建玉上限で問題ないという方におすすめです。
また、GMOクリック証券だけを利用するのではなく、みんなのFX(LIGHTペア)やGMO外貨を併用することで、スワップ利益の拡大を狙う手段も考えられます。他のFX会社を含め、GMOクリック証券の利用をぜひ検討してみてくださいね。