この記事では、米国のレバレッジETF6銘柄を色々な角度から徹底比較。各銘柄の概要から値動き、リターンまで一覧表で比較しています。
昨年のコロナショック以降、ハイテク銘柄を中心に米国株式は過去最高を更新し続けています。成長著しい米国株式市場にレバレッジをかけて利益を狙えるのがレバレッジETFです。
各銘柄の解説と合わせて取り扱いのある証券会社も解説しているので、銘柄選び、証券会社選びにご活用ください。
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今、注目のSOXLをはじめ多種多様なレバレッジETFを取り扱いしています。現物取引よりも資金効率を飛躍的に高められるCFD取引。米国レバレッジETFのCFD取引ならIG証券が要チェック!
※IGグループの財務情報より(2022年10月時点、FXを除いた収益ベース)
米国レバレッジETFのおすすめ6銘柄
銘柄 | セクター | 特徴 |
---|---|---|
SOXL | 半導体 | トップクラスのリターンを誇るレバレッジETFの大本命 |
SPXL | S&P500 | 分散が効いた構成銘柄から安定した値動きでリターンを狙える |
TQQQ | NASDAQ100 | 米国の代表的な株価指数ナスダック100に投資するならTQQQ |
TECL | 情報技術 | 米国のハイテク銘柄を中心に組み込んだレバレッジETF |
WEBL | 情報技術 | 運用開始が2019年と若いが、設定日から素晴らしいパフォーマンスを発揮 |
CURE | ヘルスケア | ディフェンシブ(不景気に強い)銘柄を中心に構成したレバレッジETF |
上記は米国のレバレッジETFのなかでも注目されているおすすめの6銘柄です。チャート画像を見ていただいてもお分かりですが、どの銘柄も右肩上がりのチャートを描いています。
TQQQ以外のETFはすべて米国の投資運用会社ディレクション社によって運用されています(TQQQはプロシェアーズ社)。ディレクション社はレバレッジETFが人気の投資運用会社で、運用資産130億ドル以上、100本近いETFを上場させています。
SBI証券や楽天証券の海外ETF売買代金ランキングでも、上記のディレクション社のレバレッジETFが上位にランクインしており、多くの投資家から注目を集めています。
ベンチマークインデックスに対して1日あたりの変動率が約2~3倍
翌日以降にポジションを持ち越すとベンチマークから乖離する
上昇トレンド継続でリターンは3倍以上に、下落トレンド継続で損失は3倍以上になる
レンジ相場ではリターンが逓減(徐々に減る)する
経費率が通常ETF(レバレッジなし)と比較して高め
分配金が出る銘柄もあるが、基本的には値上がり益(キャピタルゲイン)狙いの銘柄
レバレッジETFのポイントは「ベンチマークに対して1日あたりの変動率にレバレッジがかかる」という点です。
日をまたいでポジションを保有した場合、連日上昇する場合は3倍以上の上昇率に、連日下落する場合は3倍以上の下落率になります。また、価格が上下するレンジ相場ではリターンが逓減(徐々に目減りする)点にも注意が必要です。
基本的に短期トレードが推奨される銘柄なので、長期保有の際は資金管理、ポジション数量には十分ご注意ください。
通常のETFと比べればハイリスクな金融商品ですが、レバレッジが効いている分、短期間で大きな利益を狙えるのが最大のメリットです。資金効率も飛躍的に高めることができるため、ポートフォリオのスパイスとしておすすめ。
米国レバレッジETFを値動きで比較
上記は直近2年の値動きを比較した画像です。単純な値動きではWEBL(米インターネット関連の3倍レバレッジETF)がアウトパフォームしています。
TQQQ、TECLはWEBLと構成銘柄が似ている(ハイテク銘柄に比重が大きい)ため、値動きとしては同じような動きをしています。もっとも、WEBLは2019年から運用が開始しており、純資産額が低いため値動きが荒くボラティリティが高めです。
2020年3月のコロナショック以降、安定して右肩上がりを続けているのはSPXLとCURE(米ヘルスケアセクターの3倍レバレッジETF)です。
SPXLはS&P500をベンチマークとしているため、他のETFと比較して分散が効いている銘柄です。CUREは不景気に強いヘルスケアセクターに特化しているため、ドローダウンが低く安定して上昇しています。
上記は実際のリターンを一覧で比較したものです。直近3カ月~1年ではSOXLがアウトパフォームしています。特に、直近1年では137%(約2.3倍)と短期間で素晴らしいパフォーマンスです。
設定年来ではWEBLが66%(約1.6倍)とこちらもいいパフォーマンスです。もっとも、WEBLは運用からまだ2年ほどしか経過していないため、今後の推移に注目が集まります。
TQQQやTECLもSOXLに匹敵するリターンを記録しています。値動きでは目立っていませんが、SPXLは堅調なリターンを出しているのが特徴。銘柄によってベンチマークが違い、構成銘柄も違うため今後の見通しも含めて銘柄を選んでいただければと思います。
米国レバレッジETFならSOXLに注目
SOXLの概要
運用会社 | Direxion Investments | 国籍 | 米国ETF |
---|---|---|---|
カテゴリ | レバレッジETF | 市場 | NYSE ARCA |
設定日 | 2010年3月11日 | ベンチマーク | XSOX(フィラデルフィア・セミコンダクターズ・インデックス) |
決算 | 四半期 | 経費率 | 0.95% |
米国のレバレッジETFでおすすめなのが半導体セクターに特化したSOXLです。
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その半導体市場全体にレバレッジをかけて投資できるのがSOXLです。半導体の個別株を選別するのは難しいですが、ETFであれば市場全体の成長性に投資が可能。米国のレバレッジETFに投資を検討している方はSOXLが要チェックです。
米国のレバレッジETFを個別解説
以下のページではレバレッジETFを個別に特集しています。各レバレッジETFの特徴やパフォーマンス、対応証券会社を詳しく解説しているので、気になる銘柄があればチェックしてみてください。
米国レバレッジETFが取引できる証券会社を解説!
IG証券
レバレッジETFのCFD取引でおすすめなのがIG証券です。IG証券はイギリスのロンドンに本拠地を構えるIGグループの日本法人。
創業から50年以上の歴史を持ち、世界30万人以上の顧客を抱えるオンライントレードのリーディングカンパニーです。
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