この記事ではアジアトップクラスの時価総額を誇る巨大IT企業であるTencent(テンセント)の株価や今後の見通しを徹底解説。
合わせてテンセントの現物株式に対応したネット証券会社や中国株式のCFD取引に対応したFX業者を一覧表にてまとめています。銘柄選び、業者選びの参考としてご活用ください!
Tencent(テンセント)のCFD取引対応業者一覧表
比較項目 | IG証券 | GMOクリック証券 |
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手数料 | 0.275/株 | 無料 |
最低手数料 | HKD110 | 無料 |
銘柄数 | 約17,000種類 | 150種類 |
最大発注数量 | 原則、上限なし (※) | 5,000万円 |
最低注文数量 | 1株 | 0.1枚 |
取引時間 | 10:30-17:00 | 10:30-17:00 |
最低入金額 | 制限なし | 制限なし |
公式サイト |
※片道手数料率とオンライン取引での最低手数料額を掲載。取引時間は標準時間を掲載(夏時間は1時間早くなります)。
※IG証券の最大取引数量はマーケットのボラティリティ、流動性によって注文が通らない場合もあるのでご留意ください。また、一部の米国株式で取引時間が延長されています。
※GMOクリック証券の最大注文数量は建玉金額を記載。
テンセントやアリババなどの中国株・米国株に投資するならIG証券にご注目を。IG証券は国内トップクラスの取扱銘柄数を誇る国内業者です。
IG証券では米国株・日本株・中国株・欧州株などの株式CFD取引に対応しており、その取扱銘柄数は12,000銘柄以上。これだけの銘柄数が取引できる国内業者は他にありません。
さらに、主要70銘柄以上で時間外取引も可能。プレマーケットとアフターマーケットでも取引できるためより柔軟に取引することができます。
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Tencent(テンセント)について
「WeChat」というSNSアプリをご存じでしょうか。日本ではLINEが最も利用者の多いSNSアプリとなっていますが、中国版LINEが「WeChat」です。
中国名では「微信」といいますが、WeChatは中国国内で最も利用されているSNSアプリでその月間アクティブユーザー数は11億人以上。人口が約13億人の中国で圧倒的なシェアを誇っている中国最大のプラットフォーマーがテンセントです。
Tencent(テンセント)の会社概要
企業名 | tencent Inc |
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本社所在地 | 中国広東省深圳市南山区高新科技園北区深圳市騰訊大厦 |
設立年月日 | 1998年11月11日 |
代表者 | 馬化騰 |
業種 | IT |
市場 | SEHK(香港証券取引所) |
従業員数 | 31557人 |
テンセントの主力はVAS事業
テンセントは幅広く事業展開を行っており「WeChat」を筆頭としたSNS事業、「QQ」と呼ばれるインスタントメッセンジャーアプリ、「Tencent Games」などのオンライン/モバイルゲーム事業などを行っています。
テンセントの主な収益源は各プラットフォームにおける課金サービスです。テンセントではVAS事業(Value Added Service:付加価値サービス)として位置づけられており、収益の大半がこのVAS事業から生み出されています。
アジア屈指の時価総額を誇る巨大企業
1998年に創業した同社ですが売上高は右肩上がりで上昇をつづけ、2004年の上場から約12年で売上高100倍以上にまで急成長。
2020年6月には競合企業であるアリババを当時の時価総額(約65兆2000億円)で抜き去っています。
現在ではアリババには大きく差を付けており、アジア地域ではTSMC(台湾セミコンダクター)やサムスンなどが同じく時価総額で並ぶ企業です。
世界的に有名なゲームタイトルを複数保有
テンセントは世界的人気を誇るゲーム事業を複数所有しています。「アリーナ オブ バロール」「PUBGモバイル」「リーグ・オブ・レジェンズ」「フォートナイト」など全世界でeスポーツの対象となるようなタイトルを保有。
特に、日本でも人気の「フォートナイト」は総ユーザー数が5億人以上、アクティブユーザーは700万人を記録するなど日本の人口を軽く超えるユーザー数がいます。
これら複数の世界的ヒットタイトルから生み出される課金収益はテンセントの主力事業として長年に渡って同社を支えています。特に、中国は政府の規制により国外の事業者が参入しにくい状況が作られています。
圧倒的なユーザー数を抱え込むテンセントのゲーム事業は同社の中核事業として位置づけられています。
WeChat Payに代表される決済事業にも注力
また、「WeChat Pay」と呼ばれる決済事業にも注力しています。WeChat PayはWeChatの利用者向けに展開している決済サービスです。
スマホアプリでQRコードをかざすと決済できるモバイル決済になります。中国全土で利用でき20~30歳代を中心に普及しています。中国以外では49カ国以上の国と地域で利用でき、日本でも正式にサービスを提供しています。
対応通貨は16通貨以上。世界でもトップクラスの人口を持つ中国でモバイル決済のインフラ網を保有しているのもテンセントの大きな強みです。
Tencent(テンセント)の株価、今後の見通しは?
2020年のコロナショック以降、大打撃を受けた企業も多い中でテンセントはコロナが追い風となり大きく売上を伸ばしました。
この背景には同社が提供しているSNSアプリ「WeChat」のアクティブ利用者数が増加したこと、オンラインゲームや動画配信、音楽配信、オンライン決済などの利用が促進されたことが影響しています。
テンセントは重点的に投資していく分野として、BtoB向けのサービスおよびソフトウェア、ゲーム、ショートビデオの3つを上げています。ゲーム事業に関しては、成長率の鈍化が懸念されるものの、積極的な資金の投下によって競合との差別化を図る戦略です。
総アクティブユーザーは13億人以上、利用者は増加の一途
テンセントの各サービスにおけるユーザー数は現在でも伸び続けています。
WeChatの総アクティブユーザー数は13億人を突破(2023年4月時点)。また、ゲーム関連事業の売上は700億元(約1兆4,000億円)を超えており、日本が誇るゲーム会社「任天堂」の四半期決算と比べてもその差は歴然としています。
成長性という観点ではネット広告事業が今最も伸びており、「微信(ウィーチャット)」の動画配信機能「微信視頻号(ウィーチャットチャンネル)」からの広告収入が前年同期比で30%以上増加。
今後も競合となるアリババグループとの熾烈な競争が予想されますが中国株式の中でも注目株であることに間違いはありません。
Tencent(テンセント)の株の買い方、その他の投資方法
テンセントは香港証券取引所に上場している中国株式です。テンセントの現物株式を購入するには中国株式に対応したネット証券会社を利用するのが一般的。国内であればSBI証券、楽天証券、マネックス証券がテンセントを含む中国株式に対応。
SBI証券は香港証券取引所メインボード上場銘柄に加え成長企業向け市場のGEM上場銘柄まで取り扱い。楽天証券では香港市場と上海A株市場の個別銘柄及び香港市場に上場しているETF銘柄も現物にて取引可能です。
マネックス証券は香港市場に上場する約2000銘柄に対応しており、テンセントの音楽配信子会社である「テンセント・ミュージック・エンターテイメント(TME)」も取り扱いしています。
Tencent(テンセント)の株の買い方:【CFD取引】
その他、テンセントの株式を取引する方法としてはCFD取引(差金決済取引)もあります。
CFD取引はレバレッジをかけ売買差益のみをやり取りする取引方法です。株式CFDでは最大5倍までレバレッジをかけられるため、現物株式の約5分の1の資金でテンセントの株式に投資が可能。
現物株式は買いからしか取引に入れませんがCFDでは売り(空売り)から取引に入ることも可能です。国内でテンセントの株式CFDに対応しているのはIG証券、GMOクリック証券などです。
IG証券は国内CFD業者でも最多17,000種類以上のCFD銘柄に対応。テンセントやアリババ、バイドゥといった中国銘柄もIG証券の口座1つで投資できます。
国内大手ネット証券のGMOクリック証券でもテンセントの株式CFDが可能です。
「CFDって何かよく分からない」という方は別記事にてCFDの基礎知識から現物株式との違いなど分かりやすく解説しています。
また、以下にテンセントの現物株式に対応した大手ネット証券会社、中国株式のCFDに対応したFX/CFD業者を比較表にて掲載しているのでご確認ください。
Tencent(テンセント)のCFD取引対応業者一覧表
比較項目 | IG証券 | GMOクリック証券 |
---|---|---|
手数料 | 0.275/株 | 無料 |
最低手数料 | HKD110 | 無料 |
銘柄数 | 約17,000種類 | 150種類 |
最大発注数量 | 原則、上限なし (※) | 5,000万円 |
最低注文数量 | 1株 | 0.1枚 |
取引時間 | 10:30-17:00 | 10:30-17:00 |
最低入金額 | 制限なし | 制限なし |
公式サイト |
※片道手数料率とオンライン取引での最低手数料額を掲載。取引時間は標準時間を掲載(夏時間は1時間早くなります)。
※IG証券の最大取引数量はマーケットのボラティリティ、流動性によって注文が通らない場合もあるのでご留意ください。また、一部の米国株式で取引時間が延長されています。
※GMOクリック証券の最大注文数量は建玉金額を記載。
Tencent(テンセント)の現物株式対応!大手ネット証券2社を比較!
比較項目 | 【SBI証券】 | 【楽天証券】 |
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取扱銘柄 | 香港証券取引所メインボード、GEM上場の当社選定銘柄 | 香港株、中国(上海A)株式 |
取引手数料 | 約定代金の0.26%(税込0.286%) | 約定代金の0.55%(税込) |
注文の種類 | 指値のみ | 指値のみ |
最大発注数量 | 1注文当り3,000単位 | 1注文当り3,000単位 |
取引時間 | 10:00-17:00(夏時間9:00-16:00) | 10:00-17:10(夏時間9:00-16:00) |
公式サイト |
※SBI証券の取引手数料は1注文の約定代金に対して手数料が決まります。手数料には現地委託手数料、現地取引税等の諸費用が含まれます。
テンセントやアリババなど世界でも中国企業の存在感は日増しに増えています。
そんな中国企業に現物で投資するなら楽天証券が要チェック。楽天証券の中国株式では、10万円までの取引手数料が550円(税込)と非常にローコスト。
さらに、取引手数料の1%(大口優遇なら2%)がポイントバックされます。取扱銘柄は香港市場と上海A株市場に上場している個別銘柄と香港に上場のETFです。
もちろん、特定口座やNISA口座も利用可能。円貨決済にも対応しているので、人民元や香港ドルを保有している必要はありません。
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