【最新版】ARKX(宇宙探査ETF)特集!構成銘柄から証券会社まで徹底解説!

この記事には広告・プロモーションが含まれています

ARKX徹底特集

破壊的イノベーションに特化したETFで全世界の投資家から注目を集めているARK社。ARK社はそれぞれのテーマ毎にETFを提供しています。

ARKXのテーマは「宇宙関連事業」です。ここでは、ARKXの概要から構成銘柄、取引に対応している証券会社まで徹底解説しています。ARKXへの投資をお考えの方は銘柄選びの参考としてご活用ください。

ARKX(宇宙探査イノベーションETF)とは

ARKXは「宇宙探査」に関して、将来的に世界をリードする企業や関連技術の開発を行う企業、宇宙探査によって利益を受ける企業を厳選したETFです。

ARKでは宇宙探査に関して、関連する企業を4つのグループにカテゴリー分けしています。

宇宙探査事業の4つのグループ

Orbital Aerospace Companies:惑星軌道上での衛星やロケットの打ち上げ、製造、サービスの運用を行う企業
Aerospace Companies:現状では惑星軌道上での運用に必要な速度に達していない企業
Enabling Technologies Companies:宇宙探査に必要な技術開発を行う企業
Aerospace Beneficiary Companies:航空宇宙活動の恩恵を受ける企業

この4つのグループの中から今後、業界をリードするであろう銘柄を独自のリサーチ手法で選別しています。ARKXの構成銘柄には、現時点では十分な収益を上げていない企業、決算で赤字を出しているような企業も含まれます。

ARKは現時点での業績やパフォーマンスで企業を評価するのではなく、数年先を見据えたとき業界に破壊的イノベーションをもたらすかどうかに注目しています。この独自のリサーチ手法がARK ETFの大きな特徴です。

また、ARKXには一見、宇宙関連とは思えないような企業も組み込まれています。これは、将来的な宇宙産業の発展によって利益を受ける企業をピックアップしているからです。

人工知能、ロボット工学、3Dプリント、エネルギー貯蔵など現代ではかつてないほど複数のイノベーションが同時進行しています。ARKはこれらの同時進行しているイノベーションがシナジーを起こし、破壊的なイノベーションが生まれると考えています。

その影響力は宇宙産業だけに留まるものではありません。このような観点からARKXの銘柄は選定されており、これからどのようなパフォーマンスが出るのか注目が集まります。

ARKXのファンド詳細

ティッカーARKXファンドタイプアクティブETF
一次取引所Cboe BZX Exchange設定日2021年3月30日
純資産額5億5200万ドル経費率0.75%
構成銘柄数35~55マネージャーキャシー・D・ウッド

※2022年1月11日時点の数値を掲載。

ARKXの構成銘柄について

次は、ARKXの構成銘柄について解説していきます。全構成銘柄の一覧、企業規模比率、グループ別比率などをグラフで掲載しています。どのような銘柄が組み込まれているのか、確認する際にご活用ください。

ARKXの構成銘柄比率(2021年12月1日時点)

ティッカー企業名構成比率
TRMBトリンブル・ナビゲーション9.82%
PRNTThe 3D Printing ETF7.59%
KTOSクラトス・ディフェンス・アンド・セキュリティー・ソリューションズ6.14%
IRDMイリジウム・コミュニケーションズ5.49%
LHXL3ハリス・テクノロジーズ5.02%
6301小松製作所4.43%
Uユニティ・ソフトウェア4.03%
2618エバー航空3.67%
DSY FPダッソー・システムズ3.41%
PATHユーアイパス3.29%
AVAVエアロバイロンメント3.20%
AMZNアマゾン・ドット・コム3.10%
NFLXネットフリックス3.07%
BLDEブレード・アーバン・エア・モビリティ3.06%
MKFGマークフォーゲット2.60%
ACHRアーチャー・アビエーション2.48%
TERテラダイン2.32%
VLDベロ3D2.20%
DEディーア2.13%
GRMN Uガーミン2.03%
LMTロッキード・マーチン1.96%
GOOGアルファベット1.82%
HOタレス1.76%
JOBYジョビー・アビエーション1.64%
ESLTエルビット・システムズ1.63%
SPRスプリント・エアロシステムズ・ホールディングス1.60%
PLTRパランティア・テクノロジーズ1.47%
SNPSシノプシス1.12%
HEIハイコ1.11%
DDD3Dシステムズ1.11%
HONハネウェル・インターナショナル1.09%
MYNAマイナリック1.09%
ANSSアンシス1.06%
AIRエアバス0.92%
TDYテレダイン・テクノロジーズ0.88%
BAボーイング0.45%
DREYFUS GOVT CASH MAN INS0.08%

ARKXの構成銘柄は上記の通りです。構成比率のトップは全地球測位システム(GPS)開発会社のトリンブルです。9.82%の構成比率となっています。

ARK社のアクティブETFである3DプリントETF、米国の軍事製品開発、サービス提供を手掛けるクラトスなども高い構成比率です。日本企業では6位に小松製作所(6301)がランクインしているのも注目ですね。

ARKXの企業規模比率

ARKXの企業規模比率

時価総額規模構成比率
Mega(1000億ドル以上)13.1%
Large(100億ドル~1000億ドル)51.7%
Medium(20億ドル~100億ドル)21.7%
Small(3億ドル~20億ドル)13.1%
Micro(5000万ドル~3億ドル)0.00%

出所:ARK INVEST公式サイトよりFX手とり作成(2021年9月30日時点)

上記のグラフはARKX構成銘柄を企業規模(時価総額)で分類した際の比率です。

時価総額1000億ドル以上、100億ドル~1000億ドルの企業群が半分以上を占めているのが特徴ですね。

前期四半期と比較すると、Mega(1000億ドル以上の企業)の比重が約16%減り、Large(100億ドル~1000億ドル)が約11%増加しています。

ちなみに、時価総額3億ドル以下の企業はARKXには組み込まれていません。

ARKXのグループ別構成比率

ARKXのグループ別構成比率

グループ構成比率
Aerospace Beneficiaries39.8%
Enabling Technology28.7%
Orbital Aerospace23.4%
Suborbital Aerospace7.7%

上記はグループ別の構成比率になります。宇宙探査に実際に携わる企業群が約5割、航空宇宙活動によって恩恵を受ける企業が約4割といった構成です。

もっとも、この中にイーロン・マスク氏の「スペースX」やジェフ・ベゾス氏の「Blue Origin」といった企業は含まれていません。

ARK ETFは上場企業のみを対象としているため、今後、これらの本命ともいえる企業がいつ上場するのかにも注目が集まります。

ARKXのセクター比率

ARKXのセクター比率

セクター構成比率
資本財49.9%
情報技術26.1%
通信サービス9.6%
一般消費財3.8%
その他10.6%

セクター別ではボーイングに代表される資本財が5割近くを占めています。次点で、情報技術セクターが約26%という構成比率です。

前四半期と比べると、資本財が約6%増え、情報技術が約4%増加しています。通信サービスの比重が増えているのが注目ですね。

ARKXの地域別比率

ARKXの地域別比率

地域構成比率
北米80.3%
アジア太平洋地域8.7%
西ヨーロッパ8.9%
アフリカ/中東1.6%

地域別では北米が約8割以上と圧倒的な比率を占めています。アジア太平洋地域、西ヨーロッパで合わせて17%程度といった構成比率です。

前四半期よりもさらに北米の比率が高くなっています。ARKKもそうですが、ARK社のETFは基本的に北米企業を中心に銘柄選定を行っているのが特徴です。

次は、ARKXの買い方、取引に対応している証券会社を解説していきます。

ARKXの買い方、購入方法について

ARKXの買い方、購入方法について

ARKXを含めたARKのETFは基本的に国内の大手ネット証券会社(SBI証券、楽天証券など)では取り扱いがありません。日興アセットマネジメントがARK社と提携しており、ARK社から助言を受けた投資信託を販売しています。

ARKXを直接購入する方法としては、海外ETFの取引に対応している外資系のネット証券会社を利用する方法がありますが、現時点(2022年3月25日)では以前、取り扱いのあったサクソバンク証券でも取引ができません。

IG証券に関してもARKXの取引不可(取引ツール上では表示可能)となっています。今後、取引が再開されるかは未定です。

もっとも、サクソバンク証券とIG証券ではARKX以外のARK社のETFでCFD取引が可能です。以下では2社の概要を紹介しているので参考としてご活用ください。

※IG証券は現在(2022年3月25日時点)、ARK関連銘柄の新規発注が停止しています。今後の取引再開時期は未定なのでご注意ください。

サクソバンク証券

サクソバンク証券

サクソバンク証券はARKシリーズのETFが購入できる貴重な国内業者です。ARKシリーズ5銘柄(ARKK、ARKG、ARKF、ARKQ、ARKW)でCFD取引に対応しています。

サクソバンク証券はデンマーク・コペンハーゲンに本社を構えるサクソバンクグループの日本法人です。サクソバンクグループは欧州、中近東、日本を含むアジア15カ国、全世界170カ国80万人以上のトレーダーに金融サービスを提供しているグルーバルプロバイダー。

サクソバンク証券

サクソバンク証券はARKXの現物取引に対応していましたが、2021年11月15日より取り扱いを停止しました。今後、再開されるかは未定となっています。

ARKXが取引できないのは残念ですが、ARK社のETFの取り扱いがある貴重な証券会社であることに間違いはないので、アークETFに投資を検討されている方はサクソバンク証券にご注目ください。

IG証券

IG証券

IG証券もARK社のETFを取り扱いしている数少ない国内業者の1つです。残念ながらARKXは取り扱いしていませんが、ARKG、ARKF、ARKQの3銘柄をCFD取引にて対応しています。

IG証券

上記の画像はIG証券の取引ツールでARKXの取引画面を開いた画像です。銘柄を表示することはできますが、取引ができない状況です。今後、取引ができるようになることに期待ですね。

IG証券はCFD銘柄の取扱数では国内トップクラスの業者です。米国個別株、ETF、株価指数、商品、FXなど総数17,000種類以上のCFD銘柄に対応しています。

ARK ETF以外にも個別株や株価指数を取引される方はIG証券もチェックしてみてください。

※アークETFはマーケットの状況次第では、取引ができなくなる可能性、証拠金率の変更の可能性があります。

IG証券 公式サイト

ARK社の全ETFを徹底解説!

ARK社のETFを徹底解説!

ARK社はARKX以外にも多彩なETFを運用しています。それぞれにテーマが決まっており、構成銘柄も異なります。

別記事でARK社の特徴や各ETFの構成銘柄を詳しく解説しているので、ぜひご一読ください。

より良い情報を提供するために、アンケートを実施しております。
ご協力よろしくお願いいたします。

回答する

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です