当記事では板情報(注文情報)や売買比率、ポジション比率をスマホアプリで閲覧できるFX業者・証券会社を紹介。特におすすめの5社を厳選して掲載しています。
「板情報や売買比率をスマホで確認できる業者は?」「チャート上で注文情報を見られるアプリは?」「ポジション比率の確認方法は?」などの点を解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
板情報や売買比率が見れるおすすめFXアプリ5選
板情報(注文情報)や売買比率、ポジション比率を確認できる、おすすめのスマホツールを5つ厳選して紹介します。対応している情報と特徴もピックアップ。気になるアプリ・業者があれば公式サイトもチェックしてみてくださいね。
アプリ・業者 | 板情報(注文情報) | 売買比率 | ポジション比率 | 特徴 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|
外為どっとコム | 〇 | 〇 | 〇 | 3つの情報を閲覧可能、使い勝手抜群 | |
ヒロセ通商 | 〇 | × | 〇 | 注文情報・ポジション比率をチャートに表示可能 | |
IG証券 | × | 〇 | 〇 | 多数のFX・CFD銘柄の比率を閲覧可能 | |
みんなのFX | 〇 | × | 〇 | TradingViewチャートなど便利機能が満載 | |
OANDA証券 | 〇 | × | × | 注文情報をチャートに表示可能、色変更も可能 |
(※:ヒロセ通商はブラウザ対応ツール「LION Tab mini」他にて注文情報・ポジション比率を閲覧可能です。アプリではありませんが、非常に高機能でアプリ並みに使いやすいツールですので掲載させていただきました)
(※:上記表内の「売買比率」は発注された注文の比率という意味で対応ツールを掲載しています。みんなのFXは「売買比率」という名称の機能を搭載していますが、保有ポジションおよび指値・逆指値注文の比率ですので、売買比率は×としています)
みんなのFXにて、2024年12月21日メンテナンス終了後より「オーダーブック」の追加が実施されました。「オーダーブック」では、同サービスを利用しているトレーダーの新規指値/逆指値、決済指値/逆指値の注文状況を表示。
また、みんなのFXの「オーダーブック」は価格分布と売買比率で表示形式を切り替えることが可能です。価格分布ではどの価格帯に注文が集中しているのか把握でき、売買比率ではどの通貨を売ろうと(買おうと)しているのかを把握できます。
新規追加される「オーダーブック」はPCツールとスマホアプリで利用可能。口座開設者のみ使える機能なので、この機会に同サービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
板情報(注文情報)/売買比率/ポジション比率とは?
板情報(注文情報)
「板情報(注文情報)」では、どのレートにどの程度の注文が出されているかを知ることができます。上記画像は外為どっとコムのアプリで確認できる「外為注文情報」。
中央が現在のレートであり、その近辺の価格帯における指値・逆指値(ストップ)注文の状況を確認できます。
上記画像の場合、「164.80」に売りの逆指値注文が集中しているのが分かります。多くのトレーダーが入れている注文状況、意識されているレートを一目で把握可能。
板情報や売買比率等の情報をスマホアプリ内で見たい方は、外為どっとコムのアプリ『外貨ネクストネオ「GFX」』は要チェックです。
アプリ内のマーケット画面にて「外為注文情報」「売買比率」「ポジション比率」の3種類の情報を確認可能。トレーダーのリアルな取引情報をここまで見られるFX業者は貴重です。
レートを見ながら板情報の閲覧ができ、マーケット画面の各情報は左右のスライド操作で直感的に切り替えられるのも魅力。ぜひ活用してみてくださいね。
売買比率
上記画像は、外為どっとコムのアプリで閲覧できる「売買比率」の画面です。売買比率では発注された注文の買いと売りの比率を確認できます。
外為どっとコムのアプリでは決済と新規の買い、決済と新規の売りの状況を把握することが可能。現状の流れの把握、売買の判断に役立てることができます。
ポジション比率
「ポジション比率」では、トレーダーが保有している各銘柄の買いポジション・売りポジションの比率を把握できます。
上記画像は、みんなのFXのアプリで閲覧できる「ポジションブック」の画面。トレーダーの動向、現在のトレンドを知るのに役立ちます。
ちなみに、ここで紹介している3つの情報すべてに共通するのですが、それぞれの情報はその業者の利用者の動向が反映されています。例えば、外為どっとコムで見られる注文情報は、外為どっとコムでFX取引をしているトレーダーの情報が元になっています。
当記事で厳選して紹介している外為どっとコム、ヒロセ通商、IG証券などは非常に多くのトレーダーに利用されている業者ばかり。そのため、板情報や売買比率の信憑性も高いと言えます。
おすすめFXアプリの特徴・情報の見方
外為どっとコム
外為どっとコムでは「外為注文情報(板情報)」「売買比率」「ポジション比率」を公開しており、そのすべてをスマホアプリ『外貨ネクストネオ「GFX」』内で閲覧することができます。
外為どっとコムは30通貨ペアを取り扱っており、3つの情報はすべての通貨ペアに対応。繰り返しになりますが、これだけ多くの情報を公開しており、かつアプリ内で自由に閲覧できる業者は貴重です。
こちらは「外為注文情報(板情報)」「売買比率」「ポジション比率」を実際に表示させたスマホアプリの画面です。
貴重な情報を閲覧できること自体メリットですが、視認性に優れたデザインであることもポイント。これらの情報はスライド操作でスルスルと切り替えられるのも特徴となっています。
売買比率では、表示する注文形式を「新規・決済注文」「新規注文のみ」「決済注文のみ」のいずれかから選択可能。集計単位は「1時間毎」「12時間毎」「1日毎」から選ぶことができます。
外為どっとコムの『外貨ネクストネオ「GFX」』は注文情報等を見られる他、多彩なチャート分析機能、4分割チャート、豊富なアラート機能なども魅力。詳しくは下記の徹底解説もチェックしてみてくださいね。
各種情報の表示方法
外為どっとコムのアプリで外為注文情報等を閲覧するには、まずアプリにログインする必要があります。
ログインしたら、下部のメニューから「マーケット」を選択。マーケット画面で「外為注文情報」「売買比率情報」「ポジション比率情報」のいずれかのタブを選択すれば情報を確認できます。
これはぜひ知っていただきたい活用方法なのですが、外為注文情報の画面は4つのエリアに分かれており、それらをタップすると、該当する注文画面に素早く移動することができます。
上記画像では左上のエリアをタップすることで、売り指値注文の画面が表示されています。使い勝手の良さは外為どっとコムならではのメリット。
外為どっとコムのスマホアプリでは「IMMポジション」の表示が可能です。IMMポジションでは、シカゴ・マーカンタイル取引所の国際通貨市場に参加している金融機関などが、現在どの通貨を買い持ちまたは売り持ちにしているかをチェックできます。
表示する通貨は6種類、表示する期間(グラフの本数)は4種類から選択可能です。グラフをタップして詳細の表示もできます。
外為どっとコムのスマホアプリでは他にも、多数のニュースや経済指標カレンダー、CFDレートなどの閲覧が可能。マーケット情報を重視される方におすすめです。
当サイト経由で外為どっとコム(外貨ネクストネオ)の新規口座開設を行い、新規注文1回1万通貨以上(※)の取引をしていただければ5,000円をキャッシュバック!
さらに、FX積立口座「らくらくFX積立」で定期買付1回を行っていただくと3,000円をキャッシュバック。合計で最大8,000円を獲得できます。
タイアップ特典に加え、外為どっとコムでは通常の口座開設キャンペーンも開催しており、併用すれば最大で合計1,008,000円のキャッシュバックを得られます。ぜひご活用ください!
特典内容 | 最大8,000円キャッシュバック (通常の新規口座開設キャンペーンとの併用で最大1,008,000円キャッシュバック) |
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適用条件 | 【1】当サイト(FX手とり)経由で新規口座開設 【2】「外貨ネクストネオ」にて新規注文1回1万通貨以上の取引(全通貨ペア対象)(※) 【3】「らくらくFX積立」にて定期買付1回(全通貨ペア対象) (※【2】を満たした場合は5,000円、【3】を満たした場合は3,000円、両方を満たした場合は合計8,000円をキャッシュバック) |
対象期間 | 口座開設申込月から翌々月末まで (※外為どっとコムの通常キャンペーンは翌月末まで) |
開催期間 | 終了日未定 |
(※:ロシアルーブル円に限り10倍の新規取引数量が必要になります)
ヒロセ通商
ヒロセ通商はスマホアプリではなく、ウェブブラウザ環境で利用するスマホツール「LION Tab mini」「LIONチャートPlus+(スマホ版)」にて、注文情報等を閲覧することができます。ここでは「LION Tab mini」の情報を掲載。
LION Tab miniはアプリではないのですが、30種類以上のテクニカル指標や自動描画機能など多くの機能を備えており、アプリ並みに使い勝手が良いのでおすすめ。
しかも、LION Tab miniは「価格帯別注文数」と「価格帯別ポジション数」に対応しており、それらの情報をチャート上に表示できるのが魅力です。
上記画像は、実際に価格帯別注文数と価格帯別ポジション数を、チャート上に表示させた画面です。
価格帯別注文数では、どの価格帯にどれだけの指値・逆指値注文が発注されているかを把握可能。チャートと併せて閲覧することで、動向の把握がかなりやりやすくなっています。
価格帯別ポジション数では、それぞれの価格帯にどの程度のポジションがあるのかを把握できます。
ちなみに、2つの情報はいずれも「買い&売り」「売りのみ」「買いのみ」の表示に切り替えることが可能。
注文情報とポジション情報だけを表示させることもできます。
各種情報の表示方法
LION Tab miniで各種情報を閲覧するには、まずLION Tab miniにログインする必要があります。ログイン画面は以下のURLから表示可能。
https://lionfx.hirose-fx.co.jp/WTChartTabmo/index.html
ログインできたら、下部のメニューの「チャート」をタップ。チャート画面の上部にある虫メガネのアイコンをタップして、閲覧したい情報を選びます。
ヒロセ通商はApple Watch専用アプリに対応しているのをご存じでしょうか。同社では、Apple Watch上で「レート一覧」「チャート」「口座残高照会」「経済指標」「ニュース」「リマインダー」の各種機能を搭載。
「チャート」機能では1時間足や日足はもちろん、10秒足や1分足などのチャート表示まで対応しています。
「リマインダー」機能では、通貨ペア・通知間隔・基準時間を設定しておくと、設定した間隔毎に最新レートを通知してくれます。通知間隔は30分毎〜24時間毎まで幅広く設定可能。
Apple Watch専用アプリに対応している国内FX会社はかなり貴重です。Apple Watchユーザーの方はぜひチェックしてみてくださいね。
IG証券
IG証券ではマーケット情報として「顧客センチメント」という情報が提供されており、その中でポジション比率と取引履歴(売買比率)の閲覧が可能です。
IG証券で見られる情報の特徴は、対応銘柄数がとにかく多いということ。
同社はFXで約100通貨ペア、CFDで17,000銘柄以上を取り扱っており、そのすべてでポジション比率等を見ることはできませんが、それでも豊富なことに変わりはありません。
上記画像はFXの米ドル円、CFDの日本225とスポット金の情報を表示した画面です。
IGクライアントのポジション比率、取引履歴(直近・日間・週間・月間)を把握できる他、多くのIGクライアントが保有している関連銘柄の情報も確認可能。
こちらは米国株のAmazon、日本株のトヨタ自動車の顧客センチメントです。
現在のポジション比率と、どの程度の人数がポジションを保有しているかも知ることが可能であり、期間ごとの売買の動向もチェックできます。
各種情報の表示方法
IG証券の顧客センチメントを確認する場合は、まず希望の銘柄を選択します。
次に「マーケットデータ」をタップ。
「センチメント」という項目がありますのでそちらをタップすると、ポジション比率等の情報を閲覧することができます。
FXはもちろん、株価指数や商品、個別株などの銘柄の動向も把握したい方はぜひご活用ください。
IG証券のPC取引ツールでは、ツールからマーケットデータにアクセスして顧客センチメントを表示することも可能ですし、ツール内でも閲覧が可能です。
PC取引ツールに「顧客センチメント」という項目がありますので、ここをタップすればチャートの下にポジション比率などのデータを表示してくれます。
「マーケットデータ」をクリックすると、別ウィンドウにて顧客センチメントを含む各種データの閲覧が可能。マーケットデータの方が詳細ですが、分析や取引をしながらであればツール内の顧客センチメント表示が便利です。
みんなのFX
みんなのFXのスマホアプリでは「ポジションブック」「オーダーブック」の閲覧が可能です。ポジションブック・オーダーブックはいずれも「価格分布」「売買比率」の2つの形式で比率の確認が行えます。
みんなのFXのアプリはポジションブックを含め、マーケット情報が豊富に揃っているのが魅力。ニュースや経済指標はもちろん、通貨強弱といった機能も備わっています。
また、TradingViewのチャート機能が内蔵されているのも注目。ポジション比率の閲覧と同時に、高機能チャートで分析したい方は要チェックです。
上記画像はポジションブックを実際に表示した画面です。
価格分布の画面では、どの価格帯にどの程度のポジションが保有されているかを把握可能。真ん中のラインが現在の価格を表しています。
売買比率の画面では、各銘柄の人数・ポジションそれぞれのポジション比率を確認できます。
各種情報の表示方法
ポジションブック・オーダーブックを閲覧する場合は、まずアプリにログインします。
ログイン後、下部のメニューの「マーケット」をタップし、ポジションブックもしくはオーダーブックのタブを選べばポジション比率を確認できます。
ポジションブックでは、みんなのFXで取り扱われている一部通貨ペアの情報を把握することが可能です。
また、右上にある「?」ボタンをタップすれば、ポジションブック・オーダーブックの解説も確認していただけます。
みんなのFXはスマホアプリも高性能でおすすめです。短期取引に便利な「スピード注文」や「クイック決済」、「売買比率」や「通貨強弱」などの豊富なマーケット情報、充実の「アラート機能」などを搭載。
また、スマホアプリにも「TradingViewチャート」が内蔵されていて、完全無料で使えるのもポイントです。85種類以上のインジケーターなどを自由に利用可能。
みんなのFXのスマホアプリに関しては、別記事にて特徴や使い方を解説しています。気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
OANDA証券
注文情報対応の業者をお探しの方で、OANDA証券の「オーダーブック」をご存じの方は多いのではないでしょうか。
同社のオーダーブックでは、世界で展開するOANDAグループの利用者の情報を把握することが可能。
OANDA証券のスマホアプリでは、オーダーブックの内「オープンオーダー(注文情報)」が閲覧できます。オープンオーダーは、新規と決済の指値・逆指値注文の状況を確認できるもの。
その情報をチャート上に表示することが可能であり、単に情報を見られるだけでなく、視認性も操作性も抜群なのがポイントです。
上記画像はオープンオーダーを実際に表示させた画面です。チャートと重ねて表示されるため、値動きと注文の動向の状態が一目瞭然。
ちなみに、この画面からそのまま発注操作も行えます。
各種情報の表示方法
OANDA証券のアプリはログインしないと使えませんので、まずはログインします。
ログインできたら、「現在レート」画面の右下にある四角いアイコンをタップ。するとチャートが拡大表示されます。
次に下部のメニューの「オーバーレイ」をタップし、「オーダーブック」を選択。
オーダーブックの設定画面が表示されたら、表示をオンにすることでチャート上にオープンオーダーが表示されます。オープンオーダーの色の変更も可能。
当記事ではスマホアプリで見られる板情報等を取り上げていますが、別記事ではPC含め各種情報に対応しているFX業者を紹介しています。
当記事よりも多くの業者を掲載していますので、対応業者をもっと知りたい方、PCでの使い勝手などを確認したい方は、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。