「CFD業者の最大ロット、取引数量を知りたい」
「大口取引ができるCFD業者を探している」
この記事では国内FX業者の中でCFD取引に対応している業者の最大ロット、取引数量、建玉上限を徹底調査し一覧表にて比較しています。多様な銘柄が取引できるCFDですが、業者によって1注文当りのロット数や1日当りの建玉上限は異なります。
表下では各業者の特徴やサービス内容も詳しく解説しているので、大口取引に対応したCFD業者をお探しの方はぜひご活用ください。
CFD業者の1注文あたりの最大ロット・取引数量比較表
CFD業者 | FX (米ドル円) | 個別株CFD (Apple) | 株価指数CFD (NYダウ) | 商品CFD (金) | 公式 |
---|---|---|---|---|---|
![]() | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | ![]() |
![]() | 100万通貨 | 1000万円 | 1億円 | 1億円 | ![]() |
![]() | 2,500万通貨 | 26,500株 | 750万ユーロ | 1万枚 | ![]() |
![]() | 200万通貨 | – | – | 2,000枚 | ![]() |
![]() | 100万通貨 | – | 200枚 | 200枚 | ![]() |
![]() | 200万通貨 | – | 20枚 | 200枚 | ![]() |
![]() | 1,000万通貨 | – | 100枚 | – | ![]() |
![]() | – | 550株 | 10枚 | – | ![]() |
※IG証券は原則取引注文数量、保有ポジション数の制限がありません。ただし、マーケットのボラティリティ、流動性によって注文が通らない場合があるのでご注意ください。
※サクソバンク証券の株価指数CFD(NYダウ)は建玉上限を掲載。銘柄によって個別に条件が異なります。
※マネーパートナーズのFX(米ドル円)はパートナーズFX(1万通貨コース)の1注文あたりの最大ロット数を掲載。
※DMM CFDのFX(米ドル円)はDMM FXの1注文あたりの最大ロット数を掲載。
※OANDA CFDのFX(米ドル円)はOANDA(ビックコース)の1注文あたりの最大ロット数を掲載。
※楽天証券のFX(米ドル円)は楽天FXの1注文あたりの最大ロット数を掲載。
※SBIネオトレード証券の発注上限および最大建玉上限は銘柄によって異なります。詳しくは公式サイトをご確認ください。
IG証券
CFD業者を最大ロットで選ぶなら一番注目したいのがIG証券です。IG証券では、CFD銘柄の1日当りの取引数量、1日当りの建玉上限がすべて無制限です。国内CFD業者の中でも取引数量に上限がないのはIG証券だけ。
IG証券はロンドンで創業45年以上の老舗金融プロバイダー。収益ベースでCFDの営業利益世界No.1の実績(※)を誇るCFD業者になります。FX通貨ペア約100種類、株価指数CFD約40種類、株式CFD約12,000種類、商品約40銘柄という取扱銘柄の豊富さが大きな魅力。
※IGグループの財務情報より(2022年10月時点、FXを除いた収益ベース)
一般的なCFD業者ではカバー先での流動性が確保できない、大口注文を受けるだけのリスクを負えないといった理由から取引数量に制限を設けています。しかし、IG証券ではCFDに限らずFX、バイナリーオプション、ノックアウトオプションでも原則、最大ロットに上限がありません。
こういったサービスが提供できるのも老舗CFD業者の信用力と万全の財務基盤があるからこそ。日経225やNYダウなどの株価指数、原油や金といった主要銘柄だけでなく、かなりマイナーな銘柄も取引数量に制限なく取引できます。
大口注文でもしっかりと約定する約定力と流動性を提供してくれるのもIG証券のポイント。不利なスリッページが発生しないプライス最適化や約定可能な注文数量をすべて約定してくれる一部約定といった機能も標準サービスとなっています。
「大口の資金を動かしたい」「最大ロットを気にせず取引したい」という大口トレーダーの方はIG証券をぜひチェックしてみてください。
IG証券では一定の取引数量、取引回数を満たした方に向けて専属の担当者が付くプレミアムサービスを提供しています。IG証券のプレミアムサービスでは、専属のシニアアナリストによるパーソナルサポートを受けることが可能。
さらに、より質の高いサービスとして「The Red Salon」という限定会員メンバーシップサービスも提供しています。他の業者では受けることができない特別な待遇を受けることが可能。気になる方はぜひIG証券にお問合せを。
GMOクリック証券
国内CFD業者の中でも知名度、実績ともにトップクラスなのがGMOクリック証券です。FXでは世界トップクラスの取引高を誇っている同社では株式、株価指数、商品といった銘柄でCFD取引に対応。
GMOクリック証券でも銘柄毎に1回当りの注文数量や建玉上限が決まっています。商品CFDと株価指数CFDでは1回当りの注文金額の上限が1億円、1日当りの建玉上限は最大50億円まで。保有可能な建玉金額が5億円まで、建玉枚数も銘柄毎に上限が設定されています。
GMOクリック証券では建玉枚数に上限が設定されている銘柄では、建玉金額と建玉枚数のどちらか低い方が上限となるのでご留意ください。また、外貨建ての銘柄は発注時のコンバージョンレート(日本円への両替時のレート)で計算されます。
最大ロットや建玉上限でいえばIG証券やサクソバンク証券に軍配があがりますが、国内CFD業者としては魅力的なスペックですね。GMOクリック証券の対応銘柄は日経225・NYダウ・S&P500などの主要株価指数10銘柄、株価指数連動型のETF21銘柄、原油や金などの商品6銘柄などです。
さらに、バラエティCFDとしてVIX指数(米国VI)やハイレバレッジ型ETF・ETNの金ブル2倍ETFといった銘柄にも対応。「国内CFD業者で最大ロットが大きい業者がいい」という方はGMOクリック証券が要チェック。
GMOクリック証券はCFD専用のスマホアプリを提供している数少ない業者です。CFD初心者でも分かりやすいシンプルな作りで使い勝手も抜群。
GMOクリック証券で取扱いのあるCFD銘柄のチャート確認、発注、建玉管理もスムーズです。また、スピード注文に対応しているので取引チャンスを逃すこと無く取引が可能。
銘柄別ランキングも掲載されており、CFD取引の幅が広がります。「スマホでもCFD取引がしたい」という方は別記事にてまとめているのでぜひご一読を。
サクソバンク証券
サクソバンク証券はデンマークコペンハーゲンに本社を構える投資銀行(サクソバンクA/S)の日本法人です。CFDを含めた金融サービスを全世界で提供している世界的な金融プロバイダーになります。
サクソバンク証券のCFD取引では、海外個別株、株価指数、債券、商品といった銘柄が取引可能。取扱銘柄数は9,000銘柄以上です。サクソバンク証券の最大ロットや建玉上限は銘柄毎に決まっており、一律ではありません。
上記の画像は日経225と金/米ドルの取引条件の画像です。日経225の建玉上限は750万ユーロ、金/米ドルの建玉上限は2億5千万米ドルとなっています。どれほどの大口資金を動かすのかにもよりますが、各銘柄ともに十分な最大ロット、取引上限となっています。
サクソバンク証券の各銘柄の取引数量、最大ロットは取引ツールから確認できます。自分が取引されたい銘柄の取引上限を知りたい方はデモ口座を開設すれば確認することが可能です。
サクソバンク証券は取扱銘柄が豊富なだけでなく、取引数量・建玉上限ともに世界基準のCFDサービスを提供しています。取引ツールもCFD上級者、プロ投資家向けのハイスペックなツールを配信。
サクソバンク証券の取引ツールに関しては別記事でも詳しく解説しているので、気になる方はぜひご一読くださいね。
マネーパートナーズ
マネーパートナーズは金、銀のCFD取引に対応した国内FX業者です。親会社のマネーパートナーズグループは東証プライム市場上場企業であり、業信頼と実績を兼ね備えた優良企業です。
マネパのCFD取引では金CFDが1注文あたり2,000枚=2,000toz(トロイオンス)、建玉上限は10万枚、取引単位1枚=1tozになります。銀CFDは1注文あたり1万枚=1万toz、建玉上限は100万toz、取引単位1枚=10tozです。
マネーパートナーズは金、銀CFDのスプレッドに力を入れているのが特徴。随時、キャンペーンを行っており金のCFD取引対応業者のなかでも狭いスプレッドを配信しています。
また、朝/夕に配信されるゴールドレポートも要チェック。金相場をファンダメンタルとテクニカルの両方から分析した良質なレポートが無料で閲覧できます。
マネーパートナーズの最新キャンペーン情報やスプレッドは別記事でも解説しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
DMM CFD
DMM CFDも国内でCFDサービスを提供している数少ない業者の1つ。DMM CFDでは株価指数8銘柄と商品6銘柄の計14銘柄が取引可能。
取引数量の上限は株価指数と商品で変わらず一律です。1回当りの注文数量は200lotが上限(ロスカットを除く)、建玉数の上限は注文中の新規件数と合算して最大3,000件です。ここでいう建玉数とはlot数ではなく約定件数なのでご注意を。
DMM CFDでは株価指数のレバレッジが最大10倍、商品は最大20倍です。各銘柄の1ロットの取引数量もIG証券やサクソバンク証券と比較すると低く抑えられています。大口で取引される方であれば少し物足りないスペックかもしれません。
最大ロットでは見劣りしますが、「取引銘柄が決まっている」「初心者でも使いやすいツールや業者がいい」という方にはおすすめできるCFD業者です。
OANDA
世界各国でFXサービスを提供しているオアンダが新しく株価指数・商品CFDを取扱い。株価指数の銘柄数は16種類、日経225やNYダウ、DAXなど主要株価指数は一通り取引可能です。
商品銘柄は原油やゴールドなどの出来高が多い人気銘柄から天然ガス、小麦、大豆といった農産物CFDまで対応しています。
取引ツールは鉄板チャートツールのMT4(メタトレーダー4)とMT5(メタトレーダー5)になります。
最大ロットは銘柄毎に異なっており、日経225であれば10,000枚、NYダウは100枚です。その他の銘柄の最大取引数量は別記事にて掲載しているのでご確認ください。オアンダの株価指数CFDの大きな特徴は「DOM(Depth of Market)」と呼ばれる板情報が見れること。
DOMは株取引の板と同じように売買双方の価格毎の取引数量が一覧で表示される機能です。どの価格帯にどれぐらいの売り注文、買い注文が溜まっているのかを確認できます。どのレートが節目となるのか、売りが強いのか買いが強いのかなど相場分析の大きな手がかりとなります。
オアンダはこういったトレードに役立つマーケット情報の開示に力を入れている業者です。その他にも魅力的なコンテンツがたくさんあるので、気になる方はぜひ一度チェックしてみてくださいね。
オアンダはMT4・MT5以外にもTradingView(トレーディングビュー)が利用できるFX業者です。
TradingViewといえば全世界のありとあらゆる金融商品のチャートが誰でも簡単に確認できるグローバルスタンダードのチャートツール。
このチャートツールをオアンダではPC版ブラウザツールの「fxTrade(エフエックストレード)」に内蔵しています。
80種類以上のテクニカル指標や描画ツールが無料で利用可能。本来、TradingViewの有料プランでしか使えない機能まで誰でも使うことができます。
すでにTradingViewをご利用の方は口座連携をすれば直接発注まで可能です。TradingViewを使うならオアンダは要チェック!
楽天MT4CFD
大手ネット証券会社の一角である楽天証券でもCFDサービスが新スタート。取扱銘柄は株価指数と商品の計17銘柄です。
取引単位は各銘柄ごとに異なっていますが、日経225(JP225)は1回の注文上限:200ロット、建玉上限は2億円です。NYダウでは1回の注文上限:20ロット、建玉上限は2億円です。
日経225とナスダック100に関しては少額取引にも対応しており、原資産価格の10分の1(日経225であれば約3,000円)での取引にも対応しています。
最大ロットでいえば他業者と比較して同水準といったところ。もっとも、キャンペーンや各種特典、取引に応じて楽天ポイントが付与されるなど楽天証券ならではのサービスが充実しています。
「楽天のサービスを普段から利用する」という方は楽天MT4CFDがおすすめ!