この記事では、SPXL(ディレクション・デイリー S&P500 ブル3倍ETF)を様々な角度から徹底特集!
楽天証券での具体的な買い方、購入方法も紹介しているので、SPXLに投資をお考えの方はぜひご活用ください。
資金効率を高めてSPXLに投資するならIG証券!
IG証券はSPXLの株式CFD取引に対応した証券会社です。株式CFD取引とは、現物株をやり取りせずレバレッジをかけて売買差益をやり取りする取引方法。
CFD取引では、最大5倍のレバレッジをかけることで資金効率を飛躍的に高めることが可能。空売りもできるため、米国株の下落局面では売りポジションを持つことで利益獲得のチャンスに変えることができます。
さらに、現物で保有している株式やETFがあれば反対ポジションをCFDで持つことで、一時的なリスクヘッジも可能。取引の幅が大きく広がるのがCFD取引のメリットです。
IG証券のSPXLの株式CFDでは、最大5倍レバレッジがかけられるため資金効率を高めて少額から取引できます。
IG証券は国内トップクラスの17,000種類以上のCFD銘柄に対応。SPXL以外にもTECLやSOXL、CURE、WEBLなど注目のレバレッジETFを網羅しています。
現物株式よりも資金効率を高めてTECLに投資されたい方はIG証券が要チェックです!
SPXLについて
SPXL(Direxion デイリーS&P500 ブル3倍 ETF)は米国を代表する株価指数の1つS&P500の3倍の値動きをする米国ETFです。
S&P500に対して1日あたりの変動率が約3倍
他のレバレッジETFと比較してドローダウンが低く、安定している
上昇トレンド継続でリターンは3倍以上に、下落トレンド継続で損失は3倍以上になる
経費率が0.95%とS&P500連動ETF(0.03%程度)よりも高め
S&P500連動ETFと比較して少額ではあるが分配金も出る
SPXLは通常のS&P500連動ETFに対して「1日あたりの変動率が3倍」になる銘柄です。保有した時点からポジションを持ち越した日ごとに3倍のレバレッジがかかります。
上昇する日が継続する場合は3倍以上のリターンに、下落する日が継続する場合には損失が3倍以上になるという特徴があります。
これは複利効果とよばれSPXLに限らずレバレッジETF全般に当てはまる特徴です。また、同じ値幅だけ上昇と下落を繰り返すレンジ相場ではリターンが逓減(徐々に目減りする)点にもご注意ください。
長期保有には細心の注意が必要ですが、短期的にレバレッジをかけて値幅を狙う場合には非常によいボラティリティを提供してくれる銘柄です。取引の際には、資金管理・ポジション量の調整に十分ご注意のうえお取引ください。
SPXL(Direxion デイリーS&P500ブル3倍 ETF)の概要
運用会社 | Direxion Investments | 国籍 | 米国ETF |
---|---|---|---|
カテゴリ | レバレッジETF | 市場 | NYSE Arca |
設定日 | 2008年11月5日 | 原資産 | S&P500インデックス |
決算 | 四半期 | 経費率 | 0.95% |
SPXLは米国の投資運用会社「ディレクション・インベストメンツ」が提供しています。ディレクションは1997年に創業、数多くのレバレッジETFやインバースETFを提供している運用会社です。
ニューヨークやボストン、香港などに拠点を置き運用資産総額は130億ドル以上。ニューヨーク証券取引所(NYSE)に71本、日本でも30本以上のETFを上場させている米国でも人気の運用会社の1つになります。
日本の株式市場に上場しているETFは1倍~2倍が一般的ですが、ディレクションのETFは3倍のレバレッジが効いたETFが主力です。相場の動きに合わせて積極的に利益を狙いたい方には最適な金融商品を提供してくれています。
SPXLとSPY(S&P500連動ETF)の比較
上記の画像はS&P500連動ETFのSPYとSPXLの価格変動率を比較したグラフです。一目見てもお分かりのようにSPYが平坦に見えるほど大きくアウトパフォームしています。
SPXLの最大のメリットは「上昇し続けている間は非常に高いパフォーマンスを発揮する」という点です。
特に、右肩上がりで連日上昇するような相場では、通常ETFと比べ物にならないほどのリターンをもたらしてくれます。
SPXLと他のレバレッジETF比較
上記の表はSPXLと他のレバレッジETF(SOXL:半導体、TQQQ:ナスダック100、TECL:情報技術)の過去5年の価格変動率を比較したグラフです。
単純な価格変動率では、SOXL、TQQQ、TECLがSPXLをアウトパフォームしています。もっとも、注目したいのはSPXLの値動きです。
SPXLは上昇率こそ目立ちませんが、大きく下げることなくジリジリと右肩上がりを続けています。レバレッジETFはその特性から連日上昇する相場でリターンが良くなります。
他のレバレッジETFよりもSPXLの方が値動きが安定しているので、保有している際のメンタル面では安心できます。この違いはSPXLがS&P500をベンチマークとしているからです。
S&P500は米国の株式市場を幅広くカバーする株価指数です。ハイテク株だけでなく、一般消費財、ヘルスケア、金融など多彩なセクターから選りすぐりの銘柄が組み込まれています。
SPXL(S&P500)の構成銘柄は?
SPXL(S&P500)の構成銘柄上位はGAFAM+テスラです。上位の銘柄はナスダック100(TQQQ)と同じですが構成比率が異なります。
S&P500はナスダック100よりもGAFAMとテスラの合計構成比率が低いのが特徴です。SPXLでは、この差分が他のセクターに分散されています。
多種多様なセクターに分散が効いているため、最大ドローダウンが低く米国株式市場全体の成長に投資できるのがSPXLの魅力です。
セクター別では情報技術セクターが最も高く、その他にはヘルスケア、一般消費財、金融といったセクターにも万遍なく比重が置かれています。
米国株式市場の成長を牽引するのはITセクターであることは間違いないですが、ハイテク銘柄は景気動向に敏感でボラティリティも高くなる傾向にあります。
各セクターに幅広く分散させつつ、レバレッジをかけて大きく利益を狙えるのがSPXLのメリットです。
SPXLに関するよくある質問
SPXLの取り扱いがある国内業者を解説!
次は、SPXLの現物取引、CFD取引に対応した国内業者を解説していきます。
IG証券
冒頭でも簡単に解説しましたが、米国株式/ETFのCFD取引で注目したいのがIG証券です。IG証券は全世界15カ国以上で事業展開、CFD営業収益で世界No.1のグローバルプロバイダー(※)。
SPXLをはじめとした米国株式/ETFは12,000銘柄以上に対応。株価指数、商品、外国為替を含めれば17,000種類以上の銘柄を取り扱いしています。
※IGグループの財務情報よりグローバル大手CFD各社公表の財務データを比較(2022年10月時点、FXを除いた収益ベース)
IG証券ではマルチデバイス対応のPCツールとスマホアプリを配信。PC版ツールはHTML5で記述され軽い動作でスピーディな発注が可能。多彩なテクニカル指標と描画ツール、豊富な注文方法も標準搭載しています。
IG証券のツールは株式/ETF、株価指数、商品、FXなど異なるアセットクラスも1つのプラットフォームで取引が可能です。取扱銘柄数では国内業者のなかでも随一の品揃えを誇るのがIG証券の特徴。
SPXLなどのレバレッジETFの他、S&P500の主要構成銘柄であるアップル、アマゾン、テスラといった銘柄もワンストップで取引できます。
「レバレッジをかけて短期間で大きく利益を狙いたい」「高性能な取引ツールを使いたい」という方はIG証券をぜひチェックしてみてください!
DMM 株
国内ネット証券会社でSPXLの現物取引に対応しているのがDMM 株です。DMM 株の特徴は「米国株式の取引手数料が無料」という点。
以下で解説しますが、SBI証券や楽天証券では約定代金に応じて取引手数料が発生します。
この点、DMM 株ではどれだけ取引しても取引手数料が0円。DMM 株は円貨決済のみなので為替手数料として1ドルあたり25銭が発生します。
SBI証券や楽天証券でも円貨決済を選択すれば、為替手数料が発生するのは同じです。DMM 株なら取引手数料の分のコストを抑えることができます。
取扱銘柄数はIG証券と比べれば少ないですが、SPXLやS&P500連動ETFなど厳選された主要銘柄を取り揃えています。
また、米国株式を信用取引の担保にできるサービスや最短即日のアカウント開設に対応しているのも注目ポイント。「SPXLの取引コストは抑えたい」「すぐにSPXLに投資したい」という方はDMM 株がおすすめ。
SBI証券
国内ネット証券会社で老舗のSBI証券もSPXLを始めとしたレバレッジETFを各種取り扱いしています。
S&P500のブル/ベア(SPXL/SPXS)、NYSE 20年米国債指数、ラッセル1000金融株指数、NYSE Arcaゴールド マイナーズ インデックスなど今、注目のレバレッジETFが取引可能。
SBI証券は米国貸株サービスや外貨入出金サービス、豊富な投資レポートなど大手ならではのサービスが魅力的な証券会社です。
長年に渡って国内で金融商品を提供してきたノウハウと実績は折り紙付き。「大手ネット証券会社で安心してSPXLに投資したい」という方はSBI証券がおすすめです。
楽天証券
楽天証券もSPXLの現物取引に対応した国内ネット証券会社の1つです。
新規の口座開設者数が順調に伸びており、投資初心者から上級者まで幅広い層に利用されている証券会社になります。
楽天証券の特徴は「楽天関連サービスとの連携が便利」「取引で楽天ポイントが貯まる」「各種キャンペーンが随時開催されている」という点。
楽天といえば楽天経済圏とも言われるほどグループ全体で多彩なサービスを展開している企業です。楽天証券もその1つ。
米国株式では取引手数料の1%(大口優待なら2%)がポイントバックされ、関連サービスでの利用が可能です。
また、新規口座開設者に対してキャンペーンや特典が非常に豊富なのも注目ポイント。「楽天は普段からよく利用する」という方は楽天証券が要チェック。
マネックス証券
国内ネット証券会社のなかでは非常に豊富な銘柄に対応しているのがマネックス証券です。
マネックス証券では米国株、中国株合わせて6,000銘柄以上を取り扱い。米国株式は約5,000銘柄に対応しておりSPXLはもちろん、個別株/ETFも多彩なラインナップがあります。
取引手数料はSBI証券や楽天証券と同水準ですが、マネックス証券は円から米ドルへの為替手数料が無料です。
米国株を円で取引できる円貨決済サービスも提供しており、円貨決済でも為替手数料が0円になります。
国内ネット証券会社でSPXLの取引コストを少しでも抑えたい方はマネックス証券もチェックしてみてください。
SPXLの買い方(楽天証券の場合)
以下では、楽天証券でのSPXLの買い方を解説していきます。
まず、楽天証券で口座開設を行います。楽天証券はWebからの申込みで通常であれば2~3営業日で口座開設が完了します。
口座開設が完了すると、公式サイトの右上「ログイン」から取引サイトにログインが可能になります。
登録したメールアドレスに記載のログインIDと設定したパスワードを入力。ログインすると以下の画面に遷移します。
画面上部のタブ「外国株式」をクリックすると、米国株式の銘柄検索画面が開きます。
検索窓にSPXLを入力。検索をクリックするとSPXLの詳細画面に遷移します。
SPXL(Direxion デイリー S&P500 ブル 3倍ETF)の画面が開いたのを確認。
右側の「買い」「売り」どちらかのボタンをクリックすると、取引画面が開きます。
SPXLの取引画面が開いたら、取引数量、注文方法、執行条件、決済方法、口座を選択します。
楽天証券に円で入金していると、円貨買付可能額に余力資金が反映されます。円貨決済の場合、そのまま購入することが可能です。
外貨決済(米ドル)の場合は、あらかじめ円⇒米ドルの為替取引が必要です。あとは、注文方法(指値、成行、逆指値)を選択。
口座は特定口座と一般口座の2種類が選べます。特定口座は確定申告が不要の口座です。すべての条件が設定できたら、予想受渡代金を確認し「確認」ボタンをクリック。
あとは、確認画面で内容をチェックして購入が完了します。以上が楽天証券でのSPXLの買い方です。
SPXLの買い方に関して、不明な点や分かりにくい部分があれば、当ページにコメントしていただくか、楽天証券に問い合わせして頂ければと思います。
S&P500の下落局面にはインバース型のSPXSも注目
長期スパンで素晴らしいパフォーマンスを見せているS&P500ですが、いかに強い米国株式市場といえど常に上昇し続けるわけではありません。
株価は上昇と下落を繰り返しながら、少しずつ上昇していくのが基本パターンです。昨年のコロナショック時にはS&P500も大幅な下落を記録しました。
S&P500の下落局面で活用できるのがインバース型のSPXSです。SPXSはS&P500と反対方向に300%の値動きを目標としたレバレッジETFになります。
「ここから下落トレンドが始まりそう」というタイミングでSPXSを保有すれば、ポートフォリオのリスクヘッジに活用することが可能。
当ページで解説している証券会社ではSPXLと合わせてSPXSの取り扱いもあります。取引の幅を広げるという点でSPXSにもご注目ください。
以下のページではSPXL以外のレバレッジETFを個別に特集しています。ナスダック100に連動したTQQQや米国の情報技術セクターに特化したTECLなどレバレッジETFにも多彩な種類があります。
各レバレッジETFの特徴やパフォーマンス、対応業者を詳しく解説しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。