この記事では世界的な半導体メーカー大手として注目されているNVIDIA(エヌビディア)の最新決算や今後の見通しについて解説しています。
あわせてエヌビディア株の買い方や購入方法、米国株式対応のネット証券会社やCFD取引に対応した国内業者も掲載。
「エヌビディアの今後の見通し・将来性は?」「株式はどこで買う?」と疑問に思われている方はぜひ参考にしてみてくださいね!
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エヌビディアやアップル、テスラなど米国の人気銘柄を筆頭に多彩な米国株式に投資ができます。取引コストに関しても、買付時の為替手数料が無料なのでお得。
※為替手数料に関しては定期的な見直しが入ります。
また、要注目なのが決算速報を通知してくれる「米国株決算フラッシュ」という機能です。米国株決算フラッシュは、銘柄分析ツール「銘柄スカウター米国株」に搭載されている主要機能です。
決算発表から数分以内に売上高、純利益、EPSを市場予測を交えつつ速報してくれます。さらに、新機能として業績予想(ガイダンス)も追加。
マネックス証券は立会時間も含め最大12時間取引に対応しており、引け後の決算発表にも素早く対応できます。米国株に投資するならマネックス証券が要チェック!
NVIDIA(エヌビディア)について
NVIDIA(エヌビディア)はPCグラフィックス処理や人工知能のディープラーニング、車の自動運転などで活用される高性能な演算処理装置(ICチップ)を開発、販売している企業です。
同社の主な事業は人工知能・ビックデータ技術者向けの「Tesla」「DGX-1」、ゲームPC用GPU「GeForce」、デザイナー向けの「Quadro」、などです。もともとゲームPC向けのGPU販売が事業の中核となっていました。
今のPCゲーム、および家庭用ゲーム機は非常に高画質・高精細の映像を映し出せるまでに進化しており、通常のCPU(中央演算処理装置)だけでは演算処理が追いつきません。
そこで、NVIDIAが開発しているようなGPU(Graphics Processing Unit)を拡張追加・統合することで処理機能を大幅に向上させ、高画質な映像を滑らかに表現しています。
もっとも、現在ではデーターセンター向けや人工知能(AI)向けの半導体チップが売上高の大半を占めています。すでにNVIDIAはAI半導体市場において世界的なシェアを獲得しており、業界トップクラスの企業です。
その他にも、ビックデータを活用した自動運転のスーパーコンピューティングや自律型ロボット、ドローン開発も推進。米大手半導体企業として注目されているのがNVIDIA(エヌビディア)です。
※CEOのジェンスン・フアン氏(引用:Bloomberg)
2023年5月30日、米エヌビディアは半導体メーカーとして世界初となる時価総額1兆ドル(日本円で約140兆円)を突破しました。
時価総額が1兆ドルを超えたことのある企業は全世界でも9社のみ。アップルやアマゾン、マイクロソフトなどと並ぶ歴史的な記録を達成しました。
世界的なAIの技術革新の波に乗り、最前線を走る同社の躍進からますます目が離せません!
NVIDIA(エヌビディア)の会社概要
企業名 | NVIDIA Corp |
---|---|
本社所在地 | 2788 San Tomas Expressway Santa Clara, CA 95051 USA |
設立年月日 | 1993年4月 |
代表者 | Mr. Jen-Hsun Huang |
業種 | IT・通信 (IT & Communications) |
市場 | NASDAQ National Market System |
従業員数 | 13,775人 |
NVIDIA(エヌビディア、NVDA)の株価
NVIDIAは1999年にNASDAQ(ナスダック)に上場。上場から15年以上株価は伸び悩んでいましたが2019年頃から右肩上がりで急上昇。
2021年11月には高値で346ドルを記録。もっとも、2022年は米国の金融引き締めからハイテク株は全面的に売られる展開に。
2023年に入ってからは一転、非常に力強い上昇をみせ最高値を更新している状況です。エヌビディアはコロナショック以降の世界的な半導体不足を背景に市場でのシェア拡大を続けています。
特に、データセンターや人工知能のディープラーニングなど「HPC:ハイ・パフォーマンス・コンピューティング」向けの最先端GPUは需要が高まっており、同社の製品が活用されています。
スタンフォード大学の研究チームでは同社の「NVIDIA Clara™(医療向けAI画像処理装置)」を活用し、ヒトゲノムのDNA解析で世界最速記録の樹立を発表。
さらに、2022年11月にリリースされた対話型チャットAIの「ChatGPT」は全世界に衝撃を与えました。
次世代の高性能AIがオープンソースで公開されたことで、人工知能に対する認知が全世界で急加速。人工知能関連銘柄の筆頭としてエヌビディアの株式が買われている状況です。
ChatGPTのようなAIは膨大なテキストデータを機械学習によって読み込ませます。このとき、エヌビディアが開発しているような高性能半導体チップが活用されます。人工知能はマイクロソフトやグーグルといったビックテックがしのぎを削って開発しており、今後も要注目のテーマです。
NVIDIA(エヌビディア、NVDA)の業績、決算情報
エヌビディア2024年度第3四半期決算
- 売上高
- 181.2億ドル(予想160億ドル)〇 市場予想を上回った
- EPS
- 4.02ドル(予想3.36ドル)〇 市場予想を上回った
- ガイダンス
- 第4四半期売上高:210億ドル(予想179億ドル)〇 市場予想を上回った
※出所:エヌビディア決算情報よりFX手とり作成
2023年11月21日に発表された第3四半期決算では売上高が181億2,000万ドル(前年同期比206%増)、EPSは4.02ドル(前年同期比593%増)という驚異的な売上を叩き出しました。
エヌビディアほどの時価総額を持つ企業が前年同期比で売上高を206%(約3倍以上)伸ばすのは驚異的です。日本円に換算すれば約1兆8,300億円にもなります。
売上高・EPSとも市場予測を大幅に上回っており、売上高は過去最高を更新。純利益にいたっては昨年が6億8,000万ドルだったところから今期は92億4,000万ドルと約13.6倍にまで増加しています。
エヌビディアの今後の見通しは?
同社は今決算について「次の波が押し寄せている」「エヌビディアのGPU、CPU、AIは成長エンジンとしてフルスロットル状態です」と発表。「次の波」とはWindowsに代表される汎用コンピューターからAIを活用し、よりパーソナライズされたコンピューティングへの移行を示しています。
さらに、1兆ドル規模のデータセンターインフラ市場において、企業は生成AIをあらゆる製品、サービス、ビジネスプロセスにAIを適用しようと躍起になっています。これら新時代の動きに真正面から答えているのがエヌビディアです。
エヌビディアの半導体チップはAIの機械学習やデーターセンターのような大量のデータを同時に処理するのが得意です。すでに大規模言語モデルを搭載したAIクラウドサービスを先行して提供しており、生成AI専用の最新GPUを「Google Cloud」に提供するとしています。
ChatGPTの出現により、ビックテックを中心にAI開発競争が激化しています。エヌビディアは独自の生成AIモデルやサービスを構築したい企業顧客に対して、サービスを提供するとしており、需要の増加に伴い今後も大幅な売上高の増加が見込まれます。
エヌビディアの今後の展開には要注目の銘柄です!
エヌビディア株に関するよくある質問
- エヌビディア株は1株いくらで買える?
エヌビディアの株価は2023年12月4日時点で468ドル/1株です。日本円では約69,000円になります。米国株式は1株単位から購入可能なので現物株式であれば1株あたり約69,000円で現物株式に投資が可能。
差金決済取引であるCFD取引であれば最大5倍のレバレッジをかけられるため、1株あたり約13,700円からエヌビディア株に投資できます。
- エヌビディア株のおすすめ投資方法は?
ある程度まとまった資金でじっくりと値上がりを待つのであれば現物株式や投資信託/ETFがおすすめです。エヌビディアは半導体セクターの注目銘柄として多くの投資信託、ETFに組み込まれています。
短期~中期スパンで積極的に売買を繰り返すのであればCFD取引がおすすめです。最大5倍のレバレッジを効かせることで資金効率を飛躍的に高めることが可能。
空売りもできるので取引に幅がでます。CFD取引に関しては別記事で分かりやすく解説しているので気になる方はご一読ください。
- エヌビディアの配当利回り、株主優待は?
エヌビディアは定期的に配当を出していますが、非常に少ないため配当狙いには向かない銘柄です。株主優待に関しては、米国株式に株主優待は原則的になく、エヌビディアも実施していません。
- エヌビディアを取り扱いしている業者は?
国内ネット証券会社でエヌビディアの現物株式が購入できるのはDMM 株、SBI証券、楽天証券、マネックス証券などです。
CFD取引であれば、IG証券、GMOクリック証券、サクソバンク証券などがエヌビディアの株式CFDに対応しています。以下では各業者の概要について簡単に解説しています。
NVIDIA(エヌビディア)のCFD取引対応業者一覧表
業者名 | 取引手数料 | 銘柄数 | 特徴 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
![]() | 2.2セント/株 | 約17,000種類 | 収益ベースでCFD世界No.1(※) 取扱銘柄数でも国内トップクラス | ![]() |
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※IGグループの財務情報より(2022年10月時点、FXを除いた収益ベース)
IG証券
IG証券は国内CFD業者の中でも最多の取扱銘柄数を誇る業者。その銘柄数は17,000種類以上、そのうち株式CFDは12,000以上の銘柄に対応しています。
これだけの銘柄数が取引できるのは国内でIG証券だけ。NVIDIAを含め、今注目のTSMC(台湾セミコンダクター)、ラム・リサーチ、アプライド・マテリアルズ、クアルコム、ASMLといった銘柄もCFD取引が可能です。
IG証券の株式CFDでは最低取引単位は1株から、レバレッジ5倍(維持証拠金率20%)なのでエヌビディアであれば1株当り13,700円から取引がスタートできます。
CFD取引は国内株式でいうところの信用取引と同じイメージです。レバレッジをかける分だけ損益の振り幅は大きくなりますが、現物で投資するよりも短期間で大きな利益を狙うことができます。
また、現物で保有している銘柄があればCFDで反対ポジションを持つことで一時的なリスクヘッジにも活用可能。現物よりも必要資金が少ないため、効率良く投資の幅を広げることができます。
米国株式のデイトレードなど、売買回数を増やして積極的に利益を狙いたい方はIG証券でのCFDがおすすめ!
サクソバンク証券
サクソバンク証券はNVIDIAのCFD取引と現物株式の両方に対応した業者です。サクソバンク証券の株式CFDの特徴はプロ仕様の本格的な取引ツールです。
株初心者やFX初心者には少し扱いが分かりづらい部分もありますが、非常に機能性が高くより本格的な取引環境が構築することが可能。
サクソバンク証券はCFD銘柄計12,000種類以上を取扱い、日本株式1,500銘柄も新たに追加されより便利になりました。
また、2021年10月より米国株式/ETFにて確定申告が不要な特定口座にも対応しています。エヌビディアの現物取引は特定口座の利用も可能です。
米国株式だけでなく日経225やNYダウなどの株価指数、金、原油などの商品銘柄も取り扱い。取引ツールは本格的なものを使いたいという方はサクソバンク証券が要チェックです!
エヌビディア株の現物取引対応!証券会社を解説!
証券会社 | 取扱銘柄 | 取引手数料 | 特徴 | 公式サイト |
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※取引手数料はすべて税抜の金額を掲載しています。
※1:口座数上位5社(auカブコム証券、SBI証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券)で2018年〜2022年の5年間の新規口座合計数で比較、楽天証券調べ。
※2:moomoo証券はどの米株銘柄でも、200株まで取引手数料が一律1.99ドル(税抜)。201株以降は約定株数×0.0099米ドル(税抜)。取引手数料の他に現地清算費用0.006米ドル/株が発生。
DMM 株
「取引コストを抑えたい」「ツールは分かりやすい方がいい」という方におすすめのネット証券がDMM 株です。DMM 株では米国株式の取引手数料が無料です。どれだけエヌビディアの株式を購入しても取引手数料が発生しません。
米国株式の取扱銘柄数は約2,500種類と充実のラインナップ。NVIDIAを含めた米国株式の注目銘柄、人気銘柄で取引コストを抑えて取引可能です。
日本株式は取引手数料が発生しますが、大手ネット証券(SBI証券、楽天証券、GMOクリック証券、マネックス証券)の中でも最安値水準の取引手数料で提供しています。
取引ツールはWebブラウザ版とインストール版のPCツール2種類に加えて株専用のスマホアプリを配信。使いやすさを求めるならWebブラウザ版の「DMM株 STANDARD」がおすすめです。
さらに、スマホアプリは「かんたんモード」と「ノーマルモード」のモード切替に対応。DMM 株は取引コストの低さとツールの利便性が両立したネット証券会社です。
SBI証券
大手ネット証券の中でも老舗企業のSBI証券。国内株式から海外株式、投資信託、債券、FX、CFDと多彩な取引方法に対応している総合ネット証券会社です。
SBI証券では豊富な米国株式を取扱い。業界最安水準の取引手数料でコストを抑えてNVIDIAの現物株式が購入できます。
SBI証券の米国株式では注文方法に逆指値注文を使えるのがポイント。逆指値を新規注文に使えばトレンドを逃さずしっかりと流れに乗れます。決済に使えば株価下落時の損失を想定内に抑えることが可能。
また、住信SBIネット銀行を利用されている方であればSBI証券への外貨入出金は手数料が無料になります。米国株式に関する豊富なマーケット情報や決算速報ニュース、注目のイベントも随時公式サイト上で公開。
外国株式ゼミナールも開催されているので海外株式に始めて投資するという方でも安心して取引に望めます。
楽天証券
大手ネット証券の楽天証券でもNVIDIAの現物株式を取扱い。楽天証券もネット証券ならではのリーズナブルな手数料が魅力的な業者です。
楽天証券で注目したいのが株式専用スマホアプリが非常に高機能という点。楽天証券では「iSPEED for iPhone/Android」という株取引専用スマホアプリを提供しています。
楽天証券の株取引アプリでは株価や市況、最新ニュースにチャート画面など自分が表示させたい画面をカスタマイズする機能が搭載されています。
「My page機能」では30種類以上のパーツを組み合わせて、自分だけの投資情報画面が作成可能。マイページは最大10枚まで作成できるので、チャート分析に特化させたカスタマイズや情報収集に特化させたカスタマイズなど好みに応じて表示画面を操作できます。
「普段からスマホで取引をする」「外出先でもチャートをチェックしたい」という方は楽天証券の株取引アプリにぜひご注目ください。
画像処理半導体のトップを走るNVIDIAから目が離せない!
ここまでNVIDIAについて詳しく解説してきましたが、いかがでしょうか。エヌビディアは画像処理半導体のパイオニアとして業界で圧倒的な存在感を放つ企業です。
新技術も続々と開発され世界中から注目を浴びています。今後も様々な分野での活用と応用が期待されているNVIDIA。ぜひこの機会にNVIDIAの株式を取引してみてはいかがでしょうか。