この記事ではTQQQ(プロシェアーズ ウルトラプロQQQ)の取り扱いがあるネット証券会社、国内業者を特集しています。驚異的な伸び率を誇るナスダック100に連動したETF「QQQ」にレバレッジをかけたETFがTQQQです。
新型コロナウイルスの影響で企業のDX化(IT化を進め組織改革を行うこと)やテレワーク需要が世界中で高まっています。世界を牽引するIT企業を構成銘柄に多く組み込んでいるQQQはアフターコロナ時代で最も注目されているETFの1つです。
ここでは、そんなQQQのレバレッジETFであるTQQQの現物取引、CFD取引に対応した国内業者を徹底解説。各社の特徴や取扱銘柄、取引概要なども紹介しているので業者選びにご活用ください。
インヴァスト証券は国内業者の中でも珍しいETFの自動売買サービス「トライオートETF」を提供しています。トライオートETFは売買ロジックを選択するだけでシステムが自動で売り買いを行ってくれるサービスです。
相場の動きに応じて確定利益をコツコツと積立ててくれるため、相場を見続ける必要はありません。システムが売買を行ってくれるのでメンタルに左右されることがないのも大きなメリット。
TQQQはもちろん、日経225やS&P500、ナスダック100など世界中の主要株価指数、商品ETFを取り扱いしています。「ETFの自動売買って何?」という方はぜひ公式サイトをチェックしてみてください!
TQQQ(プロシェアーズ ウルトラプロQQQ)について
TQQQはプロシェアーズ社が運用している米国ETFです。NASDAQ100指数に連動するQQQの値動きに3倍のレバレッジをかけたETFになります。設定日は2010年2月9日、QQQは1999年が設定日なのでQQQよりも新しく、運用から約10年程度のレバレッジETFです。
2021年2月2日時点の基準価額は93ドル、資産総額は約95億ドル(約9,800億円)です。QQQの資産総額が約1,480億ドル(約15兆円)なのでQQQの約15分の1の資産規模となります。
もっとも、米国レバレッジETFとしては最大規模の資産総額を誇っており1兆円規模にまで成長するのも目前となっています。
TQQQ(プロシェアーズ ウルトラプロQQQ)の概要
運用会社 | ProShare Advisors LLC | 国籍 | 米国ETF |
---|---|---|---|
カテゴリ | レバレッジETF | 市場 | NASDAQ |
設定日 | 2010年2月9日 | 原資産 | NASDAQ100 |
決算 | 四半期 | 経費率 | 0.95% |
基準価額 | 93ドル(※) | 純資産額 | 約95億ドル(※) |
※基準価額、純資産額は2021年2月2時点の数値を掲載。
TQQQと人気米国ETFを比較
上記の画像はTQQQとQQQ、そしてバンガード社が提供している人気の米国ETF「VOO」を値動きの比率で比較した画像です。VOOはS&P500指数に連動する人気米国ETFです。
比較画像を見て頂いてもお分かりですが、TQQQはQQQやVOOと比較しても圧倒的な伸び率を記録しています。昨年の新型コロナウイルスの影響でIT需要が世界中で高まった結果、QQQの伸び率は他のETFと比較しても目を見張るものがあります。
しかし、そのQQQが平坦に見えるほどTQQQの伸び率は驚くべき数値を記録。これがレバレッジETFの最大の特徴ですね。QQQの3倍の値動きがあるため上昇するときは素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれます。
TQQQのトータルリターン表(開始日:2010年2月9日)
項目 | 1カ月 | 3カ月 | 6カ月 | 1年 | 3年 | 5年 | 10年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
リターン率 | 15.45% | 38.36% | 86.13% | 109.85% | 58.00% | 57.13% | 50.42% |
市場価格 | 15.05% | 38.88% | 86.18% | 110.05% | 57.93% | 57.09% | 50.38% |
※表は2020年12月31日時点の月末トータルリターンの数値を掲載。
※引用:ProShares公式サイト(https://www.proshares.com/funds/tqqq_performance_and_quote.html)
上記のトータルリターン表は2010年からTQQQを保有した場合のトータルリターン率になります。保有するタイミング、数量に応じてリターン率が変動する点にはご注意ください。
TQQQはQQQの3倍レバレッジが効いている銘柄ですが、上昇トレンドが継続すると複利効果が働くため(原資が増えるごとにリターン率が高くなる)トータルの変動幅は3倍以上になります。
逆に、レンジ相場が続く場合、上げ下げしているうちに原資が小さくなりリターン率が悪化します。また、下落トレンドに入ったときの最大ドローダウンには注意が必要です。短期間で原資の半分以上が損失になるような値動きがあるため長期保有には細心の注意をしましょう。
次は、TQQQの現物取引、CFD取引に対応した国内業者を解説していきます。
TQQQは2021年1月21日付けで2:1の株式分割を実施しました。米国ETFは取引の利便性を考え1口100ドル(日本円で約1万円)程度かそれ以下で取引できるように価格設定が行われています。
今回の分割で190ドル前後だった基準価額は90ドル程度(2021年2月2日時点)にまで分割されています。1口あたりの必要資金が減ったことで格段に投資しやすくなったTQQQは要注目です!
TQQQの取り扱いがある国内業者を解説!
サクソバンク証券
サクソバンク証券はTQQQの現物取引、CFD取引の両方に対応したオンライン証券会社です。サクソバンク証券はデンマークのコペンハーゲンに本社を構えるサクソバンク投資銀行(A/S)の日本法人です。
サクソバンクグループは創業1992年、欧州・中近東・日本を含むアジアなど世界各国で25年以上に渡って金融サービスを提供してきた老舗企業。日本国内でも10年以上に渡ってFX/CFDを中心にサービス提供を行っています。
サクソバンク証券は世界23カ所の海外取引所に上場している株式・ETF・先物を豊富に取り扱いしています。TQQQも現物取引とCFD取引の両方に対応。投資スタイルに応じて銘柄を選ぶことができます。
上記の画像はサクソバンク証券のPC版ツール「SaxoTraaderGO」でTQQQの取引画面を表示させています。サクソバンク証券の取引ツールはプロ向けの本格仕様。
多彩なインジケーターを標準搭載、描画ツールや画面分割、比較チャートなど投資上級者でも十分満足できるハイスペックツールに仕上がっています。
国内業者でTQQQの現物取引とCFD取引に対応した業者は非常に貴重です。「TQQQの現物に投資したい」という方はサクソバンク証券が要チェック!
サクソバンク証券のCFD特集!手数料、取引時間、取引単位など徹底解説!
インヴァスト証券
ETFの自動売買という国内でも貴重なサービスを提供しているのがインヴァスト証券です。インヴァスト証券の「トライオートETF」では国内外ETF26銘柄を自動売買で取引可能。
「自動売買って設定が難しいんじゃないの?」と思われている方は必見です。トライオートETFの自動売買はたったの3ステップで取引がスタート可能。あらかじめ売買ロジックが用意されているので、リストの中から銘柄を選択→資金に応じて取引数量を設定→日々の成績をチェックするだけです。
上記の画像はトライオートETFでTQQQ銘柄を表示させたものです。売買ロジックごとに得意な相場があるため、相場状況をみて資金量を調整したり動かす銘柄を変更するのが取引のポイントです。
実際にトライオートETFを利用しているユーザーの半数以上は株式投資初心者です。自動売買なので「値動きに狼狽して売ってしまった」「含み損に耐えられない」などメンタル面で左右されることもありません。
含み益は確定利益に、含み損は損失として自動で損切りしてくれるので淡々と取引を重ねることができます。トライオートETFの詳しい解説は別記事にて紹介しているので気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
【インヴァスト証券】トライオートETF特集!使い方から運用方法まで徹底解説!
※IG証券では2021年3月29日(月)に「ProShares UltraPro S&P 500」の取扱廃止が決定されました。取扱廃止日当日に未決済ポジションがある場合、自動的に決済されるためご注意ください。
IG証券
IG証券はロンドン証券取引所に上場しているIGグループの日本法人です。IGグループはCFD営業収益で世界No.1(※)、FTSE250種総合株価指数にも採用されているグルーバルプロバイダーです。
IG証券の特徴は国内でもトップクラスの取扱銘柄数です。QQQやVOOなどの米国ETF、米国個別株、株価指数、債券先物、商品、外国為替まで17,000種類以上の金融商品を取り扱いしています。
これだけの取扱銘柄数があるのは国内業者でIG証券だけ。
※IGグループの財務情報よりグローバル大手CFD各社公表の財務データを比較(2020年6月時点、FXを除いた収益ベース)
上記の画像はIG証券のPC版取引ツールの取引画面を表示しています。IG証券ではマルチデバイス対応のWebブラウザ版ツールとスマホアプリの2種類を配信。
1つのプラットフォームでIG証券で取り扱いのある銘柄がすべて取引できます。取扱銘柄数だけでなく秀逸な取引ツールと豊富な情報コンテンツもIG証券の大きな魅力。
TQQQ取引対応!IG証券のCFDスマホアプリ!
IG証券は「トレーディング・アプリ」という高性能スマホアプリも配信しています。スマホアプリながらも28種類のテクニカル指標、19種類の描画ツールを内蔵しており本格的な相場分析が可能。
CFD取引に必要な発注・建玉管理・入出金管理などもスマホ1つで完結します。最新のマーケット情報も積極的に配信しており外出先でも取引チャンスを逃しません。
「スマホアプリでも米国ETFを取引したい」「アラート機能を活用したい」という方はIG証券のトレーディング・アプリが要チェック!
IG証券はCFD取引をするなら自信を持っておすすめできる国内業者です。別記事でも詳しく解説しているのでぜひチェックしてみてくださいね。