マーベル・テクノロジーは最先端の半導体チップを設計している米国企業です。米国の代表的な株価指数であるNASDAQ100にも採用されており、今後の成長が期待できるグロース銘柄になります。
ここでは、そんなマーベル・テクノロジーの将来性や今後の見通し、取り扱いのある証券会社まで詳しく解説しています。米国のグロース銘柄をお探しの方はぜひご一読ください。
資金効率を高めてMRVLに投資するならIG証券!
IG証券はマーベル・テクノロジーの株式CFD取引に対応した証券会社です。株式CFD取引とは、現物株をやり取りせずレバレッジをかけて売買差益をやり取りする取引方法です。
MRVLの株式CFDでは最大5倍レバレッジがかけられるため、現物投資の約5分の1の資金で投資がスタート可能。
IG証券は国内トップクラスの12,000種類以上の株式CFD銘柄に対応。マーベル・テクノロジーのようなハイテクグロース銘柄も多彩に取り扱いしています。。
さらに、人気の米国株式70銘柄は時間外取引(日本時間の18:00~)も可能です。現物株式よりも資金効率を高めて米株に投資されたい方はIG証券が要チェック!
マーベル・テクノロジーとは
マーベル・テクノロジーは米国のカルフォルニア州サンタクララに本社を構える半導体企業です。
マーベルはファブレス(製造工場を自社で持たない)半導体メーカーとして主にデータセンター向け、ストレージ用などの半導体を設計しています。
創業は1995年、もともと多様な半導体を製造していましたが、2020年11月に米Inphi(インファイ)の買収を発表。
インファイは5G(第5世代移動通信システム)の半導体チップ製造に強みを持つ企業です。買収額は約100億ドル(1兆1000億円)にも上る大型のM&Aとなりました。
この買収によってマーベルは事業の方向性を5G向けの半導体設計にシフトさせています。
5G通信は「大容量かつ高速通信」「多数の同時接続」「低遅延通信」が可能な通信方式で、今後は5Gが最も主流な通信方式になるとされています。
その5G通信に対応した半導体チップ設計の最先端を走っているのがマーベル・テクノロジーです。
マーベル・テクノロジーの会社概要
企業名 | Marvell Technology Group Ltd |
---|---|
本社所在地 | Canon’s Court 22 Victoria Street Hamilton, HM 12 BMU |
設立年月日 | 1995年1月 |
代表者 | Mr. Matthew J. Murphy |
業種 | IT・通信(IT&communications) |
上場日 | 2021年6月15日 |
市場 | NASDAQ |
ティッカー | MRVL |
従業員数 | 5,275人 |
マーベル・テクノロジーの特徴と強み
最先端5Gチップの設計に特化
マーベルは5G通信の普及によるネクストビリオン(次の10億回)のアクセスの中核を担う企業として事業を展開しています。
スマホに代表されるモバイル端末の普及に伴い、この数十年でモバイルデータの通信量は爆発的に増えました。増え続ける通信量に対して、通信コストの削減、より効率的な通信方式の確立が全世界での大きなニーズになっています。
この1つの解決策が5Gです。5G通信は従来の4Gと比較して、「短時間で大容量の通信」「セキュアな遠距離通信と低遅延通信」「複数デバイスの同時接続」が可能な通信方式です。
すでにアメリカや韓国、イギリスなど世界19カ国以上で商用化がスタートしており、日本では2020年春から5G通信が開始されています。
マーベルはこの5G通信の心臓部分ともいえるICチップを設計しています。特に、現在の半導体技術で最も先進的な5nm(ナノメートル)プロセス技術を持っているのが強みです。
製造面では、受託製造専門のTSMC(台湾セミコンダクター)と協業。今後、モバイル端末、法人向けクラウドサービス、自動車、データーセンターなどで最先端チップを供給し、5Gジャンルでの地位を確立する方針です。
創業25年、世界各国の主要企業とのパイプライン
マーベルの設立は1995年、これまで25年以上に渡って世界各国の大手企業とパートナシップを組んできた実績と信頼があります。
サムスン、ノキアなど名立たる巨大企業の他、データーセンターのSSD向け半導体ではマイクロン・テクノロジーやSKハイニックスなどの大手企業を顧客としています。
日本企業では富士通が次世代5G通信の基地局にマーベルのプロセッサを採用。富士通執行役員の谷口正樹氏は「マーベルはRANソリューションにおいて明らかに市場をリードしており、この技術は富士通が日本や世界での5G RAN展開において大きな存在感を示す」としています。
マーベルの5G RAN向け技術は全世界の市場で急速に普及し続けており、多くのティア1、ティア2の通信OEMで採用されています。
年成長率12%の急成長中の5G市場に集中
マーベルが他の半導体企業と違うのは5G通信向けのICチップ設計に事業全体の舵を切ったという点です。
矢野経済研究所は5G関連デバイスの世界市場規模が2030年までに約69兆円(10年間で約6倍)になると試算。5G市場全体では年成長率12%以上で成長するとの予測されており、今後の成長が大きく期待できる市場です。
常時インターネットに接続されたデバイス(IoTデバイス)は年々増加しており、その多様性は拡大する一方です。スマホはもちろん、自動車、ドローン、人工知能を搭載したクラウドコンピューティングまでこれからのIT社会の根幹となるのが5Gの通信技術です。
マーベルはこの5G分野で最先端の半導体チップを設計しており、現状の通信環境を根本から変えていく可能性を秘めた企業の1つといえます。
5G向けの半導体製品の他にも、半導体は様々な製品が開発されています。その中でも、今注目されている「パワー半導体」について別記事でまとめています。
「パワー半導体って何?」という方でも分かりやすくまとめているので、半導体セクターに投資をお考えの方はぜひご一読ください!
世界的な金融グループであるゴールドマンサックスが満を持して公開したETFが「GTEK」です。GTEKは全世界の企業からムーンショット銘柄(斬新で困難だが、実現すれば大きなインパクトをもたらす銘柄)を選別しETFとしてまとめています。
このGTEKの筆頭銘柄として挙げられているのがマーベル・テクノロジーです。マーベル単体に投資するのも選択肢の1つですが、革新的な事業を行っている企業にまとめて投資するならGTEKが要チェック。
別記事にて、GTEKの全構成銘柄、セクター別、地域別の構成比率などを詳しく解説しています。気になる方はこちらもぜひご一読ください。
マーベル・テクノロジー(MRVL)の将来性、今後の見通しは?
同社は今後の見通しについて「強力な四半期のAIの結果が、2025年度のAI売上目標を上回る舞台を整えました」と発表。
消費者および通信事業者向けのエンドマーケットで収益が落ち込んでいた部分も減少が止まり、需要が回復する見通しであるとしています。
今後はネットワーク接続製品およびクラウドプラットフォームでAIを活用し、主力である最先端の5Gチップ開発に注力する予定です。エンタープライズ向けのAI・クラウドインフラ市場は日進月歩で拡大しています。マーベルはこの大きな潮流にしっかりと乗っており、将来性にも期待が持てる銘柄です。
スマホで米国株に投資するならmoomoo証券!
スマホで米国株に投資するならmoomoo証券のアプリにご注目ください。
moomoo証券のアプリは情報量が桁違いです。米国流の歩み値表示や約定分析、出来高、機関投資家の持ち株比率までスマホ1つで簡単にチェックが可能。
最新のマーケット情報も豊富です。調査部が独自に選別した旬のテーマと関連情報を無料で閲覧することができます。アプリダウンロードは無料、iPhoneかAndroidのスマホがあれば各アプリストアからダウンロードできます。
詳しくは別記事でも解説しているので気になる方はぜひご一読を。
moomoo証券で待望の日本株の現物取引がスタート!
moomoo証券では、2024年3月18日より待望の日本株の現物取引にも対応しました。東証上場株式、ETF、REIT、ETNが取引できます。
日本株の取引手数料は約定代金・株数に関わらず無料です。米国株と合わせて日本株も取引できるようになり、取引の幅がぐんっと広がりました。
大手ネット証券で現物株式に投資するよりも格段にコストを抑えられるmoomoo証券は要チェックの証券会社です!
マーベル・テクノロジー株の買い方、購入方法
マーベルは米国のNASDAQ市場に上場している米国株式です。マーベルの株式の買い方としては、米国株式に対応したネット証券を利用するのが便利です。
国内では、DMM 株、楽天証券、SBI証券、マネックス証券がマーベルの現物株式に対応。
以下の画像は楽天証券でのマーベルの購入画面になります。
上記のいずれかの証券会社で口座開設を行い、投資資金を入金すればマーベルの株を購入することが可能です。
マーベルのティッカーは【MRVL】です。米国株式の銘柄検索でMRVLを検索、取引画面から買い注文を選択し、取引数量、執行条件、決済方法を選択すれば購入できます。
基本的に買い方は日本株と同じです。1つ注意点としては、米国株式では米ドル⇔日本円の為替取引が必要になります。円高、円安の為替変動によって取引コストが変動する点にはご注意ください。
マーベルをはじめとした米国株式に投資するなら注目なのが楽天証券です。
楽天証券はトップクラスの口座開設数を誇る大手ネット証券会社。米国株式は4,950銘柄以上に対応しており、充実したサービスとリーズナブルな取引コストが魅力的な証券会社です。
特に、楽天銀行を利用されている方や楽天カードをすでに持っている方は楽天証券がおすすめ。
楽天銀行との連携で購入資金の振込手数料が無料になったり、銀行預金の優遇金利を受けることが可能です。また、取引手数料の1%(大口優遇なら2%)が楽天ポイントで戻ってくるのも注目ポイント。
他の証券会社にはない楽天証券独自のメリットがたくさんあるので、楽天の関連サービスを利用されている方は楽天証券をチェックしてみてください。
資金効率を高めて投資するならCFD取引
米国株式は現物取引の他、CFD取引という取引方法でも投資することができます。CFD取引とは、差金決済取引のことで日本株式の信用取引と同じイメージの取引方法です。
米国株式のCFD取引では、最大5倍のレバレッジをかけたり、売りから取引に入る(空売り)ことが可能。現物取引と比較して5分の1の資金で取引がスタートできるため、資金効率を飛躍的に高めることができます。
株式CFDは、現物をやり取りせず売買差益のみをやり取りする取引方法ですが、現物株式と同じように配当金があれば相当額を受け取ることも可能です。
国内では、IG証券がマーベルのCFD取引に対応しています。
CFD取引については、別記事でも詳しく解説しているので気になる方はご一読ください。
以下では、マーベルの現物取引、CFD取引に対応した証券会社を比較表にてまとめています。証券会社を選ぶ際にご活用ください。
マーベル・テクノロジー株のCFD取引対応業者一覧表
業者名 | 取引手数料 | 銘柄数 | 特徴 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
IG証券 | 2.2セント/株 | 約17,000種類 | 収益ベースでCFD世界No.1(※) 取扱銘柄数でも国内トップクラス |
※IGグループの財務情報より(2022年10月時点、FXを除いた収益ベース)
マーベルの株式CFD取引ならIG証券にご注目ください。
IG証券は17,000銘柄以上のCFD銘柄に対応している国内でも屈指の取り扱い銘柄数を誇る証券会社です。
マーベルはもちろん、上記で解説したGTEKもIG証券で取り扱いがあります。SBI証券や楽天証券でも取り扱いがないような銘柄に投資できるのは大きな魅力です。
その他にも、NYダウやS&P500、ナスダック100などの株価指数、原油・金といった商品銘柄、米国10年長期国債など債券までIG証券の口座1つで取引可能。
時流に応じて、ボラティリティが高まる銘柄を取引するならIG証券はおすすめの証券会社です。
マーベル・テクノロジー株の現物取引対応業者一覧表
証券会社 | 取扱銘柄 | 取引手数料 | 特徴 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
SBI証券 | 約6,000銘柄 | 0.45% | 大手ネット証券 証券口座開設数1,300万以上 | |
楽天証券 | 約4,950銘柄 | 0.45% | 新規口座開設数1位(※1) 豊富なキャンペーン開催 | |
マネックス証券 | 約5,000銘柄 | 0.45% | 時間外取引(プレ、アフター)可能 米株買付時の為替手数料0円 | |
松井証券 | 約4,600銘柄 | 0.45% | 100年以上の歴史を誇る老舗 「リアルタイム株価」無料 | |
moomoo証券 | 約7,000銘柄 | 0.132%(※2) | 業界屈指の格安手数料 米国株の信用取引スタート | |
Webull証券 | 約7,000銘柄 | 0.20% | 本格的な板情報や気配値をスマホで確認 米国株オプション対応 |
※取引手数料はすべて税抜の金額を掲載しています(moomoo証券を除く)
※1:口座数上位5社(auカブコム証券、SBI証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券)で2018年〜2022年の5年間の新規口座合計数で比較、楽天証券調べ。
※2:moomoo証券はベーシックコースの数値を掲載。約定代金8.3米ドル以下は取引手数料が0円となります。