マーベル・テクノロジーは最先端の半導体チップを設計している米国企業です。米国の代表的な株価指数であるNASDAQ100にも採用されており、今後の成長が期待できるグロース銘柄になります。
ここでは、そんなマーベル・テクノロジーの将来性や今後の見通し、取り扱いのある証券会社まで詳しく解説しています。米国のグロース銘柄をお探しの方はぜひご一読ください。
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マーベル・テクノロジーであれば2023年12月4日時点の株価が53ドル(日本円で約7,700円)なので、1株あたり約1,500円から取引できます。
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マーベル・テクノロジーとは
マーベル・テクノロジーは米国のカルフォルニア州サンタクララに本社を構える半導体企業です。
マーベルはファブレス(製造工場を自社で持たない)半導体メーカーとして主にデータセンター向け、ストレージ用などの半導体を設計しています。
創業は1995年、もともと多様な半導体を製造していましたが、2020年11月に米Inphi(インファイ)の買収を発表。
インファイは5G(第5世代移動通信システム)の半導体チップ製造に強みを持つ企業です。買収額は約100億ドル(1兆1000億円)にも上る大型のM&Aとなりました。
この買収によってマーベルは事業の方向性を5G向けの半導体設計にシフトさせています。
5G通信は「大容量かつ高速通信」「多数の同時接続」「低遅延通信」が可能な通信方式で、今後は5Gが最も主流な通信方式になるとされています。
その5G通信に対応した半導体チップ設計の最先端を走っているのがマーベル・テクノロジーです。
マーベル・テクノロジーの会社概要
企業名 | Marvell Technology Group Ltd |
---|---|
本社所在地 | Canon’s Court 22 Victoria Street Hamilton, HM 12 BMU |
設立年月日 | 1995年1月 |
代表者 | Mr. Matthew J. Murphy |
業種 | IT・通信(IT&communications) |
上場日 | 2021年6月15日 |
市場 | NASDAQ |
ティッカー | MRVL |
従業員数 | 5,275人 |
マーベル・テクノロジーの特徴と強み
最先端5Gチップの設計に特化
マーベルは5G通信の普及によるネクストビリオン(次の10億回)のアクセスの中核を担う企業として事業を展開しています。
スマホに代表されるモバイル端末の普及に伴い、この数十年でモバイルデータの通信量は爆発的に増えました。増え続ける通信量に対して、通信コストの削減、より効率的な通信方式の確立が全世界での大きなニーズになっています。
この1つの解決策が5Gです。5G通信は従来の4Gと比較して、「短時間で大容量の通信」「セキュアな遠距離通信と低遅延通信」「複数デバイスの同時接続」が可能な通信方式です。
すでにアメリカや韓国、イギリスなど世界19カ国以上で商用化がスタートしており、日本では2020年春から5G通信が開始されています。
マーベルはこの5G通信の心臓部分ともいえるICチップを設計しています。特に、現在の半導体技術で最も先進的な5nm(ナノメートル)プロセス技術を持っているのが強みです。
製造面では、受託製造専門のTSMC(台湾セミコンダクター)と協業。今後、モバイル端末、法人向けクラウドサービス、自動車、データーセンターなどで最先端チップを供給し、5Gジャンルでの地位を確立する方針です。
創業25年、世界各国の主要企業とのパイプライン
マーベルの設立は1995年、これまで25年以上に渡って世界各国の大手企業とパートナシップを組んできた実績と信頼があります。
サムスン、ノキアなど名立たる巨大企業の他、データーセンターのSSD向け半導体ではマイクロン・テクノロジーやSKハイニックスなどの大手企業を顧客としています。
日本企業では富士通が次世代5G通信の基地局にマーベルのプロセッサを採用。富士通執行役員の谷口正樹氏は「マーベルはRANソリューションにおいて明らかに市場をリードしており、この技術は富士通が日本や世界での5G RAN展開において大きな存在感を示す」としています。
マーベルの5G RAN向け技術は全世界の市場で急速に普及し続けており、多くのティア1、ティア2の通信OEMで採用されています。
年成長率12%の急成長中の5G市場に集中
マーベルが他の半導体企業と違うのは5G通信向けのICチップ設計に事業全体の舵を切ったという点です。
矢野経済研究所は5G関連デバイスの世界市場規模が2030年までに約69兆円(10年間で約6倍)になると試算。5G市場全体では年成長率12%以上で成長するとの予測されており、今後の成長が大きく期待できる市場です。
常時インターネットに接続されたデバイス(IoTデバイス)は年々増加しており、その多様性は拡大する一方です。スマホはもちろん、自動車、ドローン、人工知能を搭載したクラウドコンピューティングまでこれからのIT社会の根幹となるのが5Gの通信技術です。
マーベルはこの5G分野で最先端の半導体チップを設計しており、現状の通信環境を根本から変えていく可能性を秘めた企業の1つといえます。
5G向けの半導体製品の他にも、半導体は様々な製品が開発されています。その中でも、今注目されている「パワー半導体」について別記事でまとめています。
「パワー半導体って何?」という方でも分かりやすくまとめているので、半導体セクターに投資をお考えの方はぜひご一読ください!
マーベル・テクノロジーの株価
マーベルの株価は2020年3月のコロナショックに底を打ってから力強い上昇トレンドを形成。2021年12月には最高値で93ドルを付けました。
2020年3月の底値16.45ドルから約93ドルまで、約1年9カ月で約5.6倍の上昇を記録。
コロナショックにより在宅勤務、企業活動のクラウド化が進み全世界で半導体不足が深刻化した背景もあり、マーベルに限らず半導体関連企業は軒並み株価を上げました。
米国のインフレも落ち着きを見せ始めており、今後は再びハイテクグロース銘柄に追い風が吹くか注目です。
また、ゴールドマンサックスが次世代のGAFAMを発掘する目的で発表したETF「GTEK」でも、マーベルは高い構成比率で組み込まれています。
GTEKは「今後10年で株価が1750倍になる可能性を秘めた企業に投資する」というのがテーマのETFです。マーベル・テクノロジーは中~長期スパンで投資妙味のある銘柄です。
世界的な金融グループであるゴールドマンサックスが満を持して公開したETFが「GTEK」です。GTEKは全世界の企業からムーンショット銘柄(斬新で困難だが、実現すれば大きなインパクトをもたらす銘柄)を選別しETFとしてまとめています。
このGTEKの筆頭銘柄として挙げられているのがマーベル・テクノロジーです。マーベル単体に投資するのも選択肢の1つですが、革新的な事業を行っている企業にまとめて投資するならGTEKが要チェック。
別記事にて、GTEKの全構成銘柄、セクター別、地域別の構成比率などを詳しく解説しています。気になる方はこちらもぜひご一読ください。
マーベル・テクノロジー(MRVL)の将来性、今後の見通しは?
※引用:マーベル・テクノロジー決算情報
2023年11月30日、マーベルは2024年度第3四半期の決算を発表しました。最新決算では売上高が14億1,900万ドル(前年同期比8%減)、希薄化後1株利益(EPS)は0.41ドルという結果に。
売上高は若干ですが事前のガイダンスの中間値を上回っています。CEOのマット・マーフィー氏は今後の見通しについて「当社のポートフォリオの多様化はうまく機能しており、他のエンド市場での需要環境の緩和を乗り越え、AIおよびクラウドからの強力な成長をもたらしています」と発表。
2023年の前半は顧客による在庫の積み増しとそれに伴う製品構成の変化が同社にとって大きな逆風となっていましたが、2023年の後半はその逆風も少し和らいでいます。
今後はネットワーク接続製品およびクラウドプラットフォームでAIを活用し、主力である最先端の5Gチップ開発に注力する予定です。エンタープライズ向けのAI・クラウドインフラ市場は日進月歩で拡大しています。マーベルはこの大きな潮流にしっかりと乗っており、将来性にも期待が持てる銘柄です。
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詳しくは別記事でも解説しているので気になる方はぜひご一読を。
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マーベル・テクノロジー株の買い方、購入方法
マーベルは米国のNASDAQ市場に上場している米国株式です。マーベルの株式の買い方としては、米国株式に対応したネット証券を利用するのが便利です。
国内では、DMM 株、楽天証券、SBI証券、マネックス証券がマーベルの現物株式に対応。
以下の画像は楽天証券でのマーベルの購入画面になります。
上記のいずれかの証券会社で口座開設を行い、投資資金を入金すればマーベルの株を購入することが可能です。
米国株式は1株単位から購入できるため、マーベルであれば1株あたり約7,700円(2023年12月4日時点)で投資ができます。
マーベルのティッカーは【MRVL】です。米国株式の銘柄検索でMRVLを検索、取引画面から買い注文を選択し、取引数量、執行条件、決済方法を選択すれば購入できます。
基本的に買い方は日本株と同じです。1つ注意点としては、米国株式では米ドル⇔日本円の為替取引が必要になります。円高、円安の為替変動によって取引コストが変動する点にはご注意ください。
マーベルをはじめとした米国株式に投資するなら注目なのが楽天証券です。
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資金効率を高めて投資するならCFD取引
米国株式は現物取引の他、CFD取引という取引方法でも投資することができます。CFD取引とは、差金決済取引のことで日本株式の信用取引と同じイメージの取引方法です。
米国株式のCFD取引では、最大5倍のレバレッジをかけたり、売りから取引に入る(空売り)ことが可能。現物取引と比較して5分の1の資金で取引がスタートできるため、資金効率を飛躍的に高めることができます。
マーベルの株式CFDでは、1株あたり約1,500円ほどから株式を購入することができます。
株式CFDは、現物をやり取りせず売買差益のみをやり取りする取引方法ですが、現物株式と同じように配当金があれば相当額を受け取ることも可能です。
国内では、IG証券、サクソバンク証券の2社がマーベルのCFD取引に対応しています。
CFD取引については、別記事でも詳しく解説しているので気になる方はご一読ください。
以下では、マーベルの現物取引、CFD取引に対応した証券会社を比較表にてまとめています。証券会社を選ぶ際にご活用ください。
マーベル・テクノロジー株のCFD取引対応業者一覧表
業者名 | 取引手数料 | 銘柄数 | 特徴 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
![]() | 2.2セント/株 | 約17,000種類 | 収益ベースでCFD世界No.1(※) 取扱銘柄数でも国内トップクラス | ![]() |
![]() | 約定代金の0.165% | 約9,000種類 | 多彩な銘柄とプロ仕様の本格ツール TradingViewとの口座連携も可能 | ![]() |
※IGグループの財務情報より(2022年10月時点、FXを除いた収益ベース)
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マーベルはもちろん、上記で解説したGTEKもIG証券で取り扱いがあります。SBI証券や楽天証券でも取り扱いがないような銘柄に投資できるのは大きな魅力です。
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マーベル・テクノロジー株の現物取引対応業者一覧表
証券会社 | 取扱銘柄 | 取引手数料 | 特徴 | 公式サイト |
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![]() | 約6,000銘柄 | 0.45% | 大手ネット証券 証券口座開設数1,100万以上 | ![]() |
![]() | 約4,950銘柄 | 0.45% | 新規口座開設数1位(※1) 豊富なキャンペーン開催 | ![]() |
![]() | 約5,000銘柄 | 0.45% | 時間外取引(プレ、アフター)可能 米株買付時の為替手数料0円 | ![]() |
![]() | 約3,600銘柄 | 0.45% | 100年以上の歴史を誇る老舗 「リアルタイム株価」無料 | ![]() |
![]() | 約7,000銘柄 | 0.088%(※2) | 業界屈指の格安手数料 大手ネット証券の約1/6の取引手数料 | ![]() |
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※取引手数料はすべて税抜の金額を掲載しています(moomoo証券を除く)
※1:口座数上位5社(auカブコム証券、SBI証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券)で2018年〜2022年の5年間の新規口座合計数で比較、楽天証券調べ。
※2:moomoo証券はベーシックコースの数値を掲載。12.5米ドル以下は取引手数料が0円、12.5米ドル超~25,000米ドル未満は約定代金の0.088%(税込)、25,000米ドル以上は22米ドル(税込)が上限となります。